なんとかテーマに沿った記事になったかと思われ…

えー、この記事は
Ingress & Wayfarer Advent Calendar 2021(その1) の12月13日の記事です。
その2もあります)

去年は忠臣蔵の討ち入りの話しをした気がします。違ったっけ?
…一日早かったら日本沈没とか物騒なこと書いてましたね。
最近同名のドラマあったらしいですが、多分、無関係です。観てないですけど。

Ingress において、日本沈没と云えば、CFで日本を覆ってしまうことです。
それがあったのが2014年12月13日。当日開催されたアノマリーでの出来事でした。
まあ、正確には北海道だけ沈んでないので、北海道以外日本沈没って感じなんですけど、その代わり韓国も沈んでアノマリー開催地二箇所がCFで覆われると云う前代未聞の事態でした。
以上、説明終わり。

詳しく知りたい方は Ingress 日本沈没で調べると色々出てくるので、調べてみるのもいいんじゃないでしょうか? その後、国内を完全に沈める作戦が展開されたりもしてます。

先日サービス開始から9周年を迎えた Ingress ですが、色々あって絞り切れない。
Ingress は個人的にも色々あって、なに書こうかずーっと迷ってたんですけど、たまーに持ち込まれる陣営間での行き違いの調整とか、ガーディアン攻略とか。
なかなか絞り込めずに、どーしよっかなーとか思ってました。

気づけば〆切目前で、テレグラムでメンション飛んできて気付きました。もう前日です。

そう云えばどっかで、いろんな楽しみ方のあるゲームです
とか書いちゃった記憶があるんですが、どこだったっけ?

えっと、確か、
ちょっとした町歩きに意外な発見を与えてくれるゲーム
とかも書いた気がします。

その点について、私なりに少し書いてみようと思います。

私、最初についた英語の先生が、戦後上がりの体罰教師だった所為か、英語が超が付くほど苦手で、未だに中学校レベルの英語でもヤバい感じなのですが、その英語で、セレンディピティと云う言葉があります。

wikipedia からの引用だと、

セレンディピティ英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

以上、引用終わり。

この言葉に触れた時、直感的に、
あ、これ Ingress のことだ、と思いました。

何年か前、イベントで取材されたことがあるのですが、
その際、日常に出会いをもたらしてくれるゲーム、と答えています。

普段歩いている町中で、それまで気づかなかった意外なものに気づかせてくれたり、本来なら出会うことのなかった、人と人との結びつきをもたらしてくれたり、等々…

例を挙げると、
私の場合、活動初期に幾つかのポータル申請を行っているのですが、住んでいる地域には、かなりの頻度で神社が存在しており、その神社の多くが龍神や龍王などの龍を祀った神社でした。
地元は海岸に近い地域で、古い埋立地であることは知っていたのですが、期せずして、その地域が以前から水難、海難に悩まされ、海とともに生きてきたことを実感するに至ります。

外部から越してきて、地域の歴史に無関心だった自分を考えると、Ingress に出会わなければ、恐らく、そうした見地から地域を見て、考えることは無かったでしょう。

人を外に連れ出すことを目的とした位置情報ゲーム(と云うと異を唱える人がいるんですが、ここでは仮にそう云っておきます) Ingress において、最も近い理念とは、このセレンディピティではないか、と考えてます。

Ingress における wayspot ポータルがどのくらいあるのか、正確に把握しているワケではありませんが、現在、相当数のポータルがあります。

それらの場所に人を動かし、引きつけると云うシステムは、位置情報ゲームだからこそ成せる技で、人を引き寄せる魅力を持った場所を発見し、更に引き寄せる付加価値を与えるのが、こうした位置情報ゲームの本質です。

そうした場所が代り映えのしないものだったり、どれも似たようなものであれば、その魅力も付加価値も目減りします。

遺跡、歴史的建造物、神社仏閣、文化的な公共施設。どれも wayspot としては充分な説得力を持っています。ですが、仮にそうした、似たような場所ばかりになってしまうと、恐らく Ingress 本来の理念である、人を外に連れ出す、と云う効果は徐々に期待できなくなっていく気がします。
新たな驚きや発見のない道行を、果たして冒険と呼ぶでしょうか?

私は、町中の意外な何か。奇妙な置物や人目を惹く看板等、そうしたものを織り交ぜることで、普段の町歩きをちょっとした驚きと発見の冒険に変える。それこそが Ingress の本当の魅力ではないかと思うのです。

Ingress ではAGが見つけた候補を wayspot に申請、推薦していますし、Wayfarerでは、様々な人が自分なりの見解で wayspot の審査を行っています。
勿論 Niantic の示した基準に従う必要はありますが、
そこに貴方が見たいもの、見せたいものを付け加えてみてください。

それが町中の冒険につながると思います。

ご精読ありがとうございました。


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