RTA自動ラップソフト『RunLeash』の活用事例 Splatoon 3 Any% 4.1+
はじめに
本記事では、RTAで使用されるタイマー『LiveSplit』で Split を切るツール『RunLeash』の活用事例として Splatoon 3 Any% 4.1+ を紹介します。
RunLeash は画像認識によって Split を切るツールです。
あらかじめキャプチャしておいた画像に近づいたタイミングや、外れたタイミングで Split を切ることができます。
実際に Splatoon 3 を走られている方や、画像認識で自動で Split を切ってみたい方は読んでみてください。
動作映像
次の動画は、RunLeashの実際の監視画面を映してRTAを通した映像です。所定の Split で LiveSplit へ Split を切る命令を送っています。
RunLeash で認識する箇所については YouTube のチャプターをご参照ください。
動作確認ソフトウェア構成
OBS 29.1.3 64 bit
obs-virtualcam 3.1.0
GitHub: https://github.com/Avasam/obs-virtual-cam/releases/tag/3.1.0
RunLeash に認識させる映像を送る用です。
キャプチャーボードを内蔵型にすると不要かもしれない(GC573で確認)
RunLeash V1.94
ドキュメント: https://autosplithelper-firebase.web.app/docs/02install/
記事作成時の最新バージョンは V1.95 ですが、V1.95 で大丈夫です。
導入方法
記載内容は最低限です。RunLeash の各設定画面は公式ドキュメントをご参照ください。
キャプチャーボードの解像度
著者のプロファイルを利用する場合は、Nintendo Switch をキャプチャする解像度を 1920x1080 に揃えます。
Nintendo Switch の映像出力設定や、キャプチャデバイス設定をご確認ください。
OBS仮想カメラで RunLeash にゲーム映像を送信する
OBS の [ソース] 欄より Nintendo Switch の映像を取り込んでいる映像キャプチャデバイスをさがします。
これを右クリックし、[フィルタ] > [エフェクトフィルタ] で VirtualCam を選択します。 OBS が obs-virtualcam を認識していれば項目として表示されます。
Start ボタンを押すと、Target Camera で指定している箇所に映像が送信されます。
RunLeash の設定インポート
下記に RunLeash のプロファイルの共有リンクを記載しています。とりあえず Google Drive で共有しています。
▼RunLeash プロファイル「Splatoon 3 Any% 4.1+ chart_2 stages es」
https://drive.google.com/file/d/1yaI0IWWh43CjUAi39YxE_cvfUoQLxg1j/view?usp=sharing
※YouTube の実践動画から、ボスヤカンに入る Split が追加されています。
これを RunLeash でプロファイルとしてインポートしてください。
設定の確認
インポート後、RunLeash の設定から下記を確認します
General
[自動化の対象] で □Split にチェックが入っているか確認
Virtual Capture
[デバイス名] が OBS仮想カメラで送信しているデバイスか確認
Hotkey/LiveSplit
[その他] □LiveSplit と連携する にチェックが入っているか確認
以上で設定は大丈夫かと思います。
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