Σリーグ第三節 2試合目 拝田頼選手

L「4/23(日)Σリーグ第三節。今回はチームANC PURPLE BATS所属の拝田頼選手にインタビューさせて頂くことになりました。」
「この度は後少しで2着は目前にあったものの、一発でなければ耐えれていたのが一発での不運な放銃。1試合目の甲森選手と合わせてオーラスでの悔しい悔しい3着3着といった結果となりました。まずは率直な感想をお聞かせ下さい。」

一発裏条件。なにも一発で掴まなくても

拝田頼「まずは『やっちゃった』という気持ちが強いです。今回の対局は細々とした改善点はあれど、全体的に大きなミスはなく進められていたつもりでした。最後の選択さえ間違えなければ、という後悔の念がかなりあります。特に今回は今期初登板ということもあり、弾みをつけるためにもと腕を振り回して出ていったので。」

L「ありがとうございます。腕を振っていった印象は視聴者からも見させていただきましたが、あと一歩が実らず、といった印象でした。」

L「早速試合の方に移っていきましょう。東2局アサダスズメ選手に7700の放縦。ご自身でも振り返られておりましたが、こちらの放縦が致命傷となったとおっしゃっていましたが、改めて振り返られて何か反省点などありましたでしょうか。」


アサダスズメ選手から出た白をポンして
白ドラドラの手の一向聴にとるも4pが捕まってしまう。

拝田頼「ここの局はこのまま進めば最終的に1,4p放銃は避けられなかったのかなと思っています。しかしながら、放銃に至るまでの道のりとして、まずは4mを切るところからだったかなと反省しています。白をポンしてからの選択肢が多く(1,2,4p,3,4m)悩んだ末の選択がこの結果でした。」


L「ありがとうございました、手組の段階での後悔ということですね。しかしその後流局を耐え、見事東4局4本場の立直平和ツモで供託3本と4本場につけ浮上されました。」
L「続く東3局、アサダスズメ選手から2m切りの立直が入ると、宣言牌である2mをポンし、断么九ドラ赤の一向聴に取られました。即座にアサダスズメ選手に和了されましたが、ようやく放縦点を回復したところから積極的な姿勢を見せていただきました。私だと縮こまってポンの発声が出来なさそうだなと思ったのですが、この時の思考をお聞かせください。」

宣言牌2mを怯むことなくポン。

拝田頼「この場面は個人的にはポンが安定なのかなと感じていました。理由としては自身の手牌が6ブロックで、ポンして9mの対子を落とせばブロックを減らしつつ断么九に進めること、鳴いても3翻あること、ポンすることでアサダスズメ選手の一発を消せること、カンチャンペンチャンがないことが主です。立直者に対する安全牌も2mくらいしかなかったので、ある程度は自分本位に行ってもいいかなと。」

L「なるほど、そう聞くとポンの選択がかなり有効に思えるようになりました。続きまして東4局、6pドラが重なったとき、9s9sと落とし、見事カン2sのドラ3赤の聴牌を迷わず立直の選択をされました。こちらかなりの勝負手なため、好形を求めて聴牌外しなどする選択肢もあるのかなと思いましたが、結果そのまま立直が大正解となりました。手順についてお伺いしてもよろしいでしょうか。」

9s対子落とし
カン2sで即立直
結果ひらめ選手からの跳満と大きく点数を伸ばす。

拝田頼「実はこの局も個人的に迷いの多かった局でした。手なりで進めていったら雀頭の候補が9m,9s,6p,5mとどんどん変わっていき、毎順毎順『これでいいのかな』と不安でした。手順としても最終形をシャンポンにするか、両面の可能性を残すかも悩みました。カン2sでテンパイした際も、一度外して両面変化や断么九変化もあるなーと立直した後に悩んだりしましたが、結果としてうまく行ったのでホッとしました。」

L「結果悩みながらとのことでしたが、見事な跳満でした。さて、今回の半荘は不運な3着となりましたが、しっかり打ってしっかり攻めてしっかり守るといった姿勢を視聴者に見せていただいて、ファンの皆様も安心してみていられたと思われます。」

L「ANC PURPLE BATSは3着3着と少し持ち点は減らしたものの、まだまだ26.7とプラス域に推移しています。初の連覇ということもあり、Σリーグ視聴者並びにANC PURPLE BATSのファンからも大いに期待を持たれていると思いますが、ファンの方に向けて一言お願いします。」

拝田頼「今節、たくさんの方に背中を押されながら登板したにもかかわらずご期待に添えなかったこと、本当に申し訳なく思っています。しかしながらリーグは始まったばかりですので、ここから取り返すべくチーム全体で支え合って戦ってまいります。個人成績としても、リーグ通してのポイント+を目指して頑張りますので、引き続きの応援を何卒よろしくお願いいたします!」

L「ありがとうございました。ANC PURPLE BATS所属、拝田頼選手のインタビューでした。」


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