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DJで空気を「読む」能力の話 / ΣISAKA的DJのやりかた #8

1.序文

こんにちは、ΣISAKAです。今回は#7と対になる記事を書こうと思います。前回の記事と照らし合わせながら読んで頂けると幸いです。何卒。ここにおける空気を読むとは、世間一般における「空気を読む」とほぼ同義と考えて頂いて大丈夫です。それでは早速本編へ。

2.DJで空気を「読む」能力その1

僕の考えるDJとして空気を読む能力の1つ目は

フロアの様子を伺えること

です。前回の記事で「自分の作りたい空間形成のための選曲を考える」能力の話を書きましたが、これと少し関わりのある話です。自分の作りたい空間形成をDJで実践するためには、

・今現在のフロアがどんな状態か
・今までの流れがどんなもので
・今までどんな楽曲で盛り上がったか
・今パーティーが始まってからどれくらい経ったのか
・お客様の体力はどんな状態か

これらのようなイベント会場にある要素を全て把握した上で、どのようなアプローチをすれば自分の作りたい空間を作る為の最適解が生まれるかを考える必要があります。僕がセトリを組まないでプレイする理由の一つでもありますが、こういった要素をくみ取ってプレイしたいからという理由があります。当日のフロアの様子はその瞬間にならないと分かりません。

そのため、事前にガッチガチのセトリを組むとそのセトリが上手く機能しない場合もあり得ます。これは気を付けなければならない点で、事前にセトリを組んでくる場合は様々な状況を先読みして複数のパターンを考えておくと良いかもしれませんね。

3.DJで空気を「読む」能力その2

続いてですが

フロアにいること

だと思います。これは演者として会場にいる場合でも来場者として会場にいる場合でも同じだと思います。「営業活動」としてその場にいると割り切っているのなら特に問題ないのですが、折角イベント会場にいるのならフロアの生の空気感やその空気感の移り変わりを感じることも大切だと思います。勿論ずっとフロアにいるのも考え物ですが・・・交流ももちろん大事。その辺の折り合いは各個人に依ると思うので自分なりの線引きをしておくといいと思います。

4.DJで空気を「読む」能力その3

最後、3つ目ですが

その場の空気を読めること

です。最後に来て訳が分からないと思いますが、詳しく書いていきます。
この内容における「その場」とは「イベントにまつわる全ての時間」を指します。無論演者の場合来場者の場合双方で必要な場面があったり、それぞれで必要な場面があったりと具体例を出すとキリがないので簡単にいくつかだけ例示します。あくまで個人的な考えなので悪しからず。

演者でもお客さんとしてでも必要な空気を読む場面

・会話に入るときは適切なタイミングで
・お酒飲めないのに強要されたときはやんわり逃げる
・お酒に吞まれない(吞まれると適切な行動ができなくなるので)
・人とぶつかったらちゃんと誤る

演者として必要な空気を読む場面

・音出しで余計な時間を使わない(他の方の音出しができなくなるため)
・お酒飲めないときにブースにお酒が来た時にやんわり断る

来場者として必要な空気を読む場面

・演者さんに声をかけるタイミングを考える(番手前で準備してたりイベントに関する打ち合わせをしていることもある為)
・イベント終了後は速やかに帰る、演者さんに声をかけるときは手短に

ざっとこんな感じでしょうか。個人的にお酒が飲めないと公言しているにも拘わらずお酒を飲ませようとしてくる人からは全力で逃げた方が吉だと思っています。自分にも他人にもいいことがありません。勧めてくる当人は善意でしていることかもしれませんが、相手の立場に立って物事を考えられていない時点で近づいても不幸を周りにまき散らすだけの場合が多いので注意です。空気を読みすぎて肩身が狭くなるのも問題なので上手に立ち回る練習も必要だと思います。僕も立ち回りが上手いとは言えない人間なので勉強中の身ではありますが、この点についてはそもそも人としてちゃんとする為に必要なことなので練習して損は無いと思います。人付き合いって難しいですよね。うん。

4.あとがき

少し短めですが今回はこんな感じです。前回の空気を「作る」能力と今回の空気を「読む」能力はそれぞれ違う部分があれど通じている部分もあるので、どちらかだけを突き詰めるのではなく、バランスよく両方の能力を引き上げられるようにできるといいですね。

そういえば現在2021冬アニメの最終回ラッシュが来ているわけですが皆様いかがお過ごしでしょうか。僕はひぐらしの続きが夏と聞いて今か今かと待ちわびています。あとは弱キャラ友崎くんというアニメが結構面白かったです。一見オタク矯正ラブコメに見えますが、所々実生活で役立つ考え方が出てくるのでオススメ。中身全部鵜呑みは危険です。お気をつけて。来期も色んなアニメやるみたいで楽しみですね。それでは今回はこれくらいで。また次回。


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