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DJをやる前に確認しておきたいこと / ΣISAKA的DJのやりかた #2

0.序文

こんにちは、ΣISAKAです。今回はDJをやる前(DJになる前)に確認しておきたいことを書いていこうと思います。内容としては前回の記事を更に細かく記述していくような形になると思います。大きい項目として1つ、そこからいくつか細かい点について書いていきます。前回に引き続き技術的な内容は一切入っておりません。悪しからず。

1.DJをやる前に確認しておきたいこと

僕がDJをやる前に必ず確認している事は

「DJである前に人としてちゃんとしているか」

です。

では何をもって僕が「人としてちゃんとしているか」チェックするか、それは以下の通りです。既にデビューされている方は会場入りからイベント終了までをイメージしてみて以下の項目をご覧ください。

1.礼儀正しくあるか
2.清潔な身なりをしているか
3.適切なコミュニケーションのとり方ができているか
4.場のルールを把握して遵守しているか
5.周りの人に迷惑をかけていないか

ここからは以上に並べた各項目について詳しく書いていきます。

2.「礼儀正しくあるか」とは

辞書によると「礼儀」とは

1 人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。「礼儀にかなう」「礼儀正しい人」「親しき中にも礼儀あり」「礼儀作法」

2 謝礼。報謝。

(goo辞書より引用)

と定義されています。つまり他の方への敬意を忘れないことです。

自分がDJさせて頂く場は自分1人で作る訳ではありません。共演する出演者の方々、会場のスタッフさん、そして来場されるお客様がいなければ、イベントも自分のDJもその場に存在できません。これは自分がイベントにどのような形で関わることになっても同じです。自らが成立させようとしてるDJイベントには必ず自分以外の存在なしには有り得ません。

そういった方々への敬意を忘れてしまうと足元を掬われると思っています。調子に乗って礼儀を忘れた人は周りからどう見られるか考えるととても怖い。

これは余談なのですが、よく意識高い系とかウェイの人のtwitterのbioに「〇〇(任意の文字)に感謝。」みたいな内容があったりしますが、これって割と大切なことなんだなと思います。意識高い系とかが書くと何故か腹立つのが不思議ですね。

3.「清潔な身なりをしているか」とは

これは説明不要です。DJという「人の前に立つ」人間として最低限の身なりは必要だと考えています。DJは芸事の一種でもあるため、「人に見られている」という意識は最低限必要だと思います。


一つ誤解されたくない点として、これは「良い服、高い服などを買え」ということではありません。というか高い服を買っても似合わないといい印象は持たれません。自分が好きな服で、その上で自分にあった服や髪型などを意識するといいと思います。僕は服や髪型などについてそれほど詳しいわけではないのでこの辺で。最低限って定義が難しいですね。

4.「適切なコミュニケーションのとり方ができているか」とは

個人的にこれが最も難しい点だと思います。僕が考える適切なコミュニケーションは

1.話相手との適正な距離感を把握できているか
2.初対面の人との関わり方を誤らないこと

の二点です。

話相手との距離感の計り方って非常に難しいです。僕はお世辞にもコミュニケーションが得意な方ではないので、相手との距離感が掴めないことが多いです。ここで僕なりの解決法として、「気持ち遠目の距離感で会話してみること」を意識しています。いきなりズカズカ近い距離で話すほど度胸無いのでまずは全力で適正距離を測ります。初対面の人との話し方は特に気を付けます。話した時の第一印象はとっても大事ですからね。

5.「場のルールを把握し遵守しているか」とは

個人的に多くの方がこれを見落としているような気がします。DJやイベントにおける「場」とは、イベントが開催されているお店のことを指します。

どの会場でも当たり前とされているルールとして「機材の上を通してドリンクのやり取りをしない」や「機材の上にドリンクを置かない」(これらのルールは、どちらも機材にドリンクがかかってしまい故障することを防ぐためのルールです)が代表的ですが、この他に会場それぞれでのルールとして「喫煙場所の指定」や「荷物を置く場所の指定」なとがあるかと思います。僕が過去に出演させて頂いたとある会場では「機材周りのケーブルを差し替える際はスタッフさんに一声かける」というルールが存在している事もありました。このようにどの会場でも共通のルールであったり、各会場ごとに決められたルールがあるのでそれを遵守しなければならないということです。

ここまで聞いてピンと来ない方は日常生活を思い浮かべてみてください。少し前にニュースになった、「マスク着用での入店をお願いします」という張り紙のあるお店にマスクをせずに入店しようとして追い払われた某著名人を思い出してみましょう。
彼はそのお店という場のルールを破った為に追い払われました。(無論感染症対策のためでもありますが)かなり大きい括りで考えるとこれと同じことです。

その場でのルールを守れない人は大体何かしらの形で悪影響を受けます。イベント会場でも同じだと思います。ルールを守れない人は「あの人は人としてちゃんとしてないんだな」って思われると考えておいた方がいいと思います。

6.「人に迷惑をかけていないか」とは

これも説明不要だと思います。周りの人に迷惑をかけないこと。日常生活でも当たり前に考えることですね。

「イベント会場だから」「酒に酔っていたから」人に迷惑をかけてもよいということはありません。クラブイベントという非日常空間で羽根を伸ばしたいが為に周りの人に迷惑をかけることは周りの人の「非日常で羽を伸ばしたい」「音楽を楽しみたい」という思いを阻害することと同義です。特に演者側として会場にいる場合、お客様の楽しみを奪うことになります。

泥酔した人の写真を載せてtwitterにアップしている方をよく見かけますが、あれは知っている人だから、身内だから楽しいものであって、外の人間から見たら「このイベントって泥酔者が多いんだな」「このイベント怖いから近づかないでおこう」と思われる可能性が高いことを忘れないようにしています。酒に呑まれてる人を見て楽しいのは近しい人間だけです。

7.まとめ

ざっくりまとめます。
まず、DJである以前に一個人の人間としてちゃんとした状態で会場に向かうことを忘れないようにしています。身なりを整えて、礼儀正しさやコミュニケーションのとり方、会場のルールを把握した上で周りの方に迷惑をかけないように1日を過ごす。

前述の項目のどれかが欠けていると、どれほどDJが上手くてもいい印象を持たれることは無いと僕は考えています。イベントに対して、お客様に対して、会場に対して、そして自分自身に対して誠実である意識を常に持つようにしています。ある程度場数をこなした時こそこういった部分が欠落することが多いと思います。また元々ちゃんとしてない人はいずれ何かしらで炎上したり、イベントに呼ばれることもなくなってフェードアウトしていく人を見たこともあります。この記事を見てどこか抜けてたなと思った方は是非改善の意識を持って貰えると嬉しい限りです。

結構長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。
また次回。

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