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20240402 たんぽぽ珈琲を作ろ〜う
1年前、この動画を拝見した。
※この動画、面白いので必ず視聴すること。
私は珈琲が好きであるため、貴重な休日を珈琲作りに捧げる可処分エネルギーを持ち合わせている。故に、たんぽぽ珈琲を作成する。
以下、作成手順。
①たんぽぽ採集
ちなみにこれが一番大変だった。動画内の採取風景よろしく、某川沿いの河川敷及び周辺の公園を散策してみるも、初日は1株も発見できず。2日目にして漸く群生(群生と言うほど咲き乱れてはいなかったが)地帯を発見し、可能な限りセイヨウタンポポらしき個体を地球から抉りとった。
小さい子がたんぽぽを摘んでパパに持っていっている微笑ましい公園の1コマの真横で、齢24の成人男性がスコップでたんぽぽの根を掘り返している姿はなかなか奇っ怪、否、不審極まりなかったと思う。
新社会人よ、入社直後は上司の前で子犬のように震えている小童でも、1年後には不審者になるくらいには生活に余裕が出てくるぞ。
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②洗浄・切断・乾燥
結構大変だった。真っ直ぐな根ばかりでは無いため、とにかく隙間が多い。近所のDAIS○(一応伏字)にて専用の歯ブラシを購入し、かなり時間をかけて洗浄した。
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この時点で27gであった。大学時代の3年半のカフェバイトで「片手25gのサラダを一発で手掴みできる」という謎特技を身につけてしまった弊害が出てしまった。動画内では100gくらい取っていたから、しくった感が否めないが、再び不審者に舞戻ることは精神的に不可能であったため、続行。
その後、2cmくらいに切断。細いのは長めにしてみた。
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2日間乾燥。春先はまだまだ乾燥してるから良い感じ。尚、この家唯一のザルを乾燥のために使用してしまったため、この日の夜に作成したサラダがびちょびちょになってしまったことは内緒である。
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③焙煎
乾燥後、焙煎。と言ってもフライパンでクルクルするだけであるが。まさか珈琲の生豆を焙煎する前にたんぽぽの根を焙煎することになるとは思わなかった。
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焙煎前の時点で7g。1杯分は一般的には12gとか言われているのでかな〜り足りないが、足りない分は自らの環境保護意識で味を補完することにした。意味がわからないだろう。要はやけくそである。
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本当は鉄鍋が良いのだろうが、予算の都合で用意できなかったため、テフロン加工のものにせざるを得なかった。ご存知の通り、テフロンフライパンへの過加熱はテフロン加工が取れてしまう原因となるが、仕方ない。
焙煎中、比較的最初の方から香ばしい香り、というよりチョコレートのような香りがしていた。甘い。焙煎終盤になっても同じような香りだった。
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30分ほどかき混ぜていた。深煎りが好み。
④抽出
我が家に電動ミルが来てからはお役御免となっていたHARIOの手挽きミルを再任用非常勤職員として再登用し、粉状にする。尚、今回は豆(もとい根っこ)の量が少ないので、細かく挽いた方がより味の特徴が出る(尖る)のではないかと期待し、雑味が出ることは承知でメッシュは細めとした。
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ドリッパーはHARIOのV60クリアドリッパーにした。分からない方向けに説明するなら、高校野球で言うVコングみたいな感じだ。多分。めっちゃノーマル。
お湯について。温度は80℃前半とした。動画内よりは深煎り目したつもりではあるが、通常の深煎り豆(いつも飲んでいるようなフルシティローストくらい)に比べたらまだまだ色が薄かったように感じたため、気持ちぬるめで淹れることとしたためである。湯量はひとまず75g分とする。12g→180gの比率に倣って、というところだ。ここは様子を見ながらとした。
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では開始。思ったより珈琲らしい香りがする。
抽出完了。結果的に75gのお湯を加えた。
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完了後のドリッパー内の様子。浅煎りの豆を淹れたあとみたいかな。淹れたことないけど。
⑤感想
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尚、黒が見やすい白背景にはまな板先輩にご登場願った。
香り。明らかに珈琲では無い。焙煎時のチョコレートのような香りを感じた。海外?デパ地下?の高級チョコみたいな。一方で、香りの奥底に「金曜夜の父親のシャツ」から香る、ゲーな香りを感じる。たくあんかも?不思議な感じだ。
風味。思ったより珈琲。酸味と苦味のバランスが結構良い。苦味は完全に深煎りの珈琲。美味しい。が、酸味が違う。ファーストタッチから酸味が強い。もちろん豆にもよるし、私は普段酸味のある珈琲を全く飲まないので個人の感想であるが、通常の珈琲は指数関数的な酸味の感じ方をする一方で、たんぽぽ珈琲は最初から最後(後味?舌に残る味)までずっと一定の酸味がある。ような気がする。知らんけど(笑)
これらは市販品を買ってみて検証したい。
自然に感謝。そしてGenの文庫食堂さん面白いのでまじで見てくれ。
それではまた。
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