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第1期Σリーグ観戦記・ファイナル第4節
こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合、プレーオフ全5節10試合、ファイナル全5節10試合のチーム戦です。
本日は8/6(日)に行われたファイナル第4節の観戦記をお届け致します。
対戦組み合わせと出場選手はこちら。
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第1試合
東家 ANC PURPLE BATS所属 甲森あん選手
南家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 ぐちやま選手
西家 縁所属 とっつあん選手
北家 Black Cat Code所属 えりんぼパパ選手
Σリーグもいよいよクライマックス。ANC PURPLE BATSはファイナルに入ってトップが一度もなく、ずっと我慢を強いられている。ここで登場するはリーダー、甲森あん選手。ここらが踏ん張りどころのAPB、リーダー自ら切り開いて道を示せるか。
序盤に抜け出したのはとっつあん選手。
東1局に仕掛けを駆使してホンイツを決めると、東2局にはタンヤオドラドラを聴牌すると2軒リーチにも怯まずゼンツして和了を決める。
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連続で放銃してしまった甲森あん選手だったが、やられっぱなしでは終わらない。
東3局にとっつあん選手から5200和了で勢いに乗った甲森あん選手は東4局にタンピン345三色確定の弩級手を入れる。
チーム状況からリーチ!
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親のえりんぼパパ選手も甲森選手の当たり牌を吸収して追いつく。
和了しやすいシャンポンにとって追いかけリーチ!
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枚数は2vs2の互角。
勝ったのは...
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次局東4局1本場もぶつかる。
仕掛けが飛び交う中最初の聴牌を入れたのは親のえりんぼパパ選手。
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追いついたのは広いイーシャンテンだった甲森選手。
追いかけるラス目、5200好形。
リーチ以外の選択肢がほとんどない!
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しかしこのリーチ宣言牌4mはぐちやま選手の欲しい牌。
4sを勝負するとすぐにえりんぼパパ選手が7pを掴み、ぐちやま選手がこの局を制した。
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そのぐちやま選手は南2局にえりんぼパパ選手のリーチを受けてこの手。
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若干手詰まり気味だが6s先切りを頼りに7sを切るが、なんとこれがえりんぼパパ選手の和了牌!
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風が吹いてるえりんぼパパ選手は南3局に9s単騎聴牌に辿り着く。
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えりんぼパパ選手の選択はリーチ。
9s単騎は確かにいい待ちだ。ちょっと押そうと思えばすぐにでも出そうな牌。
なんだったらリーチしてもななないから直撃できるんじゃないか。
だが相手が悪かった。
堅守を誇るぐちやま選手、すぐに当たり牌9sをつかむもリーチを打たれたら流石に現物を切ってきっちり降りる。
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逆にこのリーチのデメリットとして、ぐちやま選手以外からの和了率も上がってしまう。
結局この9sはぐちやま選手から切られず、甲森選手から切られる。
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オーラスは流局を挟んでぐちやま選手がしっかり3着を確保する和了でフィニッシュ。
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トップを獲得したのはえりんぼパパ選手。終始手が入っていたがそれを和了に結びつけた力は一級品だろう。BCCがななないへの挑戦権を手にした。最後の反撃が始まる。
2着はとっつあん選手。得意のリーチが0回に封じられ、中盤以降参加できず不満が溜まった2着だろう。仲間に無念を託す。
3着はぐちやま選手。守るべきところで甘えず丁寧に守備をする姿にチームは何度も救われたはずだ。その良いところが出た半荘だろう。
甲森あん選手は序盤の放銃が痛く、その後もチャンスを和了に結びつけられなかった。
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試合後インタビューコメント
3着・ぐちやま選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
リーグ戦ならではの特殊な状況を経験できて良かったです。 Σリーグありがとうございました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
全体的にいいバランスで打てたと思います。 練習したり、用意したことを実戦で発揮できて良かったです。
4着・甲森あん選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
締まりのない打牌で反省しています! いつでもどんな状況下でも、いい麻雀が打てるプレイヤーになれるように頑張ります。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
ファイナルは全力で逃げ切ろうとする"ななない"をラスにしつつ自分はトップを取るというウルトラCを決めないといけなかったのですが、東1局から放銃しちゃって大失態でした。
(記・keitaさん)
第2試合
東家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 せどなりあん選手
南家 Black Cat Code所属 めあ・ともえ選手
西家 ANC PURPLE BATS所属 拝田頼選手
北家 縁所属 アサダスズメ選手
1戦目3着となったもののまだまだ有利な状況のなんでも鳴けばいいというものではない。そして挑戦権を得たBlack Cat Code、素点が必要だがまだわからない縁、そしてかなり厳しくなってしまったものの、目指すべきはまずトップANC PURPLE BATS。
結果次第では最終戦条件もなくなってしまうこの一戦、意地でも落とせない対局が始まった。
東1局、圧倒的な速さで立直をかけたのはせどなりあん選手。5-8mの平和を拒否してドラ単騎、東1局にしてツモ満貫で一気に勝負を有利に運ぼうとする意志が見受けられる立直だ。
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しかしここに追いついたのは拝田選手、通しにくい無筋を切りとばしながら1-4-7s三面張の立直へ。
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見事高目一発ツモ。ラスを押し付けたいせどなりあん選手に跳満の大物手を親被りさせることに成功した。
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東2局、カン4sで聴牌を入れていたせどなりあん選手。4-7sへ振り替わると平和一盃口断么九の立直へ。
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ここに追いついたアサダスズメ選手、立直のみだがラスを押し付けたいせどなりあん選手からの直撃チャンスかつ浮上を潰すため果敢に追いかけ立直へ。
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しかし和了はせどなりあん選手、4sを捉え先ほどの親被りの失点を回収することに成功した。
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東3局、一盃口ドラ単騎で立直をかけたのは4pを暗槓しためあ選手。
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宣言牌6mをチーして拝田選手も3p5pの聴牌を入れる。
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しかしここは流局。聴牌をいれたアサダスズメ選手とめあ選手の2人聴牌となった。
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東4局、最初に聴牌をいれたのはめあ選手。断么九赤ドラドラの満貫、8p6s待ちのシャンポンで聴牌を入れる。
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ここに追いついたのは拝田選手、3p5sのシャンポンの立直へ。
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ここにアサダスズメ選手の親立直もきた。途端に手詰まりとなったせどなりあん選手。1mは拝田選手・めあ選手には通っているがアサダスズメ選手には萬子に関して一枚もヒントがない。
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ならばとアサダスズメ選手の河にある5sの筋8sを選択、最悪拝田選手やめあ選手に当たったとしても親よりは大きな失点になりにくい。拝田選手やめあ選手への放銃はラス目のアサダスズメ選手の浮上を阻止と考えれば悪くない判断か。通せば3巡凌げるのも大きい。
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しかしこれはアサダスズメ選手の大物手、ジュンチャン・一盃口の和了牌。よもやの18000点の放縦となり、3チームの絶対的命題、「"なんでも鳴けばいいというものではない"のラス」という目標が明確に見えた大きな大きな和了となった。
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続く親番、3副露で聴牌をいれたアサダスズメ選手にペン3m待ちのリーチのみで勝負をかけためあ選手。
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しかしここはアサダスズメ選手の勝利、親番を継続する。
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東4局2本場、ここでアサダスズメ選手の選択が光る。
2-5-8m待ちの赤赤、5800点の聴牌を入れると、現状のライバル拝田選手から出た和了牌8mを見逃し。
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更には総合着順2番手のめあ選手から出た8mも見逃し。
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見事2mをツモ和了し、現状縁にとって理想的な着順を維持したまま親番を継続。
この和了をみた3選手、とくにせどなりあん選手の心境や如何に。筆者には想像もできないようなプレッシャーを感じたはずだ。
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これ以上の連荘は許せないと、めあ選手が中をポンしてカン7s待ちの聴牌へ。アサダスズメ選手からの直撃に成功し、まだまだトップを目指す。
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南1局 最初に聴牌を入れたのはめあ選手、断么九赤のカン4m待ちで立直へ。
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さらには同巡、カン3m待ちの赤1で拝田選手が追いかけ立直。
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さらにさらに同巡、アサダスズメ選手の2-5s立直。全員集合でせどなりあん選手の親番を全力で終わらせにかかる。
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勝負は2sをアサダスズメ選手が捉え立直のみながらせどなりあん選手の親番を落とし、2名の浮上を阻止する大きな和了を手にした。
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ここでチャンス手を手にしたのはめあ選手。中・赤の3-6m待ち立直をかけると6mをツモ和了。満貫ツモでトップ戦線へ名乗りを上げた。
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南2局、ここまで耐える展開だったせどなりあん選手、ドラ1の先制立直へ。
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ここに追いついたのはアサダスズメ選手。
6-9m待ちの断么九は6mのみ和了できる方和了の聴牌へ。
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しかしここは流局。せどなりあん選手とアサダスズメ選手の2人聴牌でめあ選手の親番は終了する。
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南3局、トップが絶対的命題の拝田選手の親番。3副露で早々に聴牌をいれたものの、全員聴牌で流局。
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次局、アサダスズメ選手の白、中ポンのプレッシャーにも攻め切り聴牌をいれ、親番は離さない。
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大きく動いたのは南3局4本場、アサダスズメ選手が發のポンから1-4p待ち聴牌。和了すればかなり有利な状況でラス親を迎えられる。
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しかしラス目のせどなりあん選手が和了牌1pを暗槓。アサダスズメ選手の1pが消え、局の行方が分からなくなる。
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そうしてドラを暗刻にしためあ選手がドラ3赤の高目一盃口の大物手で聴牌をいれるとすかさず立直へ。
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一向聴の拝田選手、もう親番は落とせない。ここは真っ直ぐ6pを押すとこれがめあ選手の和了牌。
高目一盃口のみならず、裏も乗せ倍満の和了。アサダスズメ選手をかわしてトップ目へと立った。
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オーラス、なんとか逃げ切りたいめあ選手。南、2sをポンして逃げ切りを図るも、赤1で追いついたのはアサダスズメ選手。再逆転を目指してリーチへ。
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しかし追いついためあ選手が最後は自身の手で和了牌を引き入れた。
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なんでも鳴けばいいというものではないとのトップラス。この厳しい条件を見事めあ・ともえ選手が決めた。Black Cat Codeの2連勝で3節終了時には厳しいと思われた優勝への道筋をはっきりと残した。
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試合後インタビューコメント
1着・めあ・ともえ選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
奇跡的に繋がったトップでした。ここに至るまでに支えてくれた人のおかげで、打つことができました。本当にありがとうございました。
2着・アサダスズメ選手(縁 ENISHI)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
あと一歩足りませんでした。悔しいですね。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局1本場 カン8s
流石に声出ました。前の局で痛い放銃があったので取り返せたのが良かったですね。
4着・せどなりあん選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
最低最悪の内容でした。あとはリーダーとエースに任せます!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
全体的にバランスが悪かったです
(記・Lusyaba)
試合結果
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首位は引き続きななないが堅持するも、BCCがえりんぼパパ選手とめあ・ともえ選手の連トップで挑戦権を得た。最終節でBCC連トップ・ななない連続逆連対なら素点次第で大まくりも現実的だ。第1期Σリーグ、運命の最終節、栄冠に輝くのはどのチームとなるか。
おわりに
今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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