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第2期Σリーグ観戦記・第9節

こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに11/1(水)より対局がスタートした第2期Σリーグ。第2期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。

本日は12/3(日)に行われた第9節の観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

今回は第1試合A卓第2試合B卓、C卓をピックアップしました。


第1試合A卓

東家 Emperor Peng Inc.所属 矩継凜選手
南家 Luna de esperanza所属 ぶる選手
西家 TEAM PANDAaaaZ所属 室生鏡花選手
北家 縁所属 アサダスズメ選手

なんと3名の連闘が決まったA卓、前期縁にてチームメイトであったアサダスズメ選手、ぶる選手。特にぶる選手の気合いは十分であろう。
そして同じママをもつ室生選手と矩継選手の対決。一筋縄では行かないであろう試合の火蓋が今切られた。

東1局
中のポンから軽快に仕掛けていったのはぶる選手。混一色に向けて仕掛けていくも先手を取ったのは室生選手。赤ドラのペン3pで立直をかけると僥倖の一発ツモ。裏1のせて跳満の最高のスタートを切った。

東2局
中のポンから仕掛けた矩継選手と發をポンしたぶる選手のぶつかり合い。
ここは矩継選手が室生選手から打ち出された南を打ち取り中混一色の和了に成功した。

東3局は全員が副露を入れた鳴き合戦となった1局。
親番室生選手が断么九赤から断么九対々和赤の大物手の変化。アサダスズメ選手は赤赤3-6m、矩継選手はカン5p、ぶる選手が片和了ドラドラの断么九を聴牌。3名が6mを巡る戦いは室生選手のツモ和了。三暗刻もつき、6000オールと大きく抜け出した。

東3局1本場
北のポンから軽快に仕掛けていったぶる選手、そこに矩継選手の一盃口赤ドラドラの立直が襲いかかる。
しかしここは室生選手から出た9sをぶる選手が捉え立直を躱すことに成功した。

東4局
發のポンから発進した矩継選手に、室生選手がドラドラ赤の平和立直で襲いかかる。そして見事1sをツモ和了。東場で3度目の跳満の和了を手にした。

なんとか抜け出したい三竦みの状況でぶる選手が2m3mのシャンポンで立直へ。ここに追いついたのは親番矩継選手。2p9sシャンポンで立直へ。すると一発でぶる選手から2pを捉え、12000点、矩継選手が2着争いから抜け出した。

南1局1本場、先ほど放銃に回ったぶる選手だが、平和3-6pで立直へ。ここに追いついたのはアサダスズメ選手。3-6m平和赤高目一盃口で追いかけ立直へ。ぶる選手から3mを捉え2着目を追う。

失点が続いたぶる選手だが、なんとか取り返したい親番でアサダスズメ選手がダブル立直で襲いかかる。真っ直ぐ前へ進むしかないが、打ち出された9pがアサダスズメ選手のダブル立直發赤への放銃。ぶる選手の親番は儚く消えていった。

南3局
西のポンから発進した矩継選手。5sもチーして5-6-8mで聴牌をいれる。ここに追いついたアサダスズメ選手が立直をかけるも宣言牌6mを矩継選手が捉えた。2着争いが激化する。

南4局、先手を取ったアサダスズメ選手。3-6-9pの平和ドラ1を立直すると程なくして6pのツモ和了。2着目として抜け出しトップ目室生選手を追う。

南4局1本場、畳み掛けるようにドラ赤の立直をかけるアサダスズメ選手にドラ3のぶる選手、断么九の矩継選手がぶつかり合う。
ぶる選手の打ち出した6mは、矩継選手の和了牌。

室生選手が苦しいチームを救う初トップを飾った。

試合後インタビューコメント

1着・室生鏡花選手(TEAM PANDAaaaZ)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
結果論トップを取れましたが、かなりミスが多い試合でした。特に平和三色を見落としていたのはあまりよろしくありません。打牌選択も間違いが多かったと思います。チームメイトは強いので、次の試合に向けてもっと麻雀を教えてもらい、胸を張れる麻雀を打ちたいと思います。応援ありがとうございました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局0本場の3000-6000から良い流れでした( ˇωˇ )

4着・ぶる選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
一試合目にラスを引いてptを減らしてしまったのですが、二試合目にトップを取れてよかったです。
次も頑張ります!

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第2試合B卓

起家 ANC PURPLE BATS所属 コータ選手
南家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 柵@よーこ選手
西家 Logicart所属 かなた選手
北家 Pleiades所属 ジョコラー選手

方向性の違う強者が4人集結、そんな感じのマッチアップ。コータ選手は連闘となるが1試合目で僅差ながら手痛いラスとなってしまった。挽回をしたいところだ。

東1局-東3局

試合巧者が集まった卓らしく、副露による決着が続いた。

東1局はジョコラー選手が5200の和了をコータ選手から。
發の暗刻で8符、東の明刻で4符。3900→5200のテンパネが一番うれしい。

東2局はかなた選手がものにした。副露にドラが2枚あり目に見えて3900以上の仕掛けだが、まだ序盤なので普通に手を進めたジョコラー選手の7mを捉えた。

東3局はまたジョコラー選手。2600の和了をコータ選手から。
またテンパネ。2000→2600はたった600点の差だが、この600点が最終結果に響いてきたりするからバカにはできない。

東4局

ジョコラー選手が配牌で両面両面の一向聴。
今局は、この手が牌をツモるごとに少しずつ形が変わっていくのが面白いので追っていく。

ツモ9s→打9m。一盃口と567の三色がうまくいけば付く形になり、打点も満足。4pがドラなので大体何を引いても嬉しい。

ツモ5m→打9s。三色OUTのタンヤオIN。
先程までの形、「三色がつくかも」と書いたものの、47pの7p、58sの5sの両方が必要なので、単純計算で25%しか成立しない。9sを落としきるタンピン形になった場合の「タン」は、両面から入る全ての聴牌形でつくのでおそらくこちらがお得。それから単純にこの形なら縦引きも聴牌なので枚数的にも有利。少しずつ手の魅力が増していく。

赤5mツモ→打7s立直。あれ、タンヤオと平和と一盃口が全部ない...。一気に打点が落ちたが、5mが赤いのでいいでしょう。

先制を受けたコータ選手。北の対子落としをしつつも形をキープしながら進行。ツモ4s。相手は親だがどうするか。

8sを果敢に勝負。嵌張嵌張の一向聴だが暗刻ありの受け入れがたくさんあるバージョン。理想はドラ4pを引いてそこを頭にすることだ。

ツモ4p。本当に君がいてくれるとは。立直!

コータ選手の腕っぷしの強さを感じられる押し返し。苦境に立たされていたが、一気に戦線復帰となった。

南4局1本場

1戦目がラスだったコータ選手、何が何でも連続ラスは避けたいところだ。

ツモ2p→打6s。ラス目の味方と言えば七対子だ。平場で積極的に狙う役ではないが、オーラスで輝く。これまで数え切れないほどの雀士を救ってきた。

ツモ5s。立直。發はほどよく一枚切れ。
これで駄目なら仕方ないと言えるくらい、いい牌だ。

裏ドラ表示牌は何も彫られていない牌だった。

トップは隙のない安定した打ちまわしで主導権を握り続けたかなた選手。コータ選手は最後の和了で2着にまで浮上した。ジョコラー選手はそれなりに手が入っていたものの悔しい3着。柵@よーこ選手は、0和了0放銃というなんとも消化不良な半荘となってしまった。

試合後インタビューコメント

3着・ジョコラー選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
昨シーズンチームメイトの柵@よーこさんと同卓だったのでとても楽しかったです(共倒れしたこと以外)
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
結果には影響でなかったですが南4局1本場でコータさんのリーチに4m押したところです。放銃したらラスですがぎりぎりまでトップ取りたかったので押しました。

この対局の牌譜はこちら!

(記・まさき)

第2試合C卓

起家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 せどなりあん選手
南家 てんぱねすくりゅ〜所属 うめちゃん選手
西家 ぽんてんLv.47所属 小野たまプロ
北家    風林火にゃん所属 とうき選手

リーグも気づけば中盤戦。昨シーズンのディフェンディングチャンピオン、ななないがすでに独走状態に入っている。果たしてななないを止めるチームは現れるのか、対してネトマ強者とプロ・元プロに囲まれたせどなりあん選手に注目。 

試合はせどなりあん選手がいきなり親満を決めて先制。

仕掛けのきく両面両面のイーシャンテン。
安牌があるとはいえ一発で掴んだ北は流石に止まらない。

放銃に回ったうめちゃん選手だったが、東3局にせどなりあん選手のリーチに追いつき、逆に8000を打ち取って戦線復帰。

東4局もこの牌姿から...

4sを押し切ってテンパイをとれた!

この辺りの読みは本人のXを参照いただきたい。
手出しツモ切りが見えていれば、この4sは100%に近い確度で通る。
こういうところで手出しツモ切りのチェックは生きるのだ。

試合が再び動いたのは南1局、小野たまプロがリーチをかけるととうき選手がワンチャンスを頼り一発放銃。

リーチに通りそうな12pがせどなりあん選手の3900~に通っていないのが不運か。

小野たまプロは親番南3局でドラの中バック仕掛けを和了りきり、これが決定打。

オーラスはせどなりあん選手の研ぎ澄まされた8s単騎待ち七対子が小野たまプロを襲うも、裏がのらず着順そのまま。

トップを獲得したのは小野プロ。前回オーラストップ目から着落ちした悔しさを晴らす見事なトップとなった。4選手の中で放銃打点が段違いに小さく、メリハリの効いた打牌が功を奏したか。
2着はせどなりあん選手。やはり筆舌すべきはオーラス、トップ目からの直撃はできることをなんでもやるという姿勢が伝わってくる。配信も始めたばかりで、チームへの貢献は計り知れない。
とうき選手はうめちゃん選手との競り合いには勝利したものの、それ以外に出番があまりなかった形。手痛い放銃により連帯を逃してしまった。
うめちゃん選手はリーチのめくり合いになかなか恵まれず、1回の放銃打点が致命傷となってしまったか。

試合後インタビューコメント

1着・小野たまプロ(ぽんてんLv.47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ようやく!個人初トップ取れました!! 1戦目で、みずきけいてんちょーがかなり大きいトップを取ってくれていたので、気負いすぎず臨むことができました💡
オーラス、本当に苦しかったです… 次の試合に向けてしっかり反省して、またトップ取ってチームに貢献できるよう頑張ります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局1本場、放銃にはなってしまった4pですが、行くべき手をちゃんと行っての放銃が出来ていたので、自分としては悪くないと思うことができました。

2着・せどなりあん選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
あと少しの所で2着!悔しい!!次は勝つ!!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局間3mのリーチを打った場面ゆったり9p切りで外しても良かったのかなぁと思いました。 結果も悪く出てモヤモヤな1局でしたね

4着・うめちゃん選手(てんぱねすくりゅ〜)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
東1に12000放銃となりかなり厳しい展開でしたが、粘り強く打てたかなと思います。後手を踏んでも追っかけやケイテンで勝負ができる点数状況までは持ち込めましたがあと一歩及ばず。。4連ラスとなりましたが残り試合最善を尽くします!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局のハイテイ打4s。ドラポン仕掛けの手出しツモ切りから手牌の構成がほぼ全て読めて押すことができました。

この試合の牌譜はこちら!

(記・keitaさん)

第1試合の結果

試合後インタビューコメント

B卓
1着・どら選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
オーラスの点数状況的に全員集合になった点はヒリつきました。運よく、トップをいただきました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東2-0-13 4sチーしてソーズを下家へ打たないようにしつつ、マンズを打牌しましたが、放銃につながりました。

C卓 
4着・ねじまき鳥選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
大きなマイナスを叩いてしまいました……。
ミスもあったし、反省です。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局2本場の3p放銃です。直前まで4pを打とうと思っていたのですが、気の迷いで3pを打ってしまいました。

第2試合の結果

試合後インタビューコメント

A卓
1着・ぶる選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
一試合目にラスを引いてptを減らしてしまったのですが、二試合目にトップを取れてよかったです。
次も頑張ります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
2試合目 南3局14sを曲げたこと!

3着・穹憧るか選手(TEAM PANDAaaaZ)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
リーチが打ちたいです。
そろそろ逆連対しか引かん芸人は卒業したいですね。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局 中盤の入り口からひたすら受けに回って安全度の高い進行をして一番遅い手でアガり切るところまで持って行けたのは今季のベストプレーでした。

本節の結果

本節でポイントを最も多く稼いだのは見事2連勝を果たしたぽんてん。8位から3位まで一気に追い上げ、2位るなすぺの背中を捉えました。
他にはまいまいがぽんてんに抜かれながらも順位を上げ6位に、パンダーZが11位へと浮上しプレーオフのボーダーラインを視界に捉えています。
次節でシーズン折り返しとなります。後半戦に向けて良い流れを手にするのはどのチームとなるのでしょうか。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しています。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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