第2期Σリーグ観戦記・第11節
こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに11/1(水)より対局がスタートした第2期Σリーグ。第2期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。
本日は12/10(日)に行われた第11節の観戦記をお届け致します。
対戦組み合わせと出場選手はこちら。
今回は第1試合A卓と第2試合C卓をピックアップしました。
第1試合A卓
東家 ぽんてんLv47所属 夢見エルノ選手
南家 Luna de esperanza所属 奈落の王選手
西家 LogicArt所属 やまだでこ選手
北家 TEAM PANDAaaaZ所属 まろちょふプロ
東1局から大きく戦況が動く。
まろちょふプロがわずか4巡でドラドラの3-6-9pの平和で立直をかけると一発でのツモ和了。跳満ツモと最高のスタートを切った。
東2局、白をポンして局を流しにいくまろちょふプロ、ここに追いついたのはやまだでこ選手。赤1の立直で襲いかかるも同じカン8sをツモ和了したのはまろちょふプロ。白のみだが立直も蹴ることに成功した。
さらには東3局、断么九で局消化に成功。加点し続けて親番を迎える。
しかしここから夢見選手の独壇場となる。
先手を取ったのは奈落の王選手。赤1の5-8mで立直をかけると一気通貫で立直をかけた夢見選手。
これを一発でツモ和了。跳満の和了で2着目へと浮上した。
さらには迎えた親番で3巡での赤ドラの立直をツモ和了で4000オールでトップ目へ。
さらにさらに副露を駆使するやまだでこ選手を物ともせず、ドラドラの平和立直へ。やまだでこ選手もしっかりと3s単騎で追いつくものの9mのツモ和了。
安目ツモだが裏が乗れば問題なし。6000オールで高打点の3連打。6万点を超える大きなトップ目へとたった。
流局を挟み奈落の王選手がまろちょふプロの中のみをかわし、立直ツモ平和断么九の2600オールで浮上のきっかけを掴んだ。
南2局4本場、立直をかけたのは北を暗槓したやまだでこ選手がカン2sの立直へ。ここに捕まってしまったのはまろちょふプロ。七対子の聴牌を入れていたがフリテンの2s単騎にはとれない。2sが打ち出されやまだでこ選手がまろちょふプロからの直撃に成功。
2着争いは激化する。
南3局、奈落の王選手が發のポンから積極的に局消化へ。3副露から3-6mの聴牌をいれると夢見選手から3mを捉えオーラス勝負へ。
南4局、カン3mで聴牌をいれたまろちょふプロ、6巡での立直をかける。ここに追いついたのはやまだでこ選手。3-6sの断么九高目345三色で聴牌をいれると安目ながら3sのツモ和了。
裏が乗れば2着目、しかし裏は乗らず、わずかに届かず3着で終局。
東4局から高打点の和了に成功した夢見選手。圧巻の個人3勝目を手にした。
試合後インタビューコメント
1着・夢見エルノ選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
いつも通り対戦相手は強いので、いつも通り攻めようと思って頑張りました!次の試合も配牌やツモに愛されたいなと思っています!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局の8索単騎を一発でツモったところです!
自分でもたまげました…。
2着・奈落の王選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
2半荘とも我慢ゲーでした。まぁその内楽に勝てる時が来るでしょう。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
1半荘目南2-3。7巡目ツモ3pで76s払い。
見た目枚数は58sが残り5枚に対してフリテン147pは残り9枚。フリテン残りでも曲げる予定だったので枚数が多い筒子3面張を残したら13巡目にツモ7pを捉え、流局寸前で2600オールが実りました。
これが無かったら連ラス濃厚だったので、自分を信じて良かったです。
4着・まろちょふプロ(TEAM PANDAaaaZ)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
東1の3000・6000からの3連続アガリでペースをつかめたかと思いましたが南2局4本場の避けられない放銃から厳しい展開になってしまいました。苦しい状況が続いていますがまだまだ中盤戦なのでチーム全体で浮上を目指して頑張ります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東2、東3のアガリはかなり強引な仕掛けでアガリを取り切れない人の方が多いかなと思われますが、東1に跳満をアガった人がするような仕掛けではないのでかなり諸説あるなーと考えていました。追加点を獲れたこと自体はかなり大きかった・・・はずでした((+_+))
(記・Lusyaba)
第2試合C卓
七転び八起き 振り込んでも立直を打つ直向きさ
東家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 椎凰いと選手
南家 Pleiades所属 比木丹いと選手
西家 風林火にゃん所属 とうき選手
北家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 犬童レイナ選手
東1局から激震が走る。
“いといと”コンビ両名の手牌がものすごくいい!
何もロスできないとのことで初手ドラカンを選択、内に寄せてリーチに辿り着く。
既に中をポンして高目満貫の3メンチャン聴牌を入れていた南家比木丹いと選手。待ちの良さで親のドラカンリーチに立ち向かうも、先に当たり牌を掴んでしまう。
比木丹いと選手の受難は続く。
和了して迎えた親番東2局も混一色のイーシャンテンから安牌がなく、リーチのとうき選手に満貫放銃の憂き目に。
東4局には後手から回ったものの追いかけリーチの宣言牌がことごとく高打点に捕まってしまう。
挽回を期す南1局はツモスーの聴牌を入れるも待ちは既に山になし。
しかしここまで折れず粛々と打ってきたご褒美か、比木丹いと選手の親番でその時がやってきた。
まずは南2局1本場、ピンズ混一色の仕掛けをしていた犬童選手から4mを打ち取り、持ち点マイナスを脱出。
次局2本場には他家が仕掛ける中じっくり手を育てると、ダマ18000の超大物手をリーチへ。降りられないトップ目椎凰いと選手から僥倖の直撃!
これで勢いに乗ったか、続けて2局連続親番の高打点リーチを打つと悠々とツモ。
親番が落ちた頃には55000点を優に超える大トップ目となる。
南3局はとうき選手の仕掛け判断が面白い。
5800の両面両面のイーシャンテン。ここから下家が切ったドラの6pをポン!テクニカルな仕掛けだ!
これがうまくはまり既に聴牌の入っていた犬童選手から12000を和了。
ラス争いを脱し、2着争いに名乗りを上げる。
とうき選手は3本場まで積むも、椎凰いと選手がとうき選手の連荘を阻止。微差ながら2着目でオーラスへ向かう。
オーラス1本場に点数状況判断から素晴らしいプレーがあったので紹介して締めくくらせていただく。
視点は椎凰選手。下家のトップ目比木丹いと選手が発を仕掛けるや否や、この手から手を崩して8sを選択する。
特筆すべきはノータイムで8sを切ったところだ。仕掛けを見てもう決めていたのだろう。手牌価値判断に優れている素晴らしい一打。
ライバルとうき選手からも2副露入って猶予がないため、3m2sと切ってますますアシストを加速。
...あっ()
トップを獲得したのは比木丹いと選手。開局18000放銃しても諦めずに攻め続け、南場の親番で怒涛の連荘。見事逆転で代役を果たした。
2着はとうき選手。試合後、Xで今期一内容が良かったと振り返る。オーラスはラッキーには恵まれたものの、記者も全くの同意見だ。もっと良い内容に期待できるだろう。成績もいずれついてくる。
椎凰いと選手は東1局のリードで連勝もあるところから南2局2本場の18000放銃が致命傷となった。オーラス1本場も噛み合わせが悪く、アシスト対象が一向聴であればファインプレーなだけに紙一重なところだろう。
犬童レイナ選手は積極的に参加していたものの和了になかなか結び付かなかった。作った勝負手が実らず空ぶってしまったならラスもやむを得ないか。
試合後インタビューコメント
3着・椎凰いと選手(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
2試合目南3局で普通選択しない4m単騎で最短和了して控室を盛り上げることができたのでとても満足です。他チームが意味が分からない和了で唖然としていたのが最高でした。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
同上です。
(記・keitaさん)
第1試合の結果
試合後インタビューコメント
B卓
1着・せどなりあん選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
最高のトップ!!!次も勝つ!!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスの爆発を是非見てください!!
2着・ヨーテル選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
親番で大きな手を2発決めたんですが大捲られの2着でした!悔しいですが、せどなりあんさんを止める手段がなさそうだったので最善の結果だったと思います。チームとしてはプラスの節にできたので、ここから上位を目指していきます!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1局で8mのポンテンを取って2000点をアガった局です。3mがダブドラになって危険が増している以上テンパイは取るんですが、あと1巡8mが出なければ369mで跳満クラスのリーチが打てたのでこれは牌の後先にやられたなと言った感じになりました。
4着・甲森あん選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
最近、段位戦で負けまくってるんですが、それがそのままリーグでも起こった。というような展開でした。
大きな放銃の後、押しすぎて崩れたのは胆力不足。というか現状そういう性質のプレイヤーって事なので次節以降は先行逃げ切りの展開を期待します。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局 12巡目 打3p ヨーテルさんへの清一色放銃
ヨーテルさんが2p 4pをポンしていて通り易いかな?とだけ思って切りました。
つまりピンズに染まっている可能性すら見落としていたという事で、
あんな教科書に載ってそうなぐらい清一色濃厚な河に気づかないのは、ちゃんと集中して相手の河を見なきゃダメだなって思いました。
C卓
2着・どら選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
四象戦準決勝後の連戦でしたが、何とか打つことができました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3-2-4 南を鳴いた時に打3pとせず、打發とし、染めぼかしの効果を狙った
第2試合の結果
試合後インタビューコメント
A卓
1着・小野たまプロ(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
個人2連勝!チームは何と6連勝!!ぽんてんの風、吹いてます!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局、まさかあんな4000オールがツモれるとは… あがった本人もビックリの1局でしたw
2着・かなた選手(LogicArt)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
自分のミスでトップが取れるところを逃したかもしれないのでとても悲しいです
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局1本場、親の小野たまさんの仕掛けを漠然とタンヤオだろうと思って打ったドラ1mをポンされたことで生み出した4000オール。親は8m対子落としからのカン3sチーをしていてタンヤオだった場合ソウズ複合系か23445sからのチーでないと手順的に少し変で前者の場合でも8m対子に手をかけないことが多いので、タンヤオでない可能性もといドラ所持の可能性に思考がたどり着かなかったのが悲しいです。
3着・穹憧るか選手(TEAM PANDAaaaZ)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
今日はリーチを打てました。
あとは特にありませんがほぼラスの展開で九死に一生を得た形で耐えました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局0本場 2巡目に打った5sを6巡目にポンする頭のネジが飛んでる仕掛けはお気に入りの一打です。
4着・奈落の王選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
2半荘とも我慢ゲーでした。まぁその内楽に勝てる時が来るでしょう。
B卓
1着・シグマ選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
前回あがれずラスを引いてたので今日は何が何でもあがりたかったし、レギュラーシーズン後半のスタートダッシュなのでプラスをチームに持って帰りたいという気持ちで一杯でした。押しすぎた部分もありましたが、結果5和了 4度の満貫にトップと最高の結果をチームに持って帰ることが出来て嬉しく思います。オーラスのダブリーはぁ、ちょっとおズルでした・・・w
今回浮き彫りになった課題を少しでも治して、次戦に備えたいです。ありがとうございました!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局2本場でライバルから直撃出来たことでしょうか。迂闊に親に振り込めないからダマにしようか一瞬よぎりましたが初陣で変に守り意識してやらかしたので真っすぐ強く行こうと決めて打点を上げに行ったのが功を奏しました。
2着・Christ選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
東1局親番から加点出来たのでトップ取れるかなというところから、2着目ダウンなので残念です。3回目の親番ダブリーに遭遇しないように対策を練りたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局ライバルの立直に対し、私の立直宣言牌が一発放銃となった場面です。69mの危険度が高いため降りる選択があったと後悔しています。
3着・さやの選手(縁 ENISHI)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
今回も応援してくださった皆様ありがとうございました!
失点にはつながらなかったものの、ベタオリ手順でのミスが目立った試合でした。実践でしっかりと点棒を守り切れるように今一度勉強し直します。
また、東3局の進行はピンズ染めか孤立のダブ東orドラ8sを重ねる進行がよかったのですが、中途半端な手組をしてしまい最も後悔が残りました。
南3局2本場にて、6巡目のターツ選択次第では次巡に69m待ちのリーチをかけられており、頭ハネで12000点獲得の可能性があったのが悔しかったです。
チームは10位に後退しましたが、レギュラーシーズン後半戦ははじまったばかりで、ここからも順位は激しく変動すると思います。来節も王になるのよ~!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局1本場。倍ツモで着順上昇はありましたが、上下が大きく離れているため局収支でまっすぐ手組をしました。
運よく一発で8000点を和了することが出来て、点棒移動の激しい試合を原点持ちの3着耐えにまとめられたので、よかったなと思います。
4着・ひげくじら選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
東1で安牌選択ミスをしたところが取り返しのつかない結果になってしまいました
次は繰り返さないようにしてまたPt取り返しにいきます
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1の安牌選択ミスのところです
本節の結果
本節ポイントを最も大きく伸ばしたのはまたもぽんてん。なんとこれで破竹の6連勝を記録しています。一方で首位のななないも三桁のポイントを稼いでぽんてんの猛追を紙一重で躱し、熾烈な首位争いを繰り広げています。
中団ではPleiadesが7位から4位へ一気に抜け出し、てんぱねも三桁に迫るポイントを記録し、7位へ順位を上げながら借金をほぼ返済しました。
下位集団ではLogicArtがマイナスながらも9位へ浮上し、えんぺん社が社長の連闘で11位へ上がっています。
レギュラーシーズンは後半戦に差し掛かりました。各集団から最初に抜け出すチームはどことなるでしょうか。
おわりに
今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しています。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
また、広報部メンバーはYouTube配信やnoteの投稿等の活動を行っておりますのでXのフォロー・Youtubeのチャンネル登録をどうぞよろしくお願いします。
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