第2期Σリーグ観戦記・プレーオフ第2節
こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに11/1(水)より対局がスタートした第2期Σリーグ。第2期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合、プレーオフ全5節10試合のチーム戦です。
本日は2/7(水)に行われたプレーオフ第2節の観戦記をお届け致します。
対戦組み合わせと出場選手はこちら。
今回は第1試合A卓と第2試合B卓をピックアップしました。
第1試合A卓
東家 てんぱねすくりゅ〜所属 ねじまき鳥選手
南家 TEAM PANDAaaaZ所属 笹子ジュン選手
西家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 うずめ選手
北家 Pleiades所属 あやねさまだぅ選手
現在ボーダー争いを優位に進めているPleiades、麻雀以外麻雀じゃないの。この2チームをなんとしても落としたい2チームと守り抜きたい2チームという組み合わせでスタートした。
東1局、西のポンから仕掛けを入れたのはあやねさまだぅ選手。混一色高目混全帯么九の6-9sで聴牌をいれるとねじまき鳥選手も發のポンで追いかける。
ここにぶつけにきたのは笹子選手。平和赤の2-5s。今日も立直ファイターとして臆することなく攻め立てる。
索子の勝負、捲り合いを制したのはあやねさまだぅ選手、安目ながら6sを笹子選手から捉え2000点と立直棒を回収した。
東2局、赤赤のチャンス手を手にしたねじまき鳥選手は中のポンして進めていく。さらに赤をもう1枚引き赤の独占に成功したが、あやねさまだぅ選手からカン2sの立直がかかる。
ここを果敢に攻め返し4-7sの聴牌。即座にあやねさまだぅ選手から4sを捉え満貫のリードに成功した。
東3局、またしてもねじまき鳥選手とあやねさまだぅ選手のぶつかり合いとなる。
ねじまき鳥選手が8-9pの白対々和ツモ和了三暗刻の聴牌。ここに赤ドラ2-5-8p平和でおいかけるはあやねさまだぅ選手。ねじまき鳥選手から赤5pを捉えることに成功し、先ほどの満貫をお返しする格好となる。
東4局、先手を取ったのは笹子ジュン選手。赤1ペン7sで立直をかけるとほどなくして7sのツモ和了。1000-2000と失点を取り返した。
南1局、わずか3巡で一気通貫ドラ1のカン8sで立直したのは笹子ジュン選手。しかしここは無念の流局。親番を迎える。
南2局1本場、戦局が大きく動く。笹子ジュン選手が赤ドラドラの大物手をいれると赤5mを切ってのカン8mで立直。するとここに捕まってしまったうずめ選手。5mをチーして8mを打ち出し、12000点の放銃、ここで一気に笹子選手がトップ目となる。
南2局2本場、中のポンから6-9sの聴牌を入れたうずめ選手。中を加槓するもなかなか和了牌が現れない。ここにねじまき鳥選手の断么九七対子5s単騎の立直が襲いかかる。さらには345三色の赤赤カン4mであやねさまだぅ選手も追いつく。しかしうずめ選手が笹子ジュン選手から9sをようやくといった具合に捉え親番を迎えた。
南3局、わずか5巡であやねさまだぅ選手が平和4-7pの立直へ。
ここに赤ドラのカン2sで聴牌を入れたねじまき鳥選手の立直も襲いかかる。
なんとか断么九赤で追いついたうずめ選手だがあやねさまだぅ選手が4pを引きこみオーラスを迎える。
オーラス、ドラドラの勝負手で立直したあやねさまだぅ選手6-9m9sの変則待ちだが最後のツモ番で見事9sのツモ和了。
満貫の和了でトップを逆転した。
南4局1本場、立直をかけた笹子ジュン選手、ツモ和了の裏1条件だがここは立直へ。
7pを引き入れた。果たして裏は、
乗らず。あやねさまだぅ選手。チームのリードをさらに広げる活躍を見せた。
試合後インタビューコメント
2着・笹子ジュン選手(TEAM PANDAaaaZ)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
比較的配牌やツモが良かったものの、結果としてはトップを取れなかったのは残念でした。
真っ平らな状態で南入し、かなりプレッシャーのかかる展開でしたが、その中でも一度はトップに立てる和了を掴み取れたのは嬉しかったです(^^)
まだ細かいところでのミスは目立つので、次にチャンスがあれば今日以上の麻雀が打てるように頑張りますo(^-^)o
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局の12000和了は結果的に唯一上がりを拾える手順が取れたので、その局については上出来だったと思います(^^)
(記・Lusyaba)
第2試合B卓
起家 風林火にゃん所属 とうき選手
南家 Logicart所属 かなた選手
西家 Luna de esperanza所属 銀貨先生選手
北家 ANC PURPLE BATS所属 コータ選手
とうき選手のみレギュラーシーズンでトップを未獲得の状態でプレーオフを迎えている。レギュラーでのポイントは半分になっている。ここでトップをとれば一転してヒーローだ。どのような戦いになるか。
東1局
とうき選手の4巡目。ドラ受けの6sをツモ切り。ここから面子手になる事は無いとみての判断だ。七対子一向聴は、「裏目のドラはドラ単騎待ち」になるのでこの直後に7sを引いても別に構わないというのもポイント。
打南で追いかけ立直。三段目という事で南地獄単騎を選ぶ人もいそうだが、5mを河に置けているので枚数の多い8mの方に分がありそう。
めくりあいに勝利。3200オールの大きな加点で好スタートを切った。
東1局1本場
銀貨先生の手。2巡目、3sをツモって来たところで、8sを差し置いて打5s。
ドラ7s、3pあたりがツモれると大物手になる。5sがなくても4sは受け入れられたりする点からもこちらの方が手牌価値が高そうだ。
ツモ1s打5p。同じ理屈で2pを残した。チャンタや二盃口が絡まなければ弱いはずの2pがゴールデンくっつき牌として存在感を放っている。
1m、3mとツモり打2pで立直。河がなかなかに気持ち悪い。
嵌3sで追いかけ立直をしたコータ選手が2mを掴んだ。
見た目が最高級のチャンタ三色。個人的には倍満をあげたいくらい好きなのだが跳満止まり。とはいっても優位を築くには大きすぎる加点だ。
上下がはっきり分かれる展開となった。
南3局
ここまでずっと苦しい試合が多かったとうき選手。初トップがちらつくゲームの終盤。求められるのは慌てない事、冷静に最も得な選択をする事だ。
10巡目、タンヤオドラドラで聴牌。
立直をすれば満貫スタートとなり打点としては決定打となるが、冷静にダマを選択。四連形あり(44567p)、良形手替わりは平和の打点上昇を伴う、現在の待ちのうち4pは1枚枯れている上に、ドラポンで注目を浴びているコータ選手の現物である(更に言うとコータ選手の役はホンイツが濃厚なので、立直をしてしまうと、他家が今ならノータイムで切るはずの筒子索子が止まってしまう)など、かなりの大差でダマが有利そうだ。
コータ選手が切った3pをチーして58pに待ち替え。この局を加点で終える事が最もトップ率を高めそうだという判断だ。
シビアな鳴きが功を奏し8pを仕留めた。コータ選手の手は満貫の聴牌。スピードを最優先し大成功したと言っていいだろう。
オーラス
勝利が目前のとうき選手にもういちど立直/ダマ判断が訪れる。
5巡目と非常に早く聴牌をしたものの、嵌8m待ち。対面の銀貨先生選手がトップを狙っていると仮定するなら萬子のホンイツが濃厚であり、待ちとしては自信がない。
打9mでダマを選択。ダマにするにも二通りあり、打7mで6p周りをツモる事を期待する手もある。その場合は平和を付けてダマで和了り切るのが理想になってくるのだが、今回は自分で1pを切っていて5pのうまみがなさそう。
10巡目、時間はかかったが打9mにおける一番嬉しい変化の6mを引き入れた。満貫をツモられたらトップはとられてしまうのだ。実際に立直棒は出さないけど心の立直宣言をして勝負。
間もなく8mをツモ。この瞬間、レギュラーではついに得る事ができなかったトップを、とうき選手がついに獲得した。
プレーオフ以降の戦いにおいて、レギュラーでは奮わなかった選手の復活ほどチームを盛り上げるものはないだろう。
試合後インタビューコメント
1着・とうき選手(風林火にゃん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
レギュラーシーズンから数えて9戦目、初登板から3か月以上経っての初トップでした。
個人的としては麻雀の内容は少しずつ良くできていた自信はあったものの、麻雀はそんなに甘いものでもないと知っているので、まずは一つ結果が出せて素直に嬉しかったです。
ここまで連れてきてくれたチームのみんなに感謝したいと思います。
次の登板はいつになるかわかりませんが、本番でもう一度良い結果が出せるようにそ自分に厳しく麻雀の内容を磨いていきたいと思います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局の上家の仕掛けに対する打5mです。
様子見で打ったドラ9mが鳴かれるまではある程度想定していて、それによって2着目の対面も苦しくなるという状況でしたが、自分の手も進みトップへ向けてダメ押しになる打点もあったので、腹をくくって保留せずに仕掛けに対してやや危険な5mを先に打ちました。
客観的な仕掛けの評価としては染め色の数牌が漏れていないうちは比較的まだ打てるとすることもありますが、オーラスへ向けて点数状況がすでに有利なので通常時よりリスクを考えすぎて心が弱い方へ流れないように必死でした。
2着・銀貨先生選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
勝てそうでしたがとうきにゃんが強過ぎでした。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
渾身の跳満ツモがかなたさんの一発消しで食いずらされてロンになったこと。あれで連対率はかなり上がりましたが、トップ狙う上ではツモりたかったですね
4着・コータ選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
チーム状況的に、どうしてもトップが欲しいという意識が前に出過ぎて序盤に大きな失点をしてしまい、ラスを押し付けられる結果になりました。
この先、出番があるかはわかりませんが、諦めずに前を向いて戦い抜きます!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東2局、カン3sで役なしリーチを打った後に銀貨先生の当たり牌である2mを掴んだところです。先述の通り、突っ込み過ぎた結果の放銃だったので反省すべき点でした。
(記・まさき)
第1試合の結果
試合後インタビューコメント
B卓
2着・やまだでこ選手(LogicArt)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
鳴き無しボタンの下にツモ切りボタンを配置するの変えて欲しいです。ツモ切りだけ別途の枠にしてください()
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
8mチーからの1pポンですかね、白がほぼ自分の手牌の中にあるとは読まれますが逆再生で見落としがまぁまぁ出る形だったので積極的に仕掛けてみました。
1pポンの後の3pノータイムは前もって決めてたのが功を奏してちゃんと和了が拾えてよかったです。
4着・Lusyaba選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
黙れ小僧!お前にるしゃが救えるか!?和了牌も引かぬ。オナ聴にも勝てぬ。哀れで哀れでかわいい子。
とりあえず砂利かんでアルミホイルアタマに巻きます。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局7p食い伸ばして放銃したところです。あそこを我慢していれば可能性はありました。
第2試合の結果
試合後インタビューコメント
A卓
4着・ヨーテル選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
負けました!ポイントは苦しくなってしまいましたが、うちのチームは全員ここぞでトップを取れるメンバーなのでまだ全然ファイナルあると思っています!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
代表の嶺上ドラ3の局、3段目で2シャンテンだったのでダマテンをケアして降りに回ったのですが、もし押していればテンパイしてリーチといけたので少なくとも4000オールをツモられることはなかったです。降りないほうが一般的な選択っぽいだけにうまぶってミスった感があって悲しいです。
本節の結果
本節最もポイントを伸ばしたのは風林火にゃん。中団で足を溜めていた本チームがいよいよ上がってきました。プレーオフ首位をひた走るPleiadesも順調にポイントを積み上げ、逃げ切りを図ってます。
一方で後方から追い上げをかけているのはPANDAaaaZ。順位こそは変動していませんが本節でようやく長い借金生活に終止符を打ち、一節でボーダーラインに滑り込める位置へとつけました。
節を終える毎に激しさを増すボーダー争い、勝ち残るのはどのチームでしょうか。
おわりに
今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しています。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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