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第1期Σリーグ観戦記・第5節
こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。
本日は5/7(日)に行われた第5節の観戦記をお届け致します。
対戦組み合わせと出場選手はこちら。
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第1試合A卓
起家 ANC PURPLE BATS所属 武則輝海プロ
南家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 ふみKUN選手
西家 てんぱねすくりゅ〜所属 ねじまき鳥選手
北家 GENESIS所属 元教室生タク選手
実力者が揃った好カード。注目は初戦ラスでリベンジに燃える元教室生タク選手。まだ4節とはいえチーム事情が苦しいGENESISはそろそろ借金を返す目途を立てたいところ。リーグ戦の戦い方を熟知している元教室生タク選手に託す。一方ふみKUN選手はこの試合が初登板。チームは好調で首位に立っているがリードは広げるもの。さらに引き離しにいく。
今観戦記は“どすこい”と称した「3人以上のぶつかり合い」をテーマに強者の選択を一緒に見ていこう。
本当は東4局1本場のねじまき鳥選手の3sチー・南2局0本場のふみKUN選手の親番維持フルゼンツ形式聴牌取りも素晴らしいプレーで是非書きたかったが、字数の都合上泣く泣く削った。ぜひ一度下記リンクから牌譜や各チームの応援配信をご覧いただきたい。
どすこい#1 仕掛け前提の良形意識(東1局=てんぱね・ねじまき鳥選手)
試合はいきなり動く。親の武則プロが1sポンから発進してソーズ混一色に向かえば、7巡目にふみKUN選手が平和・一盃口の立直に。これに自風のドラ西を1巡目に重ねたねじまき鳥選手が宣言牌6mをチー。どうせ西を鳴く手なので58mの良形を作る一向聴から一向聴への仕掛けを入れる。
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この後自力で西を引いたねじまき鳥選手。武則プロもリーチの現物2sをチーして10巡目に東・中シャンポン待ちを入れるが余った5mが捕まりねじまき鳥選手が満貫で先制する。
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どすこい#2 押し引きに守備にケイテンに これぞ至極の一局(東4局)
先制聴牌は武則プロ。3つ仕掛けを入れてマンガンの聴牌を入れる。
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その仕掛けに2度回った親の元教室生タク選手、最後は強く6pを押し、こちらも満貫で追いつく。
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すでに聴牌を入れていたねじまき鳥選手、この6p押しを見て親に無筋の3mを切らず一旦回る。実際に元教室生タク選手のあたり牌を止めた格好だ。
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しかし次巡元々の当たり牌3pを引いて聴牌を取る。
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そしてふみKUN選手も黙っていない。
比較的安全なソーズで回り、9pチーしてケイテンを取り切る。
最後はこのまま流局。
強者の押し引きと聴牌への粘りをみた美しい1局だった。
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どすこい#3 中盤を制する打点意識(南1局=まいまい・ふみKUN選手)
3着目で折り返した南1局、1枚目の中をスルーし浮いている赤5mを連続で重ねてリーチに漕ぎ着ける。
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武則プロは浮いているドラ7sが危なかったが4sを引いて一旦迂回すると、14巡目に7mを勝負してピンフドラ2のリーチへ。
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元教室生タク選手もふみKUN選手の当たり牌の4sを重ねて58p待ちで同巡に追いつく。
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中盤の天王山、トップへの挑戦権を賭けためくりあいはふみKUN選手が高目のドラを引き当て勝利!
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どすこい#4 1巡の判断、天国と地獄(オーラス=APB・武則プロ)
トップ目で迎えたふみKUN選手。5巡目に35m待ちシャンポン聴牌を一旦ダマとするも、次巡1sを空切りしてリーチを宣言。
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これに対抗したのはここまでなりを潜めていた武則プロ。 一旦は回るも、タンヤオ・チートイツの1シャンテンから猛プッシュ。13巡目に3p単騎で即リーチを選択する。
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2軒リーチに親の元教室生タク選手は撤退。
最終局、互いの待ちは1枚ずつ。
勝ったのは...
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さてこの半荘、そんなに”どすこい”してこなかった選手が1人いる。
トップを獲得した元教室生タク選手だ。
戻って東3局に嬉しい裏裏をツモって満貫を決めると、南2局に場況の良いかつ好形変化5200シャンポンダマをトップ目のねじまき鳥選手に直撃させてオーラスを耐えたことが勝利に繋がった。
ぶつかり合いを制するも勝因であれば、こうしてぶつかり合わず和了れるとこを和了って凌ぐ勝ち方もまた勝因であろう。だからこそ麻雀は面白い。
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以下、2着はねじまき鳥選手。仕掛けを駆使して躍動した半荘だろう。特に東4局1本場、リーチを受けた3sチーは記者にはできる気がしない。本人がTwitterに解説を投げているのは一見の価値ありだ。
3着はふみKUN選手。オーラスの判断が裏目となってしまったが、南1局のめくり合いを制し、南2局の親番への形式聴牌に向かった全ツッパは見事だったと称えたい。
ラスに沈んだのは武則プロ。東1局とオーラス以外はなかなか出番に恵まれなかったが、最後にきっちり素点回復を果たし次に繋いだと言えるだろう。
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試合後インタビューコメント
1着・元教室生タク選手(GENESIS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
単刀直入に疲れました。これでGENESISの借金は、微々たるマイナスになったので、ここから巻き返します!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局0本場 4人全員の押し引きを見て頂きたいです。特にねじまき鳥さんの三萬止めは、見返して吐きそうになりました 笑
2着・ねじまき鳥選手(てんぱねすくりゅ〜)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
今回は特に良い内容で打つことに拘って試合に臨みました。 そこそこ満足のいく内容になったと思っています。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局の全員テンパイです。 しっかりと3mを止めてまわし打つことができました。 全員が危険牌を止め合いながら聴牌をしていて、Σリーグのレベルの高さが表れていたと思います!
3着・ふみKUN選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
トップ取るぞ!と張り切り過ぎました 道中面白い選択はたくさんありました。また次回出る時までに調整したいと思います
(記・keitaさん)
第1試合B卓
起家 Emperor Peng Inc. 所属 奈落の王選手
南家 Black Cat Code所属 めあ・ともえ選手
西家 Pleiades所属 恋駆くれあ選手
北家 ぺんたごん所属 夢咲いちか選手
歴戦の猛者・奈落の王選手と育成枠の3選手となった本カード。
めあ・ともえ選手は初登板。恋駆くれあ選手、夢咲いちか選手の両選手も前回ベテラン勢との対戦の経験があるとはいえまだまだ2戦目。3選手とも緊張も大きいだろうが自身の麻雀を見せることができるか。
18局と長丁場、そのうち16局で和了が出るという非常に点棒移動が盛んだった本対局。全局見所があり紹介したいところだが、文字数の都合でトップが入れ替わった場面を中心として振り返っていく。
開幕の東1局、デビュー戦のめあ・ともえ選手が急所を埋め平和で先制リーチ。15巡目、大物手で追いついた夢咲いちか選手だが押し出された8sがめあ・ともえ選手の当たり牌。裏を乗せての3900点の直撃となった。
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続く東2局も点棒が大きく動いた。南家の恋駆くれあ選手が混一色を強めに見た進行で3、4巡目にそれぞれ1p、白をポン。途中リーチを受けるも5pを押し切って見事高目の南をめあ・ともえ選手から捉えて見せた。
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飛んで南1局3本場、前局、前々局にリーチを空振りしてしまった親番の奈落の王選手、自身が出した供託棒の回収も兼ねてタンヤオを仕掛け7巡目には5p単騎で聴牌。仮テン気味でいい待ち牌候補が引ければ変えたいところだが、恋駆くれあ選手の發の槓によりなんと5pが新ドラに。そのまま待ちを変えることなく恋駆くれあ選手から直撃。東場からリーチの不発が多かっただけにうれしい12900点の加点となった。
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南1局4本場、前局の和了で逆転されてしまった夢咲いちか選手。筒子寄りの配牌をもらうと迷うことなく染め手へ一直線。道中先制リーチを受けながらも、待ち牌選択も乗り越えて見事、鳴き清一色の和了。長い長い南1局を終わらせ再びトップに躍り出た。
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南2局、3着目で最後の親を迎えためあ・ともえ選手。トップ目、2着目と大きく点差を離されてしまいなんとか追いつきたいところで10巡目、七対子の2シャンテンであったが聴牌を苦しいとみて7mをポンしタンヤオ模様で仕掛けると、この見切りが大当たり。一気に急所を埋め、恋駆くれあ選手から5800点を直撃した。
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めあ・ともえ選手の和了は続く。南1局1本場は、リーチ・ドラ2で夢咲いちか選手から9900点の直撃。南2局2本場は、タンヤオ・赤1で恋駆くれあ選手から3500点を直撃してトップに躍り出るも、まだまだ勢いは止まらない。南2局3本場は東・ドラ1をツモ和了り、1300オールをさらに加点する。続く南2局4本場ではドラドラの手でリーチをかけると、とどめと言わんばかりの一発ツモで6400オール!
怒涛の5連続和了で一気に三者を突き放した。
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オーラス、大きくリードしているめあ・ともえ選手だが最後まで攻撃の手は緩めない。果敢にタンヤオで仕掛けていく。
わずか500点差で2着を争う奈落の王選手と夢咲いちか選手の間にも火花が散る。奈落の王選手が4巡目にリーチをかけると、夢咲いちか選手もリーチを気にせず無筋を切ってまっすぐに手を進めていく。
三者の思惑が入り乱れるオーラスとなったが、最後はめあ・ともえ選手がツモ和了り決着となった。
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多くのリーチが飛び、盛んに点棒が移動した本対局。南場の親番で一気に駆け抜け、16回の和了のうち実に半分の8回の和了を記録しためあ・ともえ選手がデビュー戦で見事トップを獲得。終盤に逆転の手を直撃し盛り返した夢咲いちか選手が2着。8回と多くのリーチを打つもあと一歩が届かなかった奈落の王選手が3着。恋駆くれあ選手は丁寧に打牌を選択するも悔しい4着となった。
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試合後インタビューコメント
1着・めあ・ともえ選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
試合終了後の牌譜検討中、たった1枚ずれるだけですべて変わるゲームだなと再認識しました。456三色の見落としなど悔しい打牌もあります、まだまだ頑張って打ちたい、強くなりたいと思いました。
でもそもそも勝ててうれしいです、うれしい。わーい。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局0本場です、ラスも見えていて、死ぬ気で何がなんでも繋げないといけない局面だと感じていました。配牌があまりにもきつかったのですが、身を乗り出して7mポンをし、自摸ることができて本当によかったです。
2着・夢咲いちか選手(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
自分的に許せない打牌があって、それがこの試合を決定づけた甘えた打牌だったのでそれを打ってしまった自分の弱さを自覚して、次はしっかりとトップを狙っていきたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局1本場、17巡目の北放銃です。
ここでテンパイしたから北を打ってテンパイ料をとりたいのであれば、直前にめあ・ともえさんが出した7m鳴くべきだし、あそこを鳴かなかったならテンパイよりも7m落として安全に降りるべきでした。
NAGA的には北打ちでいいらしいですが、その一貫性の無さと1枚切れの北を流局直前に落としてしまう甘えが最終的にトップから2着になってしまった敗着のトリガーだと思います。
3着・奈落の王選手(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
1試合目東1局。
下家の立直一発目の4pをポンして25sのタンヤオのみで突っ張る選択も有りましたが、親番とは言え1500点の手で流局まで押し引き判断するよりは、門前で追い付いて追っ掛けた方が上振れを掴めそうと判断しスルーしました。
(記・凛凛、凛世)
第1試合C卓
起家 縁所属 Pacific Dainagon選手
南家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 せどなりあん選手
西家 Luna de esperanza所属 ゆうれいいか選手
北家 ぽんてんLv47所属 笹子ジュン選手
ゆうれいいか選手とせどなりあん選手による双子の兄弟対決。このカードを待ちわびた方々も多いだろう。すでに実力をイカんなく発揮している2名を楽しみにしている声も多く聞こえている。しかし麻雀は2人でするものではない。笹子選手、Pacific Dainagon選手はこの兄弟に土をつけさせるため決戦の舞台に昇る。
東1局、Pacific Dainagon選手が赤1の一向聴から1mをカン、場を沸騰させる。その後Pacific Dainagon選手から出た4pをせどなりあん選手がチーして断么九ドラの聴牌を入れると、聴牌打牌の中をゆうれいいか選手が仕掛けカン7sの中のみを聴牌。即笹子選手の7sを捉え双子対決はひとまずお兄ちゃんが先行する形となった。
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東2局、親番のせどなりあん選手が好形の二向聴からドラの白を手放すと即座にゆうれいいか選手が白をポン、白ドラ3の好形一向聴へ。即座に聴牌を入れなんと4巡目に4-7s待ち満貫の聴牌。聴牌後即せどなりあん選手から7sを打ち取り勝負あり。8000点のリードを得る。
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東3局、Pacific Dainagon選手が七対子赤ドラドラの一向聴になるが、ゆうれいいか選手から出た8pをポン、断么九へと移行する。続く5mもゆうれいいか選手からポンし、対々和も見える大物手の一向聴となる。
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その後笹子選手はゆうれいいか選手から出た8sをチーし断么九の一向聴に移行すると、出た2sをPacific Dainagon選手がポン。断么九対々和赤ドラドラの跳満の聴牌を入れる。
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しかしただでは終わらないのがせどなりあん選手。丁寧に丁寧にPacific Dainagon選手の副露に対応し、2枚切れのカン8sで立直をすると僥倖の一発ツモ。裏1つけた跳満で先ほどの失点を即座に取り返した。
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東4局、絶好のカン3sを引き入れたせどなりあん選手がカン7mか6m7sのシャンポンで立直にいくかの選択で、シャンポンで立直。
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即座に笹子選手も追いつく。4m9sシャンポンか、カン5mかの選択でシャンポンを選ぶとせどなりあん選手に一発で放銃となる。ここは枚数で4mを勝負しカン5m待ち、放縦を回避した。
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さらにPacific Dainagon選手が平和高目断么九の6-9m聴牌を入れると7m切りの立直へ。せどなりあん選手はカン7mでの和了を逃す。
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せどなりあん選手が一発で引き入れた牌はPacific Dainagon選手の和了牌9m。聴牌で引き入れた5pが裏になり満貫の放銃となった。麻雀の面白さ、非情さが1巡に詰まった一局となった。
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南1局、Pacific Dainagon選手はゆうれいいか選手から出た東をポン。ドラ赤赤のチャンス手をものにするため果敢に発進する。さらには笹子選手から出た9sもポンし、手牌を進めた。その後ゆうれいいか選手から断么九一盃口のカン3sの立直が入ると、呼応するようにPacific Dainagon選手のネックのカン6mを引き入れ2mのドラ単騎で赤5pを押し切る。その後両者の勝負は、Pacific Dainagon選手が3sを掴みゆうれいいか選手の勝利となった。
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南2局、逃げ切りたいゆうれいいか選手は發バックで二副露を入れると、せどなりあん選手にカン5mの断么九一盃口赤の手が入る。一旦ダマに構えると、笹子選手の手から5mが放たれ7700の収入を得る。笹子選手は手痛い放銃となった。
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南2局1本場、このままでは終われない笹子選手はドラ3の1-4-7pの変則待ちで勝負にかける。
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すると宣言牌の3mを一副露入れているPacific Dainagon選手がチーし断么九赤の6m片和了の聴牌を入れる。そこに笹子選手からの立直に中筋となっていた6mをせどなりあん選手が放ち、Pacific Dainagon選手が見事6mを捉えた。
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南3局、中盤に差し掛かり全員がイーシャンテンといつ立直がかかるかわからない場面から、せどなりあん選手が暗刻の西を引き入れ槓、有効牌3mを引き入れ6-9s待ちの立直をかける。
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ここに追いつくのはゆうれいいか選手。奇しくも同じ待ち6-9sの平和ドラ1の聴牌をいれるも、切り出さなければならないのは赤5m。
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いくべきか、いかざるべきか、じっくり悩んでだした結論は
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いかない。安全牌もあり放銃すると3着目も見える。しっかり降り切る選択を選んだのだが
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悔しすぎる結果。赤5m単騎で聴牌はしたがもちろん立直はかけられない。悔しい気持ちをぐっとこらえダマ聴を続行するとPacific Dainagon選手からドラ1カン8pの立直がかかる。
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笹子選手もドラ3の勝負手だったが聴牌にたどり着けず、無念の降り。ラス親にかける。
残り枚数3対2の勝負、結果は
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せどなりあん選手だ!
裏もしっかり西を載せて跳満ツモ。兄に2度の跳満親被りさせることに成功した。
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南4局笹子選手は苦しい手牌から混一色目指して北から発進。するとPacific Dainagon選手から即座に赤1のカン7sの立直がかかる。
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後がない笹子選手は苦しいながらもPacific Dainagon選手からでた中をポン。厳しい無筋を何枚も通し、ついに混一色の聴牌を入れる。現物待ちの3-6-9mか、5-8mか、4-7mか。
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ここは打点よりも和了重視で3-6-9mを選択すると引き入れたのは中。加槓し嶺上牌から引き入れたのは7m。表示牌は9m。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105203818/picture_pc_16a6c10caca727a70b5c74c94d0f04e5.png?width=1200)
この和了目はあったのか。和了逃しだが切り飛ばしていく。
さてここで降りていたせどなりあん選手の妙手が光る。
最後の切り番Pacific Dainagon選手の和了牌7sを槓子にしていた。現物もあるし笹子選手に海底を渡したくないので槓をするかと思いきや、ここはカンせずを選択。Pacific Dainagon選手と笹子選手の2人聴牌は濃厚だ。流局すると立直棒こみでPacific Dainagon選手、ゆうれいいか選手ともに満貫ツモ条件が残るが、もし笹子選手が海底でツモした場合、立直棒を回収され跳満ツモ条件となる。さらには3人が並びになり跳満の条件をゆっくり作れる状況にならないといった理にかなった計算高い加槓せず。といった選択をとったが和了したい笹子選手は海の底から和了牌を拾い上げることはできず流局となる。
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南4局、せどなりあん選手から出た發をゆうれいいか選手がポン。満貫を打てない状況で、せどなりあん選手からはドラ9mが見えていない以上アシストもしにくいか、と思いきや暗刻の3pを切りアシストに回る。
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さらにはゆうれいいか選手も赤5pを切り自身は安いですよとアピールに回る。安心してせどなりあん選手は2mを鳴かせに行き、6-9sの聴牌。
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一刻の猶予もないが、Pacific Dainagon選手が絶好の3mを引き入れる。
問題は待ち取りだ。4-7sの平和か、9m2-5sの変則待ちにするか。ゆうれいいか選手は3-6sを鳴いておらず、5sがあまりにも厳しい。立直をかけて9m、赤5sをツモれば裏いらずの逆転だ。ここは6sを選択し立直へ。
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これがゆうれいいか選手の6-9sへ刺さる。双子のコンビネーションに無念にも敗れた形となった。
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終わってみれば双子対決はせどなりあん選手1着、ゆうれいいか選手2着と双子のワンツーフィニッシュ。Pacific Dainagon選手笹子選手は悔しい逆連対となった。
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試合後インタビューコメント
1着・せどなりあん選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
トップを取れてめちゃくちゃほっとしました
この調子で次も勝つ!!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局の間8sリーチをビビらず打てた事が良かったです。結果が付いてきて良かったです。
2着・ゆうれいいか選手(Luna de Esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
どなちゃんに跳満2回親被りをくらいトップは取られましたが良い内容で打てたと思います 次は絶対トーーーーーップ!!!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局 明らかに後手を踏んでそうでしたが前に出てアガりきった所 ゆうれいいからしいバランスだったと思います
3着・PDGON選手(縁 ENISHI)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
明日の晩ご飯はイカのなりあん詰めにしようと思います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局、8pをポンして赤5pを切った場面です。 ドラが4pなので使えれば鳴いて満貫が見えるものの、赤5pに何もくっつかず切り時を探していました。 そこで2pが通った同巡に8pが出て、切るなら中スジになった今しかないと思い、手牌を進めつつ赤5pを離していきました。
結果ジュンさんの勝負手を躱しつつ上との点差を詰められたので、局単位では良い選択ができたかなと思います。
4着・笹子ジュン選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
兄弟対決に注目の集まる卓だったので、ダークホースを狙っておりましたが、見事に引き立て役となるラス……ひとえに自身の力不足だったとしか言えない結果でした。
展開に恵まれ無くても最悪の結果は回避できるよう、ミスを少しでも減らすため研鑽を積んでいきます。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局0本場、ここの親で満貫テンパイを和了出来ればまた違った世界戦が見れたかも……
(記・Lusyaba)
第2試合A卓
起家 ANC PURPLE BATS所属 矢絣京選手
南家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 Cr7選手
西家 てんぱねすくりゅ〜所属 ひらめ選手
北家 GENESIS所属 蒼依るり選手
前期王者にして個人でのMVP経験者、実力に定評がある今季からの挑戦者、そして実力にも定評のあるチームのアイドルの2人と実にこのΣリーグらしいバラエティに富んだ顔ぶれが並んだ一戦となった。
東1局はCr7選手が好配牌を順調に育てて6巡目に先制リーチ。
まずはリーチ・ツモ・平和に裏を乗せて1300-2600のツモアガリ。
東2局は役牌対子×2のCr7選手が混一色を見据えたペンチャン外しから入るも蒼依るり選手が5巡目にリーチ。
Cr7選手が粘りを見せるも白・發の対子がいずれも矢絣選手との持ち持ちという形であと一歩が進めないまま蒼依るり選手が満貫ツモ。
東3局、まずは親のひらめ選手がペン3mのリーチを放つ。
一発で3mをキャッチした蒼依るり選手だがまずは現物の9mを打つ。
次巡、ツモ切られたのは7s。蒼依るり選手はチーすればカン5pのテンパイだ。だがこれはスルー。出にくい愚形3900ではちょっと親に押せないという判断か。
![](https://assets.st-note.com/img/1684571798242-RO1sArgrcc.jpg?width=1200)
このスルーが奏功し自力で7sを手繰り寄せる!
こうなれば追っかけリーチの一手だ。際どい押し引きバランスの境界が垣間見えた。この対決はひらめ選手がペン3mをツモ。2000オールで決着した。
東3局1本場、親のひらめ選手からまたしても早いリーチ。
押し返しを狙った蒼依るり選手の対子落としを捉えて6100の加点とした。
東3局2本場、矢絣京選手は6巡目にテンパイするも三色変化を見据えとりダマとする。11巡目までこの形を引っ張ってカン4mでテンパイ。三色確定のカン4mでリーチ。
しかし直後、蒼依るり選手が追っかけリーチ。なんと4m4枚使いの2-5-8m。
これには矢絣選手も万事休す。0枚では勝ち目がなく8mで2600の放銃となった。
![](https://assets.st-note.com/img/1684571919699-QqPVCKZpvz.jpg?width=1200)
東4局、まずは親の蒼依るり選手が發を1鳴きして軽快に発進。
するとCr7選手もすかさず白をポン。この2人は速度勝負だ。
7巡目、ここまでアガリがないラス目の矢絣選手がリーチ。タンピンドラドラの満貫確定を跳満以上にしての一撃逆転を狙う。
Cr7選手も3-6sで追いついての現張りテンパイとなったが蒼依るり選手のツモで決着。
![](https://assets.st-note.com/img/1684571953614-BepC5kLppx.jpg?width=1200)
東4局、親の蒼依るり選手は配牌からドラ3の怪物手。
決まれば強烈な一撃になりそうだ。
一方の南家矢絣選手。
字牌の対子以上が二つ、混一色やないかい!
![](https://assets.st-note.com/img/1684572035673-Q2GRSXouFQ.jpg?width=1200)
しかし6sにフォローがつく。ほな混一色とちゃうかー。字牌切ろ。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572042437-FdUDssWo78.jpg?width=1200)
しかしピンズ面子が中ぶくれになる。混一色やないかい!
![](https://assets.st-note.com/img/1684572075548-AEzcOC49nX.jpg?width=1200)
そんな一人漫才を横目に各家の手牌が仕上がっていく。
しかし13巡目、Cr7選手が動く。7pを妥協のチーで4-7mを片アガりの三色でテンパイ。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572163907-o2fqNjNzgS.jpg?width=1200)
これが大ファインプレー。終盤ながらドラ3リャンメンテンパイに辿り着いた親の蒼依るり選手の宣言牌の7mをロン。
2000点で親を流すことに成功する。
南1局はひらめ選手。面子手も残して天秤に取りながら5巡目、テンパイを果たすと2m待ちで即リーチ。
Cr7選手、蒼依るり選手ともに1mを切っており場況よし。早い七対子テンパイは字牌等の良い待ちを探したくなりがちだが果断と言えるだろう。
親の矢絣選手とて黙って見ているわけにはいかない。
ドラ待ちで追っかけリーチに踏み切る。宣言牌は先ほど通った5m。
9巡目、Cr7選手がテンパイ。4mと4pのシャンポンはあまりにも苦しいためリーチはしない方が良さそうだが両者にスジの2mくらいは打つべきか。
これがひらめ選手に捕まった。リーチ・七対子・ドラ2の満貫のアガリ。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572153993-tB5dmXZYLn.jpg?width=1200)
南2局、ひらめ選手の勢いが止まらない。
10巡目にリーチするとツモって裏を乗せる。1000-2000のアガリ。
南3局、矢絣京選手の手牌は配牌から竹の輝きを放っている。
混一色とか興味ないんで、とばかりに役牌を切り飛ばす。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572294744-DRhimU6EMC.jpg?width=1200)
ここだ。ドラ3mと7sのくっつきシャンテンからお天道様に背を向ける打4p。
もう巡目はのんびりとはしていられない。ここでリーヅモドラでも今よりは状況は良くなるだろう。だが…その平凡な道をかなぐり捨てた。
その闘志に応えるように6sが来る。ドラも叩き切る。流れは完全に矢絣。
13巡目、親のひらめ選手からリーチが入る。
そしてついに待望のテンパイ。2-3-5s待ちで高めは平和がつく。
迷うことはない、即リーチだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572343162-tft8RO2ILB.jpg?width=1200)
力強く5sをツモり上げる。
立直・ツモ・平和・清一色・裏の倍満和了で一気に2着目前まで浮上した。
南4局、蒼依るり選手は化け物のようなドラ3配牌。
これを5巡目にあっという間にリーチ。おまけの平和までつけている。
先ほど大復活を果たした矢絣選手はオリようがない手。
仕方なく切った端牌の9mが御用。メンピンドラ3の満貫となり、蒼依るり選手はトップ目へ、矢絣選手は再びラス争いと立場が分かれた。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572370518-TtDQKzbYoq.jpg?width=1200)
南4局1本場、上2人が近く、下2人も近い競った展開になりそうだ。
ひらめ選手、中を1鳴きするとペン3sテンパイから1mと1sのシャンポンに狙いを定める。
ツモか直撃で逆転。8mの大明カンもすることになるだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572399859-FMKJkDspnp.jpg?width=1200)
一方のCr7選手は矢絣選手から出る萬子を鳴いて速度を合わせに行く。
567の三色にドラ赤で打点はOKだ。
矢絣選手、9sをポン。混一色のシャンテンにとる。
ダブドラを持っているので跳満のこの手で上2人から直撃条件で2着狙いだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572428102-4T5WEpoUx2.jpg?width=1200)
ここで出てきたのはアガリ牌1m。ひらめ選手は興味なしとスルー。
この点数差だ。トップ以外眼中になしの素晴らしい勝負度胸である。
そして2枚目の1mもスルー。2着確定のアガリを拾うよりもこのままテンパイを維持してテンパイノーテンの差で逆転しようという狙いだ。
三色のみで仕掛けていたCr7選手だが風向きが変わる。4sを重ねてタンヤオに変化。これで柔軟な形を取れるようになった。
そして残り枚数も僅かとなったところでCr7選手の待ちが3-6sに変化した直後、ひらめ選手が3sを掴みCr7選手の和了となった。
![](https://assets.st-note.com/img/1684572474218-ceEeighh8R.jpg?width=1200)
トップは蒼依るり選手。勝負手を決めきったことが大きいが押し引きのバランスの良さも際立っていた。
2着はひらめ選手。果敢なリーチ判断とオーラスの大胆さ、これからが本当に楽しみになる打ち手だ。
3着はCr7選手。随所に立ち回りの上手さを見せつけ、大物手こそなかったものの最後に仕事は果たしての帰還となった。
4着は矢絣京選手。報われない展開に苦しみ続けたが南3局、起死回生の一発を入れたものの逆転を許す形での悔しいラスとなった。
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試合後インタビューコメント
2着・ひらめ選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
最後の最後でトップを逃してしまったけれど、他のところはよく打ててたと思うのでこれからも頑張りたいです!
3着・Cr7選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
余計なフラグを立てて残念な3着になりました。次は挽回したいと思います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
2軒リーチに対して中途半端に粘って筋の2mダマプッシュして満貫放銃したのが最悪でした。。
4着・矢絣京選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
色々とありすぎた半荘でした
反省点も多いですね
特にはオーラスでトップ見えそうになってしまったので上へ上へを見すぎたかなと思います
妥協点で妥協できなかったのが今回の敗因ですね
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラス1本場10巡目
上家から出た9sをポンしたところです
跳満直撃条件で2位までいけるので、1戦目がマイナスだったこともあり2位を取りたくなりすぎてホンイツダブ南ダブドラのルートを取ってしまい3位OKとできなかったところですね
ポン打8sも考えていた分、大振りしすぎて実質和了逃しで着ダウンを引いてしまったのは良くなかったと思います
少しチーム事情も悪くなってきてしまったのもあって妥協できませんでした
長いリーグ戦なのでマイナスを少しでも減らして次に繋げるという選択もしなければいけませんね
色々噛み合いが悪い半荘ではありましたがやりようがあるところがほかにもたくさんあったのでまた見返して次に繋げます
(記・穹憧るか)
第2試合B卓
起家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 奈落の王選手
南家 ぺんたごん所属 まろちょふプロ
西家 Pleiades所属 ねこ武者選手
北家 Black Cat Code所属 えりんぼパパ選手
チームの好不調がはっきり分かれている組み合わせであり、上位チームはこのままポイントを伸ばしていき、下位チームは復調のきっかけにしたいところ。
注目は開幕から個人連勝中でチームを牽引しているえりんぼパパ選手。配信ではいじられポジションが確立されつつも実力は確かなものであり、今期も開幕から暴れ回っている。この試合は個人3連勝がかかった一戦、実力者相手に成し遂げられるか。
東1局の和了率100%を記録しているえりんぼパパ選手がこの試合も2600を和了して先制した東2局、まろちょふプロが役牌發から仕掛けてのみ手がみるみるうちにトイトイの聴牌に。ここにえりんぼパパ選手がリーチ宣言牌として切った5mを受けた奈落の王選手、自身形が良く打点のあるイーシャンテンにつき筋8mに手をかけるもこれがまろちょふプロのトイトイに放銃。
トイトイ読み・1pポン出し6mが見えていただけに、トイトイなら478mのいずれかと23sのいずれかの組み合わせに見える。トイトイでなければ25s待ちあたりが本命だがその場合は安そうだ。今回はカン2s待ちから3sを引いたトイトイ変化だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1684545682955-FNHJH0KV9y.png?width=1200)
放銃に回った奈落の王選手だったが、次局東3局に3巡目に8pを置いた69p待ちを作り上げリーチ。安牌感覚で外側9pの対子落としをしたえりんぼパパ選手から一発で討ち取り3着目に浮上する。
![](https://assets.st-note.com/img/1684545702606-WrtpgywwQh.png?width=1200)
東4局にはねこ武者選手が完全イーシャンテンから役牌發をアンコにする最高の入り目で意気揚々とリーチをかけるも、リー棒を出すことは叶わず。
![](https://assets.st-note.com/img/1684545727837-gJoJEIeUJR.png?width=1200)
「ロン」奈落からこだました。前巡タンヤオドラドラのカン7m待ちを黙聴に構えていた奈落の王選手が技ありの5200を決めてトップ目に迫る。
![](https://assets.st-note.com/img/1684545747076-TRjbHGlIJJ.png?width=1200)
ラス目に回ったねこ武者選手にチャンスが舞い降りたのは南2局。
第1ツモで赤5pを引きイーシャンテンに。
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中をワンスルーするも、流石に4巡目に出た2枚目の中にはポンの声をかけ、カン7s待ちの聴牌を取る。
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![](https://assets.st-note.com/img/1684545807187-fRNeLdXwA9.png?width=1200)
しかしえりんぼパパ選手のリーチを受け終盤に危険牌を掴み撤退。
無念のノーテンに終わった。
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南3局にはまろちょふプロが手替わりを待って3メンチャンでリーチ・ツモ。トップへの決定打となった。
オーラスは着順変動なく終局。そのまままろちょふプロが嬉しいチーム初トップを持ち帰った。
![](https://assets.st-note.com/img/1684545848011-3nRH5aSUUP.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1684545858056-PAg6QECZ5N.png?width=1200)
トップを獲得したのはまろちょふプロ。仕掛け・リーチと硬軟自在の攻撃でプロの矜持を存分に見せつけ、リーダーの起用に応えた。
2着は奈落の王選手。序盤の連続放銃を中盤の連続和了で取り返し苦しいチームに見事2着を持ち帰った。
3着はえりんぼパパ選手。残念ながら個人3連勝はならず。本人も振り返っている通り奈落の王選手の技ありな先切りに屈する形となった。
ねこ武者選手は唯一のチャンスであった南2局に攻めきれず以降ノーチャンスだっただろう。強者3人の洗礼を浴びる格好で悔しいラスとなってしまった。
![](https://assets.st-note.com/img/1684267359586-Y7B1cTbgNp.png?width=1200)
試合後インタビューコメント
1着・まろちょふプロ(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
チームがまだトップ無し、えりんぼパパ選手が大きな連勝しているという所で、なんとか3連勝を防いで、あわよくばトップを獲得したいと意気込んでの試合になりました。
冷静な判断、進行でトップを持ち帰れてホッとしています!
チームポイントをプラスに持っていけるよう頑張ります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局 残り手番3巡の時点での対面えりんぼパパ選手のリーチ受け中の海底ズラしのチー
上家奈落の王選手との連携プレーと言えたかもしれません。
えりんぼパパ選手の3連勝を防ぎたい気持ちが強かったのもあり、海底は引かせないぞと思っていたのでズラすことはずっと考えていました。
実際に海底ツモを防いだことは偶然ですがしっかり準備できたことが良かったと思います!
2着・奈落の王選手(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
久しぶりの連投でしたが3着・2着と消化不良でした。ただ、手は凄く入っていて麻雀に参加できてはいたので、他のメンバーも含めてこれから段々調子が上がると良いなぁと思います。
3着・えりんぼパパ選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
悔しい3着でした。天鳳九段勢の一人、奈落さんを倒せなかったので、次こそはリベンジを!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
奈落さんの3打目8p切りリーチに一発で9p放銃したシーン。奈落さん、やりやがったなぁ!!!くそーーー。次こそはー。
(記・keitaさん)
第2試合C卓
起家 Luna de esperanza 銀貨先生選手
南家 なんでも鳴けばいいというものではない メカZ選手
西家 ぽんてんLv47 刃金しろがね選手
北家 縁 とっつあん選手
東1局はメカZ選手の先制リーチに対し赤5pを押し切ったとっつあん選手が赤5sを回収し3900の和了。その後2回流局を挟み、迎えた東4局では銀貨先生選手がのみ手で他家の勝負手を潰す。
南1局、親の銀貨先生選手の手牌に燦燦と輝くドラ5が舞い込む。
これが実ればトップがかなり近づく。沸き立つ心を抑えながら手を進めていった。
![](https://assets.st-note.com/img/1683998800748-jacFgmNVAP.png?width=1200)
これに待ったをかけたのは刃金選手。5巡目という早さでリーチをぶつけた。
銀貨先生選手も既に仕掛けられる一向聴となっており降りることはなさそうだったが、ダブ南を鳴いているメカZ選手も満貫の一向聴でファイティングポーズを取る。
![](https://assets.st-note.com/img/1683998816806-hFvFRWjoDO.png?width=1200)
押すなら7pか3sの選択だが、3sは放銃時にドラを跨ぐ、7pを切ると36s引きが發の対子落としでリスクを抑えられる等の理由で7p切りが良さそうに見える。
メカZ選手も7p切り。しかしこれが刃金選手のカン7p待ちにストライクしてしまう。リーのみの手に一発と裏3までついてくるボディブローのような一撃を食らうこととなってしまった。
![](https://assets.st-note.com/img/1683998829469-Q6Xsh0HhdO.png?width=1200)
南2局、刃金選手がまたも畳みかける。後がない親のメカZ選手の仕掛けには目もくれず、4巡目で両面2つの一向聴に、そして6巡目にリーチを放った。メカZ選手は一向聴ではあったが、ここは失点を抑える迂回を選択をした。
![](https://assets.st-note.com/img/1683998846154-9fXjiSdEIm.png?width=1200)
3着目とは約17000点差、ここで2900や5800の手で全部押すのはリスクとリターンが吊り合っていないということだろう。それならば断腸の思いで損切りを行い、シーズン終盤のために1ptでも多く守った方が長期的に得だという判断のようだ。
このリーチを刃金選手はしっかりとツモ和了。2000-4000を決め一人抜け出した。
![](https://assets.st-note.com/img/1683998863240-uGPeLNKv4Q.png?width=1200)
南3局ではとっつあん選手が刃金選手から3900をアガり2500点差まで肉薄するも、最後は刃金選手が自らの和了できっちり締め終局となった。
![](https://assets.st-note.com/img/1683998875780-4uOLtm6XHR.png?width=1200)
トップは刃金しろがね選手。思い切りのいいリーチから流れを掴み見事2連勝を獲得した。2着は中打点をコンスタントに仕上げてみせたとっつあん選手。3着は300-500の1和了だけで原点を守った銀貨先生選手。リーチが悉く空振り、不運極まりない放銃が続いたメカZ選手がラスとなった。
![](https://assets.st-note.com/img/1683998977660-ZM8bG2uLYs.png?width=1200)
試合後インタビューコメント
1着・刃金しろがね選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
南場で大きく加点してオーラスも運良くダマテンが入り逃げ切ることができました。
ぽんてんは1戦目がラスだったので、今回もそれを帳消しに出来てよかったです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局、上家のリーチを受けて現物の4pを打ち2着目の下家に振った局。
下家が9mを対子で持っていそうで、張っていれば、4pはそこそこ当たる可能性のある牌。
東を切って粘ることも考えましたが、点棒状況から上家のリーチも打点がありそうで、うっかり東で刺さって8000,12000などとなったら目も当てられないので、長考の末、リーチの現物4pとしました。下家に赤が無かったのが不幸中の幸いでした。
2着・とっつあん選手(縁 ENISHI)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
勢い的にはトップ取れそうな気もしましたが、最後の最後甘えた打牌しちゃった気もしました。難しかったですが、今の所調子は結構よさげなので次はトップ取りたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスドラの2mを引っ張り過ぎました。素直に受け入れ重視で打っていればアガリもしくは次局あったも。周りに楽させないようにして、自分が一番楽していたかもしれません。次に活かします。
3着・銀貨先生選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
供託泥棒の300-500をツモった後はずっと蚊帳の外でした。耐えることも大事なので、次頑張ります
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1局、鳴いても18000のイーシャンテンから、がねちゃんの即リーが入って一発でメカゼさんが飛び込んで終了になった局。全体通して唯一に近いチャンスだったのでモノにしたかったですが、思い切りの良い即リーに見事にやられてしまいました。
4着・メカZ選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
これが罰というのならば
甘く香る 愛のバレットで
心臓 ねぇ 撃ち抜いて
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局のピンフを曲げた所です。曲げて悪いこともないだろうけど曲げない選択肢も全然ありました。少し前掛かりすぎたか?
(記・西向く侍)
試合結果
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本節最もポイントを獲得したのはGENESIS。元教室生タク選手と蒼依るり選手の連トップで借金をほぼ完済しました。
そしてBCCがここにきて首位に。2冠目に向けて好調を維持しています。
さらにそれに続く形でてんぱねが2位につけました。
PleiadesとAPBは大きく後退してしまう結果に。両チームにとっては苦い1節となりました。
おわりに
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