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第1期Σリーグ観戦記・第11節

こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。

本日は5/28(日)に行われた第11節の観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。


第1試合A卓

起家 GENESIS所属 Yukiちゃんねる選手
南家 Emperor Peng Inc.所属 奈落の王選手
西家 ぽんてんLv47所属 魔王KUUGEN選手
北家 ぺんたごん所属 アルシー選手

東1局、あまりにも早い魔王KUUGEN選手の七対子東単騎の立直。

ノーヒントすぎるこの立直で魔王KUUGEN選手が奈落の王選手の東を打ち取り、まずは3200点を得る結果となる。

東2局、7pポン、3pチーして4m8mでタンヤオの躱し手を入れたのはアルシー選手。

しかし魔王KUUGEN選手の2s槓でアルシー選手の手がドラドラへと昇華する。

ここに追いついたのは奈落の王選手。平和赤の1‐4p。場の情報で5枚見えと枚数が不安だがここは少し時間をかけて立直へ。

さらに5‐8pで追いついたのは魔王KUUGEN選手。タンヤオ赤で立直へ。3者の手がぶつかる。果たして結果は。

見事ドラの5pを捉えた魔王KUUGEN選手の満貫のツモ和了。東1局に引き続き連続での和了となった。

東3局、放銃と親被りでラス目に落ちていた奈落の王選手。なんと平和赤赤ドラドラの超勝負手。これは跳満の立直を選択した。

しかしここを躱しに来たのはアルシー選手。東内臓の赤1カン2m聴牌。入り目の8pを勝負していく。

この押しが実り2mを即捉えることに成功した。奈落の王選手はあまりにも痛い放銃。嫌な展開が続く。

東4局、先ほどの和了から勢いに乗りたいアルシー選手。ダブ東をポンして赤1の5‐8mの5800の聴牌を入れる。

ここに追いついたのはYukiちゃんねる選手。三色赤の勝負手を7s8sで立直へ。

しかしここはアルシー選手へ軍配。5800に立直棒を手に入れトップ戦線へ。

東4局1本場、今まで耐えてきた奈落の王選手。赤赤ドラの勝負手で6pをポンして5p4sのシャンポン満貫の聴牌を入れる。

しかしこのままでは終わらせない。魔王KUUGEN選手の2‐5pの平和立直へ。さらなる加点を狙う。

ぶつかる二人の王。勝利したのは奈落の王選手。満貫の収入で3着目へと浮上する。

南1局、わずか4巡目での赤1立直をかけたのは親番Yukiちゃんねる選手。

ここに追いついたのは奈落の王選手。3‐6‐9sの高目一気通貫の平和の立直。しかしYukiちゃんねる選手はこの追いかけ立直にびくともせず5pのツモ。2000オールで親番を繋ぐ。

南1局1本場、アルシー選手、魔王KUUGEN選手はともに2副露。アルシー選手は白赤ドラのドラ5s単騎、魔王KUUGEN選手は西のみ6‐9s聴牌とYukiちゃんねる選手の親番はもう絶体絶命かと思われたが、ドラ1の1‐4s聴牌で立直へ。

これを魔王KUUGEN選手から一発で捉え、親番でトップ目まで上り詰めた。

南1局2本場は奈落の王選手が5‐8pで立直からアルシー選手の追いかけ立直宣言牌の8pを捉え、奈落の王選手は自らの手で親番を迎えることに成功した。

南2局、あまりに無情なアルシー選手の3巡目中ドラの東9pのシャンポン立直。奈落の王選手の親番は風前の灯火かと思われた。
しかし最高の9mを引き入れた奈落の王選手。ドラこそないものの2‐5‐8p7sの変則四面張で追っかけ立直へ。

見事赤5pさらには裏3を掘り当て6000オール。今まで耐えに耐えてきた奈落の王選手。最高の1局を引き当てた。

南2局1本場、平和のみの聴牌をYukiちゃんねる選手が即座に立直へ。
アルシー選手も追いつき立直するも、Yukiちゃんねる選手は一度も自模の機会を与えず奈落の王選手に挑戦権を叩きつけた。

南3局、なんとか親番を継続したい魔王KUUGEN選手だが全く追いつかない。アルシー選手の5‐8m赤1の立直にYukiちゃんねる選手の5‐8sタンヤオ赤ドラの手の前にもはや風前の灯火。結果は8sをYukiちゃんねる選手がツモ和了で奈落の王選手をさらに追い詰める。

南4局、条件付きではあるもの平和の立直を魔王KUUGEN選手が立直。

聴牌ノーテンで変わる点差のYukiちゃんねる選手は、魔王KUUGEN選手から切られた3pをポンして聴牌へと向かう。しかし聴牌へ向かう9mは魔王KUUGEN選手の和了牌。裏1条件だが。

乗らず。着順はそのままとなった。

奈落の王選手が少ないチャンスをものにし第一節以来のトップをチームにもたらした。

試合後インタビューコメント

2着・Yukiちゃんねる選手(GENESIS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
勝負所で手痛いミスを連続して犯したのが響きました
こういうところが単純な実力不足なのかなと
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南一局1本場
一発和了でよかった

3着・アルシー選手(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
5試合連続逆連対となってしまいました…だけど、今日の試合は個人的に一番落ち着いて打ててたので、この気持ちで残りの試合も戦い抜きます!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
特別なところはなかったですが、全体を通して押し引きのメリハリがつけられたのは良かったです!

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第1試合B卓

起家 Black Cat Code えりんぼパパ選手
南家 麻雀以外麻雀じゃないの ふみKUN選手
西家 Pleiades 柵@よーこ選手
北家 てんぱねすくりゅ~ ごんろく選手

前半戦はえりんぼパパ選手と柵@よーこ選手の撃ち合いとなる。
東1局、柵@よーこ選手のドラポンに反応し仕掛けた親のえりんぼパパ選手がダブ東・トイトイにを仕上げ12000の和了。
続く1本場は柵@よーこ選手が2軒の萬子混一に対し4mを押し切り8000の和了。東2局には500-1000も重ね、えりんぼパパ選手をぴったりとマークした。

えりんぼパパ選手の12000
柵@よーこ選手の8000は8300(裏3)

えりんぼパパ選手は東3局を一人ノーテン流局で終え、一時的にトップ目を譲ってしまう。しかしえりんぼパパ選手はここから本領を発揮。東3局1本場では軽快な仕掛けからタンヤオ・ドラ3の8000、東4局のドラ単騎七対子は空振るも、その1本場にはごんろく選手の仕掛けを躱す3900をきっちり仕上げ、独走状態で南入となる。

再びギアを上げたえりんぼパパ選手

後半戦は一転してごんろく選手とふみKUN選手の撃ち合いに。
南2局、この親番を逃すとかなり厳しいふみKUN選手は配牌でドラの中が対子。しかしこれが鳴けないまま門前で聴牌を入れる。当然リーチとすると和了牌をしっかりツモり上げ、ラス目から抜け出す4000オールを決めた。

渾身の4000オール

ふみKUN選手は続けて700オールをアガりごんろく選手を突き放しにかかるが、ごんろく選手も引けを取らない。
南2局2本場、ごんろく選手は5巡目に聴牌を果たすと即リーチ。親のふみKUN選手にガシガシ押し返されるもののなんとか2600の直撃を果たし800点差まで詰め寄る。
迎えた南3局ではドラ2の手をリャンメンからチーする景気の良い発進を見せ、柵@よーこ選手の4mを打ち取り3900の加点。3着目を奪い返した。

オーラスで3000-6000をアガられても大丈夫な間合いを作った3900

オーラス、トップ条件は跳満ツモとなる柵@よーこ選手だが、3着目が近いこともあり中を仕掛け3-6s待ちで早々に聴牌。2着を確保する動きだ。
これに追い付いたのはふみKUN選手。一通・ドラ1のカン2m待ち、3着条件を満たしている聴牌を入れ和了率最大を取るべくダマとした。
その後えりんぼパパ選手も聴牌を入れた直後にふみKUN選手が6sを掴み、柵@よーこ選手が2着を確定させる和了を決めた。

試合後インタビューコメント

1着・えりんぼパパ選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
打ち回しで魅せれた良い試合になりました!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東一で今の所5戦全部あがってます。凄い(語彙力)

2着・柵@よーこ選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ようやく初連対取れました! ちょっとふわふわしてましたね。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局一本場 何とかリーチまで漕ぎ着けて裏3乗せた所。

この対局の牌譜はこちら!

(記・西向く侍)

第1試合C卓

起家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 メカZ選手
南家 縁所属 ぶる選手
西家 ANC PURPLE BATS所属 エンデ選手
北家 Luna de esperanza所属 げんぶ選手

レギュラーシーズンも折り返して11節目。
ファイナルシリーズでのアドバンテージ枠を争っている現在2位のるなすぺ、3位の縁がぶつかり合った。ななない、APBも後方からアドバンテージ獲得を虎視眈々と狙っている。中だるみなどない。注目の卓となりそうだ。

東1局
親番のメカZ選手の8巡目、5mを重ね縦系の手になると、前巡にスルーしていた2pを下家からポンして対々和に舵を切る。1シャンテンから1シャンテンの鳴きだが、単純な打点上昇に加え、ドラの發が鳴けずに役が作れなかった時の保険付きだ。

5mの重なりから一気に対々和へ

その後、發もポンして聴牌を入れると1pをツモって發・対々和・ドラ4で開幕からの6000オール。鳴くべき牌でしっかりと鳴く、まさしくチーム名を表すような和了となった。

鳴くべき牌を鳴けば和了と打点はついてくる

東1局1本場はメカZ選手がエンデ選手から2000は2300の直撃。続く2本場ではエンデ選手がぶる選手から1000は1600の直撃となった。

東3局2本場
さらにエンデ選手の一人聴牌での流局を2回挟んでの東3局2本場。
親番のエンデ選手が順調に手を進行させ8巡目に1-4s待ちでリーチをかけると、2巡後に4sツモで1000は1200オール。供託を入れて4600点の収入となる。控えめな点数移動に見えるが前局、前々局の流局での収入も合わせると全員と差し引き約13000点分と大きな収穫だ。

実質1000オールを3回分

東3局3本場
2回の流局で消化不良だったところに和了を手にしてノリノリのエンデ選手。この局も中のポンから7巡目に1-4m待ちの聴牌を入れる。しかし、これに待ったをかけたのがメカZ選手だ。エンデ選手が聴牌を入れた同巡、6-9p待ちの平和・ドラドラでリーチをかける。これをエンデ選手が掴んでしまい、8000は8900の直撃。メカZ選手が詰まりかけた点差を再び引き離した。

東4局
先ほどのエンデ選手の放銃でトップと他の3選手ではっきりと点数が分かれた展開に。抜け出したい3選手のうち、最初にチャンスが訪れたのがぶる選手だ。9巡目、カン6pのリーチ・ドラ1を曲げると、山にいた最後の6pを見事ツモ。裏を1枚乗せての2000-4000でラス目から脱出、2着目に浮上した。

最後の6pはそこにいた

南2局
南1局はエンデ選手がげんぶ選手から1000点を直撃。続く南2局、さきほどのツモで2着目に浮上したぶる選手の親番。その配牌を見ると中の対子にまとまった筒子。迷わず染め手へと進行だ。

怪しい切り出しを察知した上家のメカZ選手から絞られてしまい苦戦するも14巡目、2p切りで3-6p待ちの中・混一色・ドラ1の聴牌。が、問題になるのは前巡のげんぶ選手からのリーチだ。直撃を許せば一気にラス転落も考えられる。しかしこの手をモノにできれば遥か遠くに浮かぶトップのメカZ選手も射程圏内だ。
一呼吸おいてぶる選手から選び出されたのは2p、まっすぐ戦う意思を見せると、3pを掴んでしまったげんぶ選手から12000の直撃。3選手のラス目争いから抜け出すとともにトップへと大きく近づく。

南1局1本場はぶる選手がメカZ選手から1500は1800を直撃し、いよいよトップ争いの点差は10000点以内に。

南2局2本場
点差を詰められてしまったメカZ選手だが、この局は發のポンからわずか4巡目での高速聴牌。その次巡、同じく高速で聴牌を入れたげんぶ選手からリーチがかかるも1度もツモ番を渡すことなく自身がツモ。500-1000は700-1200、リーチ棒も手に入れて、これで2着目のぶる選手との点差は14000に。

南3局1本場
さらに1度の流局をはさんで南3局1本場。この局は大きなターニングポイントになった。
配牌からぶる選手は萬子の染め手、げんぶ選手は筒子の染め手へ。さらに6巡目にメカZ選手が5sチーから索子の染め手へと向かったことで、なんと親のエンデ選手以外がそれぞれ別の色での染め手となる。

三者三様、混一色へ

なんと染め手の3人が全員聴牌にたどり着いた中で12巡目、親のエンデ選手からもリーチがかかる。

4人聴牌、ゼロ距離でのインファイトへ

全員の当たり牌が山に存在し、誰が和了って誰が放銃してもおかしくない、4人全員でのインファイトに突入したが、勝利の女神がほほ笑んだのはメカZ選手。赤5sをツモり、待ちを1-4-7s待ちに変えた瞬間、ぶる選手が1sで放銃。8000は8300。供託4本を入れて12300点の収入でトップの地位を盤石のものとした。

制したのは索子の混一色

南4局
迎えたオーラス、ここまで苦しい展開のげんぶ選手の親番。1人凹みで点差はついたが、まだまだ諦めるわけにはいかない。あとは登るだけと意気込むところだろう。
12巡目、対子が多く難しい進行だったがげんぶ選手がペン3m待ちでリーチにこぎつける。これを一発でツモって2000オール。反撃に向けてまずは1歩前進だ。

裏は乗らないが一発ツモ!

南4局1本場
ようやく和了にたどりつけたげんぶ選手。流れを呼んだか、7巡目に2-5m待ちの平和でリーチをかける。当たり牌が出ず流局となったものの1人聴牌で点数は地上へ。このまま連荘に望みを託す。

いったん地上へ

南4局2本場
地上に上がって次はラス脱出へ向かうげんぶ選手の9巡目、赤赤を有するカン6pでリーチ。ツモることができればいったんラス脱出に十分な手だ。このリーチに現物を合わせたメカZ選手の8mをぶる選手がチー、一発消しと共に西バックで聴牌を入れる。さらに次巡、現物がないメカZ選手から対子だった西がこぼれ、ぶる選手に3900は4500の直撃。メカZ選手とぶる選手のピタゴラスイッチ的連携で終局となった。

開幕から高打点で和了し、場を支配し続けたメカZ選手がトップを獲得。3選手での争いから1歩抜き出たぶる選手が2着。東場では躍動するも、南場では苦しい展開だったエンデ選手が3着。げんぶ選手は6回と一番多くのリーチを打つも和了になかなかたどり着けず無念のラスとなった。

試合後インタビューコメント

1着・メカZ選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ウマぶらないでいいと思う選択をしっかりする、という意識で臨んだ試合だったのですが遠い仕掛けも怖がらずにしっかり鳴いた結果よく和了れました
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局の6000オールが自分ではオーソドックスな手順だったつもりなんですがどうも誰にでも和了れる6000オールだったわけじゃないようなのでそこの2pポンがよかったように思います。

2着・ぶる選手(縁)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
最初の方回線落ちちゃってご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。
打点やリーチぶつかり合いが多くて、ひやひやする局面が多かったですが、局面に恵まれてたなって思います。
メカZさんの差し込みノータイムでかっこよかったです!!!!!!!!ありがとう
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
山1かんろーぴんつ持って裏1!!

4着・げんぶ選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
少しずつ成長しているところを見せられた気がしますが、やはりまだまだ未熟なところが露見してしまう場面もあったのでもっと精進せねばと感じた半荘でした。次回までにもっと成長してきます。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局0本場のペン3m立直
半荘の順位は変わっていないですが、あの立直で素点を回復していなければチーム順位が3位に落ちていた可能性もあったため。

この対局の牌譜はこちら!

(記・凛凛、凛世)

第2試合A卓

東家 Emperor Peng Inc.所属 奈落の王選手
南家 ぺんたごん所属 ダイゴ選手
西家 GENESIS所属 元教室生タク選手
北家 ぽんてんLv47所属 笹子ジュン選手

東1局、先制聴牌をいれたのはダイゴ選手。6s白シャンポンにて立直へ。

安目だが、見事6sを捉えダイゴ選手が和了。親番を迎える。

東2局、続け様にまたしても白のシャンポンドラ1の立直へ。

一人旅かと思われた矢先、元教室生タク選手がツモり三暗刻の手で追いつき立直を敢行。

しかし元教室生タク選手の三暗刻のチャンスを一度も与えず、今度は高目の白を捉えたダイゴ選手。4万点台と大きく抜け出すことに成功した。

東2局、更なる加点を目指すダイゴ選手は7sポンの対々和へ全力発進だ。

しかし絶好の赤5mを引き入れた笹子選手がカン2pの立直へ。

これが望外の一発ツモ!跳満の加点で一気にダイゴ選手に詰め寄った。

笹子選手に近づかれたダイゴ選手は2-5-8m混一色ドラドラの聴牌と更なるチャンス手を入れる。

また奈落の王選手も形聴、手替わり次第では567三色も見える形だが、即座にダイゴ選手の和了牌8mを掴み降りに回される。

しかしそんなことも物ともせず最後のツモで5mを捉え満貫の和了。笹子選手を突き放つ。

事件が起こったのは東4局。元教室生タク選手の早すぎる2-5-8m断么九高目平和の最高を立直へ。

ここで聴牌を入れていた笹子選手は槓子の5sを槓。
すると5sが新ドラにモロ乗り!ペン7pながら赤ドラ5のおっかけ立直!

勝負の決着は笹子ジュン選手の7pツモにて決着。裏裏を載せて親倍満。24000点と圧倒的なリードを築き上げた。

東4局1本場、着順上昇も厳しくなってしまった元教室生タク選手。目下ライバルである奈落の王選手からドラを捉え、中ドラドラの5500点の直撃で南場へ突入する。

南1局、なんとか着順浮上を目指す奈落の王選手はドラの3s切り高目一盃口の立直を宣言するも、この3sはなんとダイゴ選手の和了牌。ダブ南ドラドラ赤赤の跳満、笹子選手まで目前へと迫る。

南2局。ダイゴ選手は親番にて中ドラ赤を奈落の王選手から打ち取り、笹子選手まで目前だ。

流局を挟み南3局2本場。これ以上素点を削られるわけにはいかない奈落の王選手はダイゴ選手から2pを捉えオーラスへと向かう。

南4局、567三色の逆転の手を入れたダイゴ選手、見事先ほどは放銃牌であった2pを捉え、トップ逆転へ。

最後まで攻め立てたダイゴ選手がトップを飾った。連投となった奈落の王選手はトップラスでまさかのマイナス、さらには53500点持ちで2着になった笹子選手には悔しい一戦となった。

試合後インタビューコメント

1着・ダイゴ選手(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
激しい戦いでしたが、何とか追いついて今期初トップが取れました(≧▽≦)ノ
この流れに乗って、次戦もトップねらいます!!
#流れは大事
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1局1本場 ダブ南を鳴いた後 ノベタンマンガンテンパイにも取れましたが、トップを狙うためにはここで跳満を取ることが大きいと考えて、ドラ単騎にこだわりました(≧▽≦)ノ
ここをあがれたことでトップを引き寄せたと思います♪

2着・笹子ジュン選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
放銃ゼロ、3000,6000と8000オールを上がったのに何でトップ取れないの(´•̥ω•̥`)
と、悔しかったですが、素直にダイゴさんが素晴らしかったと思います(*^_^*)
私の初トップは次回にお預けですo(^-^)o
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東2局1本場、ダイゴさんがやや抜けてしまってたところでの3000,6000ツモは、3着以下を突き放して一騎打ちのトップ争いに持ち込むターニングポイントになりました。場に2枚見えのカン2pでしたが、山に居そうだと思いリーチ、一発でツモれたのは気持ち良かったです(^^)

4着・奈落の王選手(Emperor Peng Inc.)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
第1節1試合目以来のチーム2トップ目を獲れたとみんなで喜んでいたら、2半荘目でボロ雑巾みたくなりました。私が不幸を背負ったことによって他のチームメンバーが上振れることを願って止みません。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
2半荘目南1-0
残りツモ1回の手番で、ラス目で親権維持したい為、6pは気合でプッシュしましたが縦置きしました。
理由としては、場を見渡すとカン7mが全然良くない場況且つ、上家が4m→5m手出し立直でした。
残り1巡でのカン7mでの和了を逃すことより、36mを次巡で掴んだ時に打8mで聴牌維持できるようにすることや、無筋58p辺りを掴んだら場合によってはオリる余地を残す為に曲げませんでした。
結果的には7mの一発出和了を逃しましたが、選択自体に後悔は無いですし、恐らく今後も同じ選択をしそうです。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第2試合B卓

起家 Black Cat Code なーいん選手
南家 Pleiades ねこ武者選手
西家 麻雀以外麻雀じゃないの ふみKUN選手
北家 てんぱねすくりゅ~ keitaさん選手

蒼い魂天マークが光る三名に、ねこ武者選手が果敢に立ち向かう構図となった。チームが厳しい状況におかれているふみKUN選手は自ら立て直そうとこの日2戦目の闘牌。結果を持ち帰る事が出来るか。

東1局0本場、親番のなーいん選手にいきなり勝負手が入る。5巡目に平和ドラ3の爆弾を抱えて先制立直。しかも1枚槓ドラがめくれており、ツモれば6000オール、8000オールでいきなり大勢が決まる。しかし3者が堅実に降り切り、ツモる事もなく流局。

東1局1本場、親番のなーいん選手に勝負手が入る(再放送)。ドラドラの手を喰いタンで仕掛ける。ドラを暗刻にして12000に、最終的にはトイトイまでついて18000の勝負手にまで育つ。しかしこの局も和了には届かず一人聴牌。加点はしているものの何かスッキリしない。

その後ふみKUN選手が500-1000を2回、keitaさん選手の一人聴牌と、決め手が出ないまま中盤戦に突入。

東4局

なーいん選手、三色同順ドラ2の一向聴。打6mとしてもう形を決める。

わくわくしているだろうなーいん選手の裏でふみKUN選手がドラ4の一向聴の手をしたためていた。激突必至。

なーいん選手、11巡目で苦渋のチーテン。

ねこ武者選手、先制立直。いわゆる「のみ愚形」だ。8sの景色はかなりいいので何事もなく和了りたい。

ふみKUN選手ついに聴牌。ドラ3赤の追いかけ立直。

keitaさん選手までまさかの参戦。全員の気持ちがぶつかり合う。

ロシアンルーレットの実弾はねこ武者選手の元へ。ふみKUN選手の満貫和了。8000に加えて1本場の300、供託4000点を回収。

南1局2本場

ふみKUN選手が東場の勢いのまま47p待ちの先制立直。この手も高目ツモで満貫が見込めそう。決め手になるか。
しかし、黙っていなかったのはねこ武者選手だった。

嵌5sと36mの一向聴で構えていたねこ武者選手、最高の5sをツモって追いかけ立直。ツモれば最低跳満、ドラの方(3m)をツモり裏が乗れば倍満になる逆転の一手。ふみKUN選手と今一度めくり合いの挑戦状を叩きつけた。

ドラ3mツモ。大きすぎる3000-6000の加点で、一気に最下位脱出。

南3局、南4局はともに流局という珍しい幕切れとなった。

トップは勝負手をきちんとモノにしたふみKUN選手、2着は安定した打ちまわしを見せたなーいん選手となった。ねこ武者選手は跳満での加点を最後まで守り切り、価値のある3着を確保。keitaさん選手はこの半荘で一度も和了れず、大きな失着のないままラスへと沈んでしまった。

試合後インタビューコメント

2着・なーいん選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
今期のBCCは1戦目で点数を稼いでくれることが多く、2戦目に出ることが多い私はとても打ちやすいです。チーム状況と自分の手牌価値を鑑みて押し引きできるのが楽しく次回も頑張りたいです!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局に6000オールをあがれなかったので2着でした。パパならあがってました。

4着・keitaさん選手(てんぱねすくりゅ〜)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
なまじ相手の聴牌速度や打点レンジがわかりやすい情報がたくさん落ちてた半荘なだけに、かなり降りざるを得ない展開になったのがきつかったですね。思考はてんぱねすく〜るにて解説予定ですのでそちらも是非。 手材料の割にそんなに内容悪いとは思ってないです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1局 打6pチートイ固定
上家が8sを67sでチーしていたため、上家の5s所持率が低いこと。またチートイにした方が打点がある可能性が高いということを加味して6p切りました。NAGAとねじさんには怒られるのを承知でこうしたのでそんなに後悔はないです。

この対局の牌譜はこちら!

(記・まさき)

第2試合C卓


東家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 無名叢子選手
南家 縁所属 Pacific Dainagon選手
西家 ANC PURPLE BATS所属 武則輝海プロ
北家 Luna de esperanza所属 獅子ヶ谷フレア選手

東1局、Pacific Dainagon選手が南のポンから発進。いち早くペン3pの聴牌をいれる。

ここにチャンス手を入れた獅子ヶ谷選手。4mの暗槓でドラを使い切り赤赤ドラドラの断么九聴牌へ。

しかしここは和了は発生せず。直前で聴牌をいれた無名叢子選手も聴牌し3人聴牌。静かな立ち上がりとなる。

東1局1本場。赤赤のチャンス手をものにしようと無名叢子選手は3sのチーから発進。断么九本線で和了を目指す。

しかし先に聴牌を入れたのは獅子ヶ谷選手。7p、7sのシャンポンで断么九の手を立直へ。

ここに即座に追いついたのはPacific Dainagon選手。最高の7mを引き入れ平和ドラドラの追いかけ立直へ。

しかし結果は7sをツモ和了した獅子ヶ谷選手の手が決まる。裏1を乗せ満貫のリードで東1が終了した。

東2局、Pacific Dainagon選手は1sのポン。混一色へ向けてまっしぐらだ。

続け様に武則プロが3mをチー。役牌バックの仕掛けを入れる。

ここに追いついたのは獅子ヶ谷選手。6-9s待ちのドラ1の手を立直へ。

絶好の白を重ね、混一色の聴牌を入れたPacific Dainagon選手。打ち出された東はなんとドラドラで聴牌をいれていた武則プロに刺さってしまい手痛い放銃となった。

東3局、激しい空中戦となる。武則プロは索子の混一色。獅子ヶ谷選手は混全帯么九。ここに参戦したのはPacific Dainagon選手。無名叢子選手から出た6mをチーしてドラ7m単騎の聴牌へ。

これを見事に捉え満貫のツモ和了。獅子ヶ谷選手に詰め寄った。

東4局は武則プロが白バックの仕掛けにて9mを獅子ヶ谷選手から捉え、誰にも大きなリードをさせないまま南場に突入した。

南1局、ここまで和了のない無名叢子選手は6m7mの断么九聴牌。しかしここは獅子ヶ谷選手の断么九赤赤の手に潰されてしまいまたしても獅子ヶ谷選手が一歩抜け出した。

南2局は武則プロがわずか4巡目での2-5s平和ドラ1の立直へ。

僥倖の赤5sツモで満貫のツモ和了。武則プロが2着目へと躍り出た。

なんとか逆転したいPacific Dainagon選手は發のポン、ドラ1の5-8mで点差を縮めようと目論む。

しかしここに追いついたのは獅子ヶ谷選手。赤ドラの手をPacific Dainagon選手から捉え、オーラスに向けてリードを築いた。

オーラス獅子ヶ谷選手の發赤、Pacific Dainagon選手の断么九赤の手にぶつけてきたのは武則プロ。断么九ドラの2-5p、ツモればトップ逆転の手で立直へ。

しかし流局間近、ドラマがおこる。Pacific Dainagon選手から出た6pを、獅子ヶ谷選手がポン。聴牌を崩し親番をこの局で終局させる選択を選んだ。

最後のツモで5sを引き入れたPacific Dainagon選手はカン3m聴牌から4m単騎へと変化させる。

なんと海の底にいたのは4m!最後の最後に女神は縁を選び、なんと武則プロは激痛の3着へと落とされた。

結果見事和了を積み重ねた獅子ヶ谷選手の勝利となった。

試合後インタビューコメント

1着・獅子ヶ谷フレア選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
初トップがトップレベルのメンツの時に来てビックリしました!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラス最終巡のトップ目の親でテンパイを取りそうになってしまいました。
回避した結果、武則pの着順が落ちるという結果に… 申し訳なかった…

2着・Pacific Dainagon選手(縁)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
めちゃくちゃ苦しかったですがなぜか2着になりました。オーラスカットイン入って自分でびっくりしました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局、赤5mを残してペン7pを払った場面です。
一度5mを切ってしまっており、改めて赤5mを使い切るのは難しいですが、ペン7pが1枚切られてしまったのと、瞬間の1シャンテンが微妙なテンパイになってしまう牌が多いので、カン6mチーで喰いタンの3900テンパイを取れる形にしました。
7mの場況も良いと思っていたので、結果的にはドラ単騎の満貫をツモることができたのが大きかったです。

4着・無名叢子選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
内容は悪くはなかったみたいですが運がイマイチでした。次は微ミスを減らしたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3の立直判断が難しかったです。NAGA解析でも微差でした。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

試合結果

本節ポイントを最も獲得したのはBCCえりんぼパパ選手なーいん選手のトップ2着で、2位以下を突き放しにかかっています。
次点ではぺんたごんダイゴ選手の大逆転トップでシーズン折り返しを好発進。復調の兆しをみせました。
シーズン後半戦を占うこととなった本節、このままBCCが逃げ切るのか、はたまた占いの結果を覆すチームが現れるのか。今後に注目ですね。

おわりに

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