第3期Σリーグ観戦記・プレーオフ第4節
こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに5/19(日)より対局がスタートした第3期Σリーグ。第3期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合、プレーオフ全5節10試合のチーム戦です。
本日は8/28(日)に行われたプレーオフ第4節の観戦記をお届け致します。
対戦組み合わせと出場選手はこちら。
今回は第2試合A, B卓をピックアップしました。
第2試合A卓
起家 M kingdom所属 白石太陽選手
南家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 まちぐさ選手
西家 RIDECAT所属 てんぽいんと選手
北家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 みずきけい選手
連投のてんぽいんと選手は1戦目でトップを見事獲得。RIDECATのファイナル進出がかなり濃厚となったところだ。この勢いを維持できるか。
白石太陽選手は今期まだトップを獲得できていない。もしもその初トップがここで出たら、M kingdomに間違いなく勢いが付きそうだ。
東1局、東2局はともにみずきけい選手が和了をものにした。
ファイナル進出にむけ、トップを持ち帰るべく優位に立つ。
東3局1本場
白石太陽選手の配牌。かなりの勝負手が入った。
ツモ4pで聴牌。47m待ち。
ダマを選択。7p、4sで高目三色への手替わりが見える事などがあるだろうか。すでに満貫なのでそのまま和了できてももちろん大きい。
7mを掴んだてんぽいんと選手が(もちろん)止めずにツモ切った。
てんぽいんと選手が所属するRIDECATはファイナル進出のライバルでもあるので、ここでの直取りは大きそうだ。
南2局
3巡目、みずきけい選手が14m待ちで先制立直。
4巡目、てんぽいんと選手がすぐさま追いついて嵌2p立直。
1pが先制立直の現物、3456pという四連形含みの形だが即決。
こんな早い巡目で二軒立直が来てしまってはたまったものではないが、白石太陽選手はここから西西。安全な牌を切りつつ、形は完全には壊さない進行だ。
3mをズバっと引いて聴牌。3pはどちらにも通ってないが勝負!
まちぐさ選手をよそに三者のロシアンルーレットが始まった。
実弾を掴んでしまったのはみずきけい選手。白石太陽選手の和了牌、9sはドラで3翻。立直棒2本もごちそうになり白石太陽選手がトップに躍り出る。
これまでたどり着けなかったトップの景色を遂に見る事が出来るか。
南3局
白石太陽選手、面子手、七対子のどちらにも対応できるように手組を進める。
7巡目、てんぽいんと選手の手牌。四暗刻一向聴だ。ここで聴牌までたどり着こうものなら事件だ。
南を引いてしまった。出和了でも18000スタート。初トップを願う育成枠に特大の爆弾を仕掛ける。
白石太陽選手、ここから放銃するわけにはいかないと打3pから。
しかしここでみずきけい選手からも立直が飛んでくる。
既に手は壊れている(七対子一向聴ではあるが二軒立直に対しては押せないだろう)。しかし、二人に100%通る牌は存在しない。
候補は2p(親の3pの外側で上家の筋)、8s(親の筋かつ6sがワンチャンス)、1p(何としても親への放銃だけは避ける)あたりだ。
白石太陽選手の指はどこに伸びるか。
選ばれたのは8sだった。
白石太陽選手の初トップはすぐそこまで来ていた。しかし本対局でも、目前で手からこぼれ落ちてしまった。
トップはてんぽいんと選手。決定打の出ないまま進んだ半荘を、南3局の18000で全てひっくり返した。圧巻のデイリーダブルでファイナル進出をほぼ手中に収める活躍となった。
2着となったのはまちぐさ選手。この半荘唯一の無放銃で素点を守る結果とはなったものの、トップが欲しかった所だろう。
3着はみずきけい選手。計5回の立直を放つも放銃も3回と、得点の乱高下が激しい半荘となった。
ラスとなってしまった白石太陽選手。南3で一時トップになったものの、たった一度の放銃があまりにも痛恨な一撃となった。
試合後インタビューコメント
2着・まちぐさ選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
全力は出し切りました。次があって欲しいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
7m単騎倍満聴牌の局。あと一歩届かず。
4着・白石太陽選手(Mkingdom)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
[試合の感想]
ここまでプレーオフ7戦、全連対で繋いできたバトンを落としてしまいました。
真剣勝負の結果なので、仮にチームの誰がそうなっていても仕方ないことですが、
自分がファイナル進出条件を厳しくしてしまったことに大きすぎる悔いが残ります。
[次の試合に向けて]
不測の事態が起きない限り、プレーオフ最終節は応援に回ります。
敗着となったミスを取り返す機会をいただけることを信じて応援するのみです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局2本場6巡目
早々に2軒リーチが入り、こちらの勝負打牌は超危険牌の3p。
勝算のある待ちだったので、勇気を持ってリーチに打って出ました。
チームからも絶賛を頂けた、会心の一打で和了できました。
南3局0本場10巡目
放銃シーンですが、打牌候補は 1p 2p 8s でしょうか。私は8sを選択。
親のてんぽいんと選手に後スジ・先に9sが打たれていて縦受けしかなさそう。みずきけい選手にもワンチャンス。
総合的に、両者合わせた放銃率が最も低い牌として選択しましたが、
てんぽいんと選手のトイトイ三暗刻18000に刺さる最悪の結果となりました。
この選択はミスです。
親であり、かつファイナル進出の直接のライバルであるRIDECATに放銃するリスクは可能な限りゼロに抑えるべきで、そのためにはみずきけい選手に放銃してもよかった。
てんぽいんと選手の現物である1pトイツ落としから入って、新しい安全牌が生まれることに期待するべきでした。
(記・まさき)
第2試合B卓
東家 縁所属 伊藤正樹プロ
南家 Pleiades所属 アルシー選手
西家 遊楽亭所属 うめちゃん選手
北家 ホープフルA所属 かなた選手
東1局
全チーム負けられない1戦、先手を取ることに成功したのは伊藤プロ。平和赤の4-7pで立直をかけるとここに追いついたのはかなた選手。
4-7sの現物待ちで追いつきアルシー選手から捉えることに成功。
この厳しい対局を任された選手たち、決め手をそう簡単に和了させてくれない。
東4局、親番かなた選手の4sチー、うめちゃん選手の2pポンと仕掛けていくが、先手を取ったのは伊藤プロ。ドラ6mを切って2-5p高目一盃口の先制立直へ。
さらには赤5mを切り今切られたばかりの6m待ちの七対子の立直でアルシー選手が追っかけていく。
2軒立直に安牌が無くなったうめちゃん選手。8m全見え、3mも通り選ばれたドラ6mはアルシー選手の七対子の和了牌、満貫の和了に成功し南場へと向かう。
南2局
北のバック仕掛けで聴牌を入れた伊藤プロだが、立直で追いかけるアルシー選手。1p7sのシャンポン待ちに、ドラドラ赤で聴牌を入れていたかなた選手から捉えることに成功。なんとしてもトップが欲しいアルシー選手、まだまだ攻撃の手を緩めることはない。
南2局2本場、苦しい手牌から積極的に仕掛けていくアルシー選手。純全帯么九のカン2mで聴牌を入れる。そこに追いついた伊藤プロ、7mを仕掛け赤3枚の満貫の聴牌。
しかしここに第三の勢力が現れた。かなた選手が南ドラ高目三色の立直をかけると親番のアルシー選手から高目5pの一発での和了!
かなた選手がトップ目に立ち、残り2局を迎える。
オーラス4本場、ここで苦心するのは伊藤プロ。
本場のおかげで満貫ツモで4→2のジャンプアップが望める。なんとしても満貫ツモまでみたい。
そして6巡目、聴牌が入る。
カン6s、上下に一副露されている状況、特に下家は索子混一色模様。しかし断么九があり一発や裏などあれば条件は達成。
ここはダマを選択。赤全種類の受け入れや678三色の手替わりもある。
一発で6sを引いてくるが構わず立直、平和と断么九が確定し、高目なら文句なしの跳満だ。
8sをもってこい。その願いに応えたのは5s!
裏ドラも乗せて跳満ツモ!苦しい苦しい展開から、プラス域まで大きく浮上した。
望みを繋いだかなた選手、値千金のプラス浮上を成し遂げた伊藤プロ。苦しい展開となったアルシー選手、うめちゃん選手。4選手の想いは最終節の出場選手たちに託された。
試合後インタビューコメント
3着・アルシー選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
本日は3着でした...。6万点トップが必要な中、すべての局に参加しました。一時はトップに立ったのですが、親番テンパイフルプッシュ時に一発放銃したのが辛すぎました....
あとはすべての運命をきりこに委ねて全力で応援したいと思います!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
今日は全体的に押しまくった一日でした。その中で印象的なのは東4局1本場、先制リーチを受けた直後にチートイツテンパイした場面。現物のドラ6mを切るか、無筋の赤5mを切るかの選択。チーム状況的に素点はいくらでも必要なので、ドラをツモって、裏を乗せて倍満を作りに行きました。強気に言ったのがうまくいくシーンもありましたが、勝ちきれなかったのが悔しかったです。
(記・Lusyaba)
第1試合の結果
試合後インタビューコメント
A卓
2着・杵月のあ選手(Mkingdom)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
なんとかプラスポイントで引き継げてホッとしています。
ファイナル目指してみんなで頑張りますっ!応援よろしくお願いします!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東一局。初手からドラを残したりカンをしたり、打点に重点を置いた一局です。
第4節、Mキングダムはプレーオフの首位にはなっていましたが、他チームとのポイントも微差でした。そのため、順位を守りに行くよりはポイントを離しにいこうと決めていました。
攻め気味に打ったことが功を奏した一局だったと思います。
B卓
1着・中神翔平プロ(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
大一番で大トップが取れてホッとしました。あまりにも厳しい条件ですが最後まで諦めずに皆で楽しんでいきたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東2局にトリスさんに差した3p。ぼちぼち1人ノーテンがある、放銃時2000で止まるケースのが多そう、ターゲットの親を流せる、頭ハネルール。といった要素からチーム状況も鑑みてギリギリ得かと思い差し込みました。
3着・月音ゆき選手(ホープフルA)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
なんとしてもトップが取りたい1戦・・・
気合い十分で臨んだのですが、届かず!
2戦目のかなたにゃんがトップで繋いでくれたときは、嬉しくて涙でました!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局にカン4mで先制リーチを打ったところで、がーみの追っかけに一発放銃したところ。
なにもこの重要な対局でこなくても😭
そこから、勢いがツイちゃった感じがしました!
麻雀は流れ!
第2試合の結果
本節の結果
本節最もポイントを伸ばしたのはRIDECAT。ここに来て大きすぎるデイリーダブルを見事達成し、ファイナル進出を目前としました。
残りの一枠で熾烈な争いを見せているのは縁とMキングダム。最終節では純粋な着順勝負となりそうです。
ななない、ホープフルA、遊楽亭は2連トップが必須条件となっており非常に厳しくなっています。
Pleiadesとえんぺん社は文字通り朝までの連荘が必要となりました。
おわりに
今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しています。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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