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第1期Σリーグ観戦記・第7節

こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。

本日は5/14(日)に行われた第7節の観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。


第1試合A卓

起家 ANC PURPLE BATS 拝田頼選手
南家 Pleiades ねこ武者選手
西家 GENESIS ふくちゃん選手
北家 なんでも鳴けばいいというものではない ぐちやま選手

東1局はいきなりネコ科同士の争いとなった。ふくちゃん選手の中・赤2の仕掛けに対し、ねこ武者選手が平和・赤1をリーチして臨戦態勢を取る。
この良形3900対決はねこ武者選手に軍配。ふくちゃん選手の聴牌打牌を捉え、3900の先制猫パンチに成功した。

キャットファイト…ではない

東2局、拝田選手は早々にカン2m待ちの聴牌を入れたがこれを役なしのダマにとると、雀頭となっていた白が河に放たれても渾身のスルー。
その後3mを重ねると待ってましたと言わんばかりに3m・白待ちでリーチをかける。同巡のねこ武者選手の追っかけリーチもなんのその。見事一発で3mをツモって裏ドラ1枚を乗せた魂の2000-4000を和了した。

8倍の和了

この和了で流れを掴んだのか、拝田選手はその後も1人聴牌流局、1100-2100と順調に加点し一人抜けた状態で南場を迎える。

南1局、ぐちやま選手が幸先良くカン3sを引き入れリーチを放つと、トップ目で親の拝田選手から容赦ない追っかけリーチがかかる。
互いに待ちは6-9m。この対決はぐちやま選手が制し2000-4000のツモ和了となった。

トップ目を視界に捉える和了

南2局は親のねこ武者選手が赤5s切りからのペン3s待ちという技ありの2900。続く1本場ではぐちやま選手が拝田選手に2300を直撃させついにトップ目が入れ替わった。

南3局、ぐちやま選手が七対子で先制リーチを放つ。しかし同巡、ねこ武者選手が絶好の赤5sを引き入れ文句なしの追っかけリーチでぐちやま選手に襲い掛かる。
万事休すとなった親のふくちゃん選手はこの2軒リーチに対し3sが切りきれず無念の撤退。2人の一騎討ちとなる。
このまま流局かと思われた終盤、自身の和了牌をツモったのはねこ武者選手。リーチ・ツモ・平和・赤1・裏1の会心の2000-4000を決め、オーラスを目前にトップ目へ躍り出た。

勝負所を見事制したねこ武者選手

ねこ武者選手はオーラスもしっかりアガりきってトップを死守。前回登板の雪辱を見事果たした。

2着はぐちやま選手。着実に点数を稼ぐもオーラス前の捲り合いで惜敗、最後はタナボタのプラスとなった。拝田頼選手は東場をトップ目で折り返すも下からの猛追に遭い、耐えきれず悔しい3着。東1局の放銃からなかなかチャンス手が訪れなかったふくちゃん選手が無念のラスとなった。

試合後インタビューコメント

1着・ねこ武者選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
トップ取れて嬉しかったです!次も頑張ります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスでリーチ打ってトップを持ち帰れたところ。ちょうど前日チーム内で牌譜検討してもらった時に「こういう時はリーチ」と教えてもらった場面と似た場面だったので即リーを打てました。教えてくれたチームのみんなのお陰です!

この対局の牌譜はこちら!

(記・西向く侍)

第1試合B卓

東家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 雪霧雪選手
南家 Luna de esperanza所属 げんぶ選手
西家 ぽんてんLv47所属 安井勇樹プロ
北家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 矩継凜選手

東一局はげんぶ選手の中ポンによりわずか3巡での決着、雪霧選手は即座に親を流される。

その後2回の流局を挟み、安井プロは親番断么九のみの手で供託を回収すると、東3局3本場、赤1のカン6pの立直をかけ一発ツモ。大きく先行することに成功した。

東3局4本場、雪霧選手が早々に赤5s単騎の聴牌をいれると、既に北を仕掛けていたげんぶ選手が索子の金脈を掘り当てる。ドラの9sもポンし、ついに北混一色ドラ3の勝負手を入れた。3‐6s西の変則手を聴牌から、4sを引き入れ選択が生まれる。

3-6s西の変則待ちのままでもいいし、倍満を見た5s切りの選択もありだ。もちろん自身から3sが全見えであり2sの場況も良く見える。ここはしっかり時間を使って3sを切る。このじっくり使った時間が、ドラマを呼ぶことになる。

カン3s役無しで聴牌を入れていた安井プロは5sを引き入れ2sを切れば平和高目三色の手になる。本来であればげんぶ選手の最終手出しの3s周りは非常に危険な牌であるが、ここで盤面をみてみよう。

げんぶ選手は混一色が濃厚。しかし1sが4飛びであり、カン2sの待ちは否定されている。また、2sも1切れであることからシャンポンのケースも薄い。もし仮に2‐5s聴牌であれば、334の形からそこまで時間もかけずに聴牌を取ると読むこともできる。44500点持ちだが、3sのほうが場に放たれる可能性も高く、ここは中押しの加点も大きいとの判断。2sが放たれる。

げんぶ選手はトップ目からの直撃に成功した。

勢いそのまま東4局、げんぶ選手は平和の聴牌をいれると立直へ。2巡後高目のドラを引き入れ1300-2600の加点に成功する。

南1局、このまま引き離されるわけにはいかない安井プロは發のポンから赤1の聴牌を入れると6sをツモ和了し、げんぶ選手に詰め寄る。

南2局、このままでは終われない矩継選手はげんぶ選手からの1sをポン、9sもポンし索子混一色赤の聴牌と入れると、追随するように雪霧選手も發をポンし1ー4ⅿの發混一色ドラ、満貫の聴牌を入れる。

即座にげんぶ選手はカン5sのドラ赤赤の手を聴牌するも、役がない。出和了するなら立直をかけるしかないが索子と萬子の混一色がいる状況、筒子を落としていき降りる選択もあるか。

しかしここは立直にいく。
まだまだ加点が足りない状況、勝負に出る選択を取る。

その気持ちが通じてか雪霧選手が5sを掴み、一発での和了。満貫の加点に成功した。

何とか追いつきたい安井プロは3-6sの平和を立直すると、同巡に雪霧選手も聴牌を入れる。2pを切れば三色と跳満も見える逆転手となるが安井プロにあまりにも打ちづらい。ここは安全度と出和了も見たカン3pに選択すると、残りわずか1枚であった3pを見事に引き入れ、3着目へと浮上する。

南3局、ここでも雪霧選手が魅せる。
矩継選手が高目ドラの立直赤の聴牌を入れると即座に立直へ。雪霧選手は自身の手に赤もドラもないためこの立直は高打点だと読んだか、ここでアガられてしまってはかなり厳しいオーラスの条件が叩きつけられることになると予想し、北を鳴いているげんぶ選手への差し込みを狙い6ⅿを抜く。

見事げんぶ選手の和了となり、いったんラス目へと転落するものの、わずか500点差。かなり好条件の着順浮上の可能性を残しオーラスへと向かった。

南4局、七対子ドラドラの7p単騎で裏次第では一気に2着目もある先行立直をかけた雪霧選手。もう前に出るしかない親の矩継選手はなんとかカン4ⅿで追いつくことに成功する。果たして結果は

矩継凜選手の和了となった。

1本場、平和のみで聴牌を入れた安井プロだがもはや着順浮上も厳しい状況。ダマを選択し、2着を確保した。

げんぶ選手は見事な攻めを見せ、うれしい初トップを飾った。

試合後インタビューコメント

1着・げんぶ選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
3戦目にしてようやくトップが取れてとても嬉しいです!次回もポイントを持ち帰れるよう頑張ります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局0本場、カン5sでリーチをかけたところ。

2着・安井勇樹プロ(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
らしくない放銃がありました。もっと勉強します。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局4本場の2s放銃。上家の3s切り長考への読みが甘かったです。

3着・矩継凜選手(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
我慢の麻雀でラス回避はできたので良かったです。

4着・雪霧雪選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
厳しい展開であったため、ラス回避をもっと意識してれば3着をとれた試合だったと思います。次回は1着をとります。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラス7pの七対子は7sで立直をしなければいけませんでした。ダマの選択もあるし後悔の残る箇所です。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第1試合C卓

東家 縁所属 ぶる選手
南家 Black Cat Code所属 あんじゅえる!選手
西家 てんぱねすくりゅ~所属 北海雪冬選手
北家 ぺんたごん所属 アルシー選手

東1局ぶる選手が中のポンから軽快に動くも北海雪冬選手のカン4m赤1の立直が入る。後にアルシー選手も赤2の平和で追いかけるも北海雪冬選手が見事ツモ和了し裏1乗せて先制する。

流局を挟み東2局1本場、好形の親番からドラの中を手放したあんじゅえる!選手、これをアルシー選手にポンされ、中ドラ3赤の満貫をツモ和了されてしまう。

東3局、失点が続くあんじゅえる!選手はドラ3のポンから入りタンヤオドラ3の勝負手を聴牌するも、あえなくアルシー選手に阻まれ2600の放銃。苦しい展開が続く。

東4局、北海雪冬選手のわずか3巡での立直。ドラ2赤の手をもらっていたあんじゅえる!選手がこれに一発で放銃。天使の受難は続く。

南1局ここであんじゅえる!選手に大きなチャンスが訪れる。
赤1のくっつき聴牌の配牌をもらうと最高の赤を引き入れ満貫のツモ和了。ぶる選手を逆転することに成功する。

南2局、なんとか親番を繋げたいあんじゅえる選手だが、北海雪冬選手のダブ南のポン、アルシー選手の發ポンともはや時間がない。
さらにはぶる選手から立直もかかり絶体絶命。結果アルシー選手からぶる選手が5sを打ち取り立直平和ドラ裏の満貫の直撃。ぶる選手が2着目に立つ。

南3局またしても3巡目の立直。今度はアルシー選手の3-6-9sの平和が飛んでくると、9sが北海雪冬選手から放たれ2000点の和了となる。

オーラス、逃げ切りたいブル選手に逆転したいアルシー選手とあんじゅえる!選手。あんじゅえる選手は平和ドラドラの逆転手を入れるも、アルシー選手から放たれたあんじゅえる!選手の中筋5mはぶる選手の和了牌。

北海雪冬選手は先制点を守り切り見事トップとなった。

試合後インタビューコメント

1着・北海雪冬選手(てんぱねすくりゅ〜)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
トップ嬉しいです!これで開幕から個人三連勝!そして、個人成績暫定トップ!
もちろん嬉しいですが、記録にとらわれ過ぎずに一試合一試合自分の麻雀を打って、誰よりも楽しめば自然と勝利に近づくと思うので、これからもそのスタンスは変えずにやっていこうと思います!
チーム順位もみんなの耐えのおかげで良い位置につけているので、配牌やツモ運が良い自分は、今の勢いそのままにポイントを稼いでいきます!
引き続き「北海雪冬」そして「てんぱねすくりゅ~」の応援をよろしくお願いします!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局8巡目に日和らずに立直を打てたところですかね!結果的にもあの和了でトップを取ったと言っても過言ではないかなと思ってます!
東4局の和了はただいらないものを切っていっただけなので...w

2着・ぶる選手(縁 ENISHI)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
みんなりーちはやすぎ。。。。。。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局の裏どらのせたとこ。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第2試合A卓

東家 ANC PURPLE BATS所属 武則輝海プロ
南家 Pleiades所属 中神翔平プロ
西家 GENESIS所属 Yukiちゃんねる選手
北家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 りな選手

東1局はYukiちゃんねる選手の東ポンからの軽快な和了で始まる。

東2局、武則プロは変則三面張の聴牌すると立直へ。そして高目の平和を一発ツモ。
裏も乗せ跳満をツモ和了と大きくリードすることに成功する。

東3局 勢いそのまま武則プロは中北のシャンポン立直へ。高目は残り1枚だかなんのその。高目の中をツモ和了へ。

東4局 断么九のみで聴牌を入れていた武則プロは中神プロから3mを打ち取り3連続和了。東場を見事に和了で回していく。

南1局、今まで0和了のりな選手は早々に白のみ1-4pの聴牌を入れると、Yukiちゃんねる選手も一気通貫のドラ単騎の大物手を立直へ。結果はすぐりな選手の和了となり、Yukiちゃんねる選手の大物手は泡へと消えていった。

南2局、親番の中神プロのカン8sドラ1の立直をかけると、断么九ドラドラ赤の満貫聴牌を入れている武則プロは果敢にダマで押していく。立直に対して筋となっていた2sをYukiちゃんねる選手から打ち取り更なる加点に成功する。

このままでは終われないYukiちゃんねる選手。發と中を武則プロからポンし、ドラドラの親満1-4sで聴牌を入れると、4sをツモ和了。一気に浮上する。

Yukiちゃんねる選手の一人聴牌での流局を挟み南3局2本場、中神プロがドラ赤の5s単騎を立直へいくと、中のみで聴牌を入れていたが手を崩した武則プロ、中筋の5sが打ち出され5800と供託を回収となった。

オーラス、互いに逆転手を入れた中神プロとりな選手が立直をかけるも不発。2着目のYukiちゃんねる選手も聴牌を入れ流局となる。

オーラス1本場、中神プロは北単騎の七対子を聴牌すると、前に進むしかないりな選手が無念にも掴み勝負あり。

わずか300点ながら中神プロが2着目へと浮上した。

試合後インタビューコメント

1着・武則輝海プロ(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
3着・ラスで、チームに迷惑をかけていたので『推しの子』を観て調整!YOASOBIの曲を頭に描きながら、トップを取りました!APBは生まれ変わります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局、中神プロの親リーに無スジ3発押してアガったトコ。3発目の二萬は、安牌が増えていたのに、よく押せたかも。

2着・中神翔平プロ(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
かなり難しい半荘でした。手は全くといっていいほど入らず、牌効率度外視の選択をとらざるをえない局もありました。数少ない加点機会を何とかモノにできたけど、ラスも全然ありえました。苦しくて細かい対局は嫌いじゃないし成長には繋がるので、また同じような展開になったときはもっと上手く打てるようにしたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
ここって局は無かったので全局。りなさんがすごく上手に打たれていたのが印象的でした。

4着・りな選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
なかなか加点できず、苦しい展開でしたが、失点は最小限に抑えられたので、結果は振るわなかったものの良い試合だったと思います。次に繋げたいですね。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局0本場の9p切り立直。5sが切れず、枚数は変わらなかったのでノベタンにして正解でした。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第2試合B卓

東家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 みるるん選手
南家 Luna de esperanza所属 銀貨先生選手
西家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 矩継凜選手
北家 ぽんてんLv47所属 刃金しろがね選手

東1局、銀貨先生選手が平和ドラ1の5-8mを立直すると既にカン5p赤の聴牌を入れていたみるるん選手がツモ切り立直へ。結果銀貨先生選手がみるるん選手の8mを捉えた。

東2局は流局になり東3局1本場、みるるん選手がフリテンの断么九赤ドラドラの聴牌を入れるも、唯一和了牌は対々和の聴牌を入れた矩継選手にカンされてしまう。
しかし5pを引き入れ34pの聴牌をいれフリテンを解消する。
結果みるるん選手が矩継選手の対々和の高目である中を掴み9900点と矩継選手が抜け出す。

東3局2本場、みるるん選手の4-7p高目三色の聴牌をいれるとすでに断么九赤赤平和の2-5pの聴牌を入れていた銀貨先生選手もツモ切り立直へ。さらには矩継選手もカン7pの聴牌をいれ三軒立直へ。
結果みるるん選手が2pを掴み銀貨先生選手の満貫の和了となった。

流局を挟み東4局1本場、みるるん選手は東ポンしてカン2sの聴牌。ドラと振り替わった瞬間に矩継選手から捉え箱下から浮上した。

南1局、なんとか浮上したいみるるん選手だが、無情にも刃金選手から2-5mの断么九平和赤の立直が4巡目に入る。さらにはみるるん選手の切った南で銀貨先生選手のポン聴が入る。しかしドラドラの勝負手の矩継選手から2mが打ち出されて刃金選手の和了となりみるるん選手の親番は為す術なく終わってしまう。

南2局、このままでは終われない矩継選手は平和赤の3-6sを立直。3巡後3sをツモ和了。1300-2600の加点で上2人に喰らいつく。

南3局、何とか逆転したい矩継選手だが、銀貨先生選手がみるるん選手から出た9pをポンして發の聴牌を入れると即座に矩継選手を捉え、オーラスへ。

オーラス5-8pの聴牌を入れた銀貨先生選手だが立直をかけなければ役がない。ここは勇気を持って立直へ。きちんと8pを出和了しそのまま逃げ切った。

Luna de esperanzaは嬉しい連続トップ、逆に麻雀以外麻雀じゃないのは苦しい連続ラスとなった。

試合後インタビューコメント

1着・銀貨先生選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
上下の大きいめくり合いで何度も勝てたのが大きかったです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局の3軒リーチで勝てたこと。その後は点棒のリードをうまく使って立ち回れたと思います

2着・刃金しろがね選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
先制されて守備に回る展開が多かったですが、一度だけ入った勝負手をきっちり仕上げることができたおかげで2着を取れました。安井プロと同様3連トップとはなりませんでしたが、連対は取れたので、レギュラーシーズン稼ぎ頭としてまだまだ稼ぎたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラス9m・7sプッシュ。上家に和了れても、伏せても、対面がダブドラ持っていたり、ツモに裏が乗ったりしても着落ちがあるので和了りを目指しました。
上家の放銃にかけて降りる手もありましたが、少なくともラス落ちだけはなさそうだったので強気に行きました。

3着・矩継凜選手(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
2着は狙えた可能性があったので、また練習して鍛えておきます。

4着・みるるん選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
リーチのめくりあいに全て負けてしまいました。それでも、私はリーチをしていこうと思いました。それが今の私にできる、一番の麻雀だからです。1つでも上を目指してがんばります。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局、17巡目、中。悩んだ末に放銃しましたが、降りるより、押してよかったと勝手に思っています。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第2試合C卓

起家 ぺんたごん所属 野々宮ねむ選手
南家 てんぱねすくりゅ〜所属 ひらめ選手
西家 Black Cat Code所属 めあ・ともえ選手
北家 縁所属 とっつあん選手

ひらめ選手、とっつあん選手は前々回の登板から連続連対中、めあ・ともえ選手も前回登板でトップを獲得しており勢いは十分感じられる。
一方で野々宮ねむ選手は前回、前々回と苦しい思いをしており、今節では悔しさを晴らしたいところだ。

まずは穏やかにスタートした。
東1局は7巡目のめあ・ともえ選手の先制リーチに、親の混一色を警戒して現物の筒子が切れなかったひらめ選手が2600点を放銃。
東2局はひらめ選手が好形でリーチを放つも、タンヤオで躱したとっつあん選手が300-500のツモと比較的緩やかな点棒移動で局が進んだ。

東3局、親番のめあ・ともえ選手。5巡目に白をポンすると次巡にはペン7p待ちで聴牌する。ドラの側で待ちの悪さが気になるところだが、13巡目、ドラの9pを引き待ち替えのチャンスが訪れる。打点、待ち、様々な考慮が入っただろう。12000を和了ることはもちろん大きいが、何度来るかわからないチャンスを潰さず堅実に5800点を拾うことも重要だ。ここはタンヤオ模様の下家の最終手出しの6pを警戒したかツモ切りを選択。終局間際に7pをツモって2000オールとなった。

打点は上がるがツモ切りを選択

次局、次々局は流局となり、迎えた東4局の3本場。親番のとっつあん選手が6巡目、リーチのみとなるがカン8mで聴牌すると迷わずリーチ。リーチのみと侮るなかれ、供託2本に3本場と和了れば5000点近くの収入になる見込みだ。
早すぎるリーチに安パイがないひらめ選手、すぐさま2pチーで一発を消すとまっすぐに進行させ、次巡に聴牌で追いつくも打ちだされてしまったのはとっつあん選手の当たり牌。裏を1枚のせて3900の直撃。供託を入れて6800点の収入になった。

リーチのみだが供託で収入は十分

トップに躍り出たとっつあん選手。東4局4本場では平和・赤2の手をリーチ・ツモの4000オールで一気に周りを突き放す。

鮮やかに満貫ツモ

続く東4局5本場でもわずか4巡目で、手牌をダブ東の対子に白暗刻、234mを一盃口の形にしたとっつあん選手。この局も大物手炸裂か?と予感させたところで、待ったをかけたのは野々宮ねむ選手だ。5-7-9pの形から8pが2枚切れだったが、場況の良さを信じてカン8p待ちでリーチをかけると、山から最初に現れたのはしっかりと8p。とっつあん選手から2600は4100点の直撃とし、1人抜け出そうとするとっつあん選手をギリギリつなぎとめる。

とっつあん選手の超大物手の成就を阻止

しかし、1度和了を蹴っただけではとっつあん選手の勢いは止まらなかった。
南入して南1局、タンヤオ・赤1の仕掛けでひらめ選手から2000点の直撃。南2局は平和・一盃口のダマ手でめあ・ともえ選手から2000点の直撃。南3局ではダブ南・ドラ1の3900点をひらめ選手から直撃と、道中リーチを受けるものの、逆転を狙う3選手の親をあっという間に流して見せた。さらには南4局の自分の親でも3900点を野々宮ねむ選手から直撃する。

海底に眠っていた。これで4連続和了

南場に入ってとっつあん選手の4連続和了。このまま無限に連荘か?と思われたところで、この流れを止めたのは再び野々宮ねむ選手。カン8pの一盃口でリーチをかけると、とっつあん選手から一発であっさりと和了。終局となった。

怒涛の和了劇でとっつあん選手がトップを獲得。ベテラン勢としての貫録を見せつけた。東場の親番で加点しためあ・ともえ選手が2着を死守。野々宮ねむ選手はオーラスで和了りきるものの、南4局0本場での放銃が痛かったか僅差での3着。ひらめ選手は東場での放銃が響き、和了も出ずの苦しいラスとなった。

試合後インタビューコメント

2着・めあ・ともえ選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ふぬけた麻雀を打ってすみませんでした、努力します。

この対局の牌譜はこちら!

(記・凛凛、凛世)

試合結果

本節最もポイントを伸ばしたのはげんぶ選手銀貨先生選手が連トップを獲得したるなすぺ。中団から上位陣へ食い込む活躍をみせました。
次点でが80ポイントを重ね首位をマーク。激しい首位争いが繰り広げられています。
Pleiadesぽんてんは水面から浮上、対して一時首位にいたまいまいはついに水面下に。早く浮上のきっかけを掴みたいところでしょう。
レギュラーシーズンの三分の一が終わり上下がくっきり分かれる展開に。しかしまだまだわからないのがリーグ戦というもの。首位で終えるのは果たしてどのチームとなるでしょうか。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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