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第1期Σリーグ観戦記・プレーオフ第5節

こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合、プレーオフ全5節10試合、ファイナル全5節10試合のチーム戦です。

本日は7/19(水)に行われたプレーオフ第5節の観戦記をお届け致します。

最終節の対戦組み合わせと出場選手はこちら。


第1試合A卓

起家 ぽんてんLv.47所属 七瀬くりむ選手
南家 ANC PURPLE BATS所属 エンデ選手
西家 Pleiades所属 柵@よーこ選手
北家 縁所属 Pacific Dainagon選手

ファイナル進出をかけたプレーオフもいよいよ大詰めの最終節。
現在、進出圏内の縁、APBからはそれぞれPacific Dainagon選手、エンデ選手が登場。ここでトップを取ることができればファイナル進出はもう目の前だ。
3番手につけているPleiadesの柵@よーこ選手にも注目だ。上位2チームとの差はわずか。この対局の結果如何では一気に逆転する立場となる。
七瀬くりむ選手のぽんてんはやや後方からだが、まだまだ諦めるには及ばない点差。この対局でデカトップを取って、縁、APBをラスにすることができれば、まだまだわからなくなってくる。

東3局
東1局、東2局は比較的静かに緩やかにスタートした。
舞台が大きく動いたのは東3局。柵@よーこ選手の親番。
先制は七瀬くりむ選手。途中の塔子選択をカチッとはめて10巡目に2-5p待ちのリーチをかける。役はリーチのみだが2pはドラ、安目の5pは赤5pだけが山に残っており見た目以上に打点上昇が見込める。

山には高目しか残ってない

1巡後、エンデ選手も聴牌を入れる。待ちは同じく2-5pの平和、2pなら一盃口だ。しかし、ダブロン不採用のΣリーグルールでは、自身でツモって来るしか勝ち目がない。

上家取りでロンはできない

その2巡後、柵@よーこ選手も6mチーから聴牌を入れる。安全な2sを切り、待ちは1sと西のシャンポン待ち。西は場に出ておらず、実は誰も持っていない、絶好の待ち牌だ。リーチの2人は2sが早く1sも悪くない。

西には自信あり。1sも悪くない

しかし、この6mチーで大きく運命が変わっていた。
このチーからわずか1巡後、2pが本来のツモ番である七瀬くりむ選手からずれてエンデ選手の元へ。リーチ・ツモ・平和・一盃口・ドラ2の跳満で他家を押しのけエンデ選手が一気にトップ目に。
逆転にはトップが必須のぽんてんとしては、本来は自分のツモだったのに…と思ってしまうと精神的にも来るものがある。

鳴きによるズレ

東4局
親番のPacific Dainagon選手。配牌から他には目もくれず、一気に索子の染め手を目指すと、ツモもそれに応えるようにドラの北を重ね、發も重ね、あっという間に4-7s待ち跳満聴牌に。

配牌からの完璧な構想

そんな状況を見つつも、ラス目から攻めるしかない七瀬くりむ選手がペン3m待ちで積極的にリーチをかけるも先に持ってきてしまったのは7s。Pacific Dainagon選手が18000点の直撃をとり、首位交代となる。

東4局1本場
続く東4局1本場、七瀬くりむ選手を再び悲劇が襲う。6巡目に234の確定三色で6s、8s待ちのリーチをかけるも、追いついた柵@よーこ選手の手はなんと3s、5s待ちのツモり四暗刻。

両者ともに山には2枚

両者の山枚数は同じだったが、先に山から出てきたのは5s。掴んでしまったのは七瀬くりむ選手。リーチ・東・対々和・三暗刻の跳満直撃となった。

悲劇の連続跳満放銃

南2局
南1局では逆転を目指し、七瀬くりむ選手が懸命の連荘を目指すも、無情にも3本場で親が流れてしまい南2局。親番はエンデ選手。
先制を取ったのはまたもや七瀬くりむ選手。8mと1p待ちのツモり三暗刻でリーチ。山に残っているのは1枚だが、途中3mの暗槓もあり裏ドラチャンスは2倍。ツモって暗刻や槓子に裏ドラが乗れば倍満だ。

このリーチにわずか1巡で追いついたのがエンデ選手とPacific Dainagon選手。エンデ選手はカン7mのリーチ。Pacific Dainagon選手は今通ったばかりの5-8p待ち。
めくり合いの行方はどうなるか、と思われたがなんとエンデ選手が7mを一発ツモ。4000オールの和了で再び首位を奪取。

すべてを打ち砕く会心の一発ツモ

南2局2本場
この局も大きなターニングポイントとなった。
柵@よーこ選手が1巡目からPacific Dainagon選手から發をポンすると、1p、8pもPacific Dainagon選手からポン。あっという間に手牌4センチの格好に。

柵@よーこ選手の3回のポンでツモ番が増えに増えたPacific Dainagon選手も見た目は3巡目くらいのリーチ(実際は6巡目)。七瀬くりむ選手はまだ2回しかツモっていない。完全にこの2人のやり合いだ。

渦中の2人と蚊帳の外の2人

すぐに柵@よーこ選手も中を重ねてカン6pの聴牌を取ったと思いきや、Pacific Dainagon選手から中もポンして7pの裸単騎に。なんと、これで4副露すべてをPacific Dainagon選手から取った形だが、そのまま7pを掴んだPacific Dainagon選手から直撃まで奪う。12000は12600点にリーチ棒がついて、400点差と差はわずかだが、終盤で再び首位が交代。

鳴き先は違うがMリーグでも似たような光景を見たような…

南4局
そのままの点差でギリギリの攻防が続く。
オーラス、親番のPacific Dainagon選手の状況を考えれば、ここで伏せて終了というのは考えづらい。エンデ選手と柵@よーこ選手は正真正銘、和了った者勝ちのスピード勝負だろう。
予想通り両者は鳴きを駆使して最速和了を目指すも、勝利の女神がほほ笑んだのはエンデ選手だった。七瀬くりむ選手から2000点を直撃してトップ奪取。最後の最後に差し切った。

最後の最後、差し切ったのはエンデ選手

トップとなったのはエンデ選手。途中2度トップの座を譲ったが最後の最後、一番の勝負所で見事に差し切り、大きい大きいトップを獲得。プレーオフ突破はもう目の前だ。
2着となったのは柵@よーこ選手。終盤、1度は首位に立つものの、オーラスで悔しい逆転。プレーオフ進出は最終戦のねこ武者選手に託されることとなった。
3着となったのはPacific Dainagon選手。東場では順調だったものの、南2局2本場の悪夢の放銃により涙をのんだ。
ラスとなったのは七瀬くりむ選手。7回と最多のリーチを積極的に打つも、ことごとくめくり合いに負けてしまう不運の展開となった。

試合後インタビューコメント

1着・エンデ選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

大事な場面でトップが取れて大変嬉しゅうございます。ファイナルも引き続き頑張ります。しゃいしゃい☆
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局、4順目に4sをツモ切り。切った瞬間にミスった!と思ったんですが次順4s引き戻し。ミスってなければこの場面で曲げていたので跳満ツモになっていなかったです。

2着・柵@よーこ選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

精一杯打ったんですが力及ばずでした...
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局の四暗刻テンパイですね。ツモれたらヒーローになれたんですが笑

3着・Pacific Dainagon選手(縁)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

最終節で不甲斐ない結果になってしまいました。けど無理です。細すぎた。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局、第一打の3m切りです。色々選択肢のある配牌をしっかり18000に仕上げられて、その後は少し楽になりました。
でも7p裸単騎放銃はマジで知らん。ヒィ

この対局の牌譜はこちら!

(記・凛凛、凛世)

第1試合B卓


東場 てんぱねすくりゅ〜所属 ねじまき鳥選手
南場 Luna de esperanza所属 銀貨先生選手
西家 GENESIS所属 Yukiちゃんねる選手
北家 Emperor Peng Inc.所属 矩継凜選手

ボーダーラインのチームがいないB卓はターゲットのいない、ただ連続トップを取ってお祈りするというシンプルな条件だ。Emperor Peng Inc.のみ、かなりの素点を稼がなければならないが、おそらくこのメンバーの中で最も長期戦に向いているであろう矩継凜選手の登板だ、朝まで親番を継続することも不可能ではない。
大事な大事な1戦が今始まる。

東1局先手を取ったのは銀貨先生選手。一盃口か、ドラ1か。打点は同じだが、ここは枚数ではなく一盃口を選択。

これが望外の一発ツモ。満貫ツモスタートで、まずはLuna de esperanzaがトップ戦線を先行した。

続く親番、赤ドラ平和と、これを決めればトップが一気に見える手を迷いなく立直。ここは物にしたい。

しかし親番での加点は許せない。矩継選手がドラドラのカン8mの手で追いかける。2-5mか、8mか。この2チームのどちらを卓上の神は選ぶのか。

しかし思いもよらない展開が待ち受ける。これまで安全牌を切り出して回していたYukiちゃんねる選手がなんと銀貨先生選手と矩継選手の和了牌を回収しつつ8m単騎の七対子の聴牌をいれ、海の底から8mを引き入れる。あまりにも見事な、そして2チームにとってあまりにも厳しい1600-3200の和了を見せつけた。

東3局、ねじまき鳥選手の東のみのかわし手に、銀貨先生選手の索子混一の手に隠れ、なんとYukiちゃんねる選手の一鳴き清一色の手が入る。一枚も筒子が余っていない中ここに捕まってしまったのは矩継選手。12000の和了でトップに向けて大きなリードを築いた。

東3局1本場、先手を取ったのはねじまき鳥選手。赤1の5-8p立直をかけると、ここに追いついたのは白赤ドラで追いついた矩継選手。さらには一盃口ドラで追いついた銀貨先生選手だが、3-6s待ちの6sが4枚見えと追いかけるには厳しい状況。ここは6pを縦置きの選択をしたが、これは矩継選手の和了牌。和了して親番を迎える。

東4局。降りることの無い矩継選手の親番が始まる。
しかし軽快な副露で仕掛けていったのはねじまき鳥選手。南のポン、1sチー、北のポンで4-7s高目ドラの聴牌。矩継選手も4mのチーで追いつきにかかるが、ねじまき鳥選手が意地の高目ツモ。まだまだトップの行方は分からない。

南1局、銀貨先生選手の3mチーにねじまき鳥選手の3sチーの5-8p聴牌。さらにはYukiちゃんねる選手の2-5p聴牌に追いついたのは矩継選手。七対子赤の9p単騎で立直をかける。

この親番は落とせないねじまき鳥選手は持ってきた7pをツモ切り。この7pは銀貨先生選手のキー牌。片和了だが、一気通貫ドラドラ赤の現物待ちで聴牌を入れる。

しかしながら聴牌打牌9pはまたしても矩継選手の和了牌。しっかりと裏も載せ、跳満の和了。Luna de esperanzaにはあまりにも厳しい放銃となった。

何とか親番を繋ぎ留めたい銀貨先生選手にまたしても立ちはだかる矩継選手。わずか2巡での立直に銀貨先生選手も腹をくくって前に出るしかない。中をポンして1-4m。のみ手ながら見事2巡目立直をかいくぐり親番を維持した。

ここでなんとか点棒を稼ぎたい、しかしこの半荘、銀貨先生選手に常に立ちはだかった矩継選手。白赤1の手でトップ目のYukiちゃんねる選手から2300点の直撃に成功した。

早々と鳴かれないようにドラ中を切ったYukiちゃんねる選手だが、残念ながらねじまき鳥選手のポン。さらには7mのチーと聴牌を入れる。途中いくつかの選択はあったものの、678mでチーして萬子の上への警戒が薄れると判断したか、9m単騎にて聴牌を続行。銀貨先生選手の赤1高目南の立直が入るものの安牌に窮した矩継選手は9mを選択。ねじまき鳥選手が満貫の和了に成功した。

オーラス、わずか3巡で聴牌を入れたねじまき鳥選手。対面のYukiちゃんねる選手とは8700点差、満貫ツモ条件だが現状手は立直赤の裏か一発条件。
幸い手の内には赤5m受け・白・ドラ6sの振替、聴牌を崩すことになるが赤5pの受けなど様々な打点の振り替わりがありダマを選択。

しかし7巡からぶった結果もはや待てないとツモ切り立直へ。

見事3mをツモ和了、あとは裏を乗せるだけっ・・・・

無念、勝利の女神はてんぱねすくりゅ~に微笑まなかった。

セミファイナルに向け大切な一戦を制したのは、東2局から点棒を詰み、最後まで守り切ったYukiちゃんねる選手。セミファイナル突破に向けた貴重な一勝をGENESISが手にする結果となった。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第2試合A卓

起家 ANC PURPLE BATS 矢絣京選手 162.2pt
南家 縁 とっつあん選手 140.6pt
西家 Pleiades ねこ武者選手 81.9pt
北家 ぽんてんLv47 安井勇樹プロ ▲188.1pt

1試合目の結果を受け、ファイナル圏内のAPBはPleiadesにトップラスを決められなければいいという立ち位置。矢絣選手の目標は自身のラス回避とねこ武者選手のトップを阻止することだ。
同じく圏内に位置する縁の通過条件はおよそ、Pleiadesと2着順以上離されないこと。とっつあん選手はねこ武者選手を徹底マークすることになる。
Pleiadesの通過条件は上記の通りで、自身がトップを獲り縁を3着以下にするのが一番わかりやすいか。2着の場合は大量の素点が必要となる。ねこ武者選手はAPBと縁のマークに遭いながらも点数を稼がなければならない。
ぽんてんはただただ厳しい。ボーダーラインに位置する縁との直接対決ではあるが、突破にはその間にいるチーム全てを抜かなければならない。それでも一縷の望みに賭け、この1戦を安井プロに託した。

東1局、是が非でもトップが欲しいねこ武者選手にタンヤオで仕掛けられるドラ3の手が舞い込む。
そして2副露し聴牌を入れたところで、この打牌が先んじて仕掛けていたとっつあん選手に捕まる。ねこ武者選手のリードを許さない、とっつあん選手の1000点のアガリとなった。

東2局、東と發の仕掛けで役役混一を目指すねこ武者選手と、中を仕掛けた安井プロが対峙。とっつあん選手は打点が不明な安井プロより明確に高い仕掛けのねこ武者選手のケアをした結果、安井プロのドラ3内蔵満貫に直撃。
APBはぽんてんを押し上げPleiadesにトップを獲らせない戦略も考えらえるようになってきた。

東3局、親のねこ武者選手が好配牌から順当にリーチを撃つ。これが終盤までもつれ込むが無事に2600オールのアガリ。トップ目に躍り出る。

続く1本場では矢絣選手が先制リーチ。親のねこ武者選手も粘りを見せ終盤に追い付き片スジの5pを押すが、これが矢絣選手の当たり牌。矢絣選手が8000の直撃でねこ武者選手を引き吊り下ろし、トップ目を奪った。

東4局はねこ武者選手のリーチを追いかけた親の安井プロが3900の放銃となって親番を落としてしまう。

南1局、とっつあん選手がドラ3を引っ提げタンヤオで仕掛けたところにねこ武者選手から4-7m待ちのリーチの声がかかる。
清一に向かっていた親の矢絣選手だったがとっつあん選手にも甘い牌を打たずに撤退。しかしとっつあん選手は自力でカン6pを埋め5-8m聴牌。
天王山とも呼べるこの捲り合いは4-7mが山2、5-8mが山1。ねこ武者選手にやや分があったが、勝ったのはとっつあん選手。
ねこ武者選手が掴んだ8mを捉えて8000の直撃となり、Pleiadesを沈めることに成功した。

南2局は矢絣選手が1000点の躱し手で流れる。南3局では親のねこ武者選手が粘りの1500を見せるが、続く1本場も矢絣選手がチートイのみで流しオーラスを迎える。

オーラスは安井プロの親番。朝まで連荘を目指す中、ねこ武者選手の条件は跳満ツモと厳しい。とっつあん選手はねこ武者選手の跳満ツモを阻止できればOK、矢絣選手はねこ武者選手に倍満を放銃しなければ大丈夫と条件は緩め。
各々が条件を目指していたがここは安井プロの一人聴牌で流局。続く1本場では安井プロが2600オールをツモアガり一躍トップ目となる。
これによりねこ武者選手の条件が難化。安井プロに跳満を直撃させてもファイナルには1.1p届かず、倍満ツモか安井プロあるいはとっつあん選手に倍満を直撃させなければならない。

オーラス2本場は全員が門前で手を進める展開となった。ねこ武者選手が粛々と倍満を目指す中、他3戦手も時間がかかった。
河3段目にして矢絣選手が役なしとはいえ聴牌一番乗りを果たす。残り3巡のところでタンヤオへ変化させると、ラスト1巡でねこ武者選手がようやく聴牌。倍満ではないが次局へ望みを繋ぐ構えだ。
しかし親の安井プロは1向聴から動かず、鳴いて聴牌を入れることも叶わず、無念の伏牌。苛烈極まるボーダー争いは静かな終局となった。

トップは安井勇樹プロ。朝まで連荘とはいかなかったが意地のトップを獲得し期待に応えた。
2着は矢絣京選手。丁寧な手組と押し引きで安定した立ち回りを見せ、条件戦を見事にいなしファイナル通過を決めた。
3着はねこ武者選手。押し返しや捲り合いが全て敗北する結果に。それでも諦めずにオーラスでも逆転を目指したが惜しくも結実せず。非常に悔しい3着となった。
とっつあん選手はラスとなったものの、ねこ武者選手を引き吊り下ろすことに成功しファイナルへの切符を見事獲得。任された仕事をきっちりこなした。

試合後インタビューコメント

1着・安井勇樹プロ(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
プレーオフで敗退となり残念でした。Σリーグに参加できて良い経験になりました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南四局2本場での8s切り。一通と三色を逃さないため2sとの選択だったが、2sを切っていればテンパイする手順が存在した。8sとの比較はかなり微妙。

2着・矢絣京選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
なんとか無事にファイナルへ進出することができてとても嬉しいです。
1戦目の激闘をエンデさんが勝ち切ってくれたおかげでかなり緩い条件で打つことができたのであまり緊張せずに普段通り打ち切れたと思います。

ファイナルもこの調子で連覇を目指します!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局1本場
Pleiadesとトップラスじゃなければ大丈夫くらいの条件でしたが
一番吹かれたくないところに2,600オールを引かれた後でこのままでは巻き込まれてしまう危機が迫っていたのですが、ここでひと和了できて突破ラインを抜けられるくらいの位置に立てたのが助かりました。
その後は大事故だけ避けるように動けたのでやりやすくできましたね。
南場の親が終わってからは少し守備的な構えにし過ぎたのでそこが裏目に出ないで良かったです。

残り10戦、しっかり悔いのないように打ちたいと思います。
引き続きAPBの応援、よろしくお願いします。

3着・ねこ武者選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
大事な試合の条件戦は初めてだったので、結果は負けてしまいましたが、とても良い経験・勉強になった試合でした!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局1本場。5pか7p切りで聴牌の場面。危険牌だけど和了り枚数が多い5pを切るか、和了り枚数が少ないけど5pよりは安全な7pを切るかで迷って、5p切って満貫放銃してしまい、それが点数状況的にもかなり痛く、本当にこれで良かったのか悔いが残りました。

この対局の牌譜はこちら!

(記・西向く侍)

第2試合B卓

東家 Luna de esperanza所属 獅子ヶ谷フレア選手
南家 Emperor Peng Inc.所属 矩継凜選手
西家 GENESIS所属 よしふじこうすけプロ
北家 てんぱねすくりゅ〜所属 keitaさん選手

ボーダーラインが見えないB卓、必要なのはGENESISはトップ、その他3チームは素点を大きく持ち帰ってたトップのみ。GENESISも、ボーダーがわからない以上いくらでも素点が欲しい。
トップは当然、+αを積み上げられるかの勝負が始まる。

東1局
keitaさん選手が東のポンから3副露を挟みペン3sの混一色の聴牌を入れると、獅子ヶ谷選手が赤赤の4-7mで親立直をぶつけに行く。ここに中ドラ3で聴牌した矩継選手が7mを切って追いかけるも、これが獅子ヶ谷選手の和了牌。親満の和了で大事な親番を継続する。

東1局1本場、先手を取ったのはよしふじプロ中のカンからドラ1、3-6sの立直をかけるとここに5-8s赤1で追いかける矩継選手、さらには七対子で追いかけたkeitaさん選手の三つ巴となるが、勝利したのは矩継選手。よしふじプロから8sの和了。満貫の和了に成功した。

東2局矩継選手に混一色高目ダブ東ドラ3赤の8000オールの手が入る。なんとかものにしたいがここに果敢に攻め立てたのは獅子ヶ谷選手。危険な3sを押し、見事一発ツモ。跳満の和了で一気に5万点違いリードを築いた。

獅子ヶ谷選手の勢いは止まらない。keitaさん選手の仕掛けに自身も断么九で軽快に仕掛け、矩継選手から出た5sを捉えることに成功し、3900点の加点、親を流されたよしふじプロはあまりにも痛い。

東4局、チャンス手を手にしたkeitaさん選手。平和赤の立直をかけるとここに追いついたのは矩継選手、赤ドラドラの断么九で追いつくと、keitaさん選手の最後のツモ番、7pを捉え満貫の和了。

ここから各チーム、突破のために降りることのない親番が始まる。まずはLuna de esperanza獅子ヶ谷選手の親番。
中のポンから入った矩継選手にもはや間に合わないと判断したか、苦しい形の567pで断么九の振替をみた仕掛けをするも、keitaさん選手から無情の立直。ドラドラ赤のチャンス手であったよしふじプロから出た5mを捉え、南1局の親番は終わりを告げる。

Emperor Peng Inc.最後の親番、keitaさん選手の西のポンに、獅子ヶ谷選手の發ポン。一向聴から動かない矩継凜。もどかしい。
ここまで苦しい展開であったよしふじプロがここにきてドラドラ赤赤のチャンス手でドラ7pと3sの立直へ。これをトップ目の獅子ヶ谷選手から捉え満貫の和了。矩継選手の親番は終わった。

トップ目になんとか立ちたいよしふしプロ最後の親番、平和の一向聴と親番、良い伸びをしていたが、ここに矩継選手の5巡目6-9m立直が襲いかかる。粘ることすら許されず、9mの一発ツモ。GENESISは一気に厳しくなった。

残すはてんぱねすくりゅ〜keitaさん選手の親番、ドラ白をポンしてチャンスを作るものの、最後は獅子ヶ谷選手の断么九の手の前に破れ去った。

最後はLuna de esperanza獅子ヶ谷フレア選手がトップを飾り、4チームの試合がここで幕を閉じた。

試合後インタビューコメント

3着・keitaさん選手(てんぱねすくりゅ〜)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
悔しいです。
最後までチームの足を引っ張ってしまった責任は正直感じています。
短期なのでこうなることも往々にしてありますが、それを差し引いても何かできたかなーと思案しているところです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東場親番の9巡目69pリーチが和了れず、多分2シャンテン?から真っ向勝負を挑まれた凜さんに放銃したところ。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

試合結果

本節を以てプレーオフの全ての日程が終了しました。
首位通過となったのはAPB。ディフェンディングチャンピオンとして勢いも十分、2連覇を目指しファイナルへ臨みます。
2位通過は縁。最終戦ではPleiadesをしっかりマークして逆転を阻止。条件戦を見事制し、ファイナルへ駒を進めました。
3位で惜しくも敗退となったのはPleiades。最終戦で捲り合いに一つでも勝てていればと考えてしまうほど、非常に悔しい結果となりました。
4位はGENESIS。レギュラーシーズンをギリギリで通過の所から快進撃をみせました。しかしあと一伸びが足りず、惜しくも敗退となりました。
5位はるなすぺ。プレーオフでは2着が多くなかなかポイントを伸ばせず。ポイントを積み上げることの難しさを思い知らされる結果になりました。
6位はてんぱね。最終節まで条件をぎりぎり残しましたが惜しくも届かず。涙を呑む結果となりました。
7位はぽんてん。第1節、第2節と順調にポイントを伸ばしましたが第3節から失速。再点火も叶わず、無念の敗退となりました。
残念ながら8位で終わったのはえんぺん社。プレーオフでは最終戦以外の全てで逆連対と厳しい結果に。短期決戦の恐ろしさを知ることとなりました。
ファイナルはプレーオフを突破したAPBと縁をななないとBCCが迎え撃ちます。 果たして優勝するのはどのチームとなるのでしょうか。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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