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第1期Σリーグ観戦記・ファイナル第3節

こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合、プレーオフ全5節10試合、ファイナル全5節10試合のチーム戦です。

本日は8/2(水)に行われたファイナル第3節の観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。


第1試合

東家 ANC PURPLE BATS所属 エンデ選手
南家 縁所属 Pacific Dainagon選手
西家 Black Cat Code所属 葉弥さん選手
北家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 メカZ選手

ファイナルも折り返し模様を見せているが、ポイント状況は熾烈となっている。注目はBCC。第2節に優勝争いの相手、ななないとは明暗が分かれてしまい、第3節スタート時点で約160pt差をつけられてしまった。
ここで食い止めて反撃となるか、それともななないがますます差をつけるのか、あるいは第3第4の刺客が現れるのか。リーダー対決となった第1試合で流れが決まりそうだ。
また記者は今節縁のゲストにお呼ばれし一緒に応援していたが、その効果はいかに。

開局いきなり飛び出したのは現在最下位でどうしてもトップが欲しいAPB。
手なりに進めて4000オールの先制ゴールを決める。

流局を挟んで東3局3本場には好配牌を手にしたメカZ選手が道中ドラ4mを3枚ツモって打点も形もパワーアップ。258p待ちの3メンチャンで満足のいくリーチ、すぐにツモってトップ目のエンデ選手を追撃する。

この巡目・この河でこの形・この打点はズルと言われても仕方ないだろう。

東4局には東をアンカンしたPacific Dainagon選手が反撃のマンガンツモ。
親のメカZ選手のホンイツ仕掛けを潰し、逆に親被りさせて南入する。

15巡目打白で聴牌したが、リーチと行くには場況も巡目も厳しすぎるか。

ここまでジリジリと削られていた葉弥さん選手だったが、南1局に引っ掛けリーチを打つとライバルメカZ選手への直撃に成功する。

ななない以外の全チーム悪くないと思ってそうだ。

その後はPacific Dainagon選手・エンデ選手・メカZ選手が一度ずつ中打点を和了り迎えたオーラス0本場
親のメカZ選手がタンヤオか役牌かチートイ進行でツモが噛み合い12巡目にタンヤオドラ3の聴牌を入れる。待ちは24p。

直後和了トップのエンデ選手が69s待ち聴牌!
役がないのでリーチをかける。

これを受けて困ったのがPacific Dainagon選手。
放銃が許されない状況のためリーチと仕掛けを全てケアして降りていたが、13巡目に手詰まってしまう。

みなさんなら何を切るだろうか。縁のチーム状況に立って考えていただきたい。

PDGON選手の選択は打4p。
全員に安全な牌などないので流局時聴牌も取るべくまっすぐ行った。
リーチと下家には4pの方が若干通りやすいか。親にさえ通ればいい。
...親にさえ通れば。

おや、そういえば4pは...

そう!メカZ選手のシャンポンの放銃牌!

ななないにとっては僥倖の、他3チームにとっては激痛の12000でメカZ選手がトップ目に立つ。

1本場はエンデ選手が早い巡目にツモ直・裏1条件のリーチをかけるも和了できず流局。メカZ選手が伏せてトップを獲得した。

トップを獲得したのはメカZ選手。オーラス親番に全てをひっくり返してライバルと大きな大きなトップラスを決めた。まさに人事を尽くして天命を待ち、今回はそれが味方してくれた格好だろう。
2着はエンデ選手。オーラス1本場の見逃しはチーム状況がそうさせたと言わざるを得ないだろう。逆転負けは辛いがやむなしか。
3着はPacific Dainagon選手。縁のゲストに来てた記者のせいで(???)細かったのは仕方ないだろう(???)が、オーラス0本場の方針については点数状況判断で葉弥さん選手にアシストする手はあったか。若朱雀はまだまだ成長する。
葉弥さん選手は高打点の和了を決められず、他家の高打点ツモに巻き込まれた格好。南場の放銃もあって厳しい試合だった。

試合後インタビューコメント

1着・メカZ選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
実はここまで個人4連勝で調子がよいのでその感触の良さが続いてよかったです。次の登板が最後になる予定なので個人6連勝でキレイに締めたいなと思います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスの12000です。喰いタンと役牌の両天秤からスタートして途中で七対子と喰いタンの両天秤になりややこしかったですが上手くさばけました。

この対局の牌譜はこちら!

(記・keitaさん)

第2試合

東家 ANC PURPLE BATS所属 矢絣京選手
南家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 無名叢子選手
西家 縁所属 Pacific Dainagon選手
北家 Black Cat Code所属 なーいん選手

3チームにとってあまりにも厳しい第一試合、なんでも鳴けばいいというものではないの勝利。
ファイナル折り返しとなる第二試合、3チーム、自身のトップは必須でありながら、なんでも鳴けばいいというものではないはより下の順位、可能であればラスにしたいという思惑からスタートした第二試合。

ダブル立直にゃ!

まだ第一ツモをとっていない人がいる中、なんと無名叢子選手のダブル立直が炸裂する。ここのダブル立直へはあまりにも勝負に行きにくい。しかし待ちもさほど良くなく山に1枚しか残ってないない2p4pシャンポンだ。ここは耐えるの区間か。

なんと無名叢子選手、最後の4pを見事和了。満貫のツモで、麻雀の神様は、3チームに試練を与え給うた。

東2局、發のポンからカン6s待ち聴牌をいれた無名叢子選手。
ここに追いついたのは矢絣選手。赤1の3-6p待ちで立直を親にぶつける。

一発目7sもしっかり押した無名叢子選手、現物待ちの3-6sへと変化ししっかりと闘う姿勢を見せる。

しかしここに追いついたのはなーいん選手。断么九の5-8sで立直で追いかけると矢絣選手から8sを捉え、無名叢子選手に近づくことに成功する。

東3局、親番のPacific Dainagon選手が清一色の一向聴とチャンス手を入れている中最初に聴牌したのはなーいん選手。しかしここは役無しをダマに構える選択を取った。

ここに七対子ドラドラで聴牌を入れた矢絣選手が、1mをPacific Dainagon選手から捉え6400点の加点に成功した。

東4局、白のポンから混一色に向かった無名叢子選手に、南ポン、4pチーで3-6s赤赤の聴牌を入れた矢絣選手。ここに5-8-6-9s待ちのホンイツで追いついた無名叢子選手、満貫のツモ和了に成功し、4万点を持って南場を迎える。

南一局中をポンした矢絣選手にPacific Dainagon選手の断么九立直が襲いかかる。しかし5m-9sで追いついた矢絣選手が9sを捉え親番を維持。この勢いのまま無名叢子選手に追いつきたい。

南1局1本場

ダブル立直ですわ!

一半荘で親番に2回もダブル立直がはいるというなかなかない体験を強いられた矢絣選手。しかし嘆いていてもしょうがない、發のポンから果敢に攻めていくも、Pacific Dainagon選手から出た2mをなーいん選手が捉えることに成功した。

南2局、ここまで耐える展開の多かったPacific Dainagon選手に七対子のチャンス手が入る。赤5pとドラの白の待ち選択だがドラ白待ちを選択してリーチへ。無名叢子選手の親番に、大物手での親被りを狙っていく。

しかし残念ながら一人聴牌で流局。無名叢子選手は1000の失点のみで親番を流し4万点を維持しながらあと2局の消化を目論む。

南3局、6-7mの並びシャンポン、立直赤ドラで立直をかけたなーいん選手に、この親番はもう落とせないPacific Dainagon選手、役無しだが聴牌をとることに成功した。立直者の最後のツモ番、3mがツモ切りされた瞬間ロンの声がかかる。断么九七対子ドラドラで聴牌を入れていた矢絣選手が満貫の和了に成功し、無名叢子選手とわずか4000点差まで詰め寄ることに成功した。

オーラス、手形のよいPacific Dainagon選手は東の暗槓からスタート、一向聴の形となるが先制をとったのはなーいん選手。ドラ赤のカン2pで立直へ。

しかしこのチャンス手もツモれず。2人聴牌で流局となる。

オーラスドラドラのチャンス手をものにしたPacific Dainagon選手は中、ドラ9m、9sのポンからカン3sの聴牌へ。ここに放銃すると2着に落ちる無名叢子選手が7sをチーして前に出る。
そして2巡後矢絣選手から放たれた3s。
出所としては悪い。可能であればなんでも鳴けばいいというものではないの2連勝は避けたいが無名叢子選手が副露した以上聴牌かもしれない。自身のラスが確定してしまう可能性もある。
Pacific Dainagon選手の選択は。

3sの和了だ。この和了で4→3の着順浮上に成功した。
しかし終わってみればなんでも鳴けばいいというものではないの2連勝。残り2節4試合。300ポイントを超える圧倒的なリードを築いた。他3チーム、自身のトップ、そしてなんでも鳴けばいいというものではないのラスという大仕事を残りの選手に託し、なんでも鳴けばいいというものではないは全力で逃げ切る体制をとる戦いが始まる。

試合後インタビューコメント

1着・無名叢子選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ついてました。優勝目指して最後頑張ります。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
開局ダブリーツモ。

2着・矢絣京選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
いつも応援ありがとうございます!
親番で2回もダブリ―受けた割にはいい順位につけれたのはラッキーでしたが
一番トップを取られたくないところに取られてしまったのが激痛です
かなり有利な条件にさせてしまったのを不甲斐なく思います
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラス1本場ですね
3sで放銃してしまったところが何を切っていいかわかりませんでした
ななないのトップだけはやってないと思ってくれるかなという甘えで自己都合で一番弱そうなターツ払いを敢行しましたが咎められてしまいました
安全に進行しつつ粘れるルートもあったので難しいところですね

レギュラーシーズンだったら3s打たずにオリを選択してたところだっただけにどうしていいか今でもよくわかりません
トップがそこまで来てただけにとても悔しい2位ですね

残りも諦めずに頑張りたいと思いますので引き続き応援よろしくお願いします

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

試合結果

今節は何と言ってもななないの連勝だろう。2位のチームとも330ptを超える大差をつけ、逃げ切りには十分な点差だろう。残り2節4試合、優勝を確固たるものにしたと言っても過言ではないななないがこのまま逃げ切るのか、それとも挑戦状を叩きつけるチームは現れるのか。次節第4節にも注目である。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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