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第1期Σリーグ観戦記・第8節

こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。

本日は5/17(水)に行われた第8節の観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。


第1試合A卓

東家 ANC PURPLE BATS所属 拝田頼選手
南家 てんぱねすくりゅ〜所属 ねじまき鳥選手
西家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 成田裕和プロ
北家 Luna de esperanza所属 ゆうれいいか選手

東一局、拝田選手はダブ東ポン、さらには9pの暗槓で表示牌となったカン7sで聴牌をいれるも、ゆうれいいか選手が赤1の6pと南のシャンポンで立直をかける。

拝田選手はしばらく押すもののあまりに厳しい5pを掴み、回っていく。

最後ゆうれいいか選手から切られた7pをチーして聴牌をとるも、打ち出される6pはゆうれいいか選手の和了牌、2600の先制となる。

東2局、ねじまき鳥選手が發をポン、6pをチーして發ドラ赤のドラ単騎聴牌を入れると追いついた成田プロは中ドラの6-9pで立直へ。ねじまき鳥選手から9pの出和了、5200の収入を得る。

拝田選手は8pのチーで一気通貫狙い、ゆうれいいか選手は發のポンで発進するも成田プロが3-6m断么九赤の親立直を入れる。ゆうれいいか選手も6m6pのシャンポンで聴牌を入れると、拝田選手も片和了の一気通貫の聴牌。しかしドラの西を引き一旦回る。

これが功を奏し即座にドラの西を重ね、追いついたねじまき鳥選手の立直もなんのその、見事6pをツモ。満貫に2000点の供託を得る。

東4局はゆうれいいか選手の軽快な仕掛けから發で場を流してゆく。

南1局 ゆうれいいか選手の南ドラ赤の親満立直をすると、拝田頼選手が1巡後に平和ドラ1立直へ。見事一発でツモ和了し裏一のせて跳満と一気に突き抜ける。

南2局、さらなる加点を目指す拝田選手は1m4-7sドラ1の変則手で立直をかけると、ここに遅い巡目ながら追いついたゆうれいいか選手が断么九ドラ赤3高目三色を立直をかける。

拝田選手にとっては不運、高目の3mを掴み倍満。一気にゆうれいいか選手の逆転となる。

南2局、拝田選手の南バック、ゆうれいいか選手の三色バックと面白いぶつかり合いとなるが、拝田選手は不運にも和了できない方を掴み、フリテンに受けていたところで3sをもってくる。自身の手ではカンはできないと見たか、ツモ切ると3sで唯一和了できるゆうれいいか選手に当たり2000点。ゆうれいいか選手が局を流すことに成功する。

南3局、さらに親番を流そうとしているゆうれいいか選手になんとか追いつこうとする成田プロ。最悪形聴も辞さない形だが、ねじまき鳥選手から5sを切っての2s単騎断么九ドラ赤の立直が入る。

吸い込まれるように放たれた2sがねじまき鳥選手への放銃となった。

オーラス、親番でさらなる加点を目指すゆうれいいか選手だが、ねじまき鳥選手から逆転をかけた断么九ドラ3赤の大物手立直が入ると即座に降りを選択。

成田プロはこれに追いつきカン2mの立直をかけるとそれを拝田選手から捉えることに成功する。

しかし裏は乗らず着順は変わらなかった。
Luna de esperanzaは三連勝と嬉しい勝利となった。

試合後インタビューコメント

1着・ゆうれいいか選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
初トップ取れました!!!やったーーーー!!!
次の試合もトップ取っちゃうぞーーーー!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1局 親リーにゼンツして倍満をアガった局
ゼンツ成功✌️✌️

3着・ねじまき鳥選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
バチバチやり合っている拝田さんとゆうれいいかさんを眺めていました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局の2s単騎リーチです。
結果的にうまく行って良かったです。

4着・成田裕和プロ(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
ケイテン取りでねじまき鳥さんの2s単騎に放銃となった南3局の親番の場面。2巡目で北を切ってタンヤオを本線に見て進めたほうが手組が簡単だったのと、ケイテン放銃時に残り巡目も加味して2sではなく北を切って迂回する選択もありました。リーチがチートイツには見えづらく、カン2sも手順上あまり出てこないので、そのまま2sを切る選択もありますが難しいところですね。最後まで北に縛られた、主に手組で反省の1局でした。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第1試合B卓

東家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 りな選手
南家 GENESIS所属 元教室生タク選手
西家 縁所属 Pacific Dainagon選手
北家 ぺんたごん所属 夢咲いちか選手

東一局、わずか2巡で夢咲選手のペン7mの立直。難なくツモ和了しりな選手の親番は即座に流される。

夢咲選手の勢いは止まらない。平和一盃口5-8mを7巡目に立直へ。

しかしここに待ったをかけるのはPacific Dainagon選手。一旦9pで回るも当たり牌8mを引き込みカン2mの立直へ。
最後の一枚をツモ和了し2000-4000の収入に成功した。

東3局、りな選手の白ポン、夢咲選手の中ポン、3mチー、元教室生タク選手の4sチーと世はまさに大空中戦時代。しかし唯一立直のアドバンテージをもっているPacific Dainagon選手のカン8s立直が入る。全員聴牌のこの勝負は

元教室生タク選手がPacific Dainagon選手にツモ番を渡すことなく決着となった。

東4局、りな選手の一人ノーテンで終わった1本場、りな選手は白のポン、7mのチーで供託込み3400点の収入で南場の親番を迎えることに成功する。

南1局、最初に聴牌を入れたのは夢咲選手。北バックでヤミテンにする。

河3段目に差し掛かりPacific Dainagon選手の4pチーを見るや否や夢咲選手が立直をかける。ここに対応したのは元教室生タク選手。りな選手から出た2sをチーして4-7mの聴牌を入れる。枚数が1VS3の戦いだったのだが

最後の4mを夢咲選手が掴み元教室生タク選手の和了となる。

南2局、ここまで耐えてきたりな選手にようやく勝負手が入る。ドラドラ赤のカン8pを聴牌し、即座に立直に向かう。Pacific Dainagon選手にダブ南が鳴かれてはいるが関係はない、ここは立直だ。

あまりにも無念、Pacific Dainagon選手の待ちはペン3p。りな選手の数少ない現物待ちでりな選手の手は泡沫の夢と消える。

南3局、トップ目の親番を流したい元教室生タク選手と夢咲選手の副露が入るがここは元教室生タク選手のカン4pの和了の方が早く、オーラス勝負となる。

逆転をかけた南4局、りな選手の發暗槓で場は沸騰すると夢咲選手の5巡目親立直。3-6s断么九の手を見事6sツモ。わずかながらにトップ目に立つ。

南4局1本場、逆転を誓うりな選手はダブ南ドラ3の聴牌をいれる。
そこに夢咲選手の三色仕掛けに、元教室生タク選手の立直も入る。勝負は最後までもつれるが

掴むのは当たり牌。苦しい。しかし甘えない。

しっかり降りて夢咲選手と元教室生タク選手の聴牌。次局に望みを繋ぐ。

南4局2本場、夢咲選手はペン7sドラ1で立直し更なる加点を狙う。

しかし逆転を目論む元教室生タク選手。Pacific Dainagon選手から出た發と白をポンして3s4sのシャンポンを聴牌すると

即座に夢咲選手から和了3→1。大きな勝利を手にした。

試合後インタビューコメント

1着・元教室生タク選手(GENESIS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
2試合続けてのオーラスの逆転TOP GENESISは、マイナスですが、次の試合も3連勝してメンバーの奮起を待とうと思います
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局1本場 PDGONさんが、自分のリーチに対しての当たり牌をしっかり止めつつテンパイに向かい、りなさんもゆめいちさんの当たり牌を止め次局に勝負を繋いだ局からの、2本場 自分が勝負手をフルゼンツで上がりきった1打がポイントです

2着•Pacific Dainagon選手(縁)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
はじめての2着!やりました✌
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東2局!ダマでも良かったけどリーチして満貫ツモ✌✌

3着•夢咲いちか選手(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
すごく今日はふわふわした麻雀をやってました。
自分じゃない誰かが打ってるようなそんなふわふわした麻雀を打っていて、よくわかんない麻雀を打ってしまったというのが感想です。
未だに1位を取れてないのでそろそろ1位を取りたいです。ラスはこのまま永遠に取りたくないです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスのペン7s立直
いつもの私ならあれは曲げないでダマで様子見すると思います。
点棒状況を鑑みても積極的に和了しにいかないといけない局面ではなかったので本当に自分の麻雀を打ててなかったなと思います。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第1試合C卓

起家 Black Cat Code所属 葉弥さん選手
南家 Pleiades所属 ねこ武者選手
西家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 どら選手
北家 ぽんてんLv.47所属 笹子ジュン選手

ねこ武者選手は葉弥さん選手に麻雀を教わっており師と仰ぐ存在だそうだ。またかつて葉弥さん選手率いるBCCでマネージャーを務めた経験もあり、まさに蜜月の仲といえよう。その二人がついに同卓。ルーレットで抽選を外したのが因縁ならば、この組み合わせも因縁と呼ばざるを得ないか。数少ないリーグ内師弟対決が幕を開ける。

まずは開局に師匠がいきなり魅せる。笹子選手のリーチをかいくぐり、葉弥さん選手のダブ東テンパネ2600オールの和了からスタートすると...

東1局に強いBCC!!

呼応するように弟子のねこ武者選手が巧みな仕掛けを入れイッツーで師匠から直撃し親番を落とす。

師匠からの愛の直撃!

他の2選手も黙っていない。
東2局には笹子選手の白・発ポンの怖い仕掛けを入れホンイツの聴牌を入れれば、そこにどら選手がリーチで切り込み、そのまま和了をものにする。

ホンイツと待ちの色が被ったが構うもんかい!

小さい和了が続き迎えて葉弥さん選手が抜けた南1局、ここで各選手の個性が出る。
まずはねこ武者選手が役牌後付けの期待も込めて少し遠めのトイトイを見た9pポンから発進。

もしかしたら混老頭や清老頭まで見てたにゃ?

ここに親の葉弥さん選手が4巡目にして14p待ちの好形リーチをぶつける。

弟子にばかりいい格好させないよ?

ねこ武者選手は撤退、代わりにドラを引っ提げたどら選手が3p7mを勝負し、さらにドラ8pを引いてシャンポン待ちに変化。表示牌7pも叩き切って48p待ちシャンポン待ちでぶつける。

守備派魂天気合いのフルゼンツ!

どら選手が手替わりし打ち出された4pを葉弥さん選手が捉えて決着。

勝負とは常に紙一重である。

続く3本場は仕掛けの入り乱れる空中戦を笹子選手が制して供託を掻っ攫うと、そのまま南2局も笹子選手が仕掛けて和了りきる。

仕掛けのジュン

南3局は葉弥さん選手がかわして迎えた南4局はラス目に落ちたねこ武者選手がムダヅモなき聴牌を入れる。ハネマン出和了・満貫ツモで2着がはっきり見えるためリーチして勝負に出る。

わしゃわしゃわしゃわしゃ

最後は放銃OKの葉弥さん選手が6pをツモ切ってねこ武者選手の和了。裏は乗らず3着となった。

黒猫の恩返し🐱

トップを獲得したのは葉弥さん選手。中低打点を中心に5和了を決め、最後は放銃して着順をまとめた。
2着は笹子ジュン選手。なかなか勝負に参加できず苦しい東場を耐え抜き南場で巻き返して2着を確保した。
3着はねこ武者選手。師匠の壁は高かった。しかし南場の連続放銃でラス目に落ちるも最後に手を入れて辛くもラス回避に成功できたのは自信になるだろう。
どら選手はノーチャンスとも言える厳しい展開。なかなか先手が取れず苦しいラスとなった。

試合後インタビューコメント

1着・葉弥さん選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
個人3連勝は嬉しいですが少し掛かり気味なので、修正していきま!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局の2600ALLでやりやすくなりました。

2着・笹子ジュン選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
何とか粘っての2着でした(>_<)
いくつか細かい選択ミスもありましたが、放銃なく終えられたところは良かったです(^^)
初トップは、次回にお預けです!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1局3本場、供託もあり、ラス目につきどうしても上がっておきたい場面でしたが、タンヤオ狙いでのカンチャンの急所チーをたて続けに下家の葉弥さんにポンで取られて苦しい展開の中、最後まで粘っての300・500は2着争いに食い込んだ会心のあがりでした(^^)

4着・どら選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
本日の悔しさをバネにして、次は勝ちます。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1-1-14 打4p
親リーへの放銃となってしまいましたが、打点と和了率の良さから押しに見合う一打ではないかと考えています。
今後もトップを狙ううえで、自信を持って押していきたいと思います。

この対局の牌譜はこちら!

(記・keitaさん)

第2試合A卓

東家 てんぱねすくりゅ〜所属 ごんろく選手
南家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 成田裕和プロ
西家 ANC PURPLE BATS所属 拝田頼選手
北家 Luna de esperanza所属 獅子ヶ谷フレア選手

東1局 親番のごんろく選手は筒子の混一色へ向かい、發混一色のカン2p聴牌をいれる。一方獅子ヶ谷選手もカン4ⅿの北赤の聴牌を入れここは二人の引き合いとなる。この勝負は獅子ヶ谷選手に軍配が上がる。

東2局またしても副露対決、ごんろく選手がペン7mの聴牌を入れるも、ドラ7ⅿの在処は同じく副露を入れている拝田選手に3つ。拝田選手のカン7pの聴牌にごんろく選手が飛び込み2連続放銃、厳しいスタートとなる。

東3局、成田プロは高目一気通貫の3‐6p平和の手を聴牌すると立直を敢行。ごんろく選手もカン3mで聴牌し追っかけ立直。しかし安目ながらまたしても放銃牌3pを掴み3連続放銃となる。

東4局、成田プロが西のポン、6sをチーをすると獅子ヶ谷選手が9pの暗槓。場が沸騰すると同時に拝田選手から東暗刻の立直がかかる。聴牌を入れていた成田プロから2pを打ち取り、裏ドラを2枚乗せ満貫の和了。頭一つ抜け出した。

南1局、なんとか親番を維持したいごんろく選手、ここは1500点の加点に成功する。

1本場、なんとか耐えた甲斐があり、断么九一盃口ドラの勝負手が入る。ここは6s・7s立直に向かうも、成田プロがカン8pドラ赤の立直へ。8pは残り1枚だが見事成田プロがツモ和了。満貫で2着目へと浮上した。

南2局、ここまで苦しい展開が続くごんろく選手はなんとか9m9pのシャンポンを立直、成田プロも断么九ドラ赤の3面張で聴牌をいれるも、ここはごんろく選手に軍配。2100点ながらなんとか着順浮上を目指していく。

南3局、獅子ヶ谷選手はダブ南バックの8mポンから発進、さらに3sのポンをすると、追随するようにごんろく選手が發のポン、赤5sのポンで發混一色赤、満貫の聴牌を入れる。そして高目平和ドラ赤の聴牌をいれていた拝田選手から4sを捉え、トップ目も見えてくる点差まで詰め寄ることに成功した。

南4局、獅子ヶ谷選手は七対子ドラ単騎で勝負を決める立直へ向かうも、獅子ヶ谷選手の現物待ちでタンヤオ平和の5‐8mの聴牌を入れていた拝田選手はヤミテンで獅子ヶ谷選手の立直へ押していく。
最後は赤5mをツモ和了し勝負あり。

激しい乱打戦となったが拝田選手がトップを飾った。

試合後インタビューコメント

2着・成田裕和プロ(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
志願の連投でしたが、チームにトップをもたらすことができませんでした…(´;ω;`)次回登板では内容も結果も良い麻雀を打てるように頑張ります!!

4着・ごんろく選手(てんぱねすくりゅ〜)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
序盤は早い展開に当たり牌をつかまされることがあってきつい展開になりました。反省点もありますが、自分なりにうまく打てたと思います。頼さん強しです!
1234すべての順位を経験したので、これからは上を目指していきます!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
ポイントは、南一局一本場 感触がよかった67sまちが上がれなかったこと。
一打は、東一局テンパイ後に中を鳴かなかったことですね!

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第2試合B卓

起家 ぺんたごん まろちょふプロ
南家 GENESIS Yukiちゃんねる選手
西家 縁 黄河のんプロ
北家 なんでも鳴けばいいというものではない メカZ選手

前もって自身の登板日を告げるという無差別果たし状を叩きつけた黄河プロ。この果たし状をまろちょふプロ、Yukiちゃんねる選手、メカZ選手の3人が受け取った。特に黄河プロとまろちょふプロは同じ団体の先輩後輩の関係。熱い対局が予想された。

開局からいきなりYukiちゃんねる選手が自らの小宇宙(コスモ)を爆発させる。メカZ選手から8000、まろちょふプロから12000をアガり、僅か2局で大きなリードを築く。

序盤から大きな失点をしてしまった二人だったが、まろちょふプロが2100-4100と1300、メカZ選手が1300オールをアガってすぐさま戦線に復帰する。

そして迎えた東4局1本場は全員が前に出る展開となった。最初に聴牌を入れたのはまろちょふプロ。混一まっしぐらから1副露で東・西待ちとなる。2番目はメカZ選手。同巡に絶好のドラ重なりで聴牌を入れた。Yukiちゃんねる選手もタンヤオへ向かい思い切りよく仕掛けていくが、3番目の聴牌は黄河プロ。平和・ドラ1をお手本通りに立直とすると、メカZ選手の4pを捉え裏ドラ1枚の8300を和了した。

南1局は流局となり、続く1本場ではメカZ選手が2300を和了、まだまだ食らいつく。

そして南2局、メカZ選手は4sチーから清一へ渡っていき清一・赤をカン7s待ちで聴牌する。しかし同巡にまろちょふプロが立直。さらにその直後、親のYukiちゃんねる選手も追っかけ立直を放ち、3者による全面戦争となった。

黄河プロはこれに囲まれることになったがこちらも手が良い。6pが3人対し切りやすく、リスクの小さい聴牌を取れる可能性があったためここは2人には通る1p切りを選択。しかしこれが唯一刺さり得るまろちょふプロにストライク。まろちょふプロが8000の和了でこの局を制した。

先の和了で流れは完全にまろちょふプロの手に。南3局、配牌1向聴からスムーズに混一へ渡ると、これからやっと塔子整理に入るYukiちゃんねる選手の3pを捉え8000を直撃。ついにトップ目に踊り立った。

オーラスは黄河プロがドラ引き期待の仕掛けから親のメカZ選手の立直を躱し3着を確保。先輩後輩対決はまろちょふプロが勝利した。

トップはまろちょふプロ。序盤に痛い放銃があったが8000の3連打でトップを奪取。苦しむチームを押し上げる活躍をみせた。序盤のリードを圧倒的スピードで振り切られてしまったYukiちゃんねる選手が悔しい2着。後手を踏む展開から唯一のチャンスを物にした黄河のんプロが3着。細かく加点するも肝心の本手が実らなかったメカZ選手がラスとなった。

試合後インタビューコメント

1着・まろちょふプロ(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
Yukiさんに痛い12000の放銃となりましたが、南1の親落ち後に連続で僥倖の満貫をアガれたのはとても大きかったです。のんさん出場という事で、志願出場で予定オーダーを変更して出場したのでなんとか2勝目を手にできて良かったです。この先もチームの浮上に貢献していきたいです!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局、リーのみを嫌って先に3面張2種のイーシャンテンに構えた局面。一旦聴牌逃しがありましたが点棒状況的に平和やドラは追いたい局面でした。ドラを引き入れての平和ドラ1の3面張になり、3pの先切りも活きて1pの出アガリとなったのでベストな判断ができたと思います!

3着・黄河のんプロ(縁)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
黄河を潰せる人はいますか?
そうTwitterに投稿したら
はい!は〜い!オレが潰してやりまーす
手を上げたのが、この3人でした
見上げた度胸ですよね!!!!
3着にされてしまいました、母ちゃん悔しい
24日はもっと準備して臨みます。
みんなを、ロールキャベツにしちゃうからね!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局親番 明らかにホンイツに向かいやすい手だったにも関わらず、下家のメカZ選手の捨て牌から一気に寄せきれなかったこと。他家ではなく、まずは自分の理を追求すべきだった。もっとやりようがあったように思います!!母ちゃん、反省!!!

4着・メカZ選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
何もねぇ。俺は勝った時しかしゃべらねぇ。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3のホンイツに向かった局が少し前掛かりすぎたかもしれません。ダメとまでは行かないと思うのですがあの時点で少しムキになってたような気がしないでもないですね。

この対局の牌譜はこちら!

(記・西向く侍)

第2試合C卓

起家 Black Cat Code所属 なーいん選手
南家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 Cr7選手
西家 Pleiades所属 柵@よーこ選手
北家 ぽんてんLv47所属 魔王KUUGEN選手

オーダー発表時点でどよめきが起こった本カード。
強者が集い、連日好カードが繰り広げられるΣリーグの中でも、頭一つ抜き出た雀士たちが集結した対局といえるだろう。
どのような展開になるのか非常に楽しみだ。

東1局
5巡目、南家のCr7選手が南ポンで聴牌を入れた。打点こそ1000点のみだが5-8sの両面待ち。自分の手にドラがなく相対的に他者の打点が高くなりやすい場面、1000点で場を流すことができるのは大きい。
その同巡、北家の魔王KUUGEN選手から中・ドラ3の3-6-9p待ちという超ド級のリーチがかかる。

開幕からいきなりのド級のリーチ

そこからは2人のめくり合いとなったが15巡目、Cr7選手が3pを掴んでしまう。これまで無筋も切り飛ばしていたCr7選手だが、この3pは小考の後しっかりと手の中へ。これが強者のバランスか。次巡8sを引き中膨れのシャンポン形で再び聴牌、流局まで耐えきった。

当たり牌を…
見事ビタ止め!

東2局
10巡目、Cr7選手、柵@よーこ選手の両者が聴牌している中で、なーいん選手にもチャンスが訪れる。ドラの西が暗刻の聴牌、1-3-5sの形でカン2sかカン4sを選べるが、1s切りでリーチ。2s、4sはともに1枚切れで、この形であれば5s切りリーチに踏み切る方も多いのではないだろうか。

1s切りの技ありリーチ

和了率はもろひっかけと言えカン2sのほうが高いだろう。しかし5sは鳴き手の2人に危なく見える。実際に柵@よーこ選手の当たり牌だ。和了率に多少の差はあれ、この5sで放銃してしまえば自分の手に和了のチャンスは来ない。まずは抽選に入ること、それが大事だと身に沁みさせるリーチだ。
結局はドラの西を押した魔王KUUGEN選手が混一色で500-1000をツモったが、なーいん選手の巧みな一打が光った。

東3局
先ほどはリーチを空振りしてしまったなーいん選手の配牌だが、自風の西にドラの東が対子。役牌のダブルバックで9mポンから仕掛けると、狙い通りに東もポン。あっという間に聴牌を入れたかと思えば、次巡に見事ツモ。電光石火の東・ドラ3で2000-4000を加点した。

電光石火の満貫ツモ

東4局
配牌から2シャンテンだった親の魔王KUUGEN選手、ツモもよく4巡目1-4mのノベタンでリーチを入れると、手牌にドラ3で戦う姿勢を見せていた柵@よーこ選手が4mを掴んでしまい、リーチ・ドラ1、3900の直撃となった。

東4局1本場
連荘の魔王KUUGEN選手、今度は配牌で七対子の1シャンテン。うまく伸びれば四暗刻もあるか、という形だ。この手も早々に仕上げた魔王KUUGEN選手、6巡目には8-9sのツモリ三暗刻でリーチをかけると、2巡後に8sツモ。4000オールで瞬く間に3者を引き離した。

これが魔王の貫録か…!

南1局
流局を挟み、南入しての南1局3本場。先手をとったのは親のなーいん選手。役なしドラなしだが今は親、カン8mでリーチをかける。これに追いついたのは柵@よーこ選手。宣言牌の8pを合わせたCr7選手からチーすると西と中のシャボ待ち聴牌。安パイに困った魔王KUUGEN選手からこぼれた西を打ち取り3900は4800。リーチ棒を入れて5800点の収入。先ほどの放銃で若干ながらも1人沈みになっていた状態から回復した。

南2局
この局も手と手がぶつかり合う。11巡目、魔王KUUGEN選手がドラのカン2s待ちでリーチをかけると、その次のツモで聴牌したなーいん選手がカン4s待ちで追っかけリーチ。すぐさま柵@よーこ選手が4sを回収し、残り枚数は2sが3枚、4sが1枚と、なんとドラ待ちの魔王KUUGEN選手が有利な状況に。しかしどう転ぶかがわからないのが麻雀。山から先に現れたのは4s、掴んでしまったのは魔王KUUGEN選手。なーいん選手がリーチ・ドラ2で5200点の直撃とした。

枚数が勝つとは限らない。これぞ麻雀

次局に1000点の移動を挟んでの南4局。
親番でこそ強者は輝くもの。東場の親番では絶好調だった魔王KUUGEN選手だが、南場でも手を引き寄せる。5巡目、配牌から怒涛の4連続有効牌引きで2-5m待ち、平和・一盃口・タンヤオでリーチをかけると、ペン3mを外している途中だったCr7選手の2m切りを一発で捕らえて12000点の直撃とし、南場に入ってから詰まっていた点差を再び引き離した。

これぞ魔王の貫録…!(2回目)

南4局1本場
10巡目Cr7選手がカン5mでリーチをかける。現状打点は足りないが、ツモって一発や裏、赤引きなど偶発役が絡めば逆転できる。ここから手を作り替える時間も打点上昇の見込みもなく現実的なリーチだろう。
リーチを受けて回りながらも聴牌を維持していた魔王KUUGEN選手だが、自身のあがり牌である3sを持ってきた。ここで和了止めなしのルールが魔王KUUGEN選手を一度悩ませた。

和了止めなしルールならではの悩み

残り巡目は少なく、この3sをスルーして仮にCr7選手がツモってもおそらくトップのままで終われるだろう。逆にこの3sで和了れば、次局以降、さらに点棒を伸ばせる可能性もあるが、なーいん選手の跳満ツモで逆転を許す条件が残る。
魔王KUUGEN選手は和了を選択。逆転の可能性が残るとしても少し沈んでいる自チームの状況を見れば、この先で加点できれば大きい。魔王としてチームメイトに頼りない姿は見せられない。後ろ向きではなく前向きに、魔王KUUGEN選手はさらに1歩前に踏み込むことを選んだ。

南4局2本場
6巡目、白をポンしていたなーいん選手に中が重なる。さらに手の中には發の対子。大三元が成就すれば文句なしでトップ獲得だ。

匂い立つ役満…

前局のKUUGEN選手の和了がまさかの裏目になってしまうのかと不安がよぎったところ、柵@よーこ選手からリーチがかかる。このリーチにはなーいん選手も押しづらい。直撃を許せば逆転も十分に考えられる。とはいえ役満の1シャンテンでは簡単には降りれない、通りそうな索子を打ちながら形の維持に努めたが、決着はすぐに訪れた。この状況で押すしかないCr7選手からあふれた4mが柵@よーこ選手の当たり牌。2600は3200が移動し終局となった。

魔王KUUGEN選手がΣリーグで初トップを獲得。東場、南場の親番でそれぞれ12000を和了し、有利に対局を進めた。これで人間界の侵攻も1歩前進か。2着となったのはなーいん選手。東場、南場で効果的に加点したことに加え、無放銃と鉄壁さも光った。3着は柵@よーこ選手。失点は最小限に抑えたものの大物手を成就できず悔しい結果となった。Cr7選手は東発で華麗な3pの放銃回避を見せたものの、その後はツキがなく痛恨の4着となった。

試合後インタビューコメント

1着・魔王KUUGEN選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
念願のトップを取れて良かったのじゃ!我が魔王軍の順位を上がったからこの調子で次も頑張るのじゃ!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1の先制369pリーチをしたが369pどころかピンズすら引けず、誰かが魔法を使って妨害したとしか思えなかったのじゃ・・・

2着・なーいん選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
トップがまだ取れていませんが、メンタル的に全く落ち込むことなく打てているので、次また頑張ります。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局カン4sで競り勝てたのが大きかったです。あとの押し引きは私オリジナルなので特にいうことなしです!

4着・Cr7選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
全然手が入らなくてどうしようもなかったですがラスは悲しいですね😭次は頑張ります💪💪
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東発対面の三面張リーチに対して、ギリギリまで1,000点両面聴牌で押して、当たり牌の3p引いて回ったところです。

この対局の牌譜はこちら!

(記・凛凛、凛世)

試合結果

本節最もポイントを獲得したのは、魔王KUUGEN選手の初トップと笹子ジュン選手の2着でうまくまとめたぽんてん。中団から上位陣を見据える位置へと上がってきています。
次点のBCCは首位と僅差の2位をマーク、GENESISは借金の半分を返済し浮上のきっかけを掴む形となりました。
また本節はほとんどのチームが二桁以上のポイント増減をしており、明暗が大きく分かれる1節となりました。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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