第1期Σリーグ観戦記・第1節
こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。
本日は4/16(日)に行われた第1節の対局からピックアップした1卓の観戦記及び他対局の流れをお届け致します。
開幕戦の対戦組み合わせと出場選手はこちら。
本記事では第1試合B卓をピックアップしていきます。
第1試合B卓
起家はEmperor Peng Inc.所属奈落の王選手。前期なんでも鳴けばいいというものではないに所属しその存在感を見せつけた実力を買われ、今期はEmperor Peng Inc.でその実力を遺憾無く発揮していく。
南家はPleiades所属、柵@よーこ選手。Fリーグ3期・4期以来久々のリーグ戦。実力は既に証明されている、気合いも気力も十分だ。
西家はなんでも鳴けばいいというものではない所属のせどなりあん選手。天鳳からやってきた新規選手、リーグ初参加ながら先発を任せられたのはチームからの期待が窺える。
北家はGENESIS所属、ふくちゃん選手。Fリーグ以来のリーグ戦、奇しくも柵@よーこ選手と同じく3・4期ぶりの登板。猛虎魂を胸に秘めいざ再び決戦の舞台へと舞い戻る。
東1局、起家を引いた奈落の王選手は7巡目に2s単騎の聴牌を入れるが好形を求めて立直はかけずダマを選択。その我慢が実を結び、4-6-7s三面張での立直に繋げた。しかしそこに割って入る柵@よーこ選手。親の立直もなんのその。軽快な仕掛けから5-8s待ちの断么九・赤1の聴牌を入れると、奈落の王選手が持ってきたのはなんと8s。柵@よーこ選手による躱し手が決まった。
和了から親番を持ってきた柵@よーこ選手が配牌2シャンテンの好配牌。9pと8sの選択で見事9pを雀頭にし、3巡目に高目234三色の立直。
9巡目、安目ながらしっかりと裏を乗せて立直・ツモ・平和・ドラ・裏の4000オールで大きく抜け出した。
続く東2局1本場、この流れに待ったをかけるのはリーグ初参戦のせどなりあん選手。2巡目のカン8s立直をかけるもこれは不発。しかし柵@よーこ選手の親番を流すことには成功した。
東3局1本場でもせどなりあん選手は1巡目に奈落の王選手から切られた東を軽快にポン。副露をいれダブ東5-8mの聴牌。安手ではあるが聴牌に一番乗りだ。
せどなりあん選手を追う形で奈落の王選手も断么九赤赤ドラの一向聴で追いかける形となり二人の勝負かと思われた矢先、さらに踏み込んできたのはふくちゃん選手。
親のせどなりあん選手の聴牌打牌8pから仕掛けていき、さらに6pをチーして清一色・一通のカン8pの跳満聴牌。
これが無情にも即座に奈落の王選手が掴み放銃となる。ふくちゃん選手は12000点と大きなリードを稼ぎだした。
南場に入ると持ち点を4400点まで減らした奈落の王選手の猛攻が始まる。まずはツモり三暗刻の立直を敢行。
ふくちゃん選手から出和了で2700点と立直棒を回収すると、続く一本場。
3ヘッドの難しい選択を丁寧にほぐして5-8sシャンポンの立直・断么九・赤ドラの立直に持って行った。
既にシャンポンの聴牌を入れていたふくちゃん選手がフリテンながら3面張の高目一気通貫に変化。3-6sはかなり出ているが9sは山に生きている可能性はある。ここは勇気を持って5sを切ったが、これが奈落の王選手の和了牌。満貫をお返しする結果となった。
2本場では先ほど放銃に回ったふくちゃん選手が魅せる。せどなりあん選手が白をポンしている状況で役無し赤1の5・8pのシャンポン聴牌を入れるが、ここは索子を伸ばして好形を求めて8p切りの聴牌外し。即座に5pを捉え和了を逃した形だが、今度は2-5sのノベタン待ちで立直をかける。ここで6-9sで白ドラ1の聴牌を入れていたせどなりあん選手。和了牌の5sを掴む。5sツモ切りで6-9sを続行するか、6sを切ってこちらもノベタンにするか?
選択は打5s。立直・一発・赤・裏の満貫となり、ふくちゃん選手は8600点の加点となった。ここまで和了も放銃もなかったせどなりあん選手だがここで痛恨のラス落ちとなってしまった。
勢いに乗ったふくちゃん選手は南2局、重なった中をワンスルーし、さらには4-7s二度受けの形を拒否して中・8sのシャンポン待ちで立直をかける。
残り1枚の中はトップ目柵@よーこ選手の手中。この中が打ち出され、立直・中・ドラ・裏の満貫を和了しふくちゃん選手が遂にトップ目に立つ。
南3局では奈落の王選手が4巡目に2m・發待ちのシャンポンで立直をかける。しばらく空振り続けたところをようやく14巡目に聴牌をいれたせどなりあん選手が白・6s待ちのシャンポンの聴牌を入れて追いかけ立直。トップを目指すため負けられない立直合戦だ。
しかしこの勝負、和了牌は2人合わせて山に發1枚のみ。この最後の發を奈落の王選手が見事にツモ和了。2着目へと浮上する。
オーラス、出和了3900点条件の奈落の王選手が發をポン。さらにはふくちゃん選手から出た3萬をチーして發・ドラ・赤の条件を満たした聴牌を入れた。
そこに追いついたのはふくちゃん選手。ドラを切れば平和のみの役あり聴牌だが、ドラの1pを切らずに役なしのカン2pの聴牌をとる。ふくちゃん選手からみて奈落の王選手の手はまだ2000点しか見えていない。ここは奈落の王選手の仕掛けを最大限リスペクトした対応を見せ、現物の4pを切る選択となった。直後に奈落の王選手から2pが出るが、これは和了できない。
数巡後、一人置いて行かれた形となったせどなりあん選手が白の対子落としから立直・平和・一盃口・赤赤の1-4-7p、裏次第では倍満の大物手を作り上げ、逆転を図る。
2着目と3500点差のふくちゃん選手は降りを選択。万が一跳満を振るとラスへの転落がある。一方で2人聴牌ないしせどなりあん選手が跳満ツモまでならトップでの終了となる。勝負の行方は。
立直後に6pを持ってきたせどなりあん選手から見事に打ち取り奈落の王選手の逆転となった。
前期に続き存在感を見せつけたのは奈落の王選手。
一方で和了0回と最後の1枚に見放されたせどなりあん選手はデビュー戦で悔しいラスとなったが、その打ち筋からは実力の片鱗が垣間見えた。
まだリーグ戦は始まったばかり。各選手の熱い闘牌がこれから幾度も見られることだろう。
試合後インタビューコメント
1着・奈落の王選手(Emperor Peng Inc. ΣBlanch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
東場で王である私に向かって狼藉を働いてきたので、南場で制裁を加えました。 皆の打牌速度が快適で楽しかったです。麻雀はリズム。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1-2。分岐、選択の多い手牌進行で難しかったです。人によって全然違う進行になっていそう。
6巡目:ツモ8m。4対子維持の打6pも考えたが、ドラが4p且つ、沈んでいる親番で七対子はやりたくないということで打6m。
7巡目:ツモ4p。クイタン本線。6ブロック進行の打9s。
9巡目:ツモ4m。山に残っていそうな方は8sと見て、打2s。
10巡目:ツモ3s。14s両面も魅力的だが、鳴いても5800は6400と打点十分、巡目的に仕掛けが利く手格好にすべきと考え、打2s。
11巡目:ツモ5p。ツモ裏1の6000オールが欲しいので58sシャンポンで立直。
3着・柵@よーこ選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
個人的に明確なミスは一個だけだったんですがこの面子だとその一個が致命的でした。 次の対局に向けて修行してきます。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局11巡目の立直判断ですね。ここで勝負に行けなかったのが...
4着・せどなりあん選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
負けてしまったチームに申し訳なかったです。
次はプラスポイントを持ち帰りたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局5巡目の4s切りは良かったが。6巡目にリーチを打ったのがこの半荘最大の悪手でした。
この対局の牌譜はこちら!
(記・Lusyaba)
第1試合A卓
起家はBlack Cat Codeからえりんぼパパ選手。南家はLuna de esperanzaのゆうれいいか選手。 西家はANC PURPLE BATS、エンデ選手。北家は縁からとっつあん選手が登板した。
東場からえりんぼパパの親満ツモから始まる展開、エンデ選手の2連続和了こそあるものの、東4局からえりんぼパパの猛攻が始まる。ゆうれいいか選手から8000点、4000オール、エンデ選手から6100点と3連続和了により60000点超えの大トップ。オーラスまで危なげなく切り抜けていった。
南4局、放銃が続き箱下へと沈んだゆうれいいか選手が七対子断么九ドラドラの聴牌を入れると8m単騎で立直を敢行。15順目に見事ツモり上げ3着への浮上を果たした。
和了0放銃0と耐えていたとっつあん選手は悔しいラスとなった。
試合後インタビューコメント
1着・えりんぼパパ選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
Σリーグにいる全ての天鳳九段をやっつけます。
いつの間にか実力枠と呼ばれなくなった悲しい男の反逆です。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
まずはイカちゃん🦑を倒しました。
3着・ゆうれいいか選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
かなり酷いミスもありましたが何とかラス回避は出来ました。
次はトップとーーーーる!!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスの七対子 七対子にするのか面子手にするのかフラフラしながら打ってましたが、七対子を聴牌して最後の単騎選択では自信のある方を選んで結果的にツモれたので良かったです。(枚数は同じでしたが)
この対局の牌譜はこちら!
(記・Lusyaba)
第1試合C卓
起家はぽんてんLv47所属の魔王KUUGEN選手、南家てんぱねすくりゅ〜所属のkeitaさん選手、西家麻雀以外麻雀じゃないの所属のどら選手、北家ぺんたごん所属の野々宮ねむ選手の登板となった。
序盤keitaさん選手が先行するも、どら選手が怒涛の和了劇を魅せる。keitaさん選手から満貫の和了をものにすると、2連続聴牌にて親番を継続。続く東3局3本場立直のみのはずがツモった9pをまるまる裏ドラとし満貫のツモ和了、2軒リーチに挟まれたkeitaさん選手から一発で8900点の加点と5万点越えの大量リード。
その後魔王KUUGEN選手の親満貫の和了こそあったものの、危なげなく躱し手を和了し続け、南4局、オーラスの親まで手が成就しなかった野々宮ねむ選手の2連続和了により2着の浮上。最後は勝負を決めに来たどら選手の立直棒により条件を満たした魔王KUUGEN選手が席順により2着となった。
試合後インタビューコメント
1着・どら選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
運良くトップとなりましたが、見返してみるともう少し工夫できる打牌があったと考えました。次の試合ではより深く考えて一打一打しっかり打っていこうと思います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4-3-11 打3pリーチ。リーチして1000点を場に出すことで、3着目が2着目に浮上する和了条件を緩和しつつ、2着目の親をより降ろし方向に動かせると考えて打ちました。
結果としては、3着目と2着目とが同点となり、自分のリーチが活きたのではないかと思料します。
2着・魔王KUUGEN選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
なかなかアガれなくて辛い半荘だったのじゃ・・・次こそトップを取るのじゃ!覚悟するのじゃ人間ども!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスのリーチに競り勝って同点での席順2着を取れたところなのじゃ!
3着・野々宮ねむ選手(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ひたすら我慢の展開で、色々といっぱいいっぱいになっちゃいましたが、なんとか最後親であがれてよかったです💦
本日もたくさんの応援ありがとうございました!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
もう試合前から色々と疲労困憊でいっぱいいっぱいでした…💦
4着・keitaさん選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ほっそい
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
ビタ止め数回。2m放銃はいずれ手はかかるかもしれないけど避けられた可能性あり。
この対局の牌譜はこちら!
(記・Lusyaba)
第2試合A卓
起家はLuna de esperanza所属、狂犬まさG選手、南家はANC PURPLE BATS所属の矢絣京選手、西家Black Cat Code所属あんじゅえる!選手、北家は縁所属のPacific Dainagon選手の登板でスタート。
東1局は矢絣京選手の1人聴牌の後、Pacific Dainagon選手が軽快に仕掛けて立直棒2本を回収する展開。事態は東3局より動き出す。2家の副露も物ともせず矢絣京選手によるタンピンドラ1高目三色の4巡目立直。安目ながら即座に満貫のツモ和了で一つ頭抜け出した。
続く東4局も勢いは止まらない。矢絣京選手が索子の123一盃口確定の4巡目立直をかけると残り山1もなんのその。見事最後の3sをツモり、さらにその3sが裏ドラというおまけつき。立直ツモ一盃口ドラ裏裏の3000-6000と他家を一気に突き放す。
南場は狂犬まさG選手の絶妙な仕掛けが見られた。トップ目の矢絣京選手が白をポンしたのを見るや否や、456の役なしのチー。さらには遠くに見えていた一通も拒否する形で2pポンと他家を翻弄し、見事1人聴牌をもぎ取る。
続く1本場をあんじゅえる!選手から3200の加点とするとここからは乱打戦。
3軒立直をあんじゅえる!選手が制すると、南2局は狂犬まさG選手が純帯么三色片和了6-9m聴牌を入れたところにあんじゅえる!選手が9mを止め9m6sシャンポンで立直をかける。しかしツモ番が回ってくることはなく即座に狂犬まさG選手が9mをツモりあげた。
続く南3局、狂犬まさG選手の3-6p立直ドラ1の7巡目立直が飛んでくると1-4sが使いにくい形で掴まってしまう。一旦は安全に現物を切るも、即座に裏目を引いてしまうあんじゅえる!選手。しかしそこで悔やまず有効牌2枚を引き入れドラ待ちカン6mの立直へ、これが望外の一発ツモの4000オール。
この和了で一気に2着目へと躍り出る。
オーラスは東2局以来和了がなかったPacific Dainagon選手が2連続和了で狂犬まさG選手と逆転するものの、最後は副露で魅せていた狂犬まさG選手が断么九・ドラの1ツモ和了により、再度3着目へと浮上。Pacific Dainagon選手は悔しい4着となった。
試合後インタビューコメント
1着・矢絣京選手(ANC PURPLE BATS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
激辛卓でトップ取れたのは幸運でしたね。
今回はツイてたのにあわやだったので後半の動向は要検討しようと思います。
とりあえずシーズン1回目のトップを最初に取れたので少し気が楽になりました。
引き続きAPBの応援をよろしくお願いします!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局7巡目
1人浮き状態になって南入したところで、下家からでた白をポンしてホンイツに移行したところです。
親が24mのターツ外しが入ったのでマンズ下はあまり使ってなさそうで、全体的にマンズの下が安全ブロックとして持って起きやすかったのと、和了できればいい打点になるうえにドラ色の染め手を見せて周りに圧をかけれると和了できずとも1局消化が安全にできるかなと思って染めてみましたが、ここは素直に蹴りにいくルート取りで良かったかなと。
ここは親のまさGさんの仕掛けが上手くて親継続されてしまいましたので後半ややこしくなったなと もう少しイージーウィンできるくらい運がよかったはずなのに怪しいところまで持って行かれてしまったのは良くなかったですね。
勝って兜の緒を締めよということで次節以降修正したいと思います。
3着・狂犬まさG選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
チーム戦は初めてだったので、1試合目が終わるころは控室で結構緊張しちゃってました。 それでも試合始まったら良い感じに集中できていつも通りの麻雀ができたかなって思ってます。
結果はギリギリの3着とプラスを持ち帰ることはできなかったけど、「アガリ重視」「低打点」「気合降り」「噛み付き」と選手名鑑で自己評価した通りの打ち方できてアピールにはなったかなと。 次回登板こそ勝ちますので応援よろしくお願いします!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1局0本場の親番で早めの形テン取って1人テンパイを強奪した局です。 下家の矢絣さんが白ポンして赤5s→6s手出し、どう考えてもマンズ混一色 しかもトップ目からなので速度もありそうって状況
自分の手牌は 225赤56789p11267s(ドラ9m)
このままでは間に合わないと思って、 4pを4赤56でチー、直後出た1sはスルーして2pポンしてあとはタンヤオですよって顔しながら全ツ
普段打ってる玉の間だと通用しなそうなブラフだけど、初戦ってこともあって対応してくれる可能性に賭けました。
結果、それがうまくハマって1人テンパイ取れただけでなく、対仕掛けの対応傾向を知れたのが(この後も仕掛けやすくなるという意味で)大きかったと思いました。
4着・Pacific Dainagon選手(縁)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
裏裏はズルです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局2本場、ペン3sを払った場面です。ラス目の親で一刻も早くリーチと言いたい場面ですが、打点も欲しい場面なので、ヘッドレスでシャンテン数も落ちないということでなるべく打点を追っていきました。結局ピンフのみにはなってしまいましたが、最後まで打点を見る手組みができたのは良かったかなと思います。
この対局の牌譜はこちら!
(記・Lusyaba)
第2試合B卓
起家Emperor Peng Inc所属、成田裕和プロ。南家はGENESIS所属、よしふじこうすけプロ、西家Pleiades所属ねこ武者選手、北家はなんでも鳴けばいいというものではない所属の無名叢子選手の対戦カードとなった。
東1局は成田プロのドラ3親立直も、すでに聴牌を入れていたよしふじプロの三色に躱されてしまう。
続く成田プロの立直もまたしても親番のよしふじプロが躱し、プロ同士による熱い攻防が続く。続く2本場は流局になると、今まで顔を下げガードを固めていた無名叢子選手がねこ武者選手の立直に果敢に攻め、見事断么九ドラ3赤3という大物手をツモりあげた。
その後東3局は成田プロが副露を使い初和了で親を流すものの、続く東4局、成田プロとよしふじプロの2人の副露もなんのその。タンピン一盃口を立直したねこ武者選手が見事ツモり、裏1跳満を和了し一気にトップ目へと躍り出た。
南1局ではダブ南込み3副露のよしふじプロ対立直をかけたねこ武者選手の対決となったが、ここはよしふじプロに軍配、トップ目から5200点の直撃に成功する。
南2局ではまたしても成田プロと親番よしふじプロのぶつかり合い。ここはよしふじプロが最後の7mをツモり親満による大きなリードを作ることに成功した。
その後ねこ武者選手がダブ南ドラ1のツモ和了から2回の流局をはさみ2着目へと浮上するものの南3局2本場、これまでまた耐える展開であった無名叢子選手のダマ満貫が成田プロを直撃し3名3万点越えのオーラスへ。最後は789をチーしたよしふじプロが234か役牌後重なりを狙った手から見事白を重ね、ねこ武者選手から和了しトップを確定させた。
試合後インタビューコメント
2着・無名叢子選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
オリを強いられる場面が多くて大変でした。次戦は凡ミスを無くしたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局13巡目の打7sです。
4着・成田裕和プロ(Emperor Peng Inc. Σblanch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ご視聴いただいたみなさまありがとうございました!本当に展開がきつい半荘でした、、なんとか箱を割らずにすみました…(´;ω;`)
とはいえ手組や鳴き判断で反省点もあったので、次回以降内容をさらに良くしていきたいです!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
カン2sチーから発進した東3局ですね。普段は鳴かない寄りなのですが、ライバルの親を流したいが先にきてしまってつい声が出てしまった感じでした。急所ではあり鳴きやすいターツなのですが、点数状況やまだ東3、手牌も巡目は遅くなりそうですがリーチ+1翻は狙えそうで、そこまで急いで鳴く必要はなかったと反省しました。
この対局の牌譜はこちら!
この対局の牌譜はこちら!
(記・Lusyaba)
第2試合C卓
起家はてんぱねすくりゅ〜所属、北海雪冬選手、南家はぺんたごん所属のアルシー選手、西家麻雀以外麻雀じゃないの所属、雪霧雪選手、北家ぽんてんLv47所属の七瀬くりむ選手の対戦カードでスタートした。
東1局、北海選手が3副露で混一色の聴牌を入れたところから雪霧選手はカンドラとなった東バック、アルシー選手は中バックでの仕掛け勝負となったが、ここは中を止め単騎聴牌をしていた北海選手のツモ和了。3200オールの加点となった。
続く東1局2本場、早々にダブ東をポンした北海選手は萬子の混一色に向かう。北海選手を走らせまいと断么九ドラ1で聴牌を入れた七瀬選手が和了できず、最後の切り番で一度通った1mを持ってくる。これが無情にもカン4mから1-4mに変化した北海選手の親満への放銃となり北海選手が一気に突き抜けた。
東1局3本場では先ほどの失点を取り返したい七瀬選手が立直タンヤオ一盃口の4巡目立直を決行すると立直を受けた状況から果敢にも攻め上げた雪霧選手のカン7m断么九赤赤ドラの満貫が七瀬選手を直撃。七瀬選手は東1にてすでに箱下へと沈む結果となった。
続く東2局ではアルシー選手が怒涛の三連続和了。1000オールを皮切りに、北海選手から6100点のロンアガリを経ての2本場、ドラ3聴牌を入れていた七瀬選手から5p単騎を打ち取り12600点と一気にトップ目へと躍り出た。
そのまま走らせまいと東2局3本場では雪霧選手の混一色一通ドラ1の満貫をツモ和了。三家の間でトップが入れ替わるシーソーゲームの様相となる。
東3局には1本場でこの試合3度目となる北海選手の混一色が炸裂し再度トップ目へと躍り出る形となった。
東4局で親番を迎えた七瀬選手の1-4-5sの6巡目立直が不発に終わると続く1本場に事件が起こった。
配牌から三元牌全ての対子を手にしていたアルシー選手が早々に發と中のポンを入れると、即座に白を掴む七瀬選手。もう親番は離せず行くしかない七瀬選手は白を叩き切るもポンの発声。
確定大三元のカン5m聴牌である。その後カン5mは不利とみるやアルシー選手は1pをポン。大三元確定の裸単騎となった。その後2p単騎から1s単騎へと変化したアルシー選手を追いかける形で満貫の聴牌を入れた雪霧選手と現物待ちとなった七瀬選手の争いとなったが、結果はション牌の8sをビシッと勝負した雪霧選手に軍配があがった。
南2局1本場では副露手のアルシー選手と雪霧選手に対しダマ聴を入れた北海選手の争いとなるが、ここは北海選手が雪霧選手から5500点のロンアガリ。トップ争いを一気に優位に持ち込む。
南3局では白ドラ3の七瀬選手対アルシー選手の対決となる。
アルシー選手の立直後七瀬選手はここが勝負所とばかりに場に見えているだけでも1枚しかない2m9pシャンポン聴牌から雪霧選手から出た4pをチーして聴牌を外し、白混一色ドラ3の跳満を作っての着順浮上を目指すが、結果は無情にもアルシー選手への放銃に終わってしまう。
最後は着順浮上は厳しいと見た雪霧選手がサッと中のみを和了し、2着を確保した。
見所ある乱打戦を制したのは北海雪冬選手。逆に0和了で-16700点のラスになった七瀬くりむ選手はほろ苦いデビュー戦となった。
試合後インタビューコメント
1着・北海雪冬選手(てんぱねすくりゅ〜)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
開幕節にトップを取れて嬉しいです!
でも内容としては反省するところが多かったと思うので、次の登板までに修正して2連勝目指してがんばります! 個人、チームともにこのまま上を目指していきますので、応援よろしくお願いします!
P.S. 和了4回中3回混一色は、我ながらきもいと思います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
今回の対局、自分としては褒められる打牌が正直のところ見当たらないのでなしで...
2着・雪霧雪選手(麻雀以外麻雀じゃないの)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
めちゃめちゃ大変な半荘でした…
周りに手が入って、自分は押し引きで後手から強引に行かなければいけない局面が多く、思考量もかなり多かったと思います。
自分じゃなければ大体期待順位が3着だった半荘なので2着でかなり満足です(でもトップ欲しかった間4sダマ許すまじ)
チームがかなり好調なので次はトップを取りたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
アルシーさんの大三元裸単騎に対して満貫聴牌の47pで押した局面です。
大体通る牌だけ持ってきてたので押せてましたが、8sを持ってきたところはかなり悩みました。
待ちの候補がかなり減っていたこととション牌の8sというところで悩みましたが、 最終手出しが2pだったこともあり、2p待ちを変える候補に8sが含まれないという思考に至りプッシュ。
アルシーさんに満貫を直撃できて、その結果その上がりのおかげで2着になりました。
読みに準じて打てば強者は皆打つ候補にあたる牌だと思いますが、実際に押せるメンタルは自分の強みだと思いますので、この強みのまま今後も戦っていきたいです。
3着・アルシー選手(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
∑リーグ初登板、且つ、元優曇華対決に熱が入っていましたが、結果は3着....。やはり、大三元スターターセットをもらいながら、上がれなかったのが最大の誤算でした....。次こそはしっかりヒーローになってみせます!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局1本場、大三元テンパイのところです。1pポンするかは諸説ありましたが、2pから1sに変えたのが悪手でした。マンズを払ったところまでは何で待っているか読みづらいですが、2pを変えたことで2pより良い待ちというのが読まれてしまい、下家に押し切られてしまいました。この経験は絶対次に活かします!
4着・七瀬くりむ選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
あまりにも放銃が重なって、しっかりと打てていなかったかなぁと思いました。次回打つときは押し引きの感覚を修正してトップを取ります!
この対局の牌譜はこちら!
(記・Lusyaba)
試合結果
ついに第1期Σリーグが開幕しました。
初戦で大きくポイントを伸ばしたのはどら選手と雪霧雪選手による大きな連対を獲得した麻雀以外麻雀じゃないの。絶好のスタートダッシュを決めました。
そのほかにも大きくポイントを伸ばしたのはBlack Cat Code・GENESIS・ANC PURPLE BATS。
逆に大きなマイナススタートとなったのはぽんてんLv47と縁の2チーム。まだまだはじまったばかり、ここからの巻き返しに期待です。
次に抜け出すのは一体どこのチームとなるでしょうか。
おわりに
今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していきますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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