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第3期Σリーグ観戦記・ファイナル第1節

こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに5/19(日)より対局がスタートした第3期Σリーグ。第3期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合、プレーオフ全5節10試合、ファイナル全5節10試合のチーム戦です。

本日は9/8(日)に行われたファイナル第1節の観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。


第1試合

東家 Mkingdom所属 白石太陽選手
南家 Luna de esperanza所属 銀貨先生選手
西家 牌のまにまに所属 雛呑ちの選手
北家 RIDECAT所属 ラヴィット選手

いよいよ始まったファイナル第1節第1試合。
最初の大事な1戦、この出だしによっては優勝の行方が大きく左右されることも。
最後の大勝負へ、火蓋が切られた。

東1局

まずは銀貨先生選手、平和・ドラ2、47p待ち、出だしには最高の手で文句なくリーチ。
流石にスタートダッシュは決まったか。

しかしすぐさま雛呑ちの選手が聴牌、ドラ1の手だが、強気にカン7m待ちで追いかけリーチに向かう。

押し返しを図ったラヴィット選手が7mを出して放銃。
ここは雛呑ちの選手の競り勝ちとなり、2600点の和了となった。

東2局

今度はラヴィット選手、平和・ドラ1の手で25s待ちと十分な手だ。
迷わずリーチへ走る。

しかしそこに追いついたのは白石太陽選手。
3p・4s待ちであるが、上手くリーチをかわせるか。

次巡4sをツモ、2000点の和了であるが、相手のリーチを蹴ることができる重要な和了となった。

東3局

銀貨先生選手が、カン8p待ちのドラ2の手を聴牌。
白石太陽選手も2副露と仕掛けており、手替わりも即リーチもあるが、ここは迷わず即リーチへと踏み切った。

しかし先にラヴィット選手が追いつく。
平和の手だが、369m待ちな上に36mで和了ればタンヤオもつく絶好手。
リーチの為にはドラの生牌を切り出さないといけない。
少し気合いを入れるような間合いを見せ、リーチへ踏み切る。

ここはラヴィット選手がしっかりと和了。
銀貨先生選手から6mがこぼれ、3900点の和了となった。

東4局1本場

勢いに乗ったラヴィット選手、3巡目にしてこの南・發の字牌シャンポン待ちドラ1のリーチ。
握った人がほとんど放銃してしまうような恐ろしいリーチだ。

しかし和了牌は山深く残ったままであった。
最終的には自力でツモりあげる。
これに裏を1枚乗せ、12000点の和了にしてみせた。

南1局3本場

銀貨先生選手、点棒状況的に非常に厳しいが、ダブ南をポンし4mを引き入れ聴牌。

ここは打5sとし14s待ちで和了を狙う。

途中、雛呑ちの選手が追いつくも、ここは1sをしっかりツモ。
4000点の和了とし、試合の行方をわからなくしていく。

南3局

白石太陽選手、銀貨先生選手、雛呑ちの選手が競っている中、
ラヴィット選手が更なる追撃を行う。
ドラ1・高目タンヤオの手をリーチし、他の3選手を翻弄していく。

6pをツモ、8000点の和了とし、この試合の勝負を決定付けて行く。

南4局

銀貨先生選手、3着目との点差は2800点差、2着との点差は3700点差と、非常に難しい局面。
自身の場風牌の役牌である西をトイツ。
西ポンするなら5sを頭候補とするなら、6m切りや26p切りが考えられる。
リーチ前提なら8mツモ切りも考えられるが。

ここで2pを選択、これが吉と出るか凶とでるか。

すると次巡、5pをツモ、最高の聴牌をする。
しかしリーチも8mを切って47m待ち高目一盃口にするか、6mを切って5m・西のシャンポン待ちにするか。難しい選択だ。

ここで6mを切ってシャンポン待ちのリーチに入る。

すると聴牌となった白石太陽選手から余った5mが打たれる。
銀貨先生選手はロン和了とし、2600点の和了、終局となった。

1位はラヴィット選手、ファイナル1試合目で5万点近いトップとし、最高の出発となった。
この勢いでRIDECATは優勝へと突き進めるのか、注目である。
2位は雛呑ちの選手、途中和了はあったもののラヴィット選手に抜け出されてしまい、その後少し苦しい展開となってしまったが2着になることができ、少しほっとしているのではないだろうか。
3位は銀貨先生選手、オーラスの難しい選択を見事に制し、3着へと滑り込むことに成功。しかし本人としては満足いかない結果となり、次試合へ向けて熱い闘志を燃やしているのではないだろうか。
4位となったのは白石太陽選手、和了がなかなか出ず、オーラスも聴牌からの放銃と非常に苦しい試合となった。
しかしまだファイナルは始まったばかり、白石太陽選手、そしてMkingdomの次試合へ期待したい。

試合後インタビューコメント

2着・雛呑ちの選手(牌のまにまに)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
緊張で吐きそうだったのですが奇跡的な2着を持って帰ることが出来ました
オーラスで銀貨先生から立直が飛んできた時ラスを覚悟したので、本当にホッとしました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局で銀貨先生に愚形立直で追いかけたところです!
愚形といえど絶対に山にあると思っていたので勝算はありました
ただ、南場の親番や銀貨先生のトイトイ仕掛けに対してもっと粘り方があった気がします
つぎこそは!

4着・白石太陽選手(Mkingdom)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
[試合の感想]
チームの皆に申し訳ないです。
誰が座ってもラスの席であれば仕方ないと諦めがつきますが、
何の役を狙うべきか、の選択で結果論でない間違いを多数犯しました。
その報いを受けたラスでした。
何もかもが足りない状態から始まって、
同じ失敗だけは繰り返さないでここまで来ています。
それでも新しい失敗が試合ごとに顕在化します。
これが麻雀の難しさと肌身に沁みています。
[次の試合に向けて]
どんな状態で回ってくるかは考えても仕方ないので、
日々何か一つ覚えて昨日よりも進歩し続けるだけです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局0本場3巡目(打 3p)
打 9m としてタンヤオに向かうべきでした。
狙う役を間違えた失敗の最たるものです。
結果は聴牌打牌で放銃してラスとなりましたが、当然問題はそこではなく、
受けの狭いトイトイに向かってしまったことで、
それゆえに最後に 5m が出ていく形になってしまいました。

この対局の牌譜はこちら!

(記・XK⇒ペケ子)

第2試合


東家 Luna de esperanza所属 げんぶ選手
南家 牌のまにまに所属 日菜むい選手
西家 RIDECAT所属 稚児選手
北家 M kingdom所属 あやねさまだぅ選手

東1局、ダブ東からポンして対々和の先制聴牌をいれたげんぶ選手。この満貫の手はなんとか和了したい。

しかしここに追いついたのはあやねさまだぅ選手平和ドラ赤の4-7pで立直をかけると一発でげんぶ選手から7pを捉えることに成功。満貫の和了と幸先のよいスタートを切った。

東2局、副露合戦となった東2局、カン3sでダブ東ドラの聴牌をいれた日菜むい選手に發バックドラ赤赤で追いついたあやねさまだぅ選手。しかし即座に3sのツモ和了。日菜むい選手が2000オールの和了に成功し親番を継続させる。

東2局、平和ドラのわずか4巡目立直をかけたのは日菜むい選手。あまりにも僥倖な9s一発ツモ!裏1乗せて6000オール。他3チームにとってあまりにも厳しい、そして牌のまにまににとってあまりにも大きい跳満の和了となった。

流局を挟み稚児選手が単騎聴牌から3m単騎の立直が入る。ここに追いついたのはあやねさまだぅ選手。七対子赤赤の聴牌にとるとあやねさまだぅ選手が押しているのをみたげんぶ選手が海底をずらす4pチー。この判断が功を奏し、3mがあやねさまだぅ選手に流れ横移動で稚児選手は親番の連荘に成功した。

続く2本場、9m暗槓から4-7sで聴牌をいれた日菜むい選手は先制立直へ、ここにドラ3平和一盃口の大物手でおいかけるあやねさまだぅ選手。直撃のチャンス、ぜひともモノにしたいが無情にもここも競り勝ったのは日菜むい選手。満貫の和了で5万点を超えることに成功した。

東4局、2着目あやねさまだぅ選手の親番、1p8mの立直をかけたあやねさまだぅ選手、さらにはげんぶ選手のカン4p赤ドラの聴牌ここに単騎で聴牌をいれていた稚児選手が4pを掴み4p単騎へ。どこに流れるかが大きすぎるめくり合い、勝ったのは稚児選手!4pのツモ和了に成功した。まだまだ勝負はわからない。

南場に入り親番を継続させたいげんぶ選手。發をポンして連荘を狙う。1-4pで聴牌もトップ目日菜むい選手から1-4-7pの立直が入る。ここは引けない。その想いも粉砕していく日菜むい選手。げんぶ選手の親番を流し理想的な着順を維持したまま親番を迎える。

南3局1本場。げんぶ選手は立直のみの聴牌を入れる。ドラがでていく聴牌、立直を打つかどうか。ここは立直を選択。

程なくして4mのツモ和了。ライバル稚児選手の親番を蹴ることに成功しオーラスを迎える。

オーラス、躱しに行きたい日菜むい選手。着順浮上したい稚児選手、げんぶ選手。和了し続けたいあやねさまだぅ選手。
西のポンからかわしにいく日菜むい選手、そこに稚児選手が赤赤ドラの断么九、45pシャンポンで聴牌入れる。さらには日菜むい選手も5-8p聴牌、あやねさまだぅ選手も1-4p5pの変則三面で立直へ、さらに追いついたげんぶ選手に6-9sの立直へ。
誰が和了するのか、その行方は

げんぶ選手が稚児選手から一発で捉え6400点の和了に成功。大きな大きな着順浮上となった。

牌のまにまにリーダー、日菜むい選手。視点配信では「よかったぁ」とトップを噛み締めていた。プレッシャーのかかるファイナルでも見事、その強さを見せつける75.1ptのトップを持ち帰り、首位へと降り立った。

試合後インタビューコメント

1着・日菜むい選手(牌のまにまに)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
初めてのファイナルですごく緊張しましたが、トップをとれて良かったです!!チームメイトに「今期一番内容が良かった」と言っていただけたのが何より嬉しかったです!連対スタートで現在はいまには1位!!この勢いのまま優勝目指して頑張ります!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東2局1本場3巡目の打赤5mです。ドラなので残しておきたい気持ちがありましたが聴牌したら全部立直するつもりだったので、受け入れMAXの赤5mを切りました。これが6000オールになったのは大きすぎました!!

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第1試合の結果

第2試合の結果

本節の結果

本節最もポイントを獲得したのははいまに。短期決戦の大事な開幕戦で見事スタートダッシュを決めました。
レギュラーシーズンを首位で通過したるなすぺは一歩後退して2位に、その下にRIDECATMキングダムと続いています。
いよいよ開始した第3期Σリーグファイナル、栄えある栄光を掴み取るのはどのチームとなるでしょうか。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しています。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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