第3期Σリーグ観戦記･第18節
こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに5/19(日)より対局がスタートした第3期Σリーグ。第3期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。
本日は7/31(水)に行われた第18節の観戦記をお届け致します。
対戦組み合わせと出場選手はこちら。
今回は第1試合A卓と第2試合C卓をピックアップしました。
第1試合A卓
東家 Luna de esperanza所属 カモメ選手
南家 縁所属 月冴音 類選手
西家 Pleiades所属 恋駆くれあ選手
北家 M kingdom所属 杵月のあ選手
東1局から大物手が炸裂する。
杵月のあ選手が断么九平和赤ドラの3-6m待ちをわずか5巡で立直をかけることに成功する。
この手がわずか2巡でツモ和了。なんと雀頭の8mが裏ドラになり、倍満ツモと大きな大きなスタートを切った。
東3局、先手を取ったのは月冴音選手。ドラドラ赤のカン5sだが立直へ。追いついた恋駆くれあ選手。赤赤のカン2mで追いかけるも、勝ったのは月冴音選手。
裏1載せて跳満の12000点、杵月選手を追いかける。
東3局、ここはさらに点を稼ぎたい杵月選手は北のポンから萬子は混一色へ向かう。
ここにかわしに行くのは月冴音選手。發をポンしてペン7pの聴牌。
しかしここから立て続けに聴牌が入る。
恋駆くれあ選手が5-8mの立直をかけると杵月選手が宣言牌をチーして満貫の聴牌、さらにはカモメ選手が1-4-7sの立直で追いかける。
月冴音選手と杵月選手は撤退。二人の立直のぶつかり合いとなるが、
三面張は強かった。カモメ選手が恋駆選手から捉え満貫の和了、まだまだ勝負の行方はわからない。
南1局、カン8mの赤の手で先手を取った月冴音選手が立直後に僥倖の一発ツモ！
トップ目に立ち南場の親番を迎える。
しかしここからカモメ選手が意地を見せる。
南2局杵月選手からドラ1の立直で競り勝ち2600点の和了。
さらには親番恋駆選手の起死回生の立直を七対子赤のツモ和了で一蹴。2着目杵月選手まで2400点差まで追い詰める。
トップを確定させたい月冴音選手は白、高目西のシャンポンの聴牌。これを掴んだのは杵月選手。
高目西の和了、この放銃が激痛。3着目とは2400点差、オーラスにて着順を落とす格好となった。
符ハネし2600点の和了を月冴音選手が勝ち取った。
月冴音選手、Σリーグ初トップ。
大きな大きな1勝を手にした。
試合後インタビューコメント
1着・月冴音 類選手（縁）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
デイリーダブルと個人初トップを達成できてひとまずホッとしています。地上が見えてきましたが変わらずトップラスでひっくり返るような状況なのでまだまだ油断せず最後まで走り抜けていきたいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局の跳満と南1局の満貫だと思います。今日は全体的に手も入ってくれて助かりました。
2着・カモメ選手（Luna de esperanza）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
結果2着を持ち帰ることができたので嬉しいです！ 東場に良くない選択をいくつかしてしまいましたが、南場で盛り返せました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
恋駆くれあさんとのめくり合いに勝てたところですかね。ラスがかなり無くなったので、チーム状況的には良い展開になりました。
（記･Lusyaba）
第2試合C卓
東家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 みずきけい選手
南家 RIDECAT所属 稚児選手
西家 遊楽亭所属 うめちゃん選手
北家 ぽんてんLv47所属 まさき選手
今節はなんと4チーム全員が連続登板。本試合はその2試合目となる。
とりわけ並々ならぬ想いで試合に臨むのはぽんてんLv47、まさき選手だろう。
チームはここまで12位に位置し、背水の陣ともいえる状況で1試合目は厳しい4着。この試合での挽回を強く望んでいたはずだ。
東1局から4者は激しくぶつかり合う。
真っ先にテンパイとなったのはうめちゃん選手。白暗刻を活かして瞬く間に2副露。1翻止まりながら3m2pのシャンポンのテンパイに構える。
そこへまさき選手が追いつく。赤を引き入れて45mシャンポンはやや苦しい待ちだがそんなことは言ってられない。迷わず牌を横に倒す。
さらに稚児選手も負けじと加わる。赤5pが鳴ければこの手はドラ3。形も十分の47mのテンパイだ。
さらにさらに最後尾からみずきけい選手が追いついた。親でドラドラなら攻めの一手。針の穴を通すかのように6mを切ってリーチだ。
この25m待ちを稚児選手からとらえ7700の和了。まずは一歩、みずきけい選手が抜きん出る。
東1局1本場、放銃スタートとなった稚児選手だがわずか2巡でテンパイ。一気通貫で打点も十分。ペン3p待ちは早々に山に残り1枚となるがこれをしっかりと引き切って2000・4000。失点を早々にリカバリーすることに成功した。
続く東2局。まさき選手の元に待望の勝負手が入る。ドラ東を重ねて七対子のテンパイ。待ちをいたずらにこねくり回すことなく、2m単騎で力強くリーチに踏み切る。
うめちゃん選手も巧みにテンパイをとり粘るが流局間際に最後の1枚となっていた2mをツモ。裏ドラも乗せて4000・8000。第1試合のお返しとばかりに強烈な一撃をお見舞いする。
その後は東4局にうめちゃん選手がわずか4巡でのリーチをしっかりとツモ和了、2000・4000。
南1局はみずきけい選手がそのうめちゃん選手とのリーチ対決を制して5800。
南1局1本場はうめちゃん選手が稚児選手との捲り合いに競り勝ち8000。
各選手必死にトップ目のまさき選手を追いかけるがこの間、まさき選手は放銃をしっかりと回避し持ち点を失わない。
迎えた南3局1本場。ここまで我慢してきたまさき選手が先制のテンパイ。369mは文句なしの待ち。勝負を決めに行くリーチを放つ。
直後に追いついたのがうめちゃん選手。5pは最高の入り目だ。ただし、出ていくのが6mであるという1点を除けば、だが。
一発での和了は8000。場に残っていた供託2本を加えてこれが決定打。
オーラスは親となったまさき選手がしっかりとノーテンで締めここぞの場面で大事なトップを持ち帰ることとなった。
これでぽんてんLv47はプレーオフ圏内を十分に狙える位置で残り2節を迎える。
まさき選手はもう後がない状況でしっかりと役目を果たす活躍をした。
2着はみずきけい選手、血に飢えた獣のように打つとの本人談はあったが、蓋を開けてみれば捲り合いを制しつつ放銃ゼロにまとめる安定した打ち回し。リーダーからの信頼はさらに厚くなったのではないか。
3着はうめちゃん選手。トップまで十分に狙える位置で終始攻め続けたが、この半荘ではまさき選手に最後の最後で競り負ける結果になった。
4着は稚児選手。決まれば点況を一気に変える手で攻める場面もあったが、この半荘では捲り合いで放銃に回るケースが続いてしまった。ファイナルの椅子2つはやや遠のいたがそれでもこの選手の率いるチームなら最後まで可能性を追い続けるはずだ。
試合後インタビューコメント
1着・まさき選手（ぽんてんLv47）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
本来はぽんてんだけは連投ではなかったのですがアクシデントの為に全員連投卓となりました。急遽の変更となってしまったのは申し訳なかったものの、とても白熱して最高に楽しかったです。恐らく自身最後の登板となりました。やれることはやりました。あとはチームメイトを信じるのみです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
2戦目東2局、ドラの東を重ねる事が出来た4巡目。とりあえず2mを切る方が多そうですが、嵌2pを残しても仕方なかろうと七対子全振りの打1pとしたのが、2mツモ裏裏の倍満に繋がってくれてよかったです。これのおかげでトップになる事ができ、踏みとどまる事が出来ました。
2着・みずきけい選手（Emperor Peng Inc. Σbranch）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
全員が連投の卓でした！！
血に飢えた
全部和了して2回とも10万点くらい取ろうと思って望んだのですが、
3着-2着という結果でした！
序盤に高い手に2回放銃しちゃって終始、胃が痛かったです…！
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
1試合目の東2局でうめちゃんさんに6sで放銃しちゃったのが、我ながら実力不足だったなと感じました。ほかに安全牌あったし、先に6s打てたタイミングもあったなーっと、反省！！
3着・うめちゃん選手（遊楽亭）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
あと1アガりでデイリーダブルのところ3着で残念ですが、チームが10位に浮上し次につなげることができたので良かったです！ここから残り4戦で一気に巻き返していきます！
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスはあがるだけならカンタンな手でしたが2着を逆転するためにどうにか手を作ろうとしましたがうまくいきませんでした。。稚児選手の手出しの情報からドラ対子以上の満貫ダマを警戒していたので、11巡目あたりからはオリ寄りの選択を取りました。
（記･髭鯨）
第1試合の結果
試合後インタビューコメント
B卓
1着・せどなりあん選手（なんでも鳴けばいいというものではない）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
めっちゃ嬉しいです。次も頑張ります
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
全体的についてました 良い席を選べました
4着・どら選手（麻雀以外麻雀じゃないの）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
対戦相手が強く、和了できなかった自分の手を見て歯がゆく思っていました。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3-0-5 7sポン
第2試合の結果
試合後インタビューコメント
A卓
1着・狂犬まさG選手（縁）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
内容は微妙だったけどデイリーダブル取れたのは素直に嬉しいです。
残り2節、レギュラーシーズン突破に向けてチーム一丸となって戦っていきます！
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局2本場、カン8pの跳満確定リーチせずに満貫に落としてでも147pに手替わりさせてからリーチしたところです。
トップ目との点差が離れていても落ち着いて打てたのが大きかったと思います。
2着・白石太陽選手（Mkingdom）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
[試合の感想]
生きてる……生きてる！！
最後の最後で着アップ出来なかったらもう控室に帰れないところでした。
ずっと他家の手が良く、8割は押し引きに悩むかべた降りしていました。
その中で行くと決めた局だけはしっかり和了でき、
どうにか幸運をつかむことが出来ました。
初トップはもはや悲願ですが、今回はさすがに無理でした。
[次の試合に向けて]
レギュラーシーズン、まだ出番があるかどうかは……秘密です。
毎回書いていますが、ともかく次があれば、
その時こそトップを持ち帰って、チームの役に立ちたい。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局1本場8巡目 打8p
結論から言えば、打赤5p が優ったと思います。
対局中は、副露を含めたどのパターンでも着アップできるように
赤を使うことにこだわりましたが、
69p で構えてもリーチ or 4m から鳴けば着アップ条件を満たすので、
最終的な和了率の差の方が大きそうでした。
実戦ではリーチ後一発で 9p をツモってきて、完全に血の気が引きました。
最後の着アップは、いろいろな巡り合わせの産物です。
3着・アルシー選手（Pleiades）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
本日は3着でした。トップが見えていた中で攻めすぎた結果、S級ミスによりトップを逃してしまいました...悔しすぎますが、この思いを忘れずに、日々精進して、次の機会に結果を出したいと思います！
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局1本場、リーチを受けたあと4mを引いた場面。ピンズの上は少ないが山にいると考え、放銃リスクのあるマンズ払いをしてしまいました。ここは放銃リスクがない選択(7,8p払い）でもシャンテン維持ができたので、完全なミスでした。リーチを受けたときに、テンパったら5m勝負するという思考でしたが、4m引きで更新するべきでした。
4着・げんぶ選手（Luna de esperanza）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
第1期の頃より強くなって帰ってきたはずが8戦中6逆連対で情けない限りです。
チームメイトがファイナルに連れて行ってくれることを一切疑っていないので、私はファイナルで全てを破壊するためにしばらく山に籠って修行して来ようと思います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスカン2p聴牌外し
場況がやや良いとはいえ2枚切れであまり良い待ちとは言えず、タンヤオで副露が効くルートで戻ってきやすいことから聴牌を外しましたが結果は最悪でした。強気にリーチと言えていれば………
B卓
1着・まちぐさ選手（なんでも鳴けばいいというものではない）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
今期最もツキました。次もツイて欲しいです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラス気付いたら三色になってました。
4着・ずぴたー選手（麻雀以外麻雀じゃないの）
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ラスでしたーーーーー！！！チーム状況的にもキツいラスで辛いですが、頑張っていきたいですね...！
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南1局2本場です。対面の淡雪さんから立直がかかっている状態で、自分は南ドラドラの手で押し返していました。15巡目に8pが出てポンしてテンパイを取ることができたのですが、そこで4pを切れば南の方アガリのテンパイで、5pを切れば形式テンパイでした。結果4pを切って放銃してしまったのですが、スジが切れすぎていてかなり危険な牌だったので、巡目的にも中筋の5pを切って形式テンパイを取った方が良かったと検討して感じました。
本節の結果
本節は縁とななないが共にデイリーダブルを達成し100以上のポイントを獲得、プレーオフ進出を堅い物としました。
プレーオフのボーダー争いでは遊楽亭が順位を上げ10位へ、まいまいが11位となっています。
残り2節となったレギュラーシーズン、熾烈なボーダー争いを制するのはどのチームとなるでしょうか。
おわりに
今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします！また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しています。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘！Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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