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第1期Σリーグ観戦記・第4節

こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに4/16(日)より対局がスタートした第1期Σリーグ。第1期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合のチーム戦です。

本日は4/26(水)に行われた第4節の観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

第1試合A卓

起家 ぺんたごん所属 アルシー選手
南家 Luna de esperanza所属 獅子ヶ谷フレア選手
西家 てんぱねすくりゅ〜所属 北海雪冬選手
北家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 りな選手

アルシー選手と北海選手は前期チームメイト、対決意識を持たずには居られない。獅子ヶ谷選手は前回登板4着の悔しさを晴らす1戦。りな選手はΣリーグ初登板。各選手力が入る対局となった。

東1局 北海選手の手牌ドラドラ赤のあるチャンス手。
七対子の一向聴だが面子手も見える何を切るか…

決断力がある!!

北海選手の選択は打7p!切ると両天秤に取れる西は山に残っていそうで待ちとしても優秀、面子手は愚形残りの二向聴ならば七対子に一直線に向かおうという一打だ。2巡後8mを重ね狙い通りの西待ちリーチ、これを見事ツモり大きな加点に成功する。

来たぜ…西が…

東3局に獅子ヶ谷選手、南1局に北海選手、南2局にアルシー選手がそれぞれ満貫をアガり局が進む。
南3局は北海選手が親の満貫をツモアガりトップを大きく手繰り寄せる。
南3局1本場、ここまでアガリが無く非常に苦しい展開だったりな選手、3巡目に切られたダブ南をしっかりとポン。獅子ヶ谷選手、アルシー選手との仕掛け合戦となったが道中手順を間違える事無く5200点のアガリ。
無理に高打点を狙わずしっかり素点を回復して親番に臨む素晴らしいアガリとなった。

高目嬉しい!

2着から4着が大混戦で迎えたオーラスは早々に獅子ヶ谷選手、アルシー選手の仕掛けが入る。りな選手もまっすぐアガリに向かうが間に合わず、獅子ヶ谷選手が2着となるアガリを決め終局。

実質21000点

トップとなったのは北海選手。攻めてはチャンス手を見事に活かし高打点のアガリを連発、受けては持ち前の守備力で放銃無し充実の内容で個人連勝を決めた。2着はオーラス熾烈な2着争いを制した獅子ヶ谷選手。無駄な失点のない獅子ヶ谷選手らしい麻雀を見せてくれた。3着はアルシー選手。メリハリの効いた押し引きを見せてくれたが2度の親被りが響いた結果となった。4着はりな選手。終始苦しい展開だったが次の試合が楽しみな麻雀を見せてくれた。

試合後インタビューコメント

1着・北海雪冬選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
手が入ってすべてが嚙み合った半荘でした!勝負手と戦いたくない手がにメリハリがあってすごく戦いやすかったです!
でも誰が打っても基本トップだなっていう手をもらってもテキトーに打ってサボらなかったからデカトップを取れたのかなって思います!
個人二連勝すごくうれしいですが記録にとらわれず、これからも「目の前の試合を楽しんで勝つ」をモットーに戦っていきますので、これからも北海雪冬そしててんぱねすくりゅ~の応援をよろしくお願いします!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南一局0本場の9巡目の打4mダマですかね。2,5pが和了しやすそうなのは感じていましたが親と2着目から押し返されると打点が見合ってなくて寒いなぁと思ったので、打点が上がる9m引きや平和が付く3,6,5,8mの変化を見ました。その選択によって満貫の和了になって勝利を手繰り寄せたかなと思います!

2着・獅子ヶ谷フレア選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
トップが確実であろう選手が一人いる展開で2位を取れたのは大きかったと思います。
引き気味になり過ぎず押すこともできたので満足です!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東3局10巡目 両面にせずに打点を高めにいきました。 4mが良く見えていたということもありますが、こういう思い切りのいい打牌を増やしていきたいと思っています。

3着・アルシー選手(ぺんたごん)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
また3着でした!!!しかも、ゆきとんと2戦連続でぶつかり、トップを持ってかれました...
意識をしていただけにとても悔しいです!GWでリーグがお休みなので、個人のレベルアップを狙います!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局、1本場、6順目のペンチー萬払いのところです。今までだったら、受け入れ枚数のみで判断してソーズに手をかけてしまっていたかもしれませんが、最終形、打点を含めて判断することができました。結果は、リーチをしっかりツモ上がることができ、マンガン成就となりました。

4着・りな選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
クリミスでの失点が尾を引いてしまい、申し訳なさと悔しさが残っています。次回は内容の良い試合にしたいです。

この対局の牌譜はこちら!

(記・ゆうれいいか)

第1試合B卓

起家 ぽんてんLv47 七瀬くりむ選手
南家 GENESIS Yukiちゃんねる選手
西家 Black Cat Code 葉弥さん選手
北家 Emperor Peng Inc. Σbranch 椎凰いと選手

Σリーグ連休前の初戦は3チームからリーダー自ら出陣。ここを気持ちよく勝って連休を迎えたいことだろう。このリーダー陣に立ち向かうのは前登板で辛酸を舐めることとなった七瀬くりむ選手。意地を見せたい。

東1局からいきなりぶつかり合う。葉弥さん選手が混一で仕掛けるとこれに呼応するように親の七瀬くりむ選手が8pを仕掛け聴牌。しかし局は終盤までもつれ込み、七瀬くりむ選手はドラの白を引きこれを切り切れずに迂回すると、次巡、椎凰いと選手がリーチを宣言。待ってましたと言わんばかりにYukiちゃんねる選手がこのリーチ宣言牌をポンして白バックの聴牌を入れると、直後に椎凰いと選手が白を掴み8000の直撃となった。

流局を挟んだ東2局1本場、葉弥さん選手が早々に5mを暗槓した。そのまま手は動かず8巡目、親のYukiちゃんねる選手が先制リーチをかけたと思いきや、同巡に葉弥さん選手が追い付きリーチをぶつけていく。この捲り合いを制したのは葉弥さん選手。見事一発でツモ和了り、裏ドラを4枚モロ乗りさせた4000-8000を成就させた。

東3局のリーチも躱され一人1万点を割ってしまった椎凰いと選手だったが、続く1本場に配牌ドラ4のチャンス手が舞い込む。しかし9巡目、親の葉弥さん選手からリーチの声が。安牌は赤5sの1枚だけ、行くしかない。放たれた2pをポン。9m、8m、3sとガンガン押していき、ラス牌だった2mを見事ツモ。反撃の狼煙を上げる2000-4000を和了ってみせた。

東4局からは低、中打点で局が回り、あっという間に迎えたオーラス、親の椎凰いと選手にドラ3のチャンス手がまたも舞い込む。しかし先制したのはYukiちゃんねる選手。トップ浮上の目はないものの1ptでも多く持ち帰るためにリーチとした。対して一向聴の椎凰いと選手、一発だけは回避したい葉弥さん選手から零れた5mに飛びつきタンヤオドラ3の聴牌を入れた。東1局の借りを返すが如く、この12000をYukiちゃんねる選手から直撃させラス目から2着目へと巻き返した。

オーラス1本場、3着へは3翻が必要なラス目Yukiちゃんねる選手だったが、配牌で南対子にドラ3とあっさり条件をクリア。簡単に南が鳴けるとその後もするすると手が伸びていき、誰も間に合うことなく2000-4000をツモ和了。3着どころか2着を奪還してみせ、本対局の終止符を打った。

トップは葉弥さん選手。倍満ツモから見事な局回しで点棒を死守、前登板の雪辱を果たした。2着はオーラスをかき回したYukiちゃんねる選手。3着は惜しくも最後に逆転を許した椎凰いと選手。無放銃なものの1000点を和了るのがやっとだった七瀬くりむ選手が悲運のラスとなった。

試合後インタビューコメント

1着・葉弥さん選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
前半:バーサクモード 後半:賢者モード が上手くはまりました。
一旦トップが取れたので次戦以降は少し気楽に打てそうですね。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東2局1本場、親とのリーチ合戦に勝ち切って倍満和了は大きすぎました。
半荘通して高打点が飛び交う場だったので後半はだいぶ慎重気味になっちゃいましたが、トップを守り切れてよかったです。

2着・Yukiちゃんねる選手(GENESIS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
前回同様途中の手順がガバガバだったかな~と
開局の時に『爆笑宣言』を流してスタートよかったゲンを担いでやったのですが曲が変わってしばらくしてやられてしましました
ということにしておきます
点棒ジェットコースターは精神衛生上よくないですね
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南4局0本場
69mの平和ドラ1で聴牌した場面でトップと点差がきついのでダマにとるべきでした。
しかし立直時点で純カラはさすがに聞いてないです
1本場で2000/4000ツモれて2着で終われたのですが立直判断はやったなと思いました

4着・七瀬くりむ選手(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
永遠と耐えの麻雀でした。配牌力を磨いて次の登板の備えます
2登板2ラスと辛い状況ですがチームメンバーが頑張ってくれているのでどこかで返せるようにがんばりますっ
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
ほとんど後手に回っていたのでどうにかできる方法があったか考えてみたけどよくわかりませんでした

この対局の牌譜はこちら!

(記・西向く侍)

第1試合C卓

起家 ANC PURPLE BATS所属 エンデ選手
南家 縁所属 とっつあん選手
西家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 どら選手
北家 Pleiades所属 柵@よーこ選手

各チームの主力がぶつかりあうマッチアップとなった。その中でもエンデ選手ととっつあん選手は第1節で既にあたっており、初戦ラスであったとっつあん選手はやり返したいところ。

絶望的な差に見える

東2局、とっつあん選手が先制立直。どら選手はこの時点で三向聴。大体こんな差があったら追いつく事なんて無さそうだが...

あれ?追いついた

3巡連続で有効牌をツモり(しかも無筋を通すことなく)追いつく。とはいえ辺7p待ち。流石に分が悪いか。

脅威の7pツモ

なんとどら選手、vs両面のめくり合いに勝利。立直ツモドラ赤で2000-4000の和了に成功した。

3択

南2局1本場、エンデ選手に選択が迫られる。くっつき一向聴となっていたところに2pをツモり、5m2pのシャボ聴牌となった。四連形あり、平和、一盃口、一気通貫のオプションがつく可能性ありと、かなり変化がある形だ。なので選択としては、打7p立直、打7pダマ、もっと思い切って打5m、が考えられる。エンデ選手は打7pダマにした。

235mの5mを引っ張る

立直していればロン牌となる5mを、とっつあん選手がなんと抱えていた。345の三色があるためだ。もしも手役が絡まないなら真っ先に切りましょうと教わるはずの5mが赤く光る。

打5m追っかけ立直

とっつあん選手聴牌。宣言牌で5mが打ち出される。この牌に対してロンと発声することは許されない。更に同巡で5mを柵@よーこ選手に合わせられてしまい、2pの2枚待ちでは勝ち目がなくなったエンデ選手はこの後打5mで一旦聴牌を崩す事となった。

4mツモ

とっつあん選手がそのまま高目4mをツモ。4000オールを決め、この半荘の主導権を握る事に成功した。

裏裏だった時だけ逆転トップの3pツモ。裏0だった

オーラスでは、どら選手が2着をもぎ取る和了を決め終了。
合計11の和了を上位3人が独占する事となり、一度も和了れなかったエンデ選手が苦しいラスを押し付けられる結果となった。

試合後インタビューコメント

1着・とっつあん選手(縁 ENISHI)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
普段から喋ったり、リプしあってる縁深い相手ばかりでしたが、ガチでやり合って競り勝てたのが嬉しかったです。取り敢えずエンデさんには前回のリベンジ完了しました(ガハハ
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局、親番20300点持ちの時に、1500点のチーテン取らずからタンヤオトイトイの5800に出来たのが非常に大きかったです。その後トップ目に立つ親満ツモの呼び水にもなったので、「持ってくる」いい上がりでした😎

3着・柵@よーこ選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
こういうこともありますよ。

この対局の牌譜はこちら!

(記・まさき)

第2試合A卓

起家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 ぐちやま選手
南家 てんぱねすくりゅ〜所属 keitaさん選手
西家 Luna de esperanza所属 げんぶ選手
北家 ぺんたごん所属 ダイゴ選手

東1局、早速親のぐちやま選手の配牌二向聴が即座に一向聴となり、先手はぐちやま選手かと思いきや、あれよあれよと有効牌を引き入れたダイゴ選手が2-5-8pの先制立直へ。勢いそのまま一発ツモ裏裏と跳満のツモで最高のスタートを決める。

公式放送相川プロ「やってる」

続く東2局、ぐちやま選手が断么九赤ドラの立直をかけると、親番手を広げていたkeitaさん選手から2pを一発で打ち取り満貫の出和了、東1局での親被りを取り戻す。

東3局、先ほどの失点を取り返したいkeitaさん選手はカン8p役無しの聴牌で立直とはいかず手変わりを待つ。その隙を縫って赤ドラ聴牌を入れたダイゴ選手が4-7p聴牌を入れると即座に立直。ぐちやま選手が赤5mをチー、keitaさん選手もしばらく手替わりを待ちながら押すものの、最終的には2人とも降りを選択。ダイゴ選手の一人聴牌となる。

東4局1本場、ダイゴ選手は先ほど不発に終わった立直を取り戻すべく、7巡目に高目一盃口6-9sの手を立直へ。しばらく進むとkeitaさん選手が現物の8pをチー。役無し3-6mの聴牌を入れるとダイゴ選手の9sがぐちやま選手へと流れてしまう。それだけではなく、自身へと回ってきた海底で6mを見事ツモ和了、海底赤ドラに立直棒2本手にし、1鳴きで6300点もの収入を得る。

諦めない姿勢が実った唯一の手順

南1局、早々にダブ南をポンしたkeitaさん選手。9sもポンし1-4mの聴牌。ここまで耐えてきたげんぶ選手から即座に1mを打ち取り、3900点の速攻を決める。

南2局、微差の3着目に浮上したkeitaさん選手、一気に突き放したい親番で立直赤のペン3pで立直をかける。既に聴牌を入れていたダイゴ選手と、立直後聴牌を入れたげんぶ選手。奇しくも両者とも七対子の聴牌だが、単騎待ちでは分が悪いとみるやどちらも聴牌を崩す。しかし見事な打ち回しでダイゴ選手が再度聴牌を入れなおし、2人聴牌にて流局。

南2局1本場、一度逆転を許す形となったぐちやま選手は立直のみだがここは5-8s立直をかけると、keitaさん選手が234三色も見える手で果敢にチー。またしても立直の和了牌5sを喰い取り、ここで降りに回る。ラス目のげんぶ選手が8sを勝負するもぐちやま選手がこれを打ち取り立直裏1、再度2着目へと浮上する。

南3局、ここまで和了のないげんぶ選手の親番だが、トップを目指すぐちやま選手が白混一の3副露、さらには白の加槓で6-9mの聴牌が入れる。後がないげんぶ選手はしっかり1mを勝負し2-5mの親立直に成功する。ここで困ったのはダイゴ選手にぐちやま選手。ダイゴ選手はドラドラ赤の手を聴牌するもげんぶ選手にもぐちやま選手にも危険な牌がたくさんある手牌、ここはたった一枚の二人への現物を抜き、見事降りきる。ぐちやま選手も入り目の6sを引き入れ降りを選択したものの、最終的には6-9mをチー。見事な打ち回しで聴牌を入れ、2人聴牌で流局となった。

南3局1本場、今まで先制が取れていなかったげんぶ選手が4-7pの平和ドラ1の手を7巡目立直、その後keitaさん選手も赤赤ドラの勝負手で中・9pのシャンポンで立直をかける。どちらも和了したい局面だが、ここはげんぶ選手に軍配。立直ツモ平和ドラ1、2700オールで3着目へと浮上する。

南3局2本場、げんぶ選手に中ドラドラ赤の勝負手が配られる。ぐちやま選手は一向聴だが苦しい形。げんぶ選手のチャンスかと思いきやぐちやま選手がkeitaさん選手から出た8pをポン、対々和のみの仕掛けで前に出ると瞬く間に聴牌。げんぶ選手も三暗刻も見える一向聴から見事に選択を成功し中ドラドラ赤の立直をかける。しかし1牌の後先、ダイゴ選手のツモ牌であるげんぶ選手の現物7pは、ぐちやま選手の対々和の和了牌。300点差ながらトップ目へと浮上する。

南4局、ラス目のkeitaさん選手は2700点差の3着目、満貫ツモで到達する2着目へと照準を定めたいところだが、ぐちやま選手の赤5s切りから手牌を変化させる時間はないと判断、カン8sの立直のみをかける。

そこにすぐさま追いついたのはげんぶ選手。現物2p待ちの一盃口のみの聴牌が入るも、打ち出さなければいけないのはドラの東。さすがに厳しいと聴牌を崩していく。その後何とかドラを重ね、広い一向聴となるものの、keitaさん選手の執念か、聴牌する牌も鳴けず、keitaさん選手の一人聴牌。見事3着目へと浮上する。

最後は1300点の差で、みごとぐちやま選手が勝利を飾った。

試合後インタビューコメント

3着・keitaさん選手(てんぱねすくりゅ~)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
なんとかラス回避できました。
チームメイトがトップ取ってくれてポイント持って帰れたし、最低限の仕事って感じでしょうか。
次は細くならないように頑張ります。アーカイブ色々楽しみです。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
・東4局
道中ダイゴさんのリーチを受けてターツ落としが2つ入ってたので良形率がかなり高く7pを勝負したくないのでケイテン本線でみてました。
何を鳴いて何を鳴かないかをしっかり考えられたのはよかったです。
和了はラッキーでした。
・オーラス
立直打ったら途中は上がるのですが、3段目入ったあたりから周りが降りてるのを確認して上がらずツモ切りとして流局勝負するつもりでした。 ラス親のダイゴさんは聴牌したら立直するだろうし、げんぶさんも降りてそうなので裏ドラ勝負より1人聴牌勝負の方が分が良さそうだな、と。

4着・げんぶ選手(Luna de esperanza)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
オーラスの微妙な押し引きなどで実力不足を痛感させられるような4着でとても悔しいですが、思っていたよりも緊張せずに打てたと思います。ミスは見つけて修正していくものなので、次の試合ではまた一つ成長した自分が見せられたらいいなと思っています!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスに上家からリーチがかかった一発目、ドラの東を切ってテンパイを取るかどうかを長考した末にテンパイを取らず降りに回った1打。

この対局の牌譜はこちら!

(記・Lusyaba)

第2試合B卓

起家 Emperor Peng Inc. 所属 矩継凜選手
南家 Black Cat Code所属 なーいん選手
西家 ぽんてんLv47所属 安井勇樹プロ
北家 GENESIS所属 よしふじこうすけプロ

第2試合B卓は安井勇樹プロとよしふじこうすけプロのプロ対決にBCCの絶対的エースに君臨するなーいん選手。そして前期麻雀リーグFCのMVPとして矩継凛選手が出場。
実力者の揃う好勝負が期待できる卓となった。

東1局、開幕から試合が激しく動き出す。11巡目に安井勇樹プロが断么九平和の4-7p待ちで先制立直、同巡に矩継凜選手が当たり牌の7pを1枚吸収して断么九平和赤2の4-7m待ちで追っかけ立直を放つ。しかし結果は安井勇樹プロが一発ツモ。裏ドラ1枚乗せて3000-6000の跳満から始まった。

東場から激しいぶつかり合いを予想させるスタートとは裏腹にその後は1000オール、500-1000、2600、300-500と小さく点数移動が行われていき南場に入っていく。

南1局親の矩継凜選手が役牌を鳴いて索子の混一色に7巡目で聴牌する。待ちは2-5s。しかし3着目の親には和了らせまいと、すぐによしふじこうすけプロから3m待ちで立直を放つ。ここは後筋になった3mがなーいん選手から切られよしふじこうすけプロに軍配が上がる。立直赤に裏ドラが2枚乗って8000点の収入となった。

南3局1本場には矩継凜選手が大物手を決める。ドラの東を2枚内蔵させた混一色ドラドラをツモ。2000-4000でトップ目の安井勇樹プロに親被りをさせて逆転トップへの弾みをつける。

迎えた南4局、矩継凜選手が發ドラドラの手をまとめ、トップに向けて立直を放つ。待ちは5m、ツモれば逆転となる立直は山に3枚残っている。直後に4着目のなーいん選手が追っかけ立直を放つ。待ちは8p。この時点で山に1枚。3対1の決着はすぐに訪れる。なーいん選手の立直棒により他家からのロン和了でも逆転が可能となった矩継凜選手の一発目のツモはラスト1枚の8p。これをなーいん選手がロン。立直一発白混全帯幺九裏の12000を和了り2着まで着順を上げた。

トップは安井勇樹プロ。開幕の跳満のリードを生かしつつ完璧な守備力で放銃0でしっかりリードを守り切った。2着はオーラスに2着順アップの大物手を決めたなーいん選手。3着はよしふじこうすけプロ。終始ファイティングポーズを取っていたがじわじわとツモによる削られが痛かった。ラスとなったのは矩継凜選手。開幕の跳満親被りに始まり、オーラスにトップを目指した立直は無念の放銃となった。

試合後インタビューコメント

1着・安井勇樹プロ(ぽんてんLv47)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
最初のアガリで余裕を持って打てました。チャンスがあれば3連勝狙います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東1局のペンチャン外し。ソウズの下が良い情報が特に無かったので、ドラの縦引きも残して。マンズの選択は難しかったですが、最後はトイメンのダマ警戒も込みで三色を見切った2m切りになりました。

2着・なーいん選手(Black Cat Code)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
なんとか2着が取れて良かったです。次こそはトップを取れるように頑張ります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
ミスだったり好判断だったりで放銃回避した局がいくつかあるのですが、オーラス跳満をあがれたのが大きかったです。頭に血がのぼっていたので怒りに身を任せてリーチ打ちました!今日は気持ちよく眠れそうです。

3着・よしふじこうすけプロ(GENESIS)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
終始、攻撃的な手組みで価値ある立直を何度も打ちましたが不発が多く残念な結果になりました。
立直の精度は良かったので引き続き打撃系麻雀でトップを掻っ攫います!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局の混一色の待ち取りを失敗して跳満を上がりを逃したことが敗着となりました。
下家と染め手でぶつかっているのでシンプルに残っている枚数が多い待ちに受けるべきでした。

4着・矩継凜選手(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
連ラスしたので次回頑張りますTT

この対局の牌譜はこちら!

(記・ゆめ)

第2試合C卓

起家 縁所属 黄河のんプロ
南家 Pleiades所属 中神翔平プロ
西家 麻雀以外麻雀じゃないの所属 雪霧雪選手
北家 ANC PURPLE BATS所属 拝田頼選手

東1局からいきなり試合が動く。
中神翔平プロが8巡目に3-6m待ちの絶好の先制リーチをかける。そのわずか1巡後、雪霧雪選手が一盃口となる8mを引き入れて追いかけリーチを宣言するも、押し出された6mが中神プロの当たり牌。満貫8000点の直撃となりスタートダッシュを決めて見せた。

追いかけリーチの宣言牌が当たり牌となる

東2局、拝田頼選手が8m、9m待ちで先制リーチ。すぐさま黄河のんプロが拝田頼選手の現物1mと4m待ちの平和で追いつきダマテンを選択。即座に掴んでしまった拝田頼選手から直撃し、黄河プロが見事にリーチを躱して見せた。

東3局、先ほどは放銃に回ってしまった拝田頼選手だが、序盤、ドラ2pの引き入れを期待した1pを残す。この選択をピタリとはめてドラを引き入れての1000ー2000を加点してトップ争いの輪へと加わっていく。

1pが浮いているが役牌からの切り出しを選択

東4局はリードを広げたい中神プロが6巡目に1-4s待ちの電光石火の聴牌。タンヤオで仕掛けた拝田頼選手から2600点の直撃で打ち取った。

南1局、東場で1人置いて行かれてしまった雪霧雪選手がカン8sでの先制リーチ。このリーチに対して黄河プロが中の暗刻落としをしている間に急所のカン3sをチーして2-5m待ちで聴牌。2mを掴んでしまった雪霧雪選手から2900点の直撃とした。

続く南1局1本場では仕掛けた拝田頼選手が中神プロから2300点の直撃。これによりトップ争いは三者の間で混戦模様に。

そうして迎えた南2局。僅差ながらもトップ目の中神プロの親番。順調に急所を埋めて11巡目に平和・ドラ1の6-9p待ちで先制リーチをかける。親からの先制リーチにたまらず黄河プロ、拝田頼選手が対応せざるを得ない中で、なんとしてでも追いつきたい雪霧雪選手は無筋の4m、8sを叩き切り、同じく平和・ドラ1の3-6m待ちで追いかけリーチ。突き放したい中神プロ、追いつきたい雪霧雪選手、2人のめくり合いは中神プロが山にいた最後の当たり牌をツモって決着。裏を1枚のせての4000オールでトップ争いを一気に抜き出る形となった。

壮絶なめくり合いを6pツモで制する

南2局1本場、拝田頼選手がドラの9m待ちの七対子で先制リーチ。しかし雪霧雪選手がこれ以上離されてたまるかと1シャンテンから猛プッシュ。拝田頼選手から2300点の直撃を奪い取った。

南3局、親番の雪霧雪選手は先ほどの和了で流れに乗ったか、8巡目に平和・ドラ3の大物手を聴牌し迷うことなくリーチ。倍満の可能性もある超ド級のリーチだったが結果は実らず、悔しい流局となった。

南3局1本場、親番の雪霧雪選手の勢いは途切れず7巡目に6-9p待ちの平和・ドラ1で先制リーチ。しかし黄河プロがこのリーチに待ったをかけた。北の対子落としの間に7sを鳴いて迎え入れ、4-7m待ちの聴牌。最後には当たる可能性が低いとはいえ勇気のいるドラの4sすら切り飛ばし、雪霧雪選手から直撃。本日3回目の先制リーチに打ち勝つ、対リーチへの対応力の高さを見せた。

7sが通り3sが4枚見えだが…

南4局、ラス親の拝田頼選手が11巡目に7mを仕掛けてタンヤオ・ドラ2のカン4m待ち聴牌。しかし直後に雪霧雪選手がカン2p待ちのリーチをかける。このリーチに正面から立ち向かった拝田頼選手は13巡目、今引いてきた現物の2mではなく、高目で満貫のドラの5mと6pのシャボ待ちとなる無筋の打3mを選択。雪霧雪選手への直撃の危険があるものの、満貫をツモれば一気に2着へ浮上する、着順上昇への強い思いを感じさせる一打となった。結果は安目の2000オールツモとなったが、次局での2着、トップへの逆転を現実的な点差とした。

現物の2mではなく打3mを選択

南4局1本場、逆転のため大物手をなんとか作り上げたい雪霧雪選手であったが、すでにダマテンを入れていた中神プロに掴んでしまった1pで放銃し決着となった。

2度のリーチをきっちりと成功させ、大量に加点した中神プロがトップを獲得。要所要所で先制リーチに見事に対応して見せた黄河プロが2着、仕掛けから効果的に加点した拝田頼選手が3着。雪霧雪選手は終始、積極的にリーチを打つも実らず、苦しいラスとなった。

試合後インタビューコメント

1着・中神翔平プロ(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
結果はトップでしたが体感の出来が非常に良くなく、検討でも明らかな失着が見つかったりで内容は初戦と比べいまひとつでした。次はもっといい内容にできるよう頑張ります。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局、69pでリーチをかけたところ。直前の2枚の9pのラグからこの待ちは実質的に愚形だと感じていて、一向聴の段階で萬子の4連形が伸びれば78pを落とすつもりでいました。結果は69p残りの聴牌でしたが、自身の7pの早切りと河の強さから9pが選ばれることもそこそこあると見てリーチに踏み切りました。

2着・黄河のんプロ(縁 ENISHI)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
今回は仕掛けが多く、普段よりも前衛的に前に出れたように思います。ただ、前回同様リーチをした方が良い場面で、ひよってしまうところもあったので、次回はリーチ多めで!!母ちゃん料理しちゃうからね!!!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局親の雪霧雪さんからのリーチに、ドラを押し切ったのがポイントになりました。点棒状況的には全く押す場面ではないものの、待ちの良さとドラの通りやすさを考えて、一歩強く踏み込みました。おかげで2着を確保できたように思います。

この対局の牌譜はこちら!

(記・凛凛、凛世)

試合結果

本節最もポイントを伸ばしたのはBCC葉弥さん選手の逃げ切りトップとなーいん選手の大逆転2着でマイナス域から上位陣へと一気に昇りました。
Pleiadesてんぱねの中団に属していた3チームも順調にポイントを伸ばし、同じく上位陣へ食い込んでいます。
上位陣から中団までの差が縮まる中、下位集団はいまだ暗雲の中。最初に雲海を抜け出すのはどのチームとなるでしょうか。

おわりに

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