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必要なものを作ります、いろいろと。(1)

「いい加減、練習しろや!」という声も聞こえてきそうだが、いくつか用意しないといけないものがある。

このChapman Stickという楽器、基本的には立ちで演奏するスタイルなのだが、ずーっと立って練習するのも年寄りには辛い。ただ楽器を支えるために通常は腰の(ズボンの)ベルトに裏の大きなフック状の部分を引っ掛けて重さを支えるのだが、座位だと落ち着かないので皆さんいろんな工夫をしている。このフックに棒を通して腿に乗せるというのもあるが、裏のフックにはかなり急な角度がついており、そのままでは傾きすぎて支え難い。そこでこの角度をある程度緩和するパーツを3Dプリントでささっと作り(ツートンカラーなのは途中でフィラメントが無くなったので別の色のものに交換した)、棒にねじ止めした。棒の部分があまりにも普通の木の棒なので、そのうちもっとスタイリッシュにするつもりであるが、とりあえずこれを両腿の上に渡し、楽器を支えることができる。

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次にストラップ。本来ならヘッドのすぐ下から肩にかける細めのストラップがあるのだが、これには付いてなかった。ストラップに付いている金具を通して、つまみを捻ってロックするのだが、ありもののストラップを使おうと金具を簡単に自作。2mmの真鍮の丸棒を使おうとハンディのガスバーナーで焼きなますつもりが、なんとボンベのガス切れ。買いに行くのも何なので、ガスコンロ(電化住宅じゃなくてよかった〜)で赤くなるまで焼きなまし。ゆっくり冷ましてから8の字形に整形して二箇所を銀ロウ付け。あっ、バーナーがないじゃん。しょうがないのでダメ元で細い銀ロウを合わせ目に巻きつけて、そこにフラックスを一滴付けて再びガスコンロで加熱する。結構うまく付いちゃったけど、良い子は真似しないでね。

再度全体を赤くなるまで熱し、急激に水で冷やす焼き入れ。硬くなったのでペーパーで磨くと綺麗に金属色に戻った。ここに名札用のストラップを引っ掛けて出来上がり。このストラップ、こころもち短いのと長さが調節できないので、そのうちこれも作り直そう。

さて練習だ!という前にもう一つ実は必要なものがあるのだが、それに関してはまた次回。練習もちょっとずつしてますのでご心配なく。

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