懺悔します

この一年耐えてきたけど、今日初めて「コロナにかかっちまえ」とお客様を呪いました

今までだって、「箪笥の角に足の小指ぶつけますように」とか、「資格試験で名前書き忘れますように」とか、「ヒヤリハットな事故で怪我はしなくていいからおしっこ漏らしますように」とか、イチャモンとしか言いようがないクレームに対してはバックヤードから呪いをかけていたものですが、さすがに今まで「死んでしまえ」とか「コロナに罹患しますように」と呪ったことはありませんでした

でもね、今日「音の出る絵本、全然見本がないんだけど」というのにね、「コロナですからね、自由に触れるようにはしてないんですよ」と答えたら「どんな音が出るかわからないじゃない! デパートならちゃんとしてるわよ!」と

(だったらデパート行けや、そっちの方がよっぽどシビアな対策してるだろうけどね)とか(「ちゃんと」ってどういうことだよ)というのは、いつも思うことで、そこまでなら「やれやれ」と思いながら普通に接客したいたのですよ

で、まあ会話の中で「コロナからこっち、『今まで通り』のやり方が色々できなくなってますからね」って言ったら、「アンタたち、おかしいんじゃない?」と

これで、カチンときた(かなり控えめな表現)のですよ

おかしいのは、コロナ対策全く関係なく振る舞ってるアンタ(普段、心の中でもお客様に対してこんな呼び方しませんよ)だろ! と

一年前までならね、どこのコドモがヨダレやハナミズに触ったその手で触ったかもわからない見本も「バッチイな」で済んでいたものが、今やアンタみたいな人には重篤な感染症を媒介する危険性があるんだよ

それを防ぐための対策を、「アタマおかしい」とか言われたら、どうしろと?

孫に嫌われますように、じゃあ溜飲が降りませんよ

そんな訳で、感染が広まり始めてから一年、初めて人を呪ったのでした

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