見出し画像

パーカー ジョッター XL モノクローム ブラック、買った

 あー、やぱ仕事で使う筆記具だったら、万年筆ではなくてボールペンだよね。
というような当たり前のことに気がついたのは、やたら文字を速記する仕事だから。
相手の聞き取りをしながら、書き殴っちゃうわけね。
相手もこちらの都合は考えずに話してくれるので(その方が良いのだが)、万年筆だと書き殴るのに都合が悪い(インクもすぐに無くなっちゃうし)。
てなわけで、今使っているのはパーカー ジョッター XL モノクローム ブラック。
やたら長い名前だけど、ジョッターの真っ黒なやつですね。
そう、やたらカッコ良いと評判なやつ。
ジョッターってボールペン界のひとつのマイルストーンなペンなので、ボールペンのお好きな方は一本は持っておいて良いかと思います。
いったいジョッターのどこがマイルストーンなのかと思われる方は、ググればあっという間に関連記事を見つけることができます(なので、ここでは書きません)。
多くの人が一度はノックをしたことがあるのではないかと思いますが、あのノック感もすばらしいですね。
信頼できる手応えがあります。
で、まぁ、その名前は知っていたけれど、実際にはCross Classic Centuryばかりを使っていて、これまでは所有したことがなかったので、仕事の関係でボールペンを購入しようと思うに至り、今回買ってみることにしたわけです。
ええ、それまではマルチペンだと便利だよなとrOtring 600 3in1やromeo No.4を使ってみたのですが、重かったり、リフィルが軸の中で揺れる振動が気持ち悪かったりですぐに使わなくなってしまい、使うリフィルもほぼ単色というような状態だったので、単色ボールペンに鞍替えしたわけです。
思うに、4c規格(というか正確にはD1規格)って、筆記量の多い場合には適していない感じですね。
メインで使うというよりもサブ的に使うと良いのかもしれません。

で、実際にジョッターを使ってみると、塗装の質が良くなく、使い始めて2週間ほどで細かな傷が入り地の真鍮が見えています。
あまりにもやわな塗装なので、半年後にはかなりな状態になっているかもしれません。
ノックとクリップのグレアな質感が軸のマットな質感に対して違和感があります。
クリップも曲げには弱そうです。
クリップの内側の折り返しの処理が良くなく楔のようになっているためにて、差し込む相手によっては、抜けなくなることがあります。

クリップのカエリが楔状になっている。
軸のセンター部分、回して取り外す箇所の塗装が剥げている。


しかし、使い勝手はというと、かなり信頼が置けます。
最近のノック式に慣れているとかなり重く感じるノックも確実な感じがして安心だし、軸の太さ長さ重さも自分には気になりません(個人差があるので、実際に手にされると良いですね)。
インクの掠れもありません。
使えるリフィルもインク容量がたっぷりで、ガンガン使えます。
リフィルはG2規格で複数のメーカーから出されていて、今使っているのはブルーブラックのGELインクと、油性の青(eadyFLOW 9000M)を気分で使い分けています。
ボールペンでもブルーブラックが使えるのは個人的にすごくうれしい。
そのうちにromeo No.3のGELインクも使ってみたい。
いろんなリフィルを使えるのはやはり良いです。

ジョッターは、傷なんて気にせずガンガン使い回してこそのジョッターだと思っているので、これから育てていこうと思います。
楽しみ、楽しみ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?