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PILOT TIMELINE、良いペンなんだが....

最終的に使うようになるボールペンは、CARAN D'ACHE 849とPILOT TIMELINEだろうなというのが、今の予想。
他にも加えるとしたら、romeo No.4ぐらいか。

自分がボールペンに求めるものは、ラフな扱いをしても壊れない、とにかく細い文字が書けること(なお、デザインが良くて手との相性が良いものが前提)。
で、ラフな扱い部門はCARAN D'ACHE  849で、細い文字が書ける部門はTIMELINE。
あ、細い文字とは言っても、いつも使っている筆記具の字幅はB(太字)やM(中字)が多いので、タイムラインのF(細字)でもかなり細く感じていて、決して極細なんかではないので念のため。
以前は極細の字幅でちっこい字を書き連ねるのが好きだったんだけどね。

CARAN D'ACHE 849のLarge(おそらく太字)は仕事先で使っていて、壊れるところがとても少ない軸とどんなに書き殴っても文字がかすれない硬いペン先、扱いやすいサイズが気に入っている。
では、TIMELINEを仕事先で使うとしたら、はたしてどうだろうか?と考えた。
リフィルはM(中字)が用意できなかったので、F(細字)を使ってさっそく仕事先で使ってみた。
結果は最悪でした。
まずペン先を出すのに、両手が必要で、仕事で両手を使うというのはかなりなハンデで、完全に仕事が一旦止まる(まぁ、ペン先が出てくるまでの間だけど)。
メモをめくりながらペン先を出すとか、定規をあてながらペン先を出すとか、まぁとにかくそれまで左手がしていた仕事を中断しなければペン先ひとつ出せない。
それから、軸が重すぎの太すぎ。
じっくり文字を書くなら、それらの欠点は欠点ではないのだが、なにしろ仕事先でジタバタしながらメモをとりとりな状況にはそぐわない。

では、仕事以外ではどこで使うのか?
自分の生活環境では手書きで文字を書くことが少ないので、あまり出番がないのだ。
せいぜい、バッグや机のペンケースにしまっておき、時たーま使ってみるのが関の山。
下手に軸が太いのも、ペン先を繰り出すギミックも悪かないけど、使うシーンを減らしてるような気もする。
なんてことを書きながら、要はペンの良し悪しなんてユーザーの生活環境によるんだなと改めて思い知るに至る。
自分にとってはTIMELINEは趣味性の高い筆記具ということになりそう。

<おまけ>
手元にある3本のTIMELINEの感想を簡単に書いておく。
PAST:
落ち着いたデザインで手にした感じも良い。さやは少し滑りやすい。軸はマット処理されているので、使っていくうちにテカリ出すような気がする。使う使わないに限らずいつも持ち歩いて、エージングを楽しむのも良いかもしれない。
FUTURE:
かなり重く感じる。さやは滑りやすい。太めのリフィルを使うと楽しいのかもしれない。
ETERNAL:
軸の部分のテクスチャはかなり気に入っている。さやのレジンが滑りにくく最も使いやすいと思うのだが、実はこのレジンそのものがあまり好きではないので困っている。道具として使うのなら、最も使いやすいモデル。

しかし、このTIMELINEを使っている人たちは一体どこで使っているのだろうか?
気になる。

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