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Helvetica、キャンディーになるの巻

手元にあるHelveticaは、ところどころ傷があって、見た目がよろしくない。
こうなったら、ついた傷が目立たないように塗装を落として地の真鍮を出すかなぁとプラスチック磨きクロスでゴシゴシやってみた。
ペーパーで磨くと早いんだけど、どうしても磨き傷が残ってしまうし、途中でやーめたができないので、なんての?小手調べ?のつもりで、Youtubeを見ながらダラダラ磨いた。
この時にYoutubeはスポーツ系や闘う系の動画だと、磨く手に力が入って疲れちゃうので、穏やか系のものが良いと思います。
ちなみに私が見てたのは、岩井俊二の『リリイ・シュシュのすべて』公開20周年ってやつで、これはこれで、別の意味で手が止まってしまうのでした。
磨きながら、クリップ周りはどうすべかなぁとか、黒い塗装の部分(口金・クリップ・ノック)だけ残して磨いてみるかなぁなんて考えながら、手を動かした。
だんだんと角のある部分の塗装が落ちて真鍮が見えてくる。
口金も角度が変わったところの塗装が剥げて金のリングになっている。
作業もちょと飽きてきたのでティッシュで拭き上げてみると、赤の軸がツヤツヤになっている。
元々の色はマットでくすんでいるので、こうしてツヤツヤになって発色もよくなった軸を見てるとこのままでも良いんじゃないかと思えてくる。
ピカピカではなくてツヤツヤ、ちょっと湿り気のあるキャンディーみたいな感じがおいしそう。

先日の(まだ磨く前の)Helveticaと比べると、全然違う。

< 上:before 下:after >

撮影した条件が違うので、違いがちょとわかりにくいですね。
afterだと、口金の角も研磨されて下地の真鍮がリング状に光っています。
しばらくはこのまま使って、飽きてきたら溶液につけて塗装を落とすことにします(これなら傷がつかない)。

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