【積み重ねがものをいう科目】の数学の授業で、 理解できない問題にぶつかるたびに、あなたを担当する講師は基本に戻って教えてくれますか?
どんな塾でも個別指導において、一定の確率で指導する講師の交代を生徒さん側が希望されるケースがあります。
数学講師の個性や指導スタイルも様々あり、絶対にこの指導のやり方でなければならない、というものはありませんが、
この状態で授業を受け続けても成績の伸びは期待できない、という典型例はいくつかあります。
よくある事例としては、数学の学習がある程度進んだところで見られる次のようなケースです。
1つ前の段階や場合によっては2つ前3つ前の段階で学んだハズの知識が十分定着していなかったり理解出来ていないのに、それらを理解している前提で講師がどんどん先へ進めてしまうケースです。
「その講師にとって」は当たり前過ぎる知識であるために、「一回説明したから」という理由で何度も同じ事を説明する行為に強くストレスを感じる数学の講師は非常に多いのです。(一番大事なのは、その知識が講師にとって当たり前か否か?ではなくて、学習している本人にとって目の前の知識が当たり前の話かどうか?であることは言うまでもない)
生徒さん側からしたら、「一度教えてもらったことになっている知識」をなかなか自分の方から「もう一度教えてください」と気軽に何度も言い出しにくい空気を持っている先生もいると思います。
しかし、数学という科目は【積み上げ方式】で知識を構築していく性質を持っているため、理解があやしいところがあるのならその都度必要な論点にまで遡って学習を進めなければなりません。
これを実現するためには、生徒さんの方から積極的に講師に質問するか、それが難しいようなら講師サイドが【生徒さん側の現在の知識にもれがないか?】を確認する行動をとらなければ、数学の成績はなかなか伸びないはずです。
私の塾では同じ質問を100回聞いてもらっても大丈夫です。
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