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【LAD】ナ西制覇

去年ドジャースはジャイアンツとの100勝を超える熱戦にギリギリで敗れ、久々に地区優勝を逃しました。

その雪辱からか、今年は近年でも屈指の強さで他を寄せ付けず、両リーグ最速で地区優勝を成し遂げました。

ということで、今年のドジャースの強さをデータで見ていこうと思います。

※調べるのに使ったサイトは「statmuse」というものです。

投手も野手も最強

脅威の得失点差+300超

今年のドジャースはとにかく点を取られない&点を取れるという言葉に尽きます。

このランキングを見れば一目瞭然です。

黄色に囲っているのがDIFF(得失点差)で、その歴代記録です。

他の上位記録が1800年代戦前である中、まだシーズン途中とはいえ2022年という近代でこの数値を記録しているのは異常と言っていいでしょう。(というか5位の66試合で367ってほんとに野球か?)

強力打線、強力投手陣

まず打線ですが、得点(R)で2位ヤンキースに59の差をつけてMLBトップ。

そして打点(RBI)出塁率(OBP)長打率(SLG)OPSでもMLBトップをマークしています。

これでベリンジャーが2019年を思い出してしまったらどんな打線になってしまうのか…(n回目)。

そして投手陣ですが、こっちもまぁ凄いことになっています。

未だシーズン中とはいえ、1990年からのシーズン防御率歴代1位となる2.82という数値をマークしています。(ドジャースだけで3年連続でトップ10に入ってるのもおかしいよ)

と、「そら得失点差300超えるわ」と納得させられるデータを探してみました。

新戦力の活躍

怪我人続出の投手陣も…

こんな歴史的シーズンを送っていますが、昨季200イニングを投げて16勝を挙げたエースのウォーカー・ビューラーがわずか12試合で離脱しています。

6月に肘の手術で今季復帰絶望、追い打ちをかけるように8月に二度目のトミージョン手術で今季どころか来季もシーズン復帰絶望となってしまいました。

これには某ビューラーファンも発狂

しかし、去年まで並レベルの先発だった二人が覚醒し、この窮地を救います。

トニー・ゴンソリンタイラー・アンダーソンです。

ゴンソリンは現状IL入りしていますが16勝1敗、アンダーソンは15勝3敗とこの二人で31勝4敗貯金27という脅威的な数字をマークしてローテーションを守っています。

また、アンドリュー・ヒーニーも怪我が多いものの12試合で防御率2.84、奪三振率13.3という奪三振マシーンとして重宝されています。

アンダーソンは単年契約のため今オフFAですが、前述のビューラーの手術の影響もあり、おそらく引き止めるのかなと思っています。

また、先発だけでなくリリーフも怪我人が続出しています。

まず昨季70登板のセットアッパー、ブレイク・トレイネンが4月に右肩を痛めてIL入り、その後IL60に移るなどシーズンの殆どを休むことになりました。(9月に復帰も、2試合投げた後再びILに戻った模様)

そこで白羽の矢が立ったのはダニエル・ハドソン

セットアッパーとして起用し防御率2.22と好成績を残していましたが、6月に左ひざ前十字靭帯断裂という大怪我でIL入り、回復までの6ヶ月以上かかるという事態に。

他にもブルスダー・グラテロルイェンシー・アルモンテらセットアッパー達が離脱する中、現状離脱無しでフル回転し大活躍しているのがエバン・フィリップスです。

フィリップスは前のnoteで詳しく書いたのですが、去年までは平凡な投手で今年突如覚醒したリリーバーで、現在56試合に登板し防御率1.30という素晴らしい数字でドジャースファンからは神と拝まれています。多分。

そして8月にトレードで獲得した元日本ハムファイターズで日本馴染みのあるクリス・マーティンも想像以上の働きで18試合に登板し防御率2.04、そして3勝を挙げています。

特筆すべき点は未だドジャース移籍後の与四球が0というところです。

ドジャースの獲得選手の傾向を見るとK/BBが優秀な選手が多く、それに懸けて獲得したところこの活躍なのでフリードマンは喜んでいることでしょう。

こいつはただのバカ

金銭トレードで丸儲け

野手陣の新戦力といえばフレディ・フリーマンですが、彼はもう何というか安定感エゲツない怪物としか表現できないので、とにかく首位打者獲得に全力尽くしてほしいです。

やはり野手の今年の影の立役者は金銭トレードでシーズン途中に獲得したトレイス・トンプソンでしょう。

トンプソンは過去に2年ほどドジャースに所属していたことがありましたがそれほど大きな活躍はなく、18年シーズン前にDFAとなります。

その後も微妙な状態が続き、一時期は来日外国人候補として取り上げられていました。

今季タイガース傘下で25試合で8HRを放つと、それにドジャースが目をつけて金銭トレードで獲得し、再びドジャースに復帰ということに。

すると31試合で10HR 32打点 OPS.905という好成績で不信に苦しむベリンジャーやIL入りしたクリス・テイラーの代わりに活躍くれました。

おわりに

どうでしょうか?今年のドジャースの強さが少しでも伝わったなら嬉しいです。

怪我人などの離脱者が出てもそこで大失速はせず、代わりが出てきて穴をすぐに埋めるのが、やはりドジャースが10年間常勝球団を続けている所以だなと思わされました。

この歴史的に強い今年のドジャースがPSであっさりと負けてしまうのはあまりにも勿体無いので是非とも2年ぶりの世界一を達成してほしいです。

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