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ソシャゲで時間を浪費しないための諸策を考える【日記】

 『喧騒の掟』を読みました。「ギャングの抗争が繰り広げられる夜の繁華街で、洋画みてえな軽口を叩きながらドンパチする愉快なお姉さん集団」を期待していたら、100点満点のシナリオをぶつけられました。最高。ブラックラグーン、便利屋68、そしてペンギン急便。やっぱこういう役回りのキャラは無条件で大好きになっちゃう。

 そんなわけで引き続きアクナイ沼に沈んでいるのですが……いやあこのゲーム、マジで怖いですね。無策で挑むと時間がクッッッソ溶けちゃう

 シナリオの膨大な文量はもちろんのこと、TD(タワーディフェンス)系ゲームという性質上、試行回数を重ねてギミック、マップ、敵の特性や侵入ルートについて理解を深める必要がある。そうして試行錯誤した末に突破できた時の快感が醍醐味。でも必然的にプレイ時間が伸びる。シナリオ序盤はレベル差のゴリ押しで何とかなるけど、育成を充分に行えていない今の状態では、後半になると確実に詰まる。シナリオをひとつ読み終えるだけで数時間ほど経ってしまった。

 加えて、先日の記事で書いた通り、デイリー消化や育成作業でだらだらして、時間を浪費してしまうことが最近多発している。……まあこれについては、元来の段取りの下手さと、計画性の無さが露呈しただけですね。刹那で生きてるずぼらな人間です。

『喧騒の掟』でますます好きになりました
血掟もお迎えしたいけど石が足りねえ……

 もちろん、これらは時間を忘れて没頭できるほど夢中になれるゲームであることの証拠だし、シナリオはどれも読み応えがあり、どいつもこいつも顔がよすぎる魅力的なキャラばかり。三連休でどっぷり浸かっていたのは、ひとえに『アークナイツ』という作品に掘り切れないほどの魅力が詰まっているからだ。好きです。今後とも長くお付き合いしたい。

 でも時間は有限。このままだらだらとした状態が習慣化すると、巷でよく聞くソシャゲ疲れに陥ってしまう。読書の時間も捻出したい。ということで、時間を浪費しないための施策を3つほど考えてみました。

RTA走者に倣ってチャートを組んでみました

 まず①「デイリー消化をRTA(リアルタイムアタック)化する」。何となくアプリを起動し、何となく手当たり次第にデイリー消化をこなしている内に、何となく他の要素に気を取られる、というのをまず辞める。始点と終点を明文化する。でも決められた作業を淡々と素早くこなすだけは労働と大差ない。これはRTAだと思い込む。そういうマインドに切り替えてやってみる。

 とりあえず一度試してみました。往年のRTA動画よろしく「はい、よーいスタート」と心の中で唱えてから始める。まあまあ楽しめたし、余計なことに気を取られずに済みました。

 それから「チャートを守るのではなく、チャートに守られている」という言葉の重みを実感できた。ブルアカ、最上級レポート買い忘れがち。身体に染みこむまではチャートを見ながらやってみます。

べ、べべ別に好きじゃねーし!
攻略に必要だから育ててるだけだし……!

 次に②「あらかじめ育成計画を立てる」。淡々と作業をこなすだけだとつまんない。なぜデイリーをこなすのか? それは、このキャラを育成するための素材が必要だから。そして特定の素材を集めるために当面の間はこのステージを周回する。推しを愛でるため、活躍させるためという目的を見据えているとモチベが上がる。今はブルアカではエリア20を攻略するために水着ノノミの育成を、アクナイではメイン6章を進めるために昇進2オペレーターを増やしている最中です。

……ごめんやっぱ嘘はつけねえ。ノノミ先輩のこと好きだわ俺。
(絆ストーリーでぐちゃぐちゃにされました)

 時間がある休日は長期的な育成計画を立てたり、シナリオを読んだり、育成したキャラを眺めたり。のんびりと過ごす。んで平日はぱぱっ作業を終わらせる。そしてまた休日に育成計画を……と、メリハリをつけたこのサイクルを意識的に繰り返していきたい。日頃からコツコツとした作業を続け、気づけば編成画面が豪華になり、所属や民族の壁を越えて、さまざまなキャラでシナジーが生まれて活躍していく様を眺めるのは、やはり格別の喜びがある。ブルアカもアクナイも盆栽ゲーとしての魅力がふんだんに詰まってて良いっすね。

 総じてこの2つは、受動的にではなく、戦略的にデイリー消化に取り組むことが大事だと痛感させられる。なんかビジネス書じみた話ですね。まあでも趣味や娯楽でもこういうのは大事か。


 最後に③「高難易度クエストや極端なレベル差があるクエストに挑まない」。言い換えると「自分がライトユーザーであることを自覚する」。これは実体験を基にした個人的な教訓です。

 先日、アクナイのイベントで高難易度ステージ(懷黍離HS-EX-7)に挑戦しまして。推奨レベルは昇進2レベル35。それに対してこちらの編成は、昇進2のオペレーターは片手で数えられる程度。低レアだけでもほぼ全てのステージが攻略可能とは聞きますが、冷静になって今振り返ると、明らかに無謀な挑戦でした。なのに熱くなってしまってド深夜まで沼った。

 さすがにギブアップ。問題はその直後。あれだけ苦戦したのに、見ず知らずの方からとある高レアキャラを一名お借りしたら、攻撃範囲と火力がえぐすぎてゴリ押しでクリアできてしまった。アクナイやってる人向けに言うとリンのスキル3です。マジで何なんすかあれ。

 くっだらねえ何だよそれ! ばかばかしい! 高レアで殴るの気持ちよすぎだろ! ……とその時は思ったのですが。そもそも報酬がちょろっともらえる程度なんだから、あんなに時間かけて挑む必要はなかったし、育成が整ってない初心者が手を出す代物じゃなかった。

 あまりソシャゲ事情には詳しくはないのですが、ブルアカもアクナイも、ライト層、ミドル層、ヘビーユーザー層、それぞれに向けたゲーム設計がされていることは何となく伝わってくる。本当に欲しいキャラを絞り、コツコツと石を貯めていれば、微課金でもギリギリ天井まで回せる。高ランクがあまり充実していくなくても、シナリオを読み進めるための攻略は何とかなる。イベントには高難易度クエストがあるけど、勲章としての意味合いが強く、主要な報酬や配布キャラは別の方法でさくっと手に入る。

 ユーザー層の線引きをちゃんと意識する。私は所詮、シナリオをメインに楽しんでいるライトユーザー。イベント周回はおいしい報酬が手に入ったら即撤退でいい。高難易度クエストも無理してやるこたあない。シナリオの攻略も推奨レベルに近づいてから無理なく進める。まずは自分で攻略してみるけど、いざって時は攻略サイトを見ることに躊躇しない。初動の配置位置から根本的に間違っていた、なんてことは結構ある。やり込み要素である統合戦略も育成整ったら挑戦してみたいけど、ゆるーくやっていきたい。

 コスパやタイパを意識しすぎるのもどうかとは思うけど(寄り道も大事よね)、私はこのぐらいの距離感でソシャゲを楽しみたいと思う。浅瀬でちゃぷちゃぷして海水浴を楽しみながら、競泳のアスリート選手には尊敬の念を抱く。しっかりやり込んでる人、上位ランカーの人はすごいよほんとに。

 そんなこんなんで、ここまで挙げてきた3つの諸策を実験的に試しつつ、ソシャゲに向き合っていきたいと思います。酒は呑んでも呑まれるな。ソシャゲは遊んでも遊ばれるな。何より楽しめることを大事に。今週末にメイン6章前半を進めてみる予定です。攻略厳しかったら育成に戻ります。

 …………ところで、あの。メイン8章の解放条件は聞いてて。達成したんすけど。どういうことなんすか。なんでこの条件が求められるんすか。"彼女"はこれからどうなってしまうんですか? スキル演出など諸々含めて、何もかも不穏すぎて戦々恐々としています。でもしっかり見届けたい。オムニバス、エピソード、サイドストーリーを合間に挟みながら。それではまたどこかで。