責任を負う者、愛し続ける者(2/2)——最終編3章・感想【ブルーアーカイブ】
・今なら分かる。きっと客観的には何も間違っていなかったのだろう。彼女は最後まで考え得る限り最善の行動を尽くした。それでも辿り着いてしまった。捻れて歪んだ先の終着点へ。
・その終着点に辿り着いた時、彼女は何を思ったのだろう。オカルト好きだったのなら、王の寓話も知っていたのだろうか。知っていれば、こう思ったのだろうか——過ちと呼べるものがあるとすれば、それは、王が「王」であったこと、自分が「連邦生徒会長」であったことだ、と。これが自分の「運命」なのだと。
・彼女の胸の中にはど