見出し画像

退化する社会から逃げるように暮らす廃人から見た世界

平成30年間は戦後まるまる進化率の低い30年だったと思う。

むしろ着実に退化しつつある社会情勢なわけで。

おそらく日本はこの先どんどん他のアジア勢との差は縮められていき、良くも悪くも安定期を過ぎて緩やかに下降していく雰囲気だ。

確かに携帯電話とインターネットは大きいですけど、これ以上のものはもう出なさそうだし、ミレニアムがピークだったんだろうな‥。

つまらない時代ですよ。

くだらない世界ですよ。

とにかく日本の人口密度(特に都市部)は異常すぎですよ。

ちっちゃい国土に一億以上も人が密集してるのが異様なんですよ。

少子化は必然ですしどんどん減少していくべきです。

増えれば良いってもんじゃありません、何事もそうだけど。

もうね、外に出るたびにうんざりするしストレス溜まりますもん。

変な顔した醜悪な二足歩行の生命体がうようよいんの。

もうね、何も見たくない!って目を伏せるけど今度は雑音が耳を侵しにくんの。

店員は腹黒いスマイルで何か必死に物を売りつけようとしてくるし、学生は群れて大声で下品な会話を楽しんでるフリをして街なかを闊歩する。

見知らぬ赤子は俺の顔を不思議そうにジッと見つめてくる・・。

もう一刻も早く家に帰りたくて、玄関の鍵を閉めて靴を脱いだ時、心から安堵する。

空の広さも草の匂いも忘れちまった。

行きたい国も見たい景色も何もない。

逢いたい人はこの世にいない人ばかりだ。

いつからこんなに無気力になってしまったのだろうか。

あいつを失ってからか。

初めから何ひとつ得てもいなかったけど。

見る夢はモノクロで、えらくリアルなものばかり。

気が狂いそうになるのを抑えて自らを見えない錠で縛る。

いつになったら救われるのか。

いつになったら灰となるのか。

さよならしたいのに、さよならの仕方がわからなくてジリジリしてる。

運が悪かっただけなんだ。

ただ、それだけなのに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?