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始動アルムナイ・インタビュー003 (第3期) 神谷渉三さん - 株式会社I'mbesideyou Founder&CEO

次世代のイノベーションの担い手を育成することを目的に2015年度に立ち上がった「始動 Next Innovator」は、過去6年間で約700名のアルムナイ(卒業生)を輩出しました。2021年・第7期スタートを前に、彼らの姿をインタビュー形式で綴ります(シリーズ第3回  - 神谷渉三さん - 株式会社I'mbesideyou Founder&CEO)。

1.自己紹介をお願いします

始動3期の神谷です。黄色がテーマカラーでいつも黄色を身につけているので、「きいろ」と呼んでください。

2.始動にエントリーしたいきさつについて教えてください

息子のために新しい教育サービスを立ち上げようと決意したのが2017年のゴールデンウィークでした。

自らサービスを立ち上げる、という経験がなかった自分がそれに取り組むには、それを実現するやり方をしっかり学び、実際の成果につなげられるプログラムなどに参加する必要があると考え、どんな場があるかを探していました。

その中でネット検索で辿り着いたのが「始動」でした。

3.始動参加期と応募時に提出した企画内容についてお聞かせください

3期(2017年)です。

提出した当時の企画内容は、「すべての街をキッザニアに」というタイトルで、いろいろな職業の人たちが自分の街の子どもに自らのことを伝え、世の中には親や教師が経験したこともないようないろいろな価値観があるのだ、ということを小学生の子どもたちに知ってもらう、というものでした。

4.始動に参加してそのアイディアはどのようになりましたか?

アイディアそのものの方向性は変化しませんでしたが、「Nei-Kid(Neighborhood&Kidの略称)」と名称を変えたこのプロジェクトは、最前線で活躍しているメンターの方々の講義や3期の仲間たちとのディスカッションにより、どんどん具体的な活動になっていきました。

始動のプログラムの半分を過ぎた頃には実際にサービスを立ち上げ、最終プレゼンの頃には実際に立ち上げたサービスに参加する子どもたちの様子をビデオでみせられるようになっていました。

Thinker to Doer、のコンセプトの通り、実際の行動につなげてくれるプログラムだったと思います。

5.始動のプログラムについて感じられたことをお聞かせください

国内で行われているアントレプレナーシップ育成プログラムの中で、最も質の高いものではないかと思います。

正直にいうとどんなものなのかよくわからず応募したのですが、メンター陣が一流であり、インプットレベルが最上であること、同期の仲間たちとのつながりがプログラムを終えてからも最高の財産になること、はうれしいサプライズでした。

私は幸いにもシリコンバレー選抜メンバーとなり、シリコンバレープログラムも受講する機会にも恵まれましたが、過去に大企業(NTTDATA)で複数回訪問し滞在したシリコンバレーと、始動プログラムで滞在したシリコンバレーの体験の違いは本当にカルチャーショックでした。

過去、自分がいかに大企業の人間としてお客様扱いされていたかに気づかされました。

始動のプログラムでは、WiLの方々が長年築き上げてきた信頼に基づいて、シリコンバレーのインナーサークルの中に入ったコミュニケーションが出来ます。

これには計り知れない価値があり、時間と労力をかけて目指すべき目標になりうると思います。

私が気づいたのは終わってからでしたが(笑)

6.始動に参加して得られたこと・みなさんにとってプラスに働いたことについてお聞かせください

得られたことはたくさんあります。

アントレプレナーとしてのマインドセットや、Diciplineといわれる基本的な行動様式を知りました。

シリコンバレーのエコシステムがどんなものなのかを体感することもできました。

でも、何よりも大きかったのは、一緒に受講した3期の仲間たち、そしてアルムナイネットワークを通じて知り合えた沢山の仲間たちとの絆を得られたことです。

アントレプレナーは、いつだって孤独です。

それを束の間忘れさせてくれる仲間たちの存在は、どんなものにも変え難い。

私は始動に参加したとき、既に40代でした。40歳を超えて、生涯変わらぬ友人にこれほど多く出会えたのは、何にも変えがたい収穫でした。

7.始動への応募を検討しているNext Innovatorへ一言お願いします

Innovatorになるかどうか、自分がInnovatorに向いているかどうかは、応募してから考えてもらえればと思います。

やってみないとわかりません。

まず応募して、自分の絞り出したものが選ばれるかどうか試してみてください。

選ばれたら、みなさんは私たちの仲間です。選ばれなくても、始動のアルムナイは誰もが「ナイストライ!」と声をかけてくれます。

まず、応募してみてください。

始動アルムナイとして、みなさんに会えるのを楽しみにしています。

(了)



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