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Fortnite(フォートナイト)を活用したメタバース販促の新潮流

多くの企業が販促としてメタバースを活用する中、一部の企業はオンラインゲーム「Fortnite(フォートナイト)」を販促手段として積極的に導入しています。今回は、11月と12月に展開されたユニークな販促活動に焦点を当て、Fortniteが提供するメタバース空間での企業展開の特徴を紹介します。

Fortnite(フォートナイト)は、Epic Gamesが運営するオンラインゲームで、全世界で5億人以上のプレイヤーがいます。このゲーム内では、企業は独自の空間を構築し、その特色を打ち出した体験を提供しています。サバイバルゲームとして知られるFortniteですが、企業展開では宝探しや鳥人間コンテスト体験など、ゲームの延長線上でありながらも気軽に参加できる企画が展開されています。また、空間内での看板や広告展開が可能です。


フォートナイト内で食品スーパーを展開

関東に130店舗以上を展開する大手食品スーパーマーケットチェーンのベルクをフォートナイト上で展開。ベルクの実演ポをモチーフに設計された店舗で、自社開発のエナジードリンクの発売を記念して作られたステージとのこと。ステージ内でエナジードリンクを探す戦闘無しのトレジャーゲーム。

読売テレビ「鳥人間コンテスト」のゲーム化

株式会社NEIGHBORが読売テレビの協力のもと、人気テレビ番組「鳥人間コンテスト」をテーマにしたフォートナイトのメタバースゲームを制作。4人での同時プレイが可能で、ライバルと同時に飛び立って飛距離を競い合うとのこと。

SHIBUYA109がFortniteに登場

株式会社SHIBUYA109エンタテイメントによる渋谷が舞台のオリジナルゲームマップを展開。オンライン対戦の舞台として使え、マップ内の看板への広告掲載も展開とのこと。

タクシー会社による和歌山城のマップを公開

和歌山のバス・タクシー会社がユタカ交通株式会社が、一般社団法人和歌山新城下町DMCとメタバース和歌山実行委員会を立ち上げ、メタバース上で仮想体験型の観光コンテンツを提供する観光DX事業「METAVERSE WAKAYAMA(メタバース和歌山)」を始動とのこと。その第一弾の企画としてフォートナイト上に和歌山城のマップを公開とのこと。和歌山城内で打ち合いができますw

Fortniteを活用する上でいくつかの課題も浮かび上がっています。まず、ゲームの動作が非常に重く、2、3年前のPCでは十分なパフォーマンスが得られない可能性があります。また、iOSではFortniteが利用できないため、iPhoneユーザーは対象外となります。これらの制約を解消することが今後の課題となりそうです。

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