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日記祭準備日記 せめるひび
1冊目の日記本「せめるひび」は2022年10月〜2023年1月の日記をまとめた。
自分を責めながらも、少し攻めた日々。振り返ると決定的な何かはないが、確かに何かは変わった。戻りたいとは思わないが、今となっては愛おしいように思う期間だと思う。
本を作るなんて…と思いながら、本にするならこの期間しかないなと思っていた。
作る前から本のサイズと手触りは決めていた。くどうれいんさんの空腹本のようなサイズ感でザラっとした手触り。それ以外のイメージは浮かばなかった。
印刷屋さんで選択可能な紙を調べて、新宿の世界堂に行って紙のサンプルを買い、マーメイドという紙に決めた。
ワードで体裁を作る。右ページから左ページひ進むようにレイアウトするためにはアラビア語の設定をインストールしないといけないなんてこと、本を作らなければ知ることはなかった。
本文の素材はあった訳だけど、改めて読み直して、こう入れ替えた方が伝わりやすいかなとかいう修正を3,4回くらい通しでやってるので、元の文からはまぁまぁ変わっていると思う。それだけやっても、読み返してみると、あぁこうしておけばよかったというのがたくさん出てくるから不思議。
日記を読み返してみると、一番大変だったところ、思い出したかったところはぽっかりと抜けていた。そういうものなんだろうなとも思う。何かを残そうとして、でも残せなくて、覚えていることはあって、でも忘れてしまって。そうして、何も変わってないようだけど、振り返ったら変わってたわと思うようなことが日常なんだと思う。
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