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器用貧乏で中途半端なフリーランスデザイナーがちょっとだけレベルアップした理由

こんにちは。webデザイナー、LPデザイナーの安間祥子(あんましょうこです)。


現在デザインのご依頼が来年3月分まで埋まりうれしい悲鳴と感謝しかございません。

夏に作った女性起業家さん向けのLPデザインコミュニティーも参加者250人を超え、
毎日メンバーさんのお役に立ちそうな情報を考えてはニヘニヘしています。


と書くと順風満帆に聞こえるかもしれませんが、
去年までは依頼も少なく、貯金もなく、自分の強みなんて全く分からなくて。
でもかっこいいものを作りたいというちっさいプライドはあり。
本当にお客さんと対等に、お客さんのために仕事ができているのか?
って日々悩む、モヤッとした地方のおっかさんデザイナーでした。

モヤッとした器用貧乏なデザイナー

私は、
経済学部を出てデザイナーになったちょっと変わった経歴を持っています。

とは言え、
学生時代は遊んでばっかりだったし
デザイン系の学校も出ていない。

Webデザインもコーディングもできるけど
Webデザインがすごい上手なわけでも、コーディングがすごく上手なわけではない。


紙のデザインもwebのデザインもできるけど
どっちもエキスパートではない。


イラスト描けるけど
イラストレーターになれるほどではない。


マーケティング学んでるけど
がっつりクライアントさんの力になれるほどではない。


なんでも器用に初級編はクリアできるけど
いままで何か極めたものがあるかと聞かれると、正直何もない。

派手な見た目だけど(髪の毛オレンジ)
そんな社交的な人間でもないし、面白い話ができるわけでもない。

こだわって少しずつ集めた日用品が大好きだけど
量販店でよく考えずにものを買ってしまうこともある


トレンドが好きだけど古着も好き
と思いきや、近所ですぐ手に入るユニクロやしまむらの服を着てることよくある


サブカルチャーやストリートカルチャーが好きだけど
どっぷりカッコよく漬かれているわけではない

かといって普通は嫌。w

書いてて笑いながら泣きそうになるくらい
器用貧乏で中途半端な人間だなー。
面倒くさい人間だな〜と改めて思う。笑


お手本みたいな
クリエイターにもなりきれず
女性起業家にもなりきれず
すごく宙ぶらりん。


Facebookで上手に友達増やせないし
Instagramで上手な写真投稿できないし
Twitterでうまいこと言えないし
ブログ書くの下手だし

しかもひねくれてるw

人にアドバイスもらっても

「それはやりたくないな〜」
「それは自分より上手にできる人がいっぱいいるから」
「それはお金にならないから」
「それは面倒くさいから」
「それはダサいから」

って言い訳ばっかりしてた。


この時、何が一番問題だったかって、
ベクトルがすっっっっっごく自分を向いてたんですよね。

田舎を訪れた都会の人が
「いいところですね〜!」
ってせっかく言ってくれてるのに

「こんなところ何にもないしつまらないですよ!」
って言っちゃう感じ。


自分のことしか考えてないから
外から見たら宝物に見えるところも
素直に受け入れられない。

そんな素直じゃない人見たら「ださっ!」って思うのに、
自分がそうなってても全然気づかなかったw

これじゃまずいと思った時に気になったこと

そんな中、転機が訪れる。


このまましょうもないおっかさんデザイナーでいるのは流石にまずいと思って、
webマーケティングとか強化するか!と思い立つ。
(独立6年目にしてやっとw)


ネットで色々調べてて気になったワードが

「ブランディング」

ブランディングってなんか響きがかっこいいじゃないの!
おしゃれじゃないの!


それで出会ったのが
元サントリーのブランドマネージャー村本彩さん。

(彩さんに出会うまでにもいろんなストーリーがあるんだけどそれはまたどこかで書きます)

ブランディングってキャラ作りでしょ?

ブランディングって、
自分じゃない誰かになり切ってキャラクターを作ったり、
何かを演じてる、ちょっとイタイ感じのイメージがあったけど


教わったブランディングの本質は「盛る」より「削ぐ」。


田舎を訪れた都会の人が言う「この場所のここがいいですね〜」に
素直に耳を傾けていくと、自分では全然気づかなかった強みがぼんやり見えてくる。


いっぱいある自分の長所や短所、能力や魅力、理想の中で
相手が「お!」って思ってくれるところから自分らしさを見せていく。


すべらん話、鉄板ネタを一つ持って、分かりやすく看板にする。
入り口を作る。


そこをコアにブランディングしていったら、
だんだんいろんなことが少しずつ前に進み出した。

中途半端なデザイナーにもあった強み

お客さんがみんな世界最高品質を求めてるわけじゃない。
私が作り出せるものがぴったりくるって言ってくれる方がいる。

Webマーケティングをちょっとでも知ってるからこそ、
仕組みの中に必要なデザインを作ってお手伝いできる。

中途半端にいろんな世界に足を踏み入れてる私だからこそ、
別々の世界と世界をつなぐことができる。

意外に同じようなデザイナーさんがいなかったりする。


LPデザイナーって名乗ったのもこの辺りから。
そう名乗って、新しいお客さんたちと出会って、
私の世界や考え方はどんどん進化してきた。
(4歳息子が今更ながらシンカリオンにハマってます)

一気にレベルアップしたわけじゃなく、
「やっぱりwebデザイナーかなー」「女性起業家さん向けでいいのかなー」とかグルグル考えながら
試行錯誤してちょっとずつ上に登ってきてる感じ。


今だって自分のブランディングはまだまだ道半ば(むしろ完成はしない)。
でも、去年より楽しいよ。

ブランディングでベクトルの向きが変わったらいいことあった

LPデザイナーの顔が私の全てではないけど、
そこを入り口に出会いたい人たちと出会わせてもらってる。

安間さんにお願いしたい!って言ってくれる人ができた。

新しい目標や理念も見えてきた。

そして気づけばこの夏、村本彩さんの会社の2人目の社員になっていたw
フリーランスの肩書も持ったまま、彩さんの会社のアートディレクターに就任。


人生どうなるかわからないね。
運命の出会いは思わぬところにあるんだな〜。。。

人生もデザインですね。

器用貧乏デザイナーの今

今の私は、冒頭でも書いたように来年3月まで予約が埋まり、自分のコミュニティーを持ちながら大好きなクライアントさんたちのために忙しくしています。

女性起業家さんたちと関わらせてもらって本当にやりがいを感じているのは

みなさんが自分の商品やサービスの向こうにお客様のハッピーを祈っていること。

社会貢献と言ったら大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、自分の商品やサービスを通して新しい世界を提案している。


ブランディングだってそう。

収入を安定させるとかお客様に選ばれるようになるとかそれだけじゃない。

自分の中にる宝物を中から外から深掘りしまくって探すプロセスは人を成長させる。

自分に向いてしまうベクトルを外側に向ける習慣がつくようになる。

ブランディングを通してブランディング以上の価値を人に提供している。


そんなふうに新しい世界や価値観を信念を持って人に届けようとする女性起業家さんたちを私はとても愛おしく思う。

自分で届けよう!と決めて立ち上がった彼女たちを尊敬している。

だからひとりでも多くの人に彼女たちの想いが届くようにデザインしたりデザインの仕方を教える元気が湧いてくる。


想いはあっても伝える手段や方法がうまくデザインできなければどんなにいいものでも伝わらないし、見つけてもらえない。

だから彼女たちの想いが誰かの新しい世界の扉を開けることを想像しながら今日も私はデザインを考える。


リンク

●村本彩のブラディングが無料で学べるFacebookグループはこちら。
https://www.facebook.com/groups/1638228729673968/

●ちょうど明日(9/14)から「秋の4日間ブランディング集中講座」(無料!途中参加化!)が始まるよ。
https://note.com/ayamuramoto/n/n95cdf0b23b79

9/15には私もブランディングの中のデザイン戦略についてお話しさせてもらいます。

もし、自分の「入り口」を見つけられずにモヤモヤしてたらブランディングで解決してみるのもいいかもよ。
(あとwebデザイナーがブランディングとwebマーケティング知ってたら仕事がめっちゃできるようになる。)

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{「デザインして伝える」を味方につけよう}
●LPデザイナー安間祥子が運営する
「お手本はファッション誌!女性起業家さんのための自分でできるLPデザイン研究所」はこちらからどうぞ
https://www.facebook.com/groups/735992943828105/

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