随筆 画面酔いとの闘い

FPSというジャンルのゲームがある。
first person shooting、一人称視点射撃ゲームである。
近年では少人数でチームを組み対戦する物や大多数の人間たちの中で最後の一人になることを目指すサバイバルのようなものがある。
これらは私は基本的にやることがない。大前提として格闘ゲームなどの対人戦のゲームが苦手だ。
ここで私が言うFPSはホラーゲームやパズルゲームの類である。本来ならshootingではないので、FPH(first person horror)やFPP(first person puzzle)というべきなのだろうが不思議とそういう名称は使用されないようなのでFPSと呼称する。
私は一人称のゲームは基本的にすぐに画面酔いを起こす。一度友人に誘われ4人で「Left 4 Dead 2」という大多数の走るゾンビが襲ってくる中、安全な場所まで逃げるというゲームをやったことがあるのだが、30分もしないうちに頭痛に襲われ、断念した。同じように「payday 2」というゲームでもまた吐き気に襲われた。
不思議と「portal」というパズルゲームでやった時は全く酔いが起こらなかったため、激しい動きをするアクション要素のあるゲームだから酔ったのではないか? と友人たちと話したこともある。
だが同じく一人称視点の「Relicta」を遊んだ時には酔った。酔った上にパズルの開放が分からないのでいまだにクリアできていない。同じくクリアできていないゲームに「call of Cthulhu」という探索型ホラーアドベンチャーゲームがある。
これも暗く視認性の悪い施設の中、巡回する人間の目を掻い潜り施設を脱出するというシーンまで進んだところ、それまでなかった酔いが起こり始め中断してしまっている。
そして、先ほど「SCP:極秘ファイル」というDEMO版が出たばかりのゲームを遊んだのだが、これまたあっという間に酔ってしまった。
しかも段階は「主人公が目的の施設に入り、指示された7階へ上がるためのエレベーターを探す」という序盤処か物語が始まってすらいない状態である。
この画面酔いが克服できれば、友人たちとも多様な協力ゲームも行えるのだが、対策が頭を動かさない、中心視野で観る、短時間で慣らしていくなど、既に行っているものばかりで改善される気配がない。
睡眠不足など体調管理が重要とは言われるが、睡眠時間は十分取っているはずなのだが……。
せめて一人用ゲームをクリアできる程度には改善したいものである。

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