一本の映画から湧き出る枝先。

今日事務手続きをして、大学の授業後にそのまま教室を借りて「ベルリン・天使の詩」を見返した。
初めて見た時はピーター・フォークというか、刑事コロンボ自体を知らなかった。映画公開時期がそもそも俺が生まれてない、ギリギリ姉貴が生まれてるぐらいの時期ではあるんだけども。
WOWOWか何かで断片的に観た作品だった。その中でブルーノ・ガンツが天使像の横にいるパッケージの絵が強く印象に残っていたそれだけだったのだけども。
其処から中学・高校でショップに行くたびにDVDを探してて、どんなタイミングだったかコレクターズエディションのBlu-rayを買った。そこでまた見ているはずではあるんだけど、今回見返したら記憶にあった画がなかったのでちょっと困惑している。

ただ、モノクロの映像がカラーに、そしてカラーとモノクロが切り替わって描かれる表現は好き。
ただ、世界に色が付くという表現技法が好きなんじゃなくて、カラーを見た後にモノクロを見ると、カラーになってるように見えるこの脳に焼き付いた点滅するような色彩の錯覚が好き。
最近だとSCPがそういう色彩をネタにしたのが話題になってたけど、錯覚・幻覚を受けている瞬間の困惑と興奮は、多分薬物にハマる人たちが感じている物に近いのかもしれないなぁと思ったりもする。
覚せい剤を使った人が描いた絵とか、ゲームとかなんてのもネットでは話題に上がってたりするけど、いまいち信憑性が無くて疑問に思うけど、脳の誤作動を起こすという点ではそうなんだろうと感じる。

ベルリン・天使の詩のストーリー自体では、天使が人間に憧れ・愛情を抱いて人間になろうとするという話に堕天するまでを描いているという印象、実際姉妹作の方には堕天使も出るし。
そうなるとアザゼルやザフキエルが堕天した話が出てくるエノク書を読み込んだ方が考えに何か取っ掛かりが出来そうな気もする。

何故エルシャダイにクソハマっていた時にもっと関心を寄せていなかったのか。Wikipediaで止まりよって!
最近はスマホアプリやキリスト教関係サイトなんかで聖書も読めるからちまちま触れて行けばいい話だけど。
量が、多い……!
しかもエノク書は偽典だから正典との区別とかについても触れておかないといけない。なんでそんなめんどうなことを! 日本書紀と古事記もだぞ!!

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