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ラシュマナイで深呼吸(22)

ジェンダー平等(2022年3月)

p. #性と生殖めぐる自己決定権. 市民と欧州大使ら交流 (3月18日付け)
共産党田村副委員長出席:国際女性デー(3月8日)にちなみ、「ジェンダー平等と#セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツ(SRHR)」をテーマに、市民団体や欧州各国の駐日大使らが意見交換する催しが16日、国会内で開かれた。 主催は欧州連合駐日代表部と公益財団法人ジョイセフ。各党の国会議員も参加し、日本共産党から田村副委員長が出席した。 SRHR(性と生殖に関する健康と権利)は性のあり方と生殖に関するすべてのことを自分で決定できる権利で、市民団体からは日本の遅れを指摘する声が相次いだ。「緊急避妊薬を薬局でプロジェクト」の矢沢さんは「世界190カ国で処方箋なしに薬局で買える緊急避妊薬が、日本では実現の見通しが立っていない」と強調。「SOSHIREN 女(わたし)のからだから」の岩崎真美子さんは、 経口中絶薬の早期承認と適正な価格や処方方法の実現を訴えた。 パラグアイやフランスの大使は、公的機関や学校で緊急避妊薬を無料で配布していると発言。アイルランドの大使は「選挙で女性候補者の割合を設定したことで、女性議員が増えた」と述べ、目標値を明確に定めることの重要性を説いた。田村氏は、避妊や中絶の女性の権利として認められていないなど日本のSRHRの遅れを政府も政党も直視することも必要と指摘し、「包括的性教育等を共に学んでいきたい」と述べた。

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PS:この点については、私自身も知らないことが多い。緊急避妊薬を処方箋なしで購入できると言うことは大切だと思う。生み育てるのは女性が大部分を負担する。そこへの正当な援助なしに、平等は成り立たない。もし、子を産んだ女性は政府から生活費を保障されることが必要。

q. #出生前検査「差別につながる」:障害者団体「新方針」批判(3月18日付け) 
   妊婦の血液から胎児の染色体疾病を調べる「#新型出生前検査」について、すべての妊婦に情報提供すると言う国の新方針は「障害者への差別につながる」として、障害者団体が17日、参院議員会館で集会を開いた。 厚生労働省は新たな方針で、全妊婦に検査について情報提供し、希望すれば年齢にかかわらず受けることができるとした。主催の茨城県ダウン症協会有志から大谷さんが講演。障害を持つ命を国が軽んじ排除していると批判した。ダウン症の娘を持つ父であるまた百湊さん。方針を作りに当たって「淘汰される当事者であるダウン症の人々から話を聞くべきだ」と訴えた。

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JP:今までは親はこのように事前に病気を知ることはできなかった。今後情報を知った親が中絶することが一般化すれば、今のダウン症の子らはどう自分を見ることになるか。またさらに胎児の検査が進めば、他の疾病が予想される胎児が中絶される。さらにいわゆる頭の良い子、容姿の良い子だけ産む事になりうる。結論は出ない(私の中では)。

r. #中絶厳罰化法案取り下げ : 反対運動の高まり; グアテマラ(3月18日付け)
    中米グアテマラの国会は15日、人工妊娠中絶の厳罰化や性教育の禁止を定めた法案の取り下げを可決した。同法案は8日にいったん可決されたもの。女性団体やLG BT団体による反対運動の高まりを受け、政府・与党はフォウ案断念に追い込まれ た。 問題となったのは、極右政党が提出した「生命・家族養護法」案、報道によると、中絶した女性や医療関係者の刑罰は現行禁錮1~3年ですが、法案はこれを最低でも禁錮5年に引き上げる。様々な条件が重なった場合は禁錮50年もあり得るとされている。 また、「性の多様性」を含めた性教育や同性婚を禁止している。 首都グアテマラ市の国会周辺には、法案反対の市民数百人が集まり、取り下げ決定に歓声を上げた。LG BT団体「オトランス」はSNS上で、LG BTを敵視する法案の取り下げを歓迎する人々の動画を掲載し、「われわれは戦い続ける。望んでいるのは平等だ」と投稿した。

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JP. グアテマラでは、本当に切実な問題となっていることが感じられる。

s. #中高生「侵略止めよう」名古屋繁華街:200人パレード(3月19日付け)
   ロシアのウクライナ侵略を止めよう。あらゆる戦争・紛争に反対し、誰もが安心して生きることができる平和な未来を作ろう。18日、愛知県の中高生20〇人余が雨の中、名古屋市中区栄の繁華街をパレードし、「No War!」の声を響かせた。愛知県高校生フェスティバル実行委員会が「平和は願っているだけではかないません。だからこそ、私たち中高生が立ち上がって行動していきましょう」と呼びかけ、開催。 久屋大通公園・光の広場での緊急集会では、各校の取り組みが報告された。桜丘高校(豊橋)は、教育機関で唯一の「原爆の火」を灯す学校で、学校ホームページ上に「平和宣言文」を掲載。「同世代の若者が傷つけ合うとはもう見たくない。平和を願うムーブメント広げよう」と呼びかけた。 声明文を決議した安城学園高校(安城市)は震災と原発事故にあった福島にひまわりとともにたくさんの笑顔を増やそうと「福島ひまわり里親プロジェクト」に取り組んできたと紹介。「福島と同じように、ひまわりが一面に咲くウクライナで、たくさんの人々の笑顔が溢れるように」とひまわりを持って参加し。高校フェス実行委員会は、「私たちは過去の戦争を通して戦争は絶対にしてはならないことだと学んできた。この戦争を止め、今後再び起こさないために学び、考え、行動していこう。世界に向けて声をあげよう」とする高校生緊急アピールを発表した。 パレードでは、「NO WAR」と書かれた傘や大きな手作りの看板も目立ち、買い物客や通行人に注目された。

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JP:高校生がこのような行動をするのは、あまり聞いた事ことがない。名古屋などでは継続的に行われてきたのか?ウクライナ問題をきっかけにして、世界のことを学んでほしい。またこのよ言うな行動をする高校生がいることをマスメデイアでも取り上げてゆくべきだ。

t. #女性に政府門戸拡大 :トップ可:バチカン新憲法発表(3月21日付け)
   バチカン(ローマ教皇庁) は 19日、政府当局のトップに女性を登用することを正式に認める「新憲法」を発表した。メディアは男性聖職者が要職を占めてきたバチカンにとって「画期的な改革」「教皇が女性に扉を開いた」などと報じている。 この基本文章では全文で「教皇、司教、その他の聖職者が教会での唯一の伝道者ではない」として、聖職者ではない男女の信者バチカンの「政府の役割や責任を狙うべきである」と述べている。本文では、教皇が、資格があると判断し、指名すれば、「いかなる信者も政府部局を率いることができる」としている。ロイター通信によると、教皇は昨年、バチカンの管理部局のナンバー2のポストに女性を初めて起用。また、平和問題などを扱う政府部局の暫定部長のポストにも昨年から女性がついている。

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JP:バチカンを宗教界の一つと見ると、例えば、仏教界では女性が指導者になっているか、イスラム教ではどうかと考える。仏教・イスラムともに女性を要職につけたということは聞こえてこない。またユダヤ教、ロシア正教会なども。もっともキリスト教の各宗派では、どうなっているかは詳細は知らない。

u. 「憲法と民主主義を守る」:#黒人女性初の最高最判事へ:米上院で公聴会始まる (3月23日付け) 
 黒人女性初の米連邦最高裁判事に指名されたケタンジ・ジャクソン氏 (51) (連邦控訴裁判事)承認をめぐるジョイン司法院会の公聴会が21日発始まった。ジャクソン氏は、退任するフライヤー判事(リベラル派)の後任としてバイデン大統領が2月末に指名。黒人女性の最高裁判事への指名は、バイデン氏の大統領選の公約だった。承認されれば6人めの女性判事となり、黒人としては3人目。 ジャクソン氏は公聴会開催にあたる声明で、黒人と白人を合法的に分離した人種隔離政策が残るで南部で育った自身の両親に言及。「私の両親が育った時に直面した障害は、私の時では違ったものとなり、自分自身を信じて努力すれば、何でもできるし、何になりたいと言う希望は叶えられると教えられた」と語った。 司法判断においては「独立性についての責任と義務を受け止めている」と訴え、「憲法と246年にわたり耐え抜いた米国の民主主義の偉大な試みを守るために働く」と決意を語った。

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JP:大したものだ。これを可能にしたアメリカ社会における黒人の力がバイデン氏をしてこのことを実現させたのだと思う。一方で黒人差別という点では、まだまだ問題が残っていることも事実だ。

v. #18・19歳 AV出演被害なくせ:4月からの民法改定受け集会(3月24日付け)
  4月からの民法改定で成人年齢が引き下げられるの前に、アダルトビデオ業界や性産業等に関わったことで困難を抱えた人を支援する団体「パップス」と「ヒューマンライツナウ(HRN)」は23日、18、19歳のAV出演取消権の維持存続と有効な被害者救済制度の立法化を求める集会を国会内で行った。 AV出演被害を受けた、くるみんアロマさんは「一生消えない傷になっている」と大学4年のときの被害体験を話した。当時、音楽の仕事を希望していた、くるみんさんは街でスカウトされ、断れない状況でAVに出演。「夢が実現するかもしれないと思い冷静な判断ができず断れなかった」と振り返る。 くみさんはAV出演被害にあったことで自殺した女性もいると聞き、「ほんとに許せないと思った。成人年齢を引き下げる前に対策ができているのか考えてほしい」と訴えた。 HRNの伊藤和子弁護士は「(民法改訂後も)現行法通り、せめて18、19歳の取消権を存続してほしい」と強調した。「AV制作会社は山のようにある。業界に任せていては解決できない」と指摘。包括的法律を作って欲しい」と述べた。

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JP:全く、この業界に甘い国会だ。法制定時に当然この種の問題が起こりうることを警察などでは、気がついていたはずだ。こう見てくると、この業界から警察・取締当局側にカネが流れているのでは、と考えてしまう。

w.# 男尊女卑・風習・政治の制約・・・中国女性の権利向上へ:それぞれの方法で声を上げる(3月24日付け)  
  中国では近年、女性が置かれている困難な状況が問題になり、女性の権利向上に関する議論や運動が盛り上がりつつある。DVやセクハラ被害にあった女性らを支援している「為平婦女支持ホットライン」代表のフーエンさんに、中国の女性運動の現状等について聞いた。・・・・・中国で1月に農村で首に鎖をつなげた状態で閉じ込められている女性の動画が出回った。これは女性の人身売買、家庭での女性の暴力と言う問題である。このような事件を防ぐためには、男女平等を促進し、女性にとって安全で生きていきやすい社会環境を作る必要があります。幼稚園から大学まで男女平等に関する教育を強め、特に男性には、どのような行為が女性の権利侵害に当たるかをしっかり教える必要がある。 法の実行が重要: 中国にも世界の国々と同様、女性の暴力・セクハラなどの問題がある。男尊女卑の観念が残り、婚礼のときには女性の家庭に高額なお金を払う不思議など中国独特の問題もある。困難な状況の女性を支援し、女性への暴力をなくしていく必要がある。 中国には女性の権利を保障する法律はありますが、その執行状況が追いついていない。現在婦女権益保障法改正案が議論されている。法案は多くの点で改善が見られる。しかし重要なのは法律が実行されるかどうか である。中国の女性運動では1995年に北京で世界女性会議が開かれるに合わせて、中国政府は女性らによるNGOを設立を受け入れたことで大きく発展した。若い女性たちも運動に加わり、街頭などでDVに反対する行動を行ったり、 女性トイレを増やすため男性トイレを占拠する運動を行ったりした。様々な方法で女性たちが権利を主張するようになった。安定維持理由に:中国政府はそうした運動の拡大が社会の安定維持に影響与えると感じた。2015年3月 セクハラ反対行動をしようとしていた女性5人が刑事拘束される事件が起きた。事件後、民間の女性運動は大きな制約を受けることとなった。それでも、今年の3月8日の国際女性デーも、中国のインターネット上で多くの女性が権利を主張するなど、女性の権利向上を求める運動は引き続き発展している。今後も民間の運動は制約を受けるでしょうが、 女性たちはそれぞれの方法で自らの声を発信してると思います。

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JP:中国の女性の動きは、政府の目立つ動きにかき消されるように、我々の目に届いてこないが、法律上では男女同権を認める程度のことまでは前進していたように思っていたのだが。経済の成長最優先のためか、人権についての前進は、聞いた覚えがない。

x.# 英国皇子に謝罪要求 ジャマイカ 奴隷貿易に住民抗議 (3月24日付け)
 カリブ海の島国ジャマイカで22日、ウィリアム王子とキャサリン妃の訪問に合わせ、過去の奴隷貿易への謝罪を求める住民のデモが行われた。到着直前のイギリス大使館前にデモ隊が集結。奴隷貿易の賠償金支払いを要求した。参加者の男性は「何の関心もなくただ、心に後悔のに念もないまま、ここに来る王族」について祖先の顔に平手打ちをするようなものだと非難した。「我々の祖先を始め、白人の抑圧で、奴隷のまま殺害された全員を代表して私がここにいる」と強調した。

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JP:過去の奴隷貿易についてとあるが、400年前ということ。祖先の顔に平手打ちをするようなもの、との指摘はすごい。これに比して、日本の韓国・朝鮮・東アジア諸国への”謝罪”は、不明確で、誠意を感じさせない。いつまでこれをひきづるつもりなのか。もし、アメリカなどが企てている中国やソ連との戦争に巻き込まれたら、難民となった日本人が避難する国としてASEAN諸国が近い。その時に、誠実に謝罪をすませていないと、難民として扱ってくれないことも起こりうる。

y. #治安部隊が性暴力でデモ鎮圧 :スーダン怒り広がる: “女性たちを打ち砕くことはできない“(3月25日付け)
 軍のクーデターへの抗議デモが続いているスーダンで、治安部隊による女性の集団レイプ事件が起き、抗議が広がっている。「軍は女性の意思と体を蹂躙して、デモに加わるなと脅す武器として性暴力を利用している。恥ずべきことだ」ナイル川を挟んだ首都ハルツームの対岸都市オムドゥルマン在住で、ジェンダーに起因する暴力防止の専門家の イスハクさん(46)は本誌の取材に応じ、昨年10月にクーデターで実権を掌握した軍を批判した。現地からの報道によれば今月14日、10代後半の女性が治安部隊隊員2人にレイプされ、他の隊員からも暴行受けた。隊員らはデモ参加者を探すため、女性が乗っていたバスを止め、催涙ガスを使って乗客降ろした後で暴力を振った。被害者の女性はデモ参加者ではなかった。 15日にハルツームで起きたデモには治安部隊のレイプに抗議する女性たちが多く参加した。 この間、ハルツームでデモもに参加してきたアブドさん (25)=学生= は「軍はレイプで女性を打ちのめそう考えている。性暴力は女性の魂を破壊し、命を脅かす。それでも民主主義を求める女性たちを打ち砕くことができない」と語った。 スライマさんは「女性たちはデモの最前線にいる。軍は人々を結集して社会変化をもたらす女性の力を恐れているのだ。私たちは文民統治を求めて立ち向かう」と語った。

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JP:スーダンの軍は全くひどい。まさに女性を政治から引き離そうとする暴力。それでも女性は民主主義を求める。すごいことだ。

Z. タリバン 女子高閉鎖を延長 下校命令に生徒ら抗議デモ(3月25付け)
 アフガニスタンのイスラム組織タリバンは23日、女子向けの高校再開の決定を撤回し、イスラム法に沿った学校再開計画が立案されるまで閉鎖を延長すると発表した。カブール周辺の女子校3校では同日朝、教師や生徒が喜びに溢れて登校しましたが、帰宅を命じられた。多くの生徒が泣きながら下校したと言う。ある生徒は「校長先生が(閉鎖延長を)を告げたとき、私たちは皆絶望した。先生も泣いていた」と語った。地元メディアは、生徒たちがカブールで抗議デモを行った映像を報じた。ドーハ駐在のタリバン高官は、女子校の再会問題は技術的問題が原因であり教育省が全国の高校の標準服の制定を検討していると述べた。国連総長が批判:
国連のグテレス事務局長は23日、アフガニスタンで政権で政権を掌握したタリバンが、女子の中等教育学校を突如閉鎖してことについて「アフガニスタンに甚大な打撃を与える」と批判する声明を発表した。全ての生徒のために速やかに学校を再開するよう求めた。「教育の否定は女性や少女が平等に受ける権利を踏み躙るだけでなく、彼女らによる巨大な貢献を考えてもアフガンの未来を台無しにするものだ」と非難。

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  JP:女子高を認めないタリバンは、困ったもの。アフガニスタンが科学面で
     遅れることは明らかです。日本の女子高(女子後期中等高等教育)の戦前の様子と現状の問題点を別紙ファイルで示します。

戦前の女子後期中等教育

aa. #高校生の請願採択(京都・宇治)、夫婦別姓”家族壊れない” :選択的別姓4割(18〜49歳) 内閣府調査(3月26日付け)
 選択的夫婦別姓制度の導入を国に求めてほしいと、立命館宇治高校2年生の4人が京都府宇治市議会に提出していた請願が25日の同市議会本会議で採択され、議員提案の意見書案賛成多数で可決されました。宇治市議会では高校生の請願を初めてと注目を集めた。 請願は、生徒が各会派と懇談を重ねた上で2月中旬に提出されたもの。「自分たちが成人する頃には自由に選択できるようになってほしい」「悩む人を助けたい」との思いを趣旨に記している。 自民党は 継続審議を求める動議を提出したが、共産党をはじめ諸会派から「同姓制度はジェンダー平等、世界の流れに逆行している」「未来を担う世界の行動評価すべきだ」との声が上がった。請願提出者の向川さん(17)は「自民党市議の「家族の一体感が薄れる」との意見に「私たち四人の中に の親子で姓が違う子がいますが、特に違和感も問題もありません。姓が違っても、家族の関係は壊れません」と。議會での採択を喜び、「これから何十年も生きていく社会を住みやすい場所にしていきたい」と話している。 内閣府調査:選択的夫婦別姓制度についての世論調査の結果を、内閣府政府広報室が25日公表した。「選択的夫婦別姓制度を導入した方が良い」と答えた人が28.9% (18から49歳では39から40%)で「夫婦同姓制度維持した方が良い」と27.0% (同13から17%「)を上回っている。最も多かったのは「夫婦同性制度を維持した上で旧姓の通称使用についての法制度を設けた方が良い」で42.2%です。 内閣府は今回は前回と調査方法を変更した。前回までは、選択肢の順番を①夫婦同姓制度を維持②選択的夫婦別姓の導入③旧姓使用の法制度としていたが、今回は②と③を入れ替え「旧姓使用の法制度」を選びやすくしている。また「旧姓使用の法制度について」について前回は旧姓を「どこでも使える」としていたが、今回は「幅広く使えると変更している。 

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JP:宇治の高校生は立派だ。自分達の未来を見据えて、市議会に働きかける。我々の時代には見られないことだ。高校の原水爆禁止運動というものはあったが、どちらかといえば、周囲の方が運動が盛んであった影響が大きいかったように思う。
 それにしても内閣府の調査方法の改定は政治権力の顔色を窺いながら、無駄なことをやっている。世論を知るのは、勝手に方法を変えたら、意味がなくなる。

bb. なぜ昔話の主人公は男の子ばかりなの?”女の子が主役”世界各地から集めて再話(#女の子の昔話絵本)中脇初枝さん(3月27日付け)
 作家の中脇初枝さんが「女の子の昔話えほん」を刊行した。いずれも女性が主人公です。企画が生まれた背景、昔話の魅力とはーー。 画一的な人物像:絵本にしたのは日本と、フランス、ハイチの昔話です。「お馴染みの昔話ではなく、あまり知られていない、とっておきのものばかりを選びました。男の子にもぜひ読んでほしい」「小さい頃から昔話が好きでした。でも、なぜ男の子やおじいさんが主人公の話ばかりなのか、不思議だったんです。女の子が出てきても、ひどい目にあって耐えているところに王子様が登場して幸せにしてもらうと言うように、受け身なんです。まだおばあさんが出てくると 『舌切り雀』のすずめの舌を切るおばあさんのように悪役になりがち。後に民族学を学び、昔話をたくさん読み聞かせてもらう中で各地に女性が主人公の話が伝えられていると知りました。良いおばあさんが主人公の『舌切り雀』だって伝えられていたんです。昔話がすごく豊かだった。男性が主人公のものや女性が画一的に語られているものばかりが広まっているのは 偏っていると思い、昔話の豊かさが伝えられるものと考えました」結婚してからも: 『力持ちのおかね』は、高知県に伝わる昔話の再話です。主人公の「おかね」は3歳で相撲取りを追い払うほどの怪力。成長して漁師となってからも化け物退治して…。「おかねは子供から娘となり、妻となり母となっても活躍します。よく知られた昔話に出てくる女性のように、若さや美しさだけで勝負する存在ではありません。ヨーロッパに多い、女の子の結婚で終わる話でもありません。」「日本の昔話では登場する女性は人間ですらない場合が多い。女性の昔話と言ってぱっと思い浮かぶのは『かぐや姫』や「雪女』でしょう。かぐや姫は月から来て月に帰るので、人間とは言い難い天女のような存在ですし、雪女は雪の化身です。 人間の女性が自分らしく、へこたれずに幸せをつかむ話が、日本では極端に少ない。でもそれは、出版され、よく知られているものが少ないだけで、実際にはあるんです。 性別は関係ない: 『私がテピンギー』は中米ハイチの昔話です。召使いにされそうになった女の子の機転と、友人たちの協力で難を逃れる話です。「『白雪姫』や『シンデレラ』では女性が女性をいじめたり足を引っ張ったりします。“女の敵は女”と言う言葉がありますが、女の子たちが助け合う話だって、ちゃんと伝えられていたんです。 日本の昔話である『おだんごころころ』や『マーヤのさるたいじ』には、昔話の性差について考えさせる面がある」といいます。「『おだんごころころ』は『おむすびころころ』の女の子版で『マーヤのさるたいじ』は女の子主人公とした、『桃太郎』や『さるかに合戦』を1つにしたような話です。こうした話は主人公が男か女かが重要ではなかったと気づかせてくれます。昔話は性別を超えて、広く人間そのもの相手にし、多様な幸せになり方を肯定しているんだと思います」「昔話では、小さかったり、わかったりする主人公が、その能力や努力と言うよりは、巡りあった人たちの助けによってうまくいく。声高に語られる自己責任とは正反対です。コロナ禍もあって、今はつらく不安な思いをしているかもしれない子供たちに、この世界はそんなに悪いものではないよ、安心して生きてごらんと励ましてくれます。 昔話は、先人たちが愛を込めて、次の世代に語り伝えてくれた贈り物です」

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JP:女の子が主人公のお話が少ない。ということは、気がつかなかった。私が男だから気がつかなかったのか?確かに女の子は大人になって”綺麗”で”やさしい”というものがほとんどであった。こんな雰囲気の中でよく女性は生き続けてきたものだと思う。目立ったことをやれば、男まさりなどと批判的に思われて・・・。

cc. #選択的夫婦別姓 壁は鮮明、小池氏「反対派上回る世論を」市民団体がオンライン集会(3月27日付け)  選択的夫婦別姓の早期実現を目指し、導入を求める市民やジャーナリストと各党の国会議員が意見を交わす集会が26日夜、オンラインで開かれた。主催は「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」。日本共産党の小池書記局長が出席した。 議論では自民党と日本維新の会の一部議員の反対が強く、国会での議論が進まない状況が鮮明になった。この集会で、自民、公明両党含む各党が軒並み、選択的夫婦別姓推進を明確にしたことに触れ「これだけ方向性が一致していることが、なぜ国会で一言できないのか」と投げかけた。 ジャーナリストの浜田敬子次は自民・片山さつき参院議員と討論した際、通称使用のトラブル・困難事例を挙げても「”通称使用拡大で良い””世界に誇る戸籍制度を守りたい”の一辺倒で、噛み合わなかった」と指摘。 自民・井出衆院議員は「1番のネックは自民党だ」と認めた。 小池氏は、「選択的夫婦別姓はジェンダー平等の基本中の基本で、人権の問題だ。自民党内の『日本会議』など強固な反対派の圧力を上回るような運動・世論を作ろう」と提起。 京都府宇治市で高校生の働きかけにより実現を求める請願が採択されるなど若い世代が動き、全国300超の自治体が意見書を上げ、財界からも声が上がるなど、前回、法改正が具体化しかけた2001年より社会は前進しているとして「 超党派でで動きを作り、世論を盛り上げ、ともに頑張ろう」と訴えた。

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 JP:片山議員の”世界に誇れる戸籍制度”という理由は、結局国民を家制度の下で 家族の自由を束縛することを目的にしているとしか思えない。国民一人一人に認められている基本的人権の上に家を置くもの。もともと家族とは絶対に必要な制度なのかも検討もしないで、そのような結論だけを他人、国民一般に押し付けているとしか思えない。あくまでも国民一人一人が基本で、その個人が合意で形成されるものが家族である。もちろん、私の生育歴を見ても家族を抜きに考えられないことは確かだが、それが絶対である根拠があるとは思えない。

dd. #想像力あればわかり合える:男性を責めている? (暮らしの中のジェンダー45) (3月28日付け)作家アルティシアさん 私はジェンダーやにフェミニズムについて発信する作家だ。「ジェンダーやフェミニズムの本を読むのは女性ばかり」が定説だったが、最近は男性の読者も増えてきている。とは言え、日常の中で性差別や性暴力の話になると「責められているようで辛い」「男がみんな悪いわけじゃない」と返す男性は未だに多い。・・・ 「耳に痛い話でも、まずはこちらの話を聞いてくれよ」と思うだろう。居心地が悪いからって、こちらの口を塞ごうとするなよと。・・・ 「意識過剰」「気にしすぎ」と責めないでほしい。それでいざ被害にあうと「なぜ自衛しなかった」と責めないでほしい。「アジア人が夜道を歩くから」「派手な格好してるから」と被害者のせいにしないでほしい。 人種差別の話になったときに「俺は差別なんかしない」と返すんじゃなく、白人に向かって「差別をするのをやめろ」と言って欲しい。その声はマイノリティーの自分が言うよりも届くから。… .#「男性特権」と聞くと「自分はこんなに苦労してきた、だから特権なんてない」と返す男性もいるが、特権を持っている=人生バラ色でイージーモードと言う意味ではない。その人の努力や苦労を否定するものではない。”その属性”を理由に差別される機会が少ないことが特権なのだ。「ジェンダーって難しそう」と感じる人にもジェンダーをわかりやすく伝えていきたい。

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 JP:先の韓国大統領選挙で「男性が女性より差別されている」、という声を背景に支持票を集め当選した候補がいた。女性達はそのやり方を批判した。この作家のいうことを読んで、女性達の反論の趣旨が理解できた。男たちはほんの一部の差別を持って女性と比べているのだろう。今後は、この作家の説明を多くの男性にも広めていくことが重要だと思う。私自身も「差別していない」と返答する可能性がある。また自分も差別されているとも。しかし、質量ともに圧倒的に女性が差別されているのが現実でとても数え上げることもできないのであろう。結局それによって社会全体にとってマイナスになっていることが気づかない男性が多いのであろう。

ee. アフガンの女子教育禁止 マララさん「長くは続かず」(3月28日付)
 ノーベル平和賞受賞者でパキスタン出身の女性人権活動家マララ・ユスフザイさんは26日、アフガニスタンのイスラム組織タリバンが女子中等教育を再び禁止したことについて「長くは続かないだろう」と指摘した。タリバンが1990年代にアフガンを支配していた時期より女性の権利意識が向上したことを理由に挙げた。

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JP:マララさんは強い。銃撃を受けなどしたら、私はとても立ち上がれない。ミャンマーのスーチーさんと並んで、本当に強い。何か主教的な信念がバックにあるのではないかと思うが。マララさんで言えばイスラム教でしかないが。イスラムの信仰でアスラムのタリバンに立ち向かっているということなのか。または西欧的な自由主義思想がバックにあるのか?

ff. #高校生反戦の声広がる行動(若者ボックスワイド) ・・ (3月28日付け)
 「ロシアは軍事侵略をやめろ」「核兵器使うな」「戦争反対」。多くの高校生たちが、ロシアによるウクライナ侵略に心を痛めその思いを日本や世界に広げようと声を上げ、全国各地で抗議・行動を続けている。 平和な未来私たちの手で:
愛知県高校生フェスティバル(高フェス)実行委員会は18日に、ロシア軍によるウクライナ侵略を止めよう、世界で起きるゆる戦争・紛争に反対しようと「戦争反対!高校生緊急平和行動」を行った。土砂降りの雨の中、呼びかけに応えて200人を超える中高生が、名古屋市中区栄の繁華街をパレードした。 同実行委員長の越元さん(17)=「毎日ロシア軍がウクライナの街を攻撃して誰かが傷つく様子をニュースで見て、心が痛くなります。誰も傷つけないために、センスのない社会にしたいと行動を押したと話ます。

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JP:高校生が反戦の声を上げるということは、私の経験では、一つは私が高校生であった時、都立西高生徒会が原高連(多分”原水爆禁止高校生連絡会”と思われる)に加入するか、どうかで生徒総会が行われたことがあった。東京杉並区と言えば当時は同区の主婦たちが原水爆反対運動をスタートさせたことで有名であり、その流れの影響が高校生にも伝わってのことだと思われる。結果としては加入したかどうか、記憶は定かではない。その後校内でその種の動きがあった記憶はない。多分二級上の姉たちはその運動に関わりがあったのであろう。その頃私も家庭内で姉が持ち込んできた青年歌集などの歌を覚え、労働歌と共に反戦歌も覚えていた。しかし私はそれを広める側にはならなかった。また、文化祭では「しあわせのうた」や「草原情歌」「雪山讃歌」などを生徒全員で練習し当日もファイヤーストームを囲んで歌った。もう一例は反戦(多分ベトナム戦争への)運動が若者の間に広がり、潮陵生の間でも反戦の動きは目立ってきた。ただし、目立ったのは反共産党的な傾向を持ったグループで、彼らの動きが制服制帽廃止運動でも表面に立っていたが。
今の時代は特に今回のパンデミック以後、国民全体にも若者にも世界の動きが”見やすい”といえると思う。パンデミックは世界中の人々に平等に襲いかかってきて
それへの各国の、各個人の対応が見え易い。さらに気候危機も同様に多少の現象の違いがあるが、各国の対応も見易い。さらにジェンダー平等も見え易い。さらにオリンピックなどスポーツの分野でも、おかしなことはわかりやすい。さらにスマホの世界的普及も後押しして。
このような中で反戦(ロシアの侵攻反対)も映像が手に入れ易く、わかり易い。
(報道機関によっては多少のバイアスがあるとは思うが)。
このような環境の中で、学校教育も基本をしっかり確認した上で、教えることがもとめられると思う。

gg. ベネッセ「スピーキングテスト」都立高入試導入中止を: 考える会会見(3月31日付け)
   入試改革を考える会は30日、東京都の文部科学省で記者会見し、 教育産業大手のベネッセが 実施する英語スピーキングテストを、都立高校入試に導入することを中止するよう求めた。 同会代表の大内さんは受験生には総合得点のみ通知され、受験生による結果の開示請求には応じないなどの問題点を列挙。「公平・公正さを求められる入試制度としての必要条件を書いている」と強調して中止・延期を一刻も早く決めるよう求めた 。 コミュニケーションの専門家である立教大名誉教授の鳥飼さんが同席。昨年の同テストを受けた中学生に対して、ベネッセは「途切れずに1分間英語で話す」練習をアドバイスしていた。鳥飼さんは、「途切れずに1分間英語で話す」ことは大学受験生や大人でも難しいと述べ、「 『話す力』の測定は難しく入試に使うことが妥当ではないと話した。

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JP:私も都立高校の出身者だが我々の高校受験には、スピーキングは無かった。高校入試でこれが必要だとどのような根拠から考えたのか。日常会話程度ならば、社会人になってからでも習得可能であろう。これは学問ではない。また哲学や高等数学の会話が必要になる人は極めて稀である。文章読解であれば、辞書を引けば良いこと。ましてや、スマホのような機器で日常会話の助けができる時代である。と言っても私は大学まで英語を習ったが、突然会話をせよと言われても出来ないのだが。しかし、一方で数十年生きてきて困ったことはないことも事実。果たして、世界各国でこの種のスピーキングテストを実施しているのか?さらに公平・公正さの保証が極めてあやしい。断固中止すべきだと思う。

hh. 反リンチ法が成立:米黒人100年以上高い(3月31日付け)
  バイデン米大統領は29日、人種差別に基づくリンチ(私刑殺害)をヘイトクライム(憎悪犯罪)として罰する法案に署名し同法は成立した。バイデン氏は署名後の演説で、黒人市民が投票、通学、商売をしようとしただけで、白人からリンチを受けて、遺体が木につり下げられてきたと、苦難の歴史を回顧。 「黒人が勝ち取った市民権を組織的に壊すテロだった」と批判した。現在も続く憎悪犯罪を「全員で止めなければならない」と訴えた。南部アラバマ州のNGO「公正な裁きのイニシアティブ」のスティーブンスン局長は29日、「米国が偏見に基づく憎悪や暴力を決して許さないと言う約束だ」と歓迎。本来は1世紀前に成立しているべき法律だが、「すべての国民の生命を守り、暴徒の暴力を二度と許さない新たな時代へ進む上で遅すぎる事は無い」と指摘した。解説:正義への新しい時代画す

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JP: 民主主義のアメリカで、今頃になってこんな法律が成立するとは、と驚く。しかし最近の黒人への警察権力による殺害事件を見ると、そうだったのかと驚く。100年もたたかい続けてきたということに、また驚く。人権、民主主義とかを残念ながら我々は西欧からのものとして捉え、それに追いつくことで実現してきた感が強い。江戸時代以前も含めて民主主義、人権がどう確立してきたか、見直すことが大事なのであろう。また少しテーマがずれるが、現在の経済力(時として世界のにベストテンに入ったりするが)その富の蓄積は日本だけの努力の結果であったのか、それとも明治以来の韓国・中国・東南アジア諸国での「経済外的不当利潤」によるものなのか、を科学的に認識することが大事ではないかと思う。それは、戦争に対する考え方、特に戦争で勝って多くの利益を得た。一方で太平洋戦争で負けたのにその後で経済大国になった。この現象だけみれば、戦争で勝てば儲かる、負けても大したマイナスにはならない。だから経済だけみれば、戦争はやっても何とかなる。賭けてみる価値はある。という発想になる権力者が生まれる可能性がある。
以上で2022年3月『ジェンダー平等』は終了

❖北後志の今

 北後志の中心都市小樽の他に見られない急激な人口減をどうする?小樽市長選挙

 7月30日告示で小樽市長選挙が行なわれました。争点のひとつは大型開発中心の現市長を含む長年の5者相乗り政治で、市の貯金52億円を貯金を使い果たしたこと(市の人口22万人と見立て、広大な朝里ダムを建設、札幌・本州などからの観光客を見込んだ商業施設マイカルへの投資、小樽港への貨物船を見込んだ石狩新港開発へ今も続く毎年12億5千万円の投資、新幹線札幌延伸への負担金など・・・など)。結局は自民・公明などの押し進める巨大開発に従うだけだった。こうして住民の声を軽視した結果、この50年ほどで市の人口が20万人から11万人に減少している。道内の他の中規模都市の減少よりはるかに高い減少率。

 これに対し共産党から出馬した野呂田氏は「(上記の)5者相乗り市政をストップし」「ゼロ歳児から2歳児までの保育料引き下げ、子供の医療費を中学まで無料にし、学校給食を無償にすること、さらに市内に3つしかない児童館を増やし、児童公園も増やして子育て世代へ手厚い支援を約束」などで人口減少にストップをかける」などの対策を進めると対案を訴えた。

7日投票され結果は現市長が2万5千余票、5者相乗りを批判した共産党候補は5千票(投票率は4年前に比し15%ほど下がり39・9%)参院選が終った(7月10日)直後の告示であったこともあり、投票率が下がったとも。

KIMG0410.(オニユリ)のコピー

       オニユリ(22年7月蘭島)

リンドウザキカンパニュラ

       リンドウザキカンパニュラ(22年7月蘭島)

  以上

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