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読まないもの。

はじめまして。あっち です。
自分のもやもやしたことなどを書こうと思っています。超不定期ですが、よろしくお願い致します。


読まないもの。

つい最近友人に、
「あんたは少年マンガや推理小説ばっか読むから人の心を理解出来ていないんだ。少女マンガを読め。」

「そんな本ばっか読んで、少女マンガを読まないから、あんたはそんなに冷淡なんだ」

「少女マンガに興味が無いなんて嘘だ」

と言われた。
言われた時は、「そうかな〜」と言った。
私は「冷たい」し「冷めている」といわれるタイプの人間で、これらの言葉は言われ慣れている。

しかし、今回は深く考えてしまった。

私は少女マンガをほとんど読んだことはない。
興味は小さい頃にあったが、元々両親が「マンガより小説(物語)を読みなさい」という人であったこと、2歳上の姉が少年マンガと推理小説にハマったこと、何より自分自身がマンガより小説の方が好きであったので、私も少しづつ少年マンガ、推理小説にハマっていった。

少年マンガは「NARUTO」、「BLEACH」、「名探偵コナン」、「鋼の錬金術師」などが特に大好きである。
小説は、恋愛小説以外は全て読む。
「シャーロック・ホームズ」、「オリエント急行」、「そして誰もいなくなった」、「月長石」、「ツナグ」、「西の魔女が死んだ」、「レベル7」、「夢十夜」など、多岐にわたって読む。

これらの本のおかげで私ができたと言っても過言では無いのだ。
特にシャーロック・ホームズシリーズは大好きである。

頭脳明晰、常に冷静沈着なシャーロック・ホームズと、友人思いの相棒のワトソン博士、作者のアーサー・コナン・ドイル、ホームズのイメージとなったベル博士らは今でも私の憧れの人物だ。

「シャーロック・ホームズの思考術」という本を父からの勧めで読み、「私もシャーロック・ホームズの様に考えて行動したい」と思い、常に冷静沈着であること、客観的に物事を見ること、1つの事について沢山の可能性を考えることを目標にしてきた。

だが、友人からの一言は何故か、今まで読んできたものを否定されている様な気がしてならなかった。

大袈裟だと捉える方もいるだろうし、私も大袈裟に捉えているように自分でも思う。
だが、私は私の好きなものまで否定されたような気がした。

私は少女マンガのドキドキ感や、キュンキュンという感覚がとても苦手なので、今まで読んでこなかった。
それらの感覚より、私はシャーロック・ホームズシリーズのトリックを解くワクワク感や、少年マンガの闘うシーンでのドキドキ感の方が大好きなだけなのだ。

読まないものを無理矢理押し付けられ、個々の考えにどこか1つでも違ったら、
「人の心を理解していない」
「あいつは冷淡だ」

と言い、果てには自身の考えを押し付け、自分が大好きなものを押し付けようとする。

私のなかで、「読まないもの」なのにだ。
自分の好きなものを「そんな本」と言わないで欲しい。


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