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ボツにした話 ①

最近、Noteに農業を始めた頃に静岡新聞の農業欄「こだま」に書いた記事を載せています。
懐かしく思う内容もありますが、悩んでいたことは10年たったのに全く変わらす、10年前の自分に励まされているような感じで読み直しています。
農業欄「こだま」は静岡県内の農業者が1年単位で交代で書きます。どんな人が読んでくれるのかなぁと楽しみと不安の中で書きましたが、改めて読み直すと今の自分を励ますために書いていたんだなぁと思ったりしています。
何を書こうかなぁと考えながら書いていたので、ボツにした原稿がいくつか出てきました。
投稿しなくてよかったなぁと思える記事ばかりですが、始めたころの想いとして書き留めることにしました。(2024年)


2014年に ボツにした話 ①

  前の仕事で思い通りにいかなくて少し悩んだ時に「私のストレス解消法」という本を読みました。 
 経営者の方々が苦しかった時にどう乗り越えたかという手記が書かれている本です。その中に、「悩みすぎてもいいことはない。仕事のストレスで胃を悪くしたら本望だ、くらいに開き直っている。」という言葉があり、「すごいなぁ」と感心したことがあります。

 少し話は変わりますが、先日、あまりに歯が痛くて歯医者に行ったら歯が縦に二つに割れていているとのことで抜かれてしまいました。歯医者さんが言うには「原因は加齢で歯がもろくなっていて、固いものを噛んで割れた」とのことですが、加齢というのが格好悪く思い、「悩みすぎてもいいことはない。歯を食いしばって生きていて、歯が二つに割れたら本望だ。」と思うことにしました。・・・・・


 このような話を農業欄「こだま」に書こうとしたら、妻が「昭和の人間は苦労するのが美徳だと思っているけれど、話が痛々しすぎる。」と言われて書くのをやめました。
 自分としては「面白い話」を書いたつもりだったのですが、書かなくて(投稿しなくて)よかったなあと改めて思いました。
(2024年に記す)


【記事の出典元について】

しあわせ野菜畑の代表の大角は、静岡県高等学校の農業教員でしたが、47歳の時に退職し2008年に農業を始めました。 教員生活は大変楽しく充実していましたが、農業経営者として自分自身が農業の可能性に賭けてみようと考えました。
起業して7年目の2014年4月から1年間、地元の静岡新聞に農業経営者の声「こだま」を毎月2回書かせていただく機会がありました。
「こだま」は農業者が交代で書くことになっており2015年3月で終了しましたが、その後、毎月1回農業欄のコラムとして「野菜が好きになる話」を書かせていただくこととなり、現在も続いています。
野菜宅配セットをお送りしているお客様にお届けしているニュースレター「しあわせ野菜新聞」、それからNoteの文章は、静岡新聞の農業欄「野菜が好きになる話」が元原稿になっています。

今回の記事は2014年に書いた「こだま」の原稿です。
当時とは、現状が変わっている部分も多いのですが、自分自身の原点としてそのまま記載しました。

今後、第2版として、「その後」の文章や写真を加えたりしたいと思いますが、まずは「農業で起業したころの想い」としてお読みください。

「ボツにした話 ①」
第1版 2024年8月29日発信
 
(出典元)静岡新聞 農業欄「こだま」に投稿しようとしてボツになったもの (PCフォルダ内に残っていたもの)

#しあわせ野菜畑
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