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品種の話

 大根には青首大根、白首大根、桜島大根、聖護院大根、守口大根などの種類があります。
 一般的に知られているのはそこまでですが、実はその中にもたくさんの「品種」というものがあります。
 例えば、今年は青首大根を育てますが、今日、品種だけでも、総太り、おしん、お春、天宝という4品種をまきました。
 ニンジンは、ちはまとベターリッチの2種類です。


大根は寒さにあたった後に暖かくなると花が咲いてしまうという性質があります。これを「バーナリゼーションを引き起こす低温感応性」というのですが、この時期にまく大根は低温感応性が弱い品種でなくてはいけません。
そして、この低温感応性が違う品種を組み合わせることで、同じ時期にまいても、12月に収穫できるもの、1月に収穫できるもの、2月に収穫できるもの、3月に、4月に・・・ということで収穫時期を変えていきます

 

野菜の表示方法に思うこと

スーパーの野菜売り場で不思議なのは、トマト、ナス、大根、ニンジンという単位での表示が圧倒的なことです。
同じ野菜でもいろいろな種類があって、つくり方だけでなくて味も栄養も全然違うのに全部まとめて売られていていいのかなぁと思います。

スーパーでは野菜を動物で例えると「人間、猿、犬、鶏、・・・」という程度の分類しかされていません。

動物園の動物たちのように、しっかり品種に分けて、原産地や育ち方や特徴、そして何より育てていく上での苦労話やエピソードなど、「野菜の物語」を書いてあげたら、野菜がもっともっと好きになるんじゃないのかなぁ、などと思っています。 

【記事の説明】
農業を始めたころ考えたこと

農業を始めて17年(2014年現在)となります。
この、ノートの記事はこれまでに書いた記事をまとめながら書いています。
この記事は農業を始めて3年目から5年目くらいの時、ブログに書いた記事です。


農業を始めたころの意気込みと悩み、そんなことを思い出しながらまとめてみました。

「品種の話」
第1版 2024年9月14日発信
 
(出典元) はまぞうブログ2009年1月 より

#しあわせ野菜畑

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