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メキシコ編 物乞いされたらどうしますか

メキシコ旅 4日目。
私が1週間滞在したのは、メキシコシティの空港から車で10分の場所

プエブロ・デ・サン・ファン・デ・アラゴン


街を歩いていたらホームレスがたくさんいる。

夜ご飯は屋台でホットドックを購入した。

メキシコ人の友達とベンチでホットドックを食べていたら、ホームレスの子どもに食べ物を買うお金をすがられた。

どう対応したら良いかわからなくて、物乞いに会うたびに、その瞬間いつも居心地が悪くなってしまう。

友達は、その子どもに自分のホットドックをあげた。

彼は、ホームレスの人にお金を下がられた時、お金はあげないと言ってた。その代わり、食べ物をオファーするそうだ。

どうして食べ物?と質問した。

お金が必ずしもその子のもとに行くとは限らないからだそうだ。

メキシコの貧しい地区には、マフィアのために働いている子どもがたくさんいる。

そういえばお金をすがってきたあの男の子は「食べ物買うお金ちょうだい」って言ってきて、友達が食べかけのホットドッグ渡した瞬間、「ありがとう」って言って貪りながらその場を離れていった。

一日中何も食べずに空腹を我慢している子どもがいる。

悲しいことになんとも理不尽で不平等な世の中だと思った。


友達は物乞いにまつわるもう一つエピソードを紹介してくれた。

ある日、彼の通勤前と通勤後に同じ場所でバスキングしてるホームレスの人を道端で見かけたそうだ。

バスキングをしている人に、お金はあげられないけどご飯を買ってあげるから、と好きな屋台に連れて行ってあげたんだって。

そしたら屋台の人が、友達の分の料金だけチャージして、バスキングしてた人には無料で食べ物をくれたらしい。

1人の小さな+のアクションが、周りに+の連鎖を起こすことがあるんだなと学んだお話だった。 


友達の意見を聞いて、物乞いに会った時に、必ずしもお金ではなくて、何か自分にできることがあればしてあげようという気持ちになった。


人には優しい心が誰にでもあることを忘れないようにしたいし、今恵まれている人は貧しい人、苦しい思いをしている人に暖かさを分けてあげてほしい。

だから私も恵まれた環境で育った身として、何か街の人に暖かさを分けられることをしたい。


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