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「自分の傷は誰かの薬になる」
大学休学後の2ヶ月。
いつも頭によぎるのは、
大学を休学してよかったのかな?
周りは就活してるのに自分だけ何もしていない?
というネガティブな思考。
オーストラリア渡航前、「何かしなきゃ」とふいな思いつきで始めた2週間の広島のホテルの住み込みボランティア。その時に出会った素敵なスタッフ(タカさん)からいただいた言葉。
「自分の傷は誰かの薬になる」
他人と比べて自分の選択は間違っているとか、就職を先延ばしにして現実から逃げているとか、そんなふうに思うのは自分にとって良くない。むしろ、周りに流されず自分がやりたいことを信じた自分を褒めてあげな。
例えワーホリで仕事が見つからなくて思い通りに行かなくても、
お金が底を尽きて日本にすぐ帰国することになっても…
全部が正解だから。その時の自分にしかない経験が次の誰かに役立つから。
むしろね、苦しんだこととか自分の弱みほど自分の武器になるものはない。
だから失敗なんて恐れなくて良いんだよ。
タカさん、覚えていますか。私にこんな言葉をかけてくださったの。
自身が過去に経験して人の痛みがわかる人間だからこそ、タカさんの言葉にはものすごく説得力があった。カフェの仕事中にも関わらず、その言葉のぬくもりに涙が出そうなのを堪えるので胸がいっぱいになった。それと同時に、心の中で揺れ動いていた漠然とした大きな不安と自己嫌悪でできた心の鎖のようなものが解けていくのを感じた。
ド派手に失敗してできた大きな傷口がある人間は、きっといつか誰かが同じような悩みを抱えたり苦しんだりしている時に真っ先に背中を後押ししてあげられる大きな存在になる。
人生の中で辛いことがあって必死に悩んで生き抜いたからこそ他の誰かに伝えられるものがある。何事もやってみなきゃ始まらない。初めから成功を思い浮かべるから恐怖が生まれてしまう。とにかく一歩前に踏み出そう。
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