Weekly FinTech News 2020/09/13
直近一週間(9/7-9/13)の金融・技術・FinTechに関わる国内外のニュースを幾つかピックアップし紹介致します。
網羅的なものではなく、あくまで私が気になったものをピックアップしていますので、ご容赦ください。誤字・脱字も多めかと思いますが、ご容赦を。
1. BIMA nabs $30M more for micro- health and life insurance aimed at emerging markets(9/7)
アフリカ・東南アジアでmicro insurance、ヘルスケアサービスを提供しているBIMA(ビーマ)が30億円超の資金調達を行ったとのこと。
3年前と少し古い動画ですが、Deputy CEOのMathilda StrömがBBCに登場し概要を説明している動画がこちら。
2. 20VC: A16Z’S ANGELA STRANGE ON WHY EVERY COMPANY WILL BE A FINTECH COMPANY(9/8)
The Twenty Minute VCのポッドキャストに、アンドリーセン・ホロウィッツのAngela Strangeが登場し、"なぜ全ての企業がFinTech企業になるか"についてを話しています。
ベースになっているのは、昨年末に行われた彼女自身によるプレゼンテーションです。アンドリーセン・ホロウィッツのWebサイトに動画及び記事が掲載されています。
さて、The Twenty Minute VCのポッドキャストで私が気になったのは、11:30頃から語れられている「Z世代もしくはそれよりも若い世代はゲームを通して金融サービスを体験し、学んでいくかもしれない」というエピソードです。Roblox及びゲーム内通貨であるRobuxが紹介されています。
Roblox初めて知りましたのでググってみたところ、「マインクラフトやフォートナイトより遊ばれているゲーム」にて概要が解説されていました。
ゲーム内通貨のRobuxに関わる箇所はこちら。
RobloxではRobuxという通貨でアイテムや特殊能力、アバターのアップグレードなどを購入できる。ゲーム開発者は課金の仕組みをゲームに組み込め、そして集めたRobuxは1Robux=0.0035ドル(100,000Robux=350ドル)で換金できる。成功したら、ティーンエイジャーのアルバイトより大きな収入になる。だからといって、課金にかたよりすぎるとプレイヤーに嫌われる。課金ポイントが多すぎるゲームはユーザー数を伸ばせないし、アップデートされないゲームは次第にリピーターを失っていく。プレイヤーの心をつかむ努力を積み重ねながら、Robloxを通じて子供達はビジネスや起業の感覚を身につけられる。
3. ガートナー、「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表(9/10)
Fintechは啓発期にあるとのこと。
4. インドのミレニアル世代向けの投資アプリGrowwが31.8億円を調達(9/11)
インドで投資アプリを提供するスタートアップ、GrowwがシリーズCにて31億円調達したとのこと。YC Continuityが主導し、既存の投資家のSequoia India、Ribbit Capital、Propel Venturesが参加したとのことです。
インドには、体系的投資計画(SIP)というものがあるそうです。GrowwのWebサイトをみたところ、SIP – Systematic Investment Planという解説ページがありました。
長期積立投資を促すプログラムのようです。税控除はなさそう。ドルコスト平均法ではなく、"The rupee cost averaging factor"ルピーコスト平均法と表現されてますが、日本でも"円コスト平均法"と表現変えた方がいいですよね。初めて聞く人にとっては、外貨建ての運用方法に聞こえてしまうかもですし。。。
5. ドコモ口座、15行なお稼働 被害額2000万円に拡大 サービス継続に強まる批判(9/12)
新聞、テレビでも盛んに報じられていますが、被害の全容、口座情報の流失元が判明するとともに、被害者救済、セキュリティ面の対応、プロセス面含めた再発防止策等しかるべき手段が講じられるといいですね。
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