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七人の侍

七人の侍から、三船敏郎演じる菊千代を描きました。
三船敏郎は現代劇でも時代劇でもカッコいいですか、菊千代は最も好きなキャラクターです。

七人の侍は黒澤明監督の代表的な作品で、世界的にも高い評価を受けています。

ストーリーは野武士に襲われそうになっている村の村人が助けてくれる侍を7人探して、村の百姓と侍が力をあわせて野武士を倒すという単純なものです。

三船敏郎演じる菊千代は、百姓と侍との交流の橋渡し役となる重要なキャラクターです。
荒削りな乱暴者で型破りな侍ですか、どこか憎めない愛嬌があって子供好きで、ひょうきんな動きでよく村の子供たちを笑わせたりします。

物語の中盤で村の中から落ち武者狩りで得た大量の武器や防具が見つかったとき、菊千代以外の侍は負け戦で落ち武者狩りにあった苦い経験を思い出して百姓達への怒りを露わにします。

それに対して、菊千代は「百姓はずるくて泣き虫で意地悪で間抜けで人殺しだ!だけどそんなに百姓を追い込んだのはお前たち侍だ!」と泣きながら叫びます。
その菊千代の言葉を聞いて侍たちは怒りを収めるのでした。

菊千代は侍ではなく、百姓の生まれでした。
物語の終盤、野武士の集団に襲われて焼け落ちた家の中から唯一生き延びた赤ん坊を拾い上げ、「これは俺だ!」と叫ぶシーンは悲しくも美しいです。

余談ですが、野武士との最後の決戦のときには菊千代は上半身は鎧をきて下はふんどし姿でおしり丸出しになっています。

私が七人の侍を始めてみたのは大学の講義の時ですが、そのときの講師の先生が「菊千代のケツは世界一美しいケツだ!」と力説していたのを強烈に覚えています。

残念ながら私はなかなかピンと来ませんでしたが、そういった目線で映画をみてみるのもなかなか面白いかもしれませんね

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