男女の友情って無いんだな

先日、高校時代の友人数名と遊ぶ機会があった。
その中の1人が帰省するタイミングでいつも会っており、久しぶりに馬鹿話できることを楽しみにしていた。

最初に違和感を感じたのは集合場所でみんなと合流した時だ。
駅の出口を間違えてしまって、1人だけ少し遅れてみんなと落ち合った。
私が目に入った瞬間、友人の中の1人がパッと顔を輝かせ、大きな笑顔を見せた。
あれ?わたし、この顔知ってるぞ。

次の違和感は居酒屋でおしゃべりをしている時だ。
どうも彼が私の顔ばかり見て喋っている気がしてならない。
たまたま座っている席的にそうなっているのかもしれないなと考えて、その違和感をまた無視した。

そして、みんなでカラオケに行った時。
お酒もまあまあ入ってみんなホクホクとした気分になったのもあり、そのメンツで初めてカラオケに行くことになった。
今までのこともあるので、席は彼の対角線をキープすることにした。
懐メロから今話題の曲まで、それはそれは盛り上がり楽しい時間になった。
だが、その中の一曲で私の感じていた違和感は決定的になった。
その曲には「愛しい君」という歌詞があった。
それを歌う時、彼は、私を指差したのだ。

一瞬だったから誰も気がついていないと思う。
彼も特に覚えていないだろう。
でも、心臓が、ヒュッとした。
その瞬間思い出した。

付き合う前の彼氏の行動と彼の行動が酷似しているのだ。

確かに、彼は私の恋愛話を全く聞いてこない。
それも付き合う前の彼氏と同じだった。

実はこの遊びに誘われた時、彼氏とプチ喧嘩をした。
「彼氏がいるって分かっているのに誘うようなやつ、俺は嫌いだ」
それを言われて少しカチンと来てしまった私は、半ば強引にその誘いをOKした。
結果、彼氏が言っていた事が正しいな


正直、これだけの情報で好意を向けられていると決めつけるのはまだ早いとは思う。
だけど、一回こう思ってしまったら私が普通の態度を取る事ができない。
だから、もう会わない。

男女の友情って、やっぱり無いんだな。
少なくとも、私には。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?