夏を睨みつける。
子供にも大人にもなれない僕らが
後悔とタバコに火をつける。
あの物語は青春だったと気づいた頃には
タバコは燃え尽きる。
灰は落ち、煙は明日に消えていく。
軽くもない荷物を背負って、ただ目を輝かせていた少年たちは
汗と頭痛と感傷で目覚めた
この夏を睨みつける。
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