離乳食に関すること

我が家の離乳食事情と、今後について自分なりに考えたことのまとめ

我が子の離乳食状況

行政が行ってくれる地域の離乳食教室を皮切りに、我が子の離乳食はスタートになりました。
10倍粥スタート、今一般的に書店に並ぶやり方を踏襲した方法です。
スタートしてまず、ぶつかった壁は以下の通り

  • 食べたがるため落ち着いて進まない

  • 適正な量が分からない

  • おすすめされるスプーンの使い方ができているか確認ができない

うちは特殊事例なんでしょうか。
食べないという悩みばかり聞いてきて、あるいは取り入れようと思って最初に読んだ離乳食の本も「お粥は味がないから食べたがらない」と書いてあって、とにかく「食べさせるのがゴール」と思っていました。

当然ありがたいも思うべきことですが、うちの子は離乳食教室でスプーンを見た途端かぶりついたのです。

こうなると、もはや戦争です。
食べさせ出す=スプーンを取り、皿を持ちたがる。親が「皿をコツコツしてからこっちに持ってくる」を観察してるのか、スプーンで皿を叩いて口に運ぶ仕草をする。

子どもの食事の先入観を覆されてばかりです。

ただ、当然上手に食べる訳では無いので、あれに荒れます。なんなら手をコメに突っ込んで混ぜる、それは私としては「興味津々で嬉しいかぎり」なんですが、とにかく「これで合ってんのか???」という疑問を解決出来ないのです。

例えばスプーンをは「上唇に擦り付けてはならない」という意見があります。自分で取り込む力をつけさせてあげないと口がぽかんと空いてしまい歯並びが悪くなる、といった内容です。
ですが、我が家ではその事例に上がるような「親が主導で食べさせてあげる光景」はありません。

我が子はスプーンにかぶりつき、あらゆる方法で取り込みます。できてると信じたいけど、ここで私が甘く考えて子供に良くない行動を取ってしまったらと悩むことに。

そこで、みんなの様子を調べる中でSNSでよく見る「BLW法」を知りました。

もしかして、主体的に食べてる我が子には向いてるのでは?というふうに考えるようになったのです

毎回ぶち当たる「𓏸𓏸法」問題

先に結論から言うと、うちは「BLWは取り入れない」と決めました。
SNSをよみ、ネットをみて、「メリットがある」ことは理解した上で、推進派のいうデメリットは大して問題では無いということも理解しました。
では、なぜ採り入れないか。

「結局普通の離乳食をやる労力と変わらない」からです。

我が子はスプーンを取り上げ自分で食べたがる
だからこそ最初はBLW推進派の意見に共感しました。

  • 手づかみ食べで手先が器用になることで発達にも繋がる

  • 食べ物に主体的になれる

  • 家族でご飯を囲むことがいい効果となる

  • 離乳食作りが楽になる

デメリットとしてネットに上がるのは

  • とにかく汚れる

  • 周りから理解が得られない

結論として「母子にはいい影響があるから!」というのが、推進派の結論のようでした。

我が家の事情と栄養士の意見

メリットとデメリットを読んだだけでは、「取り入れた方がいいじゃん」が私の答えでした。でも、私はこういうときにすんなり取り入れられない性格をしています。

引っかかったのは「記事の少なさ」と「個人ブログのレベルである」という点です。
専門家を名乗るのは提唱するイギリス人、けれど彼女の意見を原文で読まない限り、彼女のことは理解できないし、彼女の背景が分からない時点で、安易に足を踏み入れられない(これはまた別で書く小児科医の本が原因です)
個人ブログについては、ここまでの子育てでどうしてもうざくなってしまった「ノウハウ発信者への疑念」があります。

そこで、視点を変えてみることにしました。
「なぜ現在の日本でとろとろのお粥から始まる離乳食がおすすめされているのか」
だいたい新しい教育の𓏸𓏸法を取り入れる時、「現在の日本の方法はよくない!」と決めつけるところがあります。では、なぜこの「良くない方法になったの?」と立ち返ると、決めつける側は語りたがらない事例や流れが必ずあるので。

「赤ちゃんの大腸の仕組み」という意見の他に、栄養士の意見として「日本人の食」という意見がありました。

欧米の食事と日本の食事は、今や大した差はないでしょう。あくまで取り入れてる人達の家庭は、恐らくそうなのでしょう。
ただ、うちの場合は和食が基本です。
理由は単純で、和食の品物をよく貰うから。そして地域的に生魚をよく食べます。それは海が近いから。

都会に住んでいて田舎に越してきたから分かるのですが、「いまや流通の時代だから地域差はない」は極端すぎる意見です。
海に近い地方では、やっぱり魚コーナーの手軽さが違います。
わかめや生魚に移行することを考えて、それを食べない外国の方法を取るよりも、まずは積み上げられた日本の方法を取るべきかな。と。

そしてもうひとつ「片付けのこと」です。
BLW法の人が「シャワーに入れちゃえばいい」という意見に関しては、やっぱりマンションなどのワンフロア完結だから「楽」なのではと思いました。

うちは一軒家、2階にお風呂。床のフローリングの間に汚れた食べ物が入り込む、ラグを綺麗にする、よりも、フリージングで作って食べさせる方が楽…

「こっちのほうが赤ちゃん主体の〜」という謳い文句は確かに魅力的なのですが、ざんねんながら我が家は「ドロドロの離乳食すら我が子主体」なのです。

強いて言うなら、「赤ちゃんの主体性」が普通の離乳食じゃ培われない、みたいな考え方はちょっと狭すぎるよなぁ…これ小児科医の先生の本でも思ったし離乳食の導入の本でも思ったけど…

まとめ

ここまで考えないと「離乳食を適当に取り組んでて情報収集もしてない親」だと思い込んでしまう自分の性格がまじで損だなと思います。とりあえず、少量ずつ、文献も多くしっかり確立された離乳食で行い、固形物の時期につかみ食べしても別に大差なくない?という結論に至るまでにここまでかかるめんどい女の記録でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?