2020年夏ニンジャ自由研究「ニンジャスレイヤーの罵倒まとめ 2010年版」



はじめに

この記事は、2020年夏のニンジャソンへの応募として、ニンジャ自由研究への応募記事になります。

テーマ選定

ニンジャスレイヤーを読んでいく上で避けては通れないものの一つはレスバトル、すなわち戦闘前・中・後における会話になります。
それは恨み言であり、味方を煽る士気高揚であり、戦う理由の説明などになりますが、今回特に注目したいのは「罵倒」「挑発」になります。

主人公ニンジャスレイヤー=フジキド・ケンジの誇る辛辣極まる敵ニンジャへの挑発や罵倒の数々に我々ヘッズは盛り上がるわけですが、さてフジキドはいつのころからそんなに罵倒が達者だったのか、また時期によって傾向があるのか…などと興味を思い、罵倒だけ集めた全集を読みたくなった…というのがきっかけになります。

なお、軽い気持ちで振り返ったら当然10年分の大量のエピソードが存在してちょっと期間内に整理しきれないので、初年度の2010年度に絞ることにしました。翌年以降の分はニンジャソン無関係に記事にしたいです。私が読みたいので。

選出基準について

発言者がニンジャスレイヤーであること:一部例外は入るでしょうが、全員の全罵倒を収集することは目的では有りません。
フジキドとかマスラダが如何にして敵ニンジャを罵倒するのかが今回のテーマになります。


ゼロ・トレラント・サンスイ

罵倒なし:そもそもニンジャスレイヤーの発言自体が極僅かしかありません

レイジ・アゲンスト・トーフ

初罵倒はシックスゲイツ・ビホルダー戦から。僅かな交戦からニンジャソウルの性質を見極めた挙げ句、「ここからが本番」だと圧力をかけています。
しかし後ろ向きムーンウォークで戦う真のニンジャの世界、ビジュアル的にはギャグですが「敵を目視せず、ニンジャソウル痕跡だけを頼りに戦う」というまさに真のニンジャにのみ可能な世界でしたね…

ネオヤクザ・フォー・セール

罵倒なし:そもそもニンジャスレイヤーは登場していません

メナス・オブ・ダークニンジャ

罵倒なし:ほぼほぼダークニンジャに翻弄されるニンジャスレイヤーなので、主導権を握る罵倒の出る余地がほぼなし

サプライズド・ドージョー

始まりました、フジキドの十八番「直前の相手の行動をネタにした挑発でお前を見ていたぞというアピール」です。
こんな早くから出ていたんですね…後半はナラクモードなので挑発どころではなくここだけでした。

ベイン・オブ・サーペント



なんか急に罵倒挑発が上手くなったなこのニンジャ!?
相手の疑問に答えになっていない回答をし、相手の言動やスタイルをちゃんと確認した上で罵倒する様子が見受けられます。可能な限り、相手に響くような罵倒を心掛けている様子が伺えます。

フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ

最初の発言がクソ重い上に、殺戮者としての自認を考えると本番の罵倒すら無茶苦茶重い
いや…インターラプター戦でこんなこと言ってたんですね…完全に忘れてましたね…

キルゾーン・スモトリ

罵倒なし:特に会話することなくアイアンヴァイスを圧倒しました。

アポカリプス・インサイト・テインティッド・ソイル

戦闘の中盤、複数の武器を使い分けるサワタリの技量を曲芸呼びする姿ですが、サワタリ側が普通に乗ったためあまり挑発と言う感じがありませんでした。

スシ・ナイト・アット・ザ・バリケード


ブチギレフジキド。エクスプロシブも言ってますが、相手の話を聞いた上で突然現れ、罵倒して場の雰囲気を奪い、発言者を同じ挑発で煽るの、意地が悪い。そして有効さも確かです。
爆発四散を振り返らないのも「興味がない」アピールとして印象的です。相手は死んでますが。

チャブドメイン・カーネイジ

相撲バー「チャブ」での戦いの終わり、客や店員を遠隔コントロールしていたインフェクションへの追い打ち。
お前が今まで何をしていたのかわかってるぞ、という圧力と、無駄な努力をして死ね、という無慈悲さが味わい深いです。

ユウレイ・ダンシング・オン・コンクリート・ハカバ

罵倒なし:…そもそもフジキドの戦闘シーンがものすごく短い。あれだけ暴れたスコルピオンが遠距離戦で瞬殺とは

キックアウト・ニンジャ・マザーファッカー

罵倒なし:ナラクが大暴れしてますがナラクなので対象外です。

ジ・アフターマス

罵倒なのかどうかの解釈に迷いますが、スナイパー相手に至近距離からゆうゆうと挨拶をする、という状態そのものが相手への罵倒になりうると思います。
そもそも、既にチームメンバーのセンチビートが交戦中なので多分アイサツ不要なんですよねこの状況…

メリークリスマス・ネオサイタマ

罵倒なし:特に会話らしい会話もなく戦闘は終結しました。

コンスピーラシィ・アポン・ザ・ブロークン・ブレイド

罵倒なし:ニンジャスレイヤー未登場回。フジキド未登場回も1部の短編の特徴かもしれません。

フジ・サン・ライジング

太ったサラリマンはサボターがここに来た理由=ソウカイヤの息のかかったサラリマンになります。
つまり、「お前の仕事は根本から失敗している」



サボターが非常によく喋るニンジャだったこともあってか、全体的にかなり豊富な罵倒回数になりました。
会話が続くたびに弱気になっていくサボターは味わい深いものが有ります。

ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ

短評:罵倒なし。ニンジャスレイヤーの出番も多いですが、ダイダロスにもノトーリアス・サワタリ相手にも罵倒してる余裕がない感じでした。

ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション

伝説的なスシもサケも忘れた配達員宣言。じゃあ何持ってんだよあんた。
実際罵倒というより自己弁護かなにかに過ぎませんが、相手を煽るという意味もあるかと思います。

フジキド、思っていたよりもブチ切れる様子が見て取れますね。
オジギ・ガトリングという恐ろしいほどのシツレイを繰り返すサンシタに、執拗に攻撃するのが怒りを感じさせます。

シンプル・イズ・ベストとも言うべき「仲間の死体を見せつけて『次はお前の番だ』」もっと、バジリスクにしてみればただの捨て駒なので影響はなかったようです。
一方戦闘の最中はバジリスクの喋りどおしで特に罵倒は有りませんでした。


デッド・ムーン・オン・ザ・レッドスカイ

罵倒なし:罵倒なんてできる相手ではなかったです。


終わりに

以上、2010年の20エピソードの罵倒一覧になります…7月-12月で20エピソードも書いてるのこの人達?
短編もあるためエピソード数で数えるのも危ういですが、分量が多いよボンモー…ほんやくチーム…

罵倒としては、割と3部の印象がやはり強かったのですが、普通に1部からガンガンかっ飛ばしていました
特に読み返して気づく「フジキドが起こって念入りに口や手を出しているシーン」が見受けられたのは楽しい発見でした。

さて、次回2011年版は…30エピソード弱。提出はしばらく先のことになるでしょう。


9月10日更新:誤字、レイアウト修正

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