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水面波の干渉(円形波) 授業補助
水面に雨粒が落ちると,そこから円形に波紋が広がります.あのような波を円形波と呼びます.授業では,2つの固定波源から連続的に円形波を送り出し,それらが干渉する様子を学びました.2つの波源から出た波は現実では減衰していきますが,その減衰を無視したものとして考察をしました.
x軸上にある2つの波源のうちの一方による波です.同心円状の波紋ができています.その中央に波源があります.
動画で見るとこのようになります.
x軸上にある2つの波源のうちのもう一方による波です.こちらも同様の同心円状の波紋ができています.その中央に波源があります.
両方の波源(同位相)が波を作った場合,それらが重なり合うとこのようになります.
動画で見るとこのようになります.
静止画にして上からみてみましょう.右側には腹線を緑色で,節線を青色で書き足してみました.左右の図を見比べてみるとわかりますが,腹線上にはたくさんの山や谷ができていますが,節線上には振動が生じていません.
勘違いされやすいですが腹線上は定常波はできません.波が進みます.そして,その波の速さや波長は場所によって異なります.動画でみてみるとわかりやすいです.また,静止画では節線がいまいちわかりにくいかもしれませんが,これも動画で確認するとよくわかると思います.ということで,再び合成波の動画です.今度は上から見たものを観察してみましょう.
定常波はどこにもできないのでしょうか?いいえ!定常波は「同じ波形の波」が「同じ速さ」で「逆向き進行」で「重なり合う」ところでできます.この場合だと2つの波源の間はそのようになっています.そこで,x軸に沿って切断した断面をみてみましょう.波源の間は定常波,その外側では進行波ができているのが観察できます.まず,静止画で位置をチェックしてみます.時刻0の状態とから4分の1周期まで,周期Tの12分の1ずつ時間が経過した状態を描いています.波源の間は定常波になっているのが確認できますね.
そして,動画で確認してみましょう.
次に,腹線の一つであるy軸に沿って切断した断面をみてみましょう.波が進んでいるのがわかります.また,波源に近い(y軸上では原点に近いほど),波長が長く波の速さが速いのがわかります.逆に遠くなると波長が短く波の速さも遅くなるのがわかります.ただし,0に近づくのではなく,元となる2つの波の波長や速さに近づいていきます.この辺りも含めて授業を復習してみてください.これもまず静止画で観察してみましょう.
そして動画で確認してみましょう.
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